新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ベートーヴェン/第九/「 合唱付」 九響

2019年12月23日 | 音楽
年末恒例の「第九」。いつもの中旬がずれ込んで月末に、しかも夜。でも今日は比較的温暖で助かりました。
入場を待ちながら今日のコンサートを検索すると「完売」のシールが出ていました。1800席。年末恒例のコンサートを、毎年予定に入れている人も多いようです。九響のコンサートでは一番盛り上がるみたい。

第1楽章から合唱の第4楽章までぶっ通しの演奏です。その間合唱団は後壇で控えています。一時間も不動の端正な姿勢に、オーケストラとの一体感が徐々に醸し出されていくのを感じました。
朝比奈隆さんのYoutubeを見ると、オーケスオラの音を聴きながら気持ちを高めて合唱に入っていってほしいと言うことでした。

2か月前に取ったチケットは前から4列目の、コンマスのまっ正面。前過ぎと思ったけど、第九の迫力がもろに伝わってきて感激しました。ただテノール歌手城宏憲さんの顔が、第二ヴァイオリンの譜面台に隠れて見えなかったのが残念。
指揮の小泉和裕さんが、指揮台を下り時に足がガクッとしたように感じました。ベートーヴェンの最高傑作とも言われる第九、これを指揮するのがいかに大変かがうかがえました。

以前心が憂いに覆われて、ベートーヴェンの曲が聴けない一時期がありました。ひたすらバッハやモーツァルト、ショパンなどでした。
こうして大迫力のベートーヴェンを聴きながら、昭和・平成の感慨を深くしたものです。
今までは真ん中かそれより後ろの席でしたが、来年もやっぱり前の方の席にしようかな。

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