<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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朝、大阪駅で電車の時間を調整するため、南口にあるスターバックスに入ってソイラテを注文。
店外のベンチに腰をかけてiPadを使ってメールチェックとニュースサイトを見ていたら何やら大きな演説が聞こえてきた。
正直、かなりの騒音だ。
朝の大阪梅田界隈は都会とはいえそこそこ静か。
じっくり落ち着いてソイラテを楽しみたいと思っていたところに大阪府知事選の候補が選挙カーに乗って演説を始めたのだった。

「橋下政治の独裁体制を打破するためにも」

と大きな声でガナリはじめたのは日本共産党の候補者なのであった。

こんな話題、朝早くから聞きたくないので「はよどっか行ってや」と心のなかでつぶやいたものの、なかなか演説は収まらない。
ソイラテの味も、iPadのニュースも落ち着いて楽しむことができないのだ。

なんでも橋下知事率いる維新の会は独裁政治を断行し、大阪市の税金を奪おうとしているけしからん輩だという。
話の内容からすると橋下知事のリーダーシップが独裁政治かどうかわからないが、日本共産党の看板が何年間も志位和夫委員長独裁であることは、気にしていないようだ。
しかも、共産主義を国家の骨格にしている国は中国、北朝鮮のように一党独裁あるいは独裁政治を旨としているので、そんな政党が「ファッショだ」というのは、読売新聞社の渡辺恒雄が「報道の自由」を叫ぶようなものだ。

さらに「教育の自由も侵害し」とも叫んでおり、これも共産主義以外は認めないという教育を旨とする共産主義のことはあまり気にしていない発言ともとれるものだ。

いずれにせよ、府政であろうが国政であろうが強力なリーダーシップが求められていることは市井の人々が一番良く知っており、それを「独裁政治」というのは、野田首相のチャランポラン無責任政治を「民主政治」と言うのと同じ。
こういう無責任な発言をするところが政権を取ったりすると、全席禁煙のスタバは嫌煙者のファッショカフェだ、と言われたりするのではないか、と思うんであった。

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