賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

カワヅザクラ

2009年02月16日 | 
引き続き、皇居東御苑から。

本丸の天守台跡近くには「カワヅザクラ」。
オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種であると推定されている。
1月下旬から2月にかけて開花する早咲き桜で、花期は1カ月と長い。
花は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノよりも桃色が濃い。
   
1955年に静岡県賀茂郡河津町の飯田勝美氏が原木を偶然発見。
新種と判明して1974年にカワヅザクラ(河津桜)と命名された。
河津駅近辺の河口から河津川沿いに河津桜の並木が約3km続き、河津町では1981年から
「河津桜まつり」を開催(今年は2月7日~3月10日まで)している。


東御苑の案内図ではカワヅザクラのある区画は「桜の島」となっています。
カワヅザクラとは反対側になるところでは「フキノトウ」があちこちに。

  
フキノトウのそばに、はちきれそうな蕾をたくさんつけた「ツバキカンザクラ」。
別の枝ではいくらか開花していました。
花弁は5枚で紅色の一重。関東近辺での開花は2月下旬~3月上旬頃のようです。
シナミザクラとカンザクラ(またはカンヒザクラ)との雑種と推定され、
原木は松山市の伊予豆比古命神社にあります。