前回の「越の麗人」が「日月(じつげつ)」の枝変りということで、その母樹を。
但し、こどもの国ではなく川崎市緑化センターで21日に撮ったものです。
「日月(じつげつ)」は白、淡桃、淡桃地に紅色の縦絞り、淡桃地に白覆輪など多様に
咲き分ける八重、割~散しべの中輪。花期は3~4月。
15枚ほどの花弁のうち、外弁は水平に広く開き、急に小型になった内弁は強く屈曲して、
貧弱な散しべか割しべを巴状に巻き込むように展開する。
こちらも川崎市緑化センターで撮った「日暮(ひぐらし)」。
白~淡桃地に紅色の縦絞り、白覆輪の八重、筒しべの中~大輪。花期は4~5月。
15~16枚の丸弁が三、四重に重なり、平開咲きからゆるやかに反曲する。
花弁には、しわも凹凸もなく、整った美しい腰高の花となる。江戸期からの古典品種。
「日」のつながりで載せたのですが、花の特徴には似たような記述があります。
見た目は日暮の方が派手ですし、花数もご覧のようにたくさん咲いてました。
〔今回の説明文は「新装版 日本の椿花」(淡交社)から引用しました〕