よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

『社会的』と『経済的』の混在が生活。

2012年02月16日 | Weblog

今日の朝夕ネットは寒かった
キツーい一日でした。


最近の話題としてよく話す事に海山のネタがあります。
その活動は自分にとって大きいです。
通じて感じる事、考える事がとても大きい。

その昔、自営を始めることに悩んだときに、
異業種交流会に出かけました。
その際、主催者でもあった恩師Hさんに沢山の事を教わりました。
ひとつが、

「会社人間にはなるな。社会人であれ」

良く思い出す言葉です。

そして実家に戻り農産加工を切り口にした自分の生き方が始まりました。
それを通じても沢山の出会いがありました。

そうやって経済の仕組みに「とうがらし農家」として加わる事、
それが成立させる事が自分の仕事なのかな、と考えて来ました。
だから、どういう商品を作っているのかetc、生業とする「モノ」を軸に、という…
それはそれで合っていると思っています。
自分の作る商品が「パスポート」であるということかな。

が、昨年震災があり、ホントに沢山の事を考えました。
一番最初に思った事はこれまでに生活全ての軸であった商品、
生業、パスポートを失うかもしれないという恐怖でした。

が、被害の全容を知った時、そんな事はすっ飛びました。




何かしなくては…何が出来るだろう…



そこから考え、悩み、海山から始まった事は
それまで軸だと思っていた事の継続ではありませんでした。
今振り返ればその時から、自分の新しいパスポート作りが始まった気がします。

恩師のHさんの言葉、

会社人間にはなるな。社会人であれ。

その時々でわかったようなわからないような時機が訪れましたが、
また、かなり正解に近いんじゃないかという感覚が今はあります。

自分はよっちゃん農家である前に「人」であるという事。

その関わり方をこの一年間でようやく学びの入り口に居る気がします。
遅いかもしれませんが。

それをGAIA社長の清水さん、そして海山のメンバー、
そしてそれを通して出会った四万十やたねの森など、沢山の人たちから気づかせてもらいました。
んで今日も、名取の三浦くんと話していても確信しました。


よっちゃんは私の持つツール、手段なんだ!という考え方と、
あくまでもツール、手段でしかない!という考え方。


それはそれで難しいです。ほんとに。
でも気づくと気づかないでは違うんだろうなと思います。


そんな事をフツフツと考えた寒い一日でした。