新型コロナウイルス騒動の最中、久方ぶりにスクワット記録更新…(微増)

2020年02月01日 | トレーニング日記

突然ですが

 

世の中が新型コロナウイルスで混迷している最中でも、

トレーニングは続きます。

淡々と続くのです。

 

いきなりなんだ?

と思われますよね(^_^;)

いえね、おとといのトレーニングでスクワットのベストを更新したものですから

ちょっとご報告しようかなって思ったり…してるのですが、

こんな時期に「自己ベスト更新しました♪」って書くのもどうなんだろう…

何のんきなこと書いてんだ!って怒られるかな…

なんて迷ってまして…

でも、だからって新型ウイルス対策のお役立ち情報があるわけでもなく…

ん?

いや、一個あったかも。

以前、クリニックに勤めていた時、新型インフルエンザが流行っていたときだったかな?

いや、普通のインフルだったかな?

どちらか忘れましたが、

Drが

ウイルスは喉の粘膜にとりついてから細胞に入り込むまでに時間がかかる。

粘膜の細胞に入り込む前に水を飲むことで胃袋に流してしまえば

ウイルスは胃酸で消化されてしまうから感染を防げる。

だから、こまめに水を飲もう。

って教えてくれました。

でもリハ室、忙しすぎて水飲む時間なんてそうそう取れなかったな…

あ、そういえば

職員のインフルエンザの予防接種のとき、当時今よりも筋肉質だったせいか

「古川先生はワクチン多めに打ってあげるね♪」

って、たっぷり打たれたっけなぁ。

ちょっと引くぐらい腕が腫れたっけ…(遠い目)

ん!?

何の話?

 

あ、そうそう新型コロナウイルス。

私がいま気を付けていることといえば、

いつも以上に丁寧なアルコール消毒を繰り返し、

治療中、ちょいちょいお茶でのどを潤して、

患者さんが途切れたらすかさずドアノブや椅子、便座のアルコール消毒を実施しているぐらいでしょうか。

しょっちゅう手指消毒(というか手~前腕消毒)しているおかげで手と爪の油持ってかれてガッサガサ(泣)

アルコールのヘリも早い早い(←いつも消毒してないわけではない)

 

と、ちゃんとやっていることをアピールしたうえで本題(!?)

昨年の春に更新して以来ずっと停滞していたスクワットですが、

一昨日のトレーニングにて、久方ぶりに自己ベストを更新できました。

たった+1kgですが…

ま、前回記録更新したときの体重よりも4kg軽い状態だったしぃ~

5レップMAX(五回できる上限を探るという意味)やった直後だったしぃ~

おもいのほか軽く立てたしぃ~

まあ、よく頑張った方なんじゃないか?

と思っています。

記録は129kg。

まだまだ弱い…(書いてて恥ずかしい数字)

夏までには140kg立てるよう頑張ります。

そうそう、種目ではクリーンベストの90%でクリーン一本⇒ハングクリーン一本が取れました。

90kgだったんですが、二本連続で取れたのは初めてでした。

しかも、二本目はハングから。

これも地味に嬉しかった。

10月の全日本マスターズではスナッチ90kgのジャーク110kgできるよう頑張ろう。

そして、世界マスターズの切符を手に入れるぞ!


磯子体育館にてリフティング

2019年12月16日 | トレーニング日記
今日は久々に一日まるまるのオフ。
当然ウエイトリフティングの練習に行くわけですが、いつもの場所というのも味気ない。
ちょっとした旅的な要素があってもいいかと、磯子体育館のウエイトリフティング室に行ってきました。








広さは二組同時に練習できるくらい。
女子用の15kgのシャフトもあり、
オモリも500gから揃っています。
ボックスもありましたし、あとはスクワットラックがあれば完璧!
とはいえ、ラックがないのはたまたまだったようで、ただいま新しいものを取寄中とのことでした。
この日は軽くスナッチとクリーン&ジャークをしてからスクワットとデッドリフトをするつもりでしたが、スクワットラックがないので目一杯競技種目の練習に当てました。
あまり調子はいい方ではありませんでしたが、ボックスクリーンで100kgを2回成功することができました。
ボックスクリーンの自己新記録です。
満足いく成果ではありませんが、現状ではまずまず。
しっかり自力を上げて、世界マスターズに出れるよう頑張ります。



12/1の都大会の結果

2019年12月03日 | トレーニング日記
先日の都大会、スナッチ73kgクリーン&ジャーク95kg止まりでした(;^ω^)
目標のスナッチ80kgクリーン&ジャーク100kgには遠く及ばず。
治療院休んでまで出場したのにすみません(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

スナッチは2本目の76kgを失敗。
感触としては軽かったので3本目は目標の80kgに挑戦しましたが、あと一歩及ばず(^~^;)ゞ
会場はなんでか盛り上がってくれたので、
その点は唯一の救いだったかなぁ…
感触としては軽かったんですが、如何せん練習不足でした。
ジャークは3本目の100kgを失敗。
これもまた練習不足…もあるけれど
取れたらバーベル挙げたまま「かーちゃん愛してるよ〜」とか叫んでみようかしら!?
なんてアホなこと考えてたから失敗したのかもしれません。
ウケるかなって思ったんですけどね。
スナッチの3本目からちょっとウケを意識してしまったのが一番の敗因かもしれません。(-_-;)

ま、まともに練習できてないのに新記録が取れてしまったらその方が毒だと己に言い聞かせ
また明日から、ちゃんと頑張ろうと思います。
試合はパッとしませんでしたが、楽しく試合もできたので良い一日でした(*´ω`*)

あ、
ちなみに順位は(出場者が少なかったので)優勝。
記録は練習ベストには5kg届きませんでしたが、試合ベストは2kg更新でした。



都大会の最終調整終了

2019年11月30日 | トレーニング日記

とよたま手技治療院の定休日は月曜と木曜。

木曜日は大学アスリートを対象にケアサポートをしています。

練習場では治療したりリハビリを指示したり学生たちの恋バナにホッコリしたりと

まいど楽しい時間を過ごさせていただいています。

この日は夜21時に最後の選手のケアを終え、いそいそと店じまい。

施設の退出時間は21:50。

時計を見ると21:05、まだちょっと時間があります。

週末は都大会。

この日は試合の3日前。

練習もままならない日々でしたが、どうにかして試合でベストの更新がしたいという我儘な欲求は捨てきれず。

もうここまで来てできることもそうはないのですが、最後のあがきはしておきたい…

ということで大学の施設を間借りして、ササッと最終調整をさせていただきました。

通常試合の3日前になると思い重量は触りません。

軽い重量でフォームチェックをして終わるのが定石です。

でも、ほとんど練習らしい練習ができていない現状ではそこそこの重量を触っておかなければなりません。

大急ぎでウォームアップを終えると21:10。

時間がないのでサクサク挙げてゆきます。

まずはスナッチから。

練習ベストは78kg

試合では確か73kg

SNATCHは無理を承知で念願の80kgを取りに行きたい。

であれば73kgスタートが望ましい。

少なくとも70kgでスタートしたいところです。

20kgでフォームチェック

40kg・50kg・60kgを三本

65kgを二本

65kgは一本失敗しましたが悪い失敗でもなかったのでそのまま70kgをトライします。

70kgはノーミスで2本。

私としてはまずまずの数字です。

70kgは続けて3~4本とっておきたいところでしたが、時間がありませんのでジャークに移ります。

ジャークはなんとか100kgを狙いたい。

練習ベストは95kg

試合では93kg

100kgに挑戦するなら少なくとも90kgでスタートしたいところです。

50kg・60kg・70kgで3本

80kg・85kgで1本

アップも足りず、インターバルも少ないので85kgでチョットくらくらしてきました。

90kgはちょっと迷ったのですが、やっておかなければ不安だけが残るだろうということでトライ。

90kg、思いのほか軽々クリア。

と、ここで21:30。

「そろそろ片付けを始めてください」と館内放送が鳴り響きます。

さっさと片付け、着替えて体育館を退出したのは21:45。

もろもろすべりこみセーフで試合に向けた最終調整を終えました。

いや~シンドかった~(;^ω^)

この1か月、十分な練習はできていませんでしたが、

仕事の合間を縫って可能な限りの練習は積みました。

あとは腹をくくって挙げるだけ。

12/1、愉しんで来ようとおもいます!

※誠に勝手ながら、12/1(日)は大会出場のため治療院はお休みさせていただきます。

患者様にはご迷惑をおかけしてしまいますが、どうかご容赦くださいm( _ _;)m


東北重量挙の旅~五日目喜多方ラーメン編~

2019年09月01日 | トレーニング日記

さて、5日目の最終日。

もう前回あたりから重量挙関係なくなってますが、ここまで書いたので最後まで書かせていただきます。

 

この日はトレーニングの疲れが出たのか、遅くまで寝てしまいました。

目覚めると身体中が軋んでいましたが、この日はもうトレーニングはありません。

なので全力でリカバリーに努めます。

チェックアウトの時間も迫っていましたが、

四肢の大関節に「運動併用モビライゼーション」で動きを付け

ラッシングバンドメソッドで四肢と体幹の連動性と可動性を引き上げます。

動的かつ機能的な手法で神経の緊張亢進によって生じた筋の硬さを取り除いたところで

「びまん性筋炎(つまり筋肉痛)」後の筋拘縮(物理的に縮んで長さを失った状態)をスタティックストレッチで伸ばします。

ここまでで寝起きの状態よりはだいぶ動けるようになりました。

あとは栄養補給!

回復時には余剰のカロリー摂取も大事!!

ということで、レッツ ラーメン!

え?

栄養補給、ラーメンでいいのかって!?

何をおっしゃるウサギさん!

吸収の良さそうな小麦の麺!

鳥や魚の出汁はアミノ酸の宝庫!!

よくよく煮込んだチャーシューは脂も程よく落ちた良質(?)の蛋白源!!!!!

あとは…野菜ジュースでも飲んどけば良し!

とそんな都合のいい言い訳を胸に、最後のラーメン巡りを開始します。

とはいえ、昨日に引き続き帰りの新幹線のチケットを買ってしまったので

13:49までには駅に戻らなければなりません。

つまり、あまり時間がありません。

恐らく3軒回れればいい方でしょう。

この日は本命を「坂内食堂」としてその近場を攻めてみることにしました。

一軒目は坂内食堂の隣の「喜多方ラーメン松」。

現地につくと、「坂内食堂」には開店したばかりのはずなのにすでに長い行列ができています。

幸い「松」にはまだ行列はありません。

どのみち並ぶことになるのは変わらないので、初志貫徹、一軒目は「松」に入ります。

調べたところ、このお店も人気店のようです。

麺・スープ・シナ竹と、どれもバランスがよく美味しくいただきました。

ただ、チャーシューの塩気がいくらか強いかも。

つづいて、いよいよ坂内食堂に並びます。

1時間半ほど並ぶことになりましたが、隣のラーメン通のお父さんに喜多方ラーメンについてご教授いただいていたので1.5時間もあっという間。

全く退屈しませんでした。

お父さんは喜多方ラーメンには濃い口と薄口の二系統あるといいます。

坂内食堂は薄口の名店であること。

濃い口の名店に長谷川食堂があって、ここのラーメンは喜多方ラーメンには珍しく煮卵が乗っていることなど

いろいろ教えてくれました。

いよいよ店内へ。

坂内食堂のあとに長谷川食堂に行きたかったのですが、

坂内食堂からも駅からも遠く、食べて帰るとなると電車の時間に間に合わなくなりそうでしたので

ラーメン巡りは坂内食堂で打ち止めになりました。

残念でしたが、最後の一麺なのでボリュームのあるネギチャーシュー麺を注文しました。

醤油ラーメンですが、ラーメン通のお父さんに聞いた通り色の薄い塩ラーメンのようなスープです。

チャーシュウは二層になっています。

そうそう、お父さんに

「喜多方のお店はどこも麺を軟らかめに茹でるから、固めで注文した方がうまいよ」

と聞いていたので麺は固めでお願いてみました。

この選択は大正解でした。

お味はというとこれぞ「THE喜多方ラーメン」といったお味。

切れのあるスープ

柔らかで甘味と塩気のバランスの良いチャーシュー

シコシコの麺

流石名店!

納得の旨さでした。

 

この二日で食べた喜多方ラーメンは計5杯。

もう少し食べれそうだっただけに残念な気持ちもありますが、

まずまずの戦果ではないかと個人的には満足です。

食べた中で一番おいしく感じたのは一軒目の「くるくる軒」でした。

坂内食堂も美味しかったのですが、くるくる軒のスープは坂内食堂とは真逆で柔らかでコクのある感じ。

チャーシューと麺は坂内食堂と甲乙つけがたし。

個人的な好みに合っていたのか、一番印象に残ったラーメンでした。

坂内食堂を後にし、時計を見ると電車の時間までは微妙に時間が残っています。

もったいないので近所の見どころを探します。

すると近所に酒蔵を発見!

なんと無料で試飲もできるとか!

ほろ酔い気分で列車に揺られるのも悪くありません。

これは行かない手はないですね!

嬉しいことに試飲コーナーではかなりの種類(確か20数種あったような…)のお酒を味見することができます。

小さいぐい飲みでしたが、係のお姉さんが片っ端から気前よく注いでくれるので「ほろ酔い」ではなく「酔っ払い」にされちゃいました(^_^;)

 こうして喜多方を十二分に堪能したのち、帰路につきます。

郡山でお土産を買っていないことに気が付き、慌てて売店でお土産を購入。

荷物が多いので小さな「ママドール」と「玉羊羹」を買いました。

ま、正直な話、近所のスーパーにもあるんですけどね(^_^;)

最近はほんと便利になりました。

 

18:00、無事に自宅に到着。

こうして4泊5日の東北重量挙の旅が終わりました。

いえにつくと息子と嫁さんと猫がお出迎え。

やっぱり家が一番落ち着くなぁ(*´Д`)

帰る家があるっていいですね。

そう思えたあたり、今回の旅はやり残すこともなく満ち足りた良い旅だったのだとおもいます。

また機会があれば、重量挙の旅をしたいですね。

今度は西へ。

その日まで、またしっかり鍛えてしっかり働こうと心に誓う44歳なのでした。

<おわり>


東北重量挙の旅~四日目喜多方ラーメン編~

2019年08月31日 | トレーニング日記

さて、練習を終え、岩城から車を飛ばして郡山、そして磐越西線で喜多方へ向かいます。

日が暮れてあたりが暗くなったころ、ようやく喜多方へ到着しました。

到着はトレーニング次第になると踏んでいたしたので、この日の宿には8時過ぎにチェックインする旨を伝えていました。

時刻は18:50。

なので、チェックイン前にまず一麺いただくことにしました。

グーグルマップ先生と相談の上、最初の一軒目はこちらになりました。

チャーシュー麺をいただきました!

THE喜多方ラーメン!というイメージ道りのラーメンに感動!!

めちゃくちゃうまかった!!!!!

しかし、胃袋にはまだまだ余裕があります。

調子に乗って第二麺です!

ラーメンは少々まつとのことでしたので、冷酒を一杯と焼きニシンの山椒和え!?をいただきのんびり待ちます。

出てきたラーメンはコチラ!

飲んだ後に食べたくなる感じのあっさりラーメンでした!

程よく腹も膨れ、お店を出ると何やら祭囃子が聞こえてきます。

音につられて歩いてゆくと…

庄助踊りの真っ最中!

小原庄助さん、なんで身上つぶした?

朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、

あ~もっともだぁ、もっともだぁ♪

クラシカルな街並みにハッピと浴衣姿が実に映えます。

食休みがてら、小助まつりを堪能することに。

祭りが終わり、人々が家路につき始めたところで、不意に携帯が鳴りました。

電話の主はお宿。

気が付けば20:30を過ぎており、心配した宿の方が電話をくれたのでした(^_^;)

「すぐ向かいます!!(◎_◎;)」と伝え、慌てて宿に向かおうと振り向くと、

そこには後ろ髪をひかれつつも家路につく人々。

満足感と少しの寂しさをまとった人々の表情とクラシカルな街並みのコントラストにドキリとさせられます。

あまりの情景に思わずカメラのシャッターをおろしました。

 

宿でチェックインを済ませてシャワーを浴び

『今日はねるべー』とも考えたのですが、

どうも胃袋にまだ隙間があるようでしたので、せっかくなので追加のもう一麺。

三杯目は少し変わり種にしようと向かった先は

「けいこのぎょうざ」

カウンターに陣取ると、少し背中の曲がった「恵子さん」が忙しく働いています。

カウンターにはいくつか空きがあるものの、テーブル席から奥の座席まで満席。

皆さん地元の方々のようで、口々に

「恵子ママ!ビールもらってくよ!」「ママ、こっちのラーメン、ゆっくりでいいからねぇ」

と声をかけています。

どうやらこのお店、いや恵子さんは地元の皆さんからとても愛されているようです。

ふとカウンターを眺めると、片づけ切れていない丼ぶりの横に7~8割残った瓶ビールがずらりと並んでいます。

すぐにピンときました。

みな、ラーメンだけじゃ悪いから心付け代わりにお母さんの手間のかからない瓶ビールを一緒に頼んでいったのでしょう。

『なるほど~』

ということで、本当はハイボールが飲みたかったのですが、

私も空気を読んで「ニラ塩ラーメン」「ぎょうざ」に瓶ビールを注文します。

「はぁ~い!ありがとうねぇ~(^^)」と恵子さん。

しかし、一人で片付けから洗い物から料理まで…

大変そうだとおもい、

「ビール、もらってくよ~」

とセルフで冷蔵庫からビールとコップをいただきます。

しばらくすると

「あらぁ~悪かったねぇ~」

と恵子さん。

「いやいや、忙しそうだから。飲みながら待ってますからこっちもゆっくりで(^_-)-☆」

するとカウンターに並ぶビール瓶を引き寄せ、

「これ、残り物だけど飲んでって(^_-)-☆」

と恵子さん。

なんともおおらか!

せっかくのお気持ちなので、サービスのビールから頂戴しました。

すると「待ってる間に…」と枝豆と白菜の煮物のサービスも。

恵子ママ、枝豆に煮物、とってもうまがったよ!

そして、ぎょうざとラーメンの登場です。

ぎょうざの写真はありません。

ママさんのぎょうざは写真を撮ることを忘れてしまうぐらい旨かった!

ラーメンもうめがったよぉ~(*´Д`)

こうして喜多方初日の夜はお腹も心も満ち足りて、心地よく更けていったのでした。

<続く> 


東北重量挙の旅~四日目~

2019年08月30日 | トレーニング日記

さて、旅も後半。

四日目のこの日は八戸から郡山へ向かいます。

ここまで鈍行列車のフリーパスチケットで回ってきましたが、

流石にしんどくなってきて新幹線に手を出しちゃいました。(^_^;)

 

朝食はちょっと贅沢をしてウニの箱飯です。

おやつは八戸のスーパーで買ったご当地菓子。

どちらも美味しくいただきました。

そして郡山到着。

 

この日は郡山でリフティング…のつもりでしたが

「のんびり温泉」に問い合わせたところ「合宿で使ってるから練習できないよ」とのお返事。

ナショナルチームの合宿は先日終わったばかりだし、

お盆真っ盛りだから学生の合宿もないだろうと高をくくっていたのですが、残念。

『さて、どうしたものか…』

と思案すること0.1秒

岩城にもウエイトリフティング場があったことを思い出しました。

グーグルマップ先生で調べると、車なら80分ほどで到着することが判明。

タイムズのシェアカーを借りて一路岩城へ。

 

体育館は現在改修中とのことで、隣の市民プールの管理棟の中にある仮設の練習場での練習となりました。

中はこんな感じです。

ウエイトリフティングのできるスペースはプラット一面分でした。

他はこんな感じです。

この日の練習もにぎやかでした。

トレーニング場には引き締まった身体のお父さんたちが数名、思い思いのトレーニングに励みます。

「お?重量挙かい!? 珍しいなぁ~!!」

などと話しかけてくれます。

なんでもパワーリフティングを競技として長く続けていらっしゃるのだとか。

70代のお父さん方ですが、

ある方は懸垂をガシガシ、そりゃぁもうガッシガシと15レップぐらいでセットを組んでいます。

私なんか2~3回できるかどうか…

私「すごいですねぇ~(◎_◎;)」

お父さんA「えぇ!? これっくらいあんたも出来んじゃねぇの?」

私「無理ですよぉ~(;´∀`) ほんと凄いです。」

お父さんA「そんな褒めてもなんもでねぇぞ~(笑)」

 

またある方は、パラレルスクワット120kg7レップでいつまでもセットを重ねています。

お父さんB「俺、もう膝が変形しててさぁ、下までしゃがみ切らねぇのよぅ(^_^;)

  だもんで、試合は大分前に引退してんだぁ(^_-)-☆」

私「僕より全然脚強いですよ~(;´∀`)」

お父さんB「またまたぁ~、若いんだからもっと立つだろう!?(笑)」

 

またある方は、ひたっすら上腕二頭筋を追い込み続けています。

お父さんC「俺、今日は補強の日なんだ( ̄ー ̄)ニヤリ」

私「二頭筋パッツンパツンですね(笑)ラクダのこぶ見たくなってますよ!?」

お父さんC「( ̄ー ̄)ニヤリ」

 

そんな感じで、皆さん人懐っこく話しかけてくれるんです。

そして互いにプレートの付け替えを手伝ったり、補助に入ったり

クロスフィットやウエイトリフティングの練習ではよく見る光景ですが、

東京のトレーニング場ではなかなか見ない光景です。

流石に3日連続の練習はこたえましたが、

地元のお父さんたちの人情に包まれて、楽しく、気持ちよく練習を積むことができたのでした。

20190814いわきウエイトリフティング場にて

練習を終えると皆さん

「もう終わりかい?この後予定あんの?飯でもどうだい?」

お互い名前も知らないのに、一緒に汗かいたらすっかり打ち解けて

こういうふれあいって嬉しいですよねぇ(*´Д`)

でも、すぐに郡山へ戻って喜多方行きの列車に乗らなくてはならなかったので

お誘いは丁重にご辞退申し上げました。

「俺たちいつもここに居っからよぅ!またこいよ!」

と、これまたあったかい見送りをいただきました。

さて、ここから先はラーメンでリカバリーに専念です。 

一路、喜多方を目指したのでした。

<続く>


東北重量挙の旅~三日目~

2019年08月27日 | トレーニング日記

さて、東北重量挙の旅もいよいよ折り返しの3日目。

この日の目的地は青森県弘前市にある弘前市克雪トレーニングセンターウエイトリフティング場です。

朝6:00に起床し、ホテルで朝食をかき込み秋田駅へ。

7:28分のJR奥羽本線で弘前へ向かいます。

さらば秋田。

そして、弘前到着。

10:02に到着しましたが、弘南鉄道・運動公園前に向かう列車の出発は10:30。

約30分間の時間待ち…

ただ待つのも何なので、ほんのひと時ではありますが弘前駅周囲を散策することにしました。

一週間ほど前にねぶた祭があったそうで、そこここで祭りの名残がみられました。

 

 さて、10:30。

弘前駅を出発です。

10:34運動公園駅到着です。

運動公園前駅はとてものどかな感じの無人駅でした。 

そして、弘前克雪トレーニングセンターに到着。

ウエイトリフティング場の広さは秋田スポーツ科学センターの3倍ほどありました。

エアコンはありませんが、設備も整ったよい練習場でした。

私が到着したときには先客が1名。

見たところ30歳前後。

リフティングがとてもお上手な方でした。

聞けば学生時代選手だったとか。

なるほどです。

とても気さくな方で、おかげで楽しく練習することができました。

練習初日は前日の移動の疲れもあって抑えめの練習をしましたので、この日は少し追い込むことにしました。

とはいえ明日も練習するつもりでしたので、がっつり効かせるというよりも種目中心・スキルトレーニングよりのメニューです。

20190813克雪スポーツセンターウエイトリフティング場にて

〇スナッチ

・フォーム練習-シャフトで3セット

・40kg 3レップ×3セット

・50kg 3レップ×2セット

・55kg 3レップ×1セット

・60kg 3レップ×1セット

・65kg 1レップ×3セット(×〇〇)

・70kg 1レップ×4セット(〇××〇)

・75kg NG

〇ボックス スナッチ(ひざ下から)

・60kg 3レップ×1セット

・65kg 1レップ

・70kg 1レップ

・75kg 1レップ×2(×〇)

・80kg NG

・60kg 3レップ×3セット

〇クリーン&ジャーク

・50kg 3レップ×2セット

・60kg 3レップ×1セット

・70kg 3レップ×1セット

・75kg 2レップ×1セット

・80kg 2レップ×1セット

・85kg 1レップ

・90kg 1レップ×3セット(△△△-全部ジャーク失敗)

〇ボックス クリーン&ジャーク(ひざ下から)

・60kg 5レップ×5セット

〇補強:バックスクワット/スナッチデッドリフト

スクワットはベストの13kg下まで

スナッチデッドリフトはベストの10kg下まで

ここまでで3時間弱、時刻は14時を回ったところでした。

シャワーを浴びたら急いでラーメン巡り開始です。

グーグルマップ先生にお伺いを立てたところ、

スポーツセンターから弘前駅の途中にある「支那そば 晃や」というお店を見つけました。

ここではラーメン煮卵トッピングと餃子をいただきました。

細めの縮れ麺は自家製麺とのこと。

コシも強く喉越しも良く、スープの絡みも抜群です!

煮卵も半熟トロトロ。

チャーシューも柔らかくていい塩梅!

ナルトが乗ってるのがまたうれしいですね。

そうそう!スープも旨かった!!

青森なのでてっきり煮干し出汁だと思って食べてましたが、あとで調べたらカツオ出汁なんだとか…

『う~ん、煮干し出汁のスモーキーな薫りがたまらんのぉ~(*´Д`)』

などと悦に入っていたあたり、私の舌も当てになりませんね…(^_^;)

餃子はびっくりするぐらいニンニクが効いてました!

個人的には好きな味ですが、仕事の日に食べるのは勇気がいる感じですね。(;´∀`)

 

さて、まだまだラーメンを食べ歩いていたいところですが、

この日の宿は八戸ですので早めに移動することにしました。

徒歩込みで3時間の旅路の始まりです。

 

さらば弘前!

まずは弘前からJR奥羽鉄道で青森へゆき、そこから青い森鉄道で八戸へ向かいます。

3時間の旅路、なんて大げさに書きましたが青森では1時間の乗り継ぎ休憩があります。

ここでまたラーメンを食べようという算段です。

到着は16:18。

ラーメン屋さんの暖簾があがっているのかどうか微妙な時間ですが、期待を胸にいざ青森へ!

<続く>


東北重量挙の旅~二日目・ラーメン食べある記~

2019年08月23日 | トレーニング日記

さて、二日目後半戦。

ほどよく汗をかいたら腹ごしらえです。

グーグルマップに近所の美味しいお店を伺うと★3.9のお店を発見!

自転車かっ飛ばして現場へ急行です。

【第1麺:麵屋THEさとう】

時間は14:00を過ぎたあたりでしたが、およそ8割の込み具合。

このお店は化学調味料不使用の無化調ラーメンが売り。

カウンターに座ると醤油ラーメン味玉入りを注文。

非常に人懐っこい感じのご主人が「面の種類はどうします?」と聞いてくる。

通ぶって「おすすめは?」と私。

「醤油なら平打ち麺がおススメだよ!」と主人。

「ではそれで」と私。

ラーメンはさほど待たずに出てきた。

優しい味わいの澄んだスープ。

しっとりしてモチモチの鳥チャーシュウ。

腰のある麺。

味玉も君の緩さ、出汁の浸かり具合ともに実にいい塩梅。

あっという間に完食。

最近はラーメンのスープは意識的に残していたが、

このスープ、どうも後を引く…

気が付けばスープも飲み干していた。

するとどんぶりの底から

主人の遊び心にほほが緩む。

麵屋さとうのラーメンは、気さくで真面目なご主人の人柄がそのままラーメンになったような、そんな逸品だった。

-end-

 

さて、時計を見るとまだ14:30にも届いていませんでしたので、

続いて★4.1のお店へ向かいます。

 

【第2麺:らーめん萬亀】

店の前には10名ほどが並んでいた。

普段は並んでまで食べないが、食休みにもなるかと並んでみる。

ほどなくして隣の男性が話しかけてきた。

「お兄さん、どっから(きたの)?」

見た感じ、私より10歳ほど年上だろうか。

「東京です」

「こっちに親戚でもいんの?」

「いえ一人旅です」

「なして??? 墓参りせんでいいの!?」

矢継ぎ早の質問にちょっとびっくりしたが

「東京のお盆は7月なんです(;´∀`)」

と濁す。

「えぇ!?お盆7月なの!?   なして?」

なんでかは分からない。(^_^;)

でも、なんとなく人のよさそうなお父さんだったのでその後も話しに花が咲く。

中学生のお嬢さんがいること。

合奏コンクールに来ていること。

ここのラーメンを食べるために朝昼とご飯の抜いてきたこと。

弟さんが東京でパワーリフティングをしていて先日優勝したこと。

楽しそうに、嬉しそうに語るお父さん。

15:00を過ぎたころ、二人仲良く入店。

お父さんと一緒に食券を購入。

「初めてなら醤油がお勧めだね。あと、チャーシュー丼!これは絶対だよ!!」

というが

「実はここに件目なんですよ。チャーシュー丼は…(;´∀`)」

とやんわり断る私。

しかし、

「小っちゃい茶碗にちんまり出てくるだけだから」

と引かない。

しからば…とチャーシュー丼も注文。

そして出てきたのがこちら。

お父さん…

でかいよ…

 

「結構(でかい)ですね(^_^;)」と私。

「あれぇ?」と目を泳がせるお父さん。

肉厚ですがすこぶる良い口どけのチャーシュー。

パンチの効いた魚介系のどろりとしたスープ。

腰のある太麺がたまらない。

そして、

甘めのたれでまとめられた角切りのチャーシューがゴリゴリ乗ったチャーシュー丼。

チャーシューは脂濃くないのにしっとり柔らか。

とても食べきれないと思ったがぺろりと完食。

タイミングよく隣のお父さんもちょど完食。

一期一会であろうに暖簾をくぐるとどちらからともなく

「ではまた!」

と、らーめん萬亀を後にした。

-end-

 

時刻はもうすぐ16:00といったところ。

この日は秋田駅近くのビジネスホテルを取っていましたので、チェックインに向かいます。

途中「千秋公園」のお堀端にTVで観た「ババヘラアイス」を発見しました。

写真だとちょっと小さく見えますが、結構なボリューム。

お味はさっぱりとした味で、こってりラーメンの後には最高でした。

 

ホテルのチェックインを済ませ、荷物を部屋において身軽になったところで自転車を駅に返します。

それでもまだ、17:00でした。

ラーメン萬亀でご一緒したお父さんに、近くに桂浜という海水浴場があり、夕日がきれいだと聞いたので

シェアカーを借りて行ってみることにしました。

残念ながら雲が覆っていて夕日は拝めませんでしたが、

それはそれで非常にきれいな景色にうっとり。

ちょっと暗くなるまで浜で景色を堪能し、夕食を求めて秋田駅へ戻りました。

部屋に戻りシャワーを浴びたら出動です。

もうラーメンは沢山!!なお腹でしたので、夜は魚を食べることにしました。

できれば岩ガキが食べたい!

ということでホテルの近くで探してみると、なかなかよさげなお店を発見しました。

【居酒屋へち貫】

お通しはツブ貝

いいお味!

そして、念願の岩ガキをいただき大満足!

左は名前を忘れてしまいましたが、モズクではなく地元の粘りのある海藻の酢の物です。

隣は鯛の酒盗。

奥は秋田で作った生ハム。

酒は石川県の「益良雄」。

他にも??鰈(名前を忘れました…)の煮物

ギンポの天ぷらをいただきました。

天ぷらは写真撮る前に食べちゃいました(^_^;)。

さすがに昼も遅かったので、晩酌程度で満腹でした。

ほろ酔いでホテルに戻りシャワーを浴びると10:30。

いつもならまだまだ起きている時間ですが、翌日は青森でリフティングの予定です。

さっさと寝床に潜ったらあっという間に眠りについたのでした。

<つづく>

 

 

 

 

 


東北重量挙の旅~2日目~

2019年08月20日 | トレーニング日記

さて、東北重量挙の旅2日目。

朝は7時前に起床です。

せっかく温泉に泊まってるので朝風呂をいただき、8時に宿を経ちました。

まずは秋田スポーツ科学センターの最寄駅、秋田駅へ移動です。

 

8:21羽後牛島駅

 もうやる気満々。

トレーニングウェアに着替えて移動です。

8:26 秋田駅到着 

途中、撮影ポイントを見つけてパチリ。

 

適度に油を売ったのち、秋田観光案内所でレンタサイクルを借ります。

何とここでは10台限定で自転車を無料で借りることができるんです。

貸し出し開始は9:00、返却期限は17:30。

観光案内所が開くまで、待っている間に朝食を取ることに。

秋田と言えば「比内地鶏」!!

昨日食べれなかった駅弁のリベンジを完了したところで9:00。

無事に自転車を借り、秋田スポーツ科学センターへ向かいます。

途中、きれいなハスが咲いていたのでパチリ

 

9:45 秋田スポーツ科学センターに到着です。 

立派な正面玄関をくぐると…

 

左手にリフティング場の入り口がありまして…

こんな感じの練習場!

プラットホームは2~3組ぐらいで練習できそうな広さ。

だいぶ歴史の詰まった感じのシャフトが4本。

どのシャフトもローレット(バーベルシャフトの表面に刻まれた細かい滑り止め)が削れてなくなっています。

きっとどこかの大学で使われてきたシャフトなんだと思います。

長年だいじに大事に磨きながら使うとこうなるんです。

バンパープレート(ウエイトリフティング用の重りです。外周がゴムでできていて床に落とすことができます。)は15kgからで、2.5kgの鋳型のプレートが最小でした。

つまり、シャフト(バーベルの芯棒の部分。20kgあります。)の後は50kgからスタートし、その後も5kg刻みの練習となります。

はなかなか武骨な重量設定での練習です。

これが秋田流なのですね!(◎_◎;)

 

10:00、いよいよ練習開始です。

練習場には先に3名の方が練習していました。

一人は50kgのバーベルでアームカールを、

もう一人は60kgでデッドリフト。

いわゆるウエイトトレーニングをされる一般のトレーにの方々ですね。

最後の一人、ご年配の方がウエイトリフティングを練習されていらっしゃいました。

ふと見るとこの方、どこかでお会いしたような…

『あれ?ひょっとしてマスターズでM85に出ている小林先生ではなかろうか?』

小林努先生であれば御年87歳。

日本最高齢の現役リフターです。

日本のマスターズの試合では85歳以上のクラスがありますが、

小林先生がご年齢を重ねることでできたクラスだと聞いています。

ご挨拶させていただいたところやはり小林先生でした!

これは3年前の世界大会のものです。

世界第3位!

こちらは今年の全日本マスターズのもの

優勝!

 

小林先生は数日後に控えた世界マスターズ選手権大会の最終調整にいらっしゃったとのことでした。

普段はこの時間に練習することはないとのことでしたので、お会いできたのは幸運でした。

小林先生は第一回東京オリンピックで重量挙日本チームのコーチを務めていた方です。

気さくに話しかけていただいて、練習後には東京五輪でのお話をお聞かせいただきました。

東京五輪で時の金メダリスト三宅義信先生を指導したお話など、興味深いお話をいただけて充実したひと時を過ごさせていただくことができました。

小林先生、ありがとうございました!

 

さて、練習の模様。

東北第一回目の練習はスナッチに焦点を絞って練習しました。

明日、明後日も練習をするかもしれませんでしたので、負荷を制限する意味もあってスナッチを選択しました。

昨日の旅のダメージかお尻に力が入らず四苦八苦(^_^;)

ま、そうでなくともこんな程度ですが…

〇20190812秋田スポーツ科学センターウエイトリフティング場にて

 

トレーニングが終わったらラーメン巡りの始まりです。

<続く>


東北重量挙の旅~1日目~

2019年08月18日 | トレーニング日記

さて、東北重量挙の旅第1日目。

今回、メインテーマを東北のウエイトリフティング場巡りとしましたが、

それだけではちと寂しい気もします。

そこで、サブテーマに東北のラーメン食べ歩きをすることに。

それに、ブログに書けば食費も経費で落ちるかなって…(^_^;)

 

では、北海道&東日本パスで行く、東北ウエイトリフティング場巡りの旅開幕です。

8/11、朝3:30起床。

初日のゴールは秋田。

基本、普通列車で移動になるのでかなりしんどい旅になることは想像に難くなく、

体力のある初日は目いっぱい移動に費やし、リフティングは翌日じっくり楽しもうという算段です。

当初、一日あれば何とか行き着けるだろうと気楽に構えていましたが、

我が家の鉄先輩方(嫁・息子)曰く、東北は特に列車のつなぎが悪いのだとか。

つまり、わたしが考えるような行き当たりばったりの旅なんてとてもできたもんじゃない!ということなのだそうで

旅の行程はしっかり組みなさいと鉄先輩方(嫁さんと息子)のご指導のもと、日付が変わるまでルートの確認作業が続いたのでした。

なのに3:30起きって…

さっき床に就いたのに仮眠程度でもう起床。

ひっじょーに眠かったんですが、

『ま、電車で寝ればいいか』

と、気楽に構える私。

この後すぐにお気楽な考えは間違いだったと気づくことになろうとはつゆ知らず、眠い目をこすりつつワクワクしながら身繕いです。

本番は明日からのリフティング。

道中極力体力は温存したいところですので、車内では極力眠りたい。

それにはぜひとも座りたいところ。

いや、この時はまだ座れないという事態を想像すらしていませんでしたが…

支度を済ませて出すもの出して、4:15いざ出発です。 

4:37 自宅から西武池袋線の最寄り駅へ。

まずは池袋へ向かいます。

4:51 池袋に到着。

埼京線で赤羽へ。

5:10赤羽から今度は高崎へ。

と、ここまでは快調に座れていたのですが、

7:12高崎から水上行への乗り継ぎでは残念ながら立つことに。

トイレに寄ったのが敗因と思われます…(;^ω^)

しかし、まだ7時台なのに思っていたよりも混んでてびっくりです。

鉄の方も多かったのですが登山客の姿が多い。

後で気が付いたのですが、この日は山開きだったそうで、登山客が多いのはそのせいだったのかもしれません。

当初想い描いていた「ほとんど人のいないローカル列車にコトコト揺られて…」のイメージとは程遠い混雑ぶりにはちょっとだけ残念でした。

 

さて、立ち疲れたころ、もうすぐ水上といったところで何やら鉄の方々に不穏な動きが…

鉄分の低い方々を残して、みな我先にドア付近に集まっていきます。

次は水上から長岡行に乗り換えです。

『何か意味があるに違いない』

と、しれっとその群れに合流しつつ鉄分の高い息子にLINEでアドバイスを仰ぎます。

息子曰く

「長岡行きはボックスシートがあってみな席取り合戦をする」

のだとか。

「座りたければ死ぬ気で走れ!」

とのこと。

なるほど…

8:17 水上到着。

ドアが開くとみな(といっても鉄の方限定)隣のホームに猛ダッシュです。

私もでかいリュックを背負ったままそれに続きます。

途中、階段でそこそこの数のライバルたちを追い越し、長岡行きでは無事ボックス席に座ることができました。

別に追い越そうとしたわけでもなかったんですが、日ごろの鍛錬のせいかでしょうかね。

登り階段で差が付きましたね。

↑確かこれにのったような…

 

その後、

10:29長岡から新潟へ

↑キハ47系、というらしい。

息子にLINEで送ったら興奮気味に教えてくれました。

 

11:41新潟からJR白新線で村上へ

↑115系

この辺りは乗り換える先々で無事に席に座ることができ、快適に旅は…

すすみません(-_-;)

長岡を迎えたあたりから尻っペタが痛いのなんの…

とても寝れたもんじゃありません。

もう尻がもげそうです(´;ω;`)ウッ…

痛みに悶絶しつつ、12:57村上に到着。

鉄先輩(息子)の指示では「村上での乗り換えは50分ある。ここで昼食の調達だ!」とのこと。

息子は駅弁を押してきますが、今回のサブテーマはラーメン食べ歩き。

車中、気になるお店をピックアップしてみると、マーボー面の旨そうなお店を見つけました。

じつは無類のマーボー麺好きの私。

ワクワクしながら暖簾をくぐります。

しかし、

「だいぶ待たせちゃうけど大丈夫?」

とおかみさん。

時計を見ると次の電車まで 残り40分。

この後4時間半は乗らなくてはなりません。

座席を確保するためには余裕をもって10分前にはホームに待機したいところです。

となると自由になるのは30分。

30分では注文できたとしても食べ終えることはできそうもない感じです。

残念…

あきらめて駅弁で我慢することにして駅へと戻ります。

しかし…

駅にはコンビニがありますが、どうしたことか

駅弁の姿がありません。

駅員さんに聞いてみると

「ここでは駅弁の取り扱いはないよ(^_^;)」

とのこと…

慌ててコンビニに戻るも今度は弁当もおにぎりも売り切れ。

なんてこった…orz

辛うじて棚に残っていたランチパックと煮卵を購入し、これが初日のお昼になりました。

13:47 村上を発つと窓の外は海!!

↑粟島

「初日の秋田は新潟経由で行くべし」とは息子のアドバイス。

つらく過酷な道中でしたがこの景色!

息子のファインプレーに感謝です。

16:30酒田で秋田雪に乗り換えいよいよラストランです。

この日のゴールはお宿の最寄が秋田駅の一つ前、羽後牛島という駅でした。

18:15羽後牛島到着。

階段を下り

長い廊下を渡り…

ようやく出口?駅舎?に出ることができました。

羽後牛島駅はちょっと面白い作りの駅ですね。

 

こうしてようやく電車移動を終えることができました。

4:15分に家を出て、ここまでの所要時間14時間…

長かった…

秋田の地を踏んだところでホテルへの道中、ラーメン屋を探します。

が、どのお店も14:00終了。

仕方なく、道すがら見つけた「秋田丸ごと市場」の「市場のすしやさん」で夕食となりました。

道の駅的な施設の回転ずしでしたがめちゃめちゃ旨かった!!

本マグロのトロ裏という部分の軍艦を頼んだのですが、

これでもか!!!!!

と中トロ的な角切りがてんこ盛り。

いや~うめがったぁ~

そして20:00、初日のお宿、天然温泉こまちに到着です。

しっかし、鈍行で東京から秋田に来るってのはよういでね(大変だ)なぁ。

ほんと、疲れだぁ。

 

翌日は10:00から秋田県スポーツ科学センターでリフティングです。

この日はゆっくり温泉に浸かり、旅の垢を落としたらサックリ就寝。

いいお湯でした!

<続く>


東北、重量挙の旅~プロローグ~

2019年08月17日 | トレーニング日記

わが家はちょいちょい旅をします。

毎年、というか四季折々に長短さまざま(だいたい短期)の旅を楽しんでいます。

今でこそ旅は日常の一コマになっているのですが、私の家系では旅を楽しむという習慣というか、そうした文化はありませんでした。

旅を楽しむというのは嫁さん方の文化で、結婚後、遊び下手なわが家系に育った私に新しい世界を開いてくれることになりました。

この「旅」という文化はしばしばときに私を辛い局面に追い込んでくるのですが、おおむね楽しい思い出を残してくれています。

「旅をする」という娯楽を知ったことは、彼女と結婚してよかったと思うことの一つだというのが素直な感想です。

さて、

7月に入り『さて、今年のお盆はどこに連れていかれるのだろうか…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルどこに行こうか?』

とぼんやりと考えていました。

とはいえ息子は今年で高校1年生。

彼の所属する重量挙部の練習は週6日。

夏には試合や合宿も入ってくる。

でも、お盆ぐらいは休みだろうと、家族での思い出作りの計画を練り始めていました。

ところが、今年のお盆はちょっと遊んでいる暇がなさそうだと息子。

お盆の旅行の計画はいったんペンディングとなったのでした。

8月に入ると息子はインターハイのお手伝いに沖縄へゆき、その後もクラスメイトとのお付き合いでプールやらなんやらで楽しく夏を過ごしている様子。

しかし、当然宿題が大いにはかどらないままになっているらしい。

「どんな塩梅だい?」

と聞くと、

「やばい。」

との回答でした。

息子を連れてというのはどうやら無理だということが分かりました。

しからば、夫婦水入らずで士別合宿(※詳細はコチラ⇒士別家族合宿2017)を張ろう!

と嫁さんに持ち掛けると

「高校男子を一人家に置いておくなんて、んな危ないことできるかぃ!!!」

と一喝…

彼を一人置いておいて、いったい何が起ころうというのか…

あ、宿題はやらないだろうな(笑)

アニメ三昧、友達とカラオケ、なんなら友達の家にお泊り、そんなところか。

親が全く隙を与えないというのもいかがなものかと思わなくもないが、

息子の学業の進捗状況を考えると致し方ないことと理解はできました。

仕方ない。

息子よ、自由は自らの力で勝ち取ってくれ!

と合掌。

さて、となると5日間どう過ごそう!?

8月の講義資料を作るかな…

と、重い指どりでPCのファイルを開くと、なんと6月付で完成しているではないか!

6月の自分!

えらい!よくやった!男前!!と自画自賛。

では考案した装具の意匠登録の準備を進めるか…

と、逡巡している傍らでむくむくと沸き上がある欲求…

『嗚呼…コトコト汽車に揺られてのんびり旅がしたい…』

私のブログを長く読んでいただいている方ならご存知だと思います。

我が家は鉄分が高い。

そう、嫁と息子は生粋のテッチャン…

息子は「鉄ヲタ」という呼称にプライドを持っているので敢えて「鉄ヲタ」と書いた方がいいかもしれないですが…

なんにせよ、

鉄分の高い家族に囲まれて早16年。

「コトコト汽車に揺られたい」なんて、ノンケの私もだいぶ鉄分が高くなったもんです。

家族での旅もNG、夫婦水入らずもNG

となると一人旅!?

んな大それたこと考えたら罰が当たる!と思いつつ

ついつい士別旅行を検索してしまう私。

でも、お盆を目前に控えた時期では飛行機も新幹線も、深夜バスさえとるのは困難な状況でした。

しからば普通列車のみで北海道の士別に行けないか?と青春18きっぷなどの鈍行の旅を調べてみましたが

北海道に行きつけはするものの、ほとんど練習する時間は作れないことが分かりました。

さらに、士別合宿では外せない「旅館まるいし」に空きがあるかを問い合わせてみましたが、こちらも満席で取れず…

どうやら士別合宿の線は断念せざるを得ないようです。

でも、どうにもどこか旅がしたい気持ちが捨てきれず、次に思いついたのが「東北のウエイトリフティング場巡り」でした。

前々から秋田、弘前、郡山、いわきにリフティング場があるようなことは聞いていて、一度行ってみたかったんですよね。

これは調べたら何とか15日までに東京に帰ってくることができそうでした。 

しかし、一人旅をすることを嫁さんがどう思うだろうと考えるとなかなか言い出せず…

そうして数日のあいだモジモジしていたのですが我慢しきれず、

お盆も直前、ダメもとで嫁さんに「一人旅がしてみたい」と打ち明けたのでした。

嫁さんの反応は意外なもので

「あ、いいね!行っといでよ!」

とあっさりOK。

「ちょっと気晴らししといで!」

と気持ちよく送り出してくれたのでした。

息子はというと「青春18きっぷ」よりも「北海道&東日本パス」の方がお得だということや、

新潟周りで秋田入りすると日本海の景色が綺麗なこと、

水上からの乗り換えが戦争になることなど道中のポイントをレクチャーしてくれます。

二人のあったかい返答に

ほんま、ええ子たちヤァ(ノД`)

と、感動のあまり涙が出たとかでないとか。

そうして、4泊5日の東北重量挙げ一人旅が始まったのでした。


M45・67kg級にて優勝しました!

2019年07月30日 | トレーニング日記

長かった梅雨も明けましたが、なかなかカラリとした晴天とはなりませんね(^_^;)

毎日高温多湿の日々が続きます。

熱中症には十二分にご注意いただきたいなと思います。

さて、

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

7/26・27・28と臨時休診をいただきまして

「第37回 全日本マスターズウエイトリフティング競技選手権大会in宮崎」

に出場させていただきました。

結果はありがたいことに優勝!

 

下馬評(!?)でも優勝候補ということにはなっておりましたが、

諸々障壁も重なり、辛うじて拾えた勝ちでした。

せっかくなので、そのあたりの顛末をブログにしたためてみようかと思います。

 

↓当日の試技の様子

 

毎度のことながら今回の大会へ向けた準備期間中もなかなか波乱に満ちておりました。

昨年、階級重量に変更があり、従来69kg級で出場していた私ですが

69kg級がなくなり67kg級に出場することになりました。

67kg級への出場を決めたのが5月頭。

当時、増量期間中で73.5kgほど。

そこから67kg級出場となると、できれば200gアンダーで仕上げたい。

私の場合、だいたい一晩で700~800gほど体重が落ちるので

前日の夕食後で67.5~6kgで仕上げればOK。

朝起きて66.8kgであれば朝食をとって67.2kg。

会場につくころには67kgジャストという計算です。

2か月半で目標6kgの減量ということになりました。

以前、直前に体重を削ってしんどい思いをしたので今回は6月半ばまでに一度リミットまで落とし、

1kg戻して7月半ばを迎え、直前に1kg落とすという計画を立てました。

体重を落とすとスコアも落ちるというのが定説です。

なので体重の減った身体で運動にならしてゆこうと考えたんです。

ちなみに体重は後述しますがいろいろあって、結果的に7kg減となりました…

 

ともあれ、減量自体はまずまずの運びとなり、

6月中旬には体重自体は67kgで安定させることができました。

心配だったのが減量によるスコアの低減です。

4月の終わりに出したベストが、スナッチ78kgクリーン&ジャーク95kg、クリーン100だったのですが、

減量後はやはり筋力も落ち、スクワットなどの補強種目から競技種目(スナッチ、ジャーク)まで10kg落ちてしまうという事態を迎えます。

さて困った。

ここから1か月間でフィジカルの強化を望むのは現実的ではありません。

そこで神経系の適応をターゲットに据え、出力重視の練習を重ねることにしました。

そこから初めに戻ってきたのがオーバーヘッドスクワットやプレスといったウエイトリフティングの補強種目でした。

試合4週前には競技種目をー8kgまで戻せたのですが、残念なことにジャーク練習(90%×3)で軽い腰椎捻挫を負いました。

おかげで扱える重量が再び―10kgに逆戻り…

試合10日前に入り、捻挫が落ち着いてきたところでクロスフィット代々木の河原コーチからフォームの指導を受け

スナッチが―5kgほどまで戻ってきたところでほっと一息ついたのもつかの間。

今度は欲をかいてクリーン失敗(90%で脳貧血を起こして失神)で尻餅をつき右臀部の打撲傷を負いました。

結構な打撲傷だったようで90kgのフロントスクワットで痛みが走り、クリーン&ジャークに大きな不安要素を抱えてしまいました。

臀部の痛みが落ち着き始めたのは試合4日前。

今度は風邪をしょい込んでしまいます。

三日前には咳と頭痛、そして夜には38度の発熱。

発熱は試合前日まで続きました。

が、前日の夜はおそらく微熱程度に回復。

試合の朝まで十分に眠れず仕舞いでしたが、ぐっしょり汗をかいたせいか身体は軽くなっていました。

心配していた体重は風邪のせいで66.3kgまで減っており苦笑い。

でも、おかげで朝ごはんもしっかり食べることができました。

朝9時に食事をとって67kgジャスト。

検量まで4.5時間。

私の場合、1hあたり80g減るので、途中360gは水分補給できる計算です。

13時、会場につくと予備検量をします。

途中途中で水分はとっていたものの、なんと600gのアンダー。

当日の暑さで思ったよりも汗が出たようです。

宮崎県産日向夏ジュースで水分補給して300gアンダー。

身体はここ数日のうちで一番良い状態でしたが、まだ風邪は抜けきった感じはありません。

内心『この状態で試合なんてできるのか?』と不安がよぎりましたが、ここまで来て不戦敗というのもつまらないですからね。

できるところまで頑張ってみようと腹をくくります。

本検量では66.6kg。

風邪のおかげで削れ過ぎた感は否めませんが無事クリアです。

検量が終わったら2.5h後に試合開始。

アップも含めると2hほど時間がある計算です。

検量が終わった段階でやることといえば試合に向けた栄養補給です。

とろろそば、バナナ1本、ゼリー飲料で燃料を補給します。

エナジーブーズとして缶コーヒーも一杯。

このころになると気持ちも高ぶってきたようで、病み上がりのフワフワした感じも消えてきました。

腹がこなれたころ、いよいよウォーミングアップを開始します。

ウエイトリフティングの試合は非常に繊細なウォーミングアップが求められます。

ピークパフォーマンスを発揮するには、試合の進行を読みながら適切なタイミングで

競技特異的ウォーミングアップ(競技動作によるウォーミングアップ)を重ねなければなりません。

なので、学生や選手の試合ではセコンドをつけて試合を進めるのですが、マスターズでは自分でやることが多いのです。

これを一人セコンドといいます。

しかし、病み上がりのせいか頭の回転がいまいちな私には、一人セコンドがはたしてできるかどうか自信が持てずにいました。

そこにⅯ40(40~44歳の部)の時のライバル熊本県のN田さんが声をかけてくれました。

彼はまだM40なのでこの日は試合がありません。

昨日の敵は今日の友。

ダメもとでセコンドを頼んでみたところ快くセコンドを務めていただけました。

試合巧者のN田さんに背中を預けることができたこと、これは本当に心強かった。

アップではバーベルをさほど重いとも感じず、調子は良いように感じました。

しかし、いかんせんスタミナがありません。

軽い重量でも1本挙げると心臓がバクバクと踊ります。

いつガス欠を起こすかわからない状況でした。

アップの数を減らし、アップの間隔を調整しつつ、丁寧にアップを進めます。

隣りではこの日のライバルのM田さんが調子よさそうにアップしています。

噂によれば、高校時代選手をしていたとのこと。

やはりフォームが綺麗です。

復帰してまだ1年とのことでしたので、まだ今年は私も競える程度のスコアのようです。

でも、来年になればどうなることかわかったものではありません。

これは何としてでも今日勝っておきたいところです。

と、その気配を感じてか

N田「相手は見ない!自分に集中してください!」

とピシャリ。

さすが、よく見てらっしゃる。

そうこうしているうちに私の出番が回ってきました。

まずはスナッチから。

M田さんは63kgでスタート。

私は65kgでスタートと考えていましたが、どうも今日はスナッチの調子がいい。

ということで68kgでスタート。

一本目、無事に成功できました。

これで5kgリードです。

M田さんはこの後67→70or71とくるでしょう。

私の直近のベストは発熱前の73kg。

消耗した今の身体では70が出るかどうかも危ういところです。

ですが…

スコアボードを見るとM田さん、失敗を繰り返し63kgでスナッチを終えています。

アップの様子があまりに見事でしたのでびっくりしました。

ここですでに5kgのリードが手に入ったのですが、

体力が後半のクリーン&ジャークまで持たない可能性も大いにありましたので、ここで攻めにでることにしました。

71kgにトライ。

成功。

次いで73kgを成功し、10kgの貯金を手にSNATCHを終えました。

10分の休憩の後、クリーン&ジャーク競技が始まります。

アップでは思った通りスタミナがだいぶか細くなっていることが分かります。

通常3本挙げる重量も2本挙げると胸が弾み頭がくらみます。

当初88kgもしくは90kgでスタートと考えていましたが、安牌を取って85kgからのスタートとなりました。

崩れながらも85kgを成功。

M田さんがひっくり返すには95kgを成功させる必要があります。

直近では91kgを成功させていると聞いていましたから、頑張れば95もあるかもしれません。

しかし、挑戦したのは88kg。

恐らくは91kgが今のベストなのでしょう。

そして、失敗。

この時点で私の優勝がほぼ確定しました。

勝負としてのプレッシャーから解放されましたが、冒険するほどの体力はありません。

本音を言えば95→100と行きたいところでしたが現実的な選択とは思えません。

今の状態を考え、6本成功のパーフェクトゲームを目指すことにしました。

その後、90kg→93kgと成功し、無事全試技を終えました。

終わってみればスナッチはベストの-5kg、ジャークは―2kgまで成功することができました。

この日の体調を考えるとよく挙がったものだと思います。

これもセコンドにN田さんが付いてくれたおかげだと思います。

N田さん、本当にありがとう!

こうして、いろんな幸運に助けられながら、全日本初優勝を手にすることができました。

来年の全日本マスターズは徳島です。

全日本マスターズは世界大会の予選を兼ねています。

基準記録は170kgです。

スナッチ75、クリーン&ジャーク95出せば基準クリアです。

しかし、世界大会はエントリーの上位7名しか出られません。

できるだけ基準記録より上の数字を出す必要があるんです。

なので、来年の全日本マスターズまでにスナッチ85kg、ジャーク105kgを目指したいなと思います。

今の私には大きすぎる目標ですが、なんとか実現したいと思います。

以上、2019年の全日本マスターズのご報告でした。


7/27は第37回全日本マスターズウエイトリフティング競技選手権大会へ出場してきます

2019年07月23日 | トレーニング日記

6月はインカレや外部講師活動と忙しくさせていただきましたが、一息ついたら今度は自分の試合です。

出場するのは第37回全日本マスターズウエイトリフティング競技選手権大会

宮崎県で行われます。

昨年までは69kg級で試合をしてきた私ですが、昨年階級の区分に変更がありまして69kgがなくなり今年は67kg級に出ることになりました。

67kg級に出ることになるなんてつゆ知らず、よく食べそこそこに運動し、4月ごろは73.5kgありました。

体重があるとリフティングのスコアも良いもので、ちょうどこのころスナッチもクリーン&ジャークも自己ベスト更新がありました。

スナッチは78kg、ジャークは95kg。

クリーンだけなら100kgまで立てるようになっていました。

減量すると挙がらなくなると聞いていたので、6kg強の減量でどうなることかとびくびくしていましたが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見事にあがらなくなりました!(^_^;)ヤッパネ

 

減量中もいろいろ気を付けてみたんですが、ご多分に漏れずという結果になりました。

減量開始から順調に(!?)挙上重量が落ち始め、

一次は補強を含めた各種目10kgアンダーまで落ち込んでしまう始末。

敗因は減量で力の入らないまま強度の落ちた練習が続いたための機能低下、だと思います。

体重は-6~6.5kgなのにー10kgのスコア減に大いに凹みつつ

本格的にやばいと感じたのが6月末…

ここからの4週間ではフィジカル自体が強くなることは期待できません。

変えられるとしたら神経系の適応です。

それを踏まえて『出力向上のために何をするべきか』を考えました。

そこで選んだ方法は「スピード練習」でした。

以前、学生アスリートに協力してもらった実験で、

13日間のスピード練習を課したあと1週間出力が高まる時期が現れることを知りました。

これが44歳の自分に当てはまるのかどうかは掛けですが、27日の試合から逆算して3週間を切ったところから60%~90%の重量でスピードを意識した練習を始めました。

〇スピード練習の一例:「ボックススナッチハイプル」(この種目はスナッチベストの70%~115%で行います)

はじめて10日ほど経過する中で、ハイプルなどの補助種目ではバーベルの跳ね上がる高さは高くなってゆきました。

順調に出力が上がっていることが分かります。

でも、肝心の種目(スナッチ・クリーン&ジャーク)はー10kgからさほど伸びてくれません。

恐らくフォームが崩れているのだろうと動画をとるとそこには

動きに切れもなく、緩慢で重苦しく挙げる自分の姿…

古巣のクロスフィット代々木でアドバイスをいただくと「力み過ぎ」が問題ではないかとのことでした。

なるほど、確かに力が出ないからと無理くり大きく引き上げようとしていました。

結果、力みが生じ、腕が固まり、シャフトが自身の中心軸より遠ざかり、リフティング動作の効率が下がっていたのです。

力が出ないときほどフォームとリズムが大事。

コーチの的確なアドバイスの元フォーム練習に専念したところ、余裕をもって減量前のー5kgまでクリアすることができました。

〇スナッチ40kg:フォーム練習

〇スナッチ73kg:ベストのー5kg

 

その数日後(昨日)、最終調整も何とか無事に済ませることができまして

これならベストタイとまではいかなくとも、3kgアンダーぐらいはとれる…ような気がします。

あとは腹をくくって挙げるだけ。

試合の勝敗は当日のメンツと自身のメンタルによりますが、いまできるベストのパフォーマンスを発揮できるよう頑張ってきます!

って、明日も治療業務あるけどね(^_^;)


スナッチ、クリーンでベスト更新~運動中のスタティックストレッチの上手な使い方~

2019年04月26日 | トレーニング日記

この半月、高校進学した息子のお弁当作りやらなんやらで睡眠不足気味。

それでもトレーニングは週に2~3日は続けています。

ただ、そのせいかこの一週間は日常的な疲労度も高く、

練習の強度も下がりがち…

2月から続いた上り調子もここまでか!?

とあきらめ半分で練習場目向かった昨日、なんと

スナッチ78kg(+3kg)のクリーン100kg(+5kg)

が取れてしまいました。

この日は体調を考えてスクワットなどの補強種目は外して

スナッチとクリーン&ジャークのスキル練習をしようと考えていました。

いつもならスナッチのメインセットは65kg~70kgを一本ずつ

数セット行うのですが、この日は動きに切れが出ずスナッチは

65kgで失敗が続きます。

「65kgが取れない」=「調子の悪い日」です。

体感重量的にはそこまで重くは感じないのですが、なんせ体がだるい…

『きょうは挙がらんのぉ…(-_-;)』

とベンチに腰を下ろし、ぼんやりと体調不良の自己分析をします。

『この症状は交感神経の過緊張によるものだろうな…

 でも、体感重量はそこまで重くはない=力が出ていないわけでもない。

 神経系過緊張を抑えればワンチャンあるかもしれない…かも!?』

と考えました。

起立筋は交感神経との連絡を持っていますので、起立筋へのストレッチで

交感神経の過剰な興奮を収めることができます。

交感神経の過緊張による全身の倦怠感や不眠(いわゆる自律神経失調症)

の相談なんかでも起立筋のストレッチはよく提案するセルフケアです。

上手くいけば全身を覆うだるさを抑えることができるかもしれない

と考えました。

選んだストレッチは真向法。

後ろにでんぐり返しをしたような姿勢で背中を伸ばすあれです。

こう書くと

『スタティックストレッチを運動中に行うと筋出力を引き下げてしまったり、

関節の不安定性が高まって故障しやすくなるのでは?』

と心配される方もいるかもしれません。

でも、心配ご無用。

30秒間のスタティックストレッチは柔軟性の向上を得られつつ

筋機能を高い状態で維持することができるとの実験結果があるんです。

ただし、その実験では持久系の能力を追っていましたので、

ウエイトリフティングのような瞬発系の能力に対する効果はどう出るかは

未知数でした。

ですので、3月下旬のころに自分の身体で

「スタティックストレッチの瞬発的筋力発揮への影響」

について実験してみました。

4回のトレーニングを通じて、

セット間のインターバル中に各種目ごとの主動筋に対して30秒間の

スタティックストレッチを行って挙上重量の変化を見てみました。

すると普段の練習よりもメインセットで扱える重量は3~5kgほど高く、

ボックススナッチ、ボックスクリーン、スクワットの3種目で

自己ベスト更新までしてしまうという結果でした。

ほんの一例ではきちんとした検証にはなりませんが、

確かな手ごたえが感じられましたのでみなさんもお試しになってみてください。

 

ということで、30秒間じっくり起立筋を伸ばします。

ストレッチを終えてみると先ほどまで全身を包んでいた倦怠感は大分

和らいだのを感じます。

それから30秒ほどたってから65kgのスナッチに再挑戦すると

無事いつも通り挙げることができました。

65kgを終えてみると今度はふくらはぎの硬さが気になりだしたので、

アキレス腱のストレッチ(30秒)も追加します。

腓腹筋は起立筋との筋連結がありますので、起立筋の緊張亢進と

交感神経の過緊張への配慮にもなるとの期待もありました。

2つのストレッチを終えると身体も軽く、

トレーニングに対する意欲も高まってきました。

その後の70kg。

いつもは1本づつ6セットほどおこない1~3本とれるかどうかなのですが、

この日は3レップ連続で取れてしまいました。

3レップの自己ベスト更新です。

どうやら神経系にターボがかかったようですので、

そのまま75kg(3月に取った自己ベストタイ記録)に挑戦です。

75kg、余裕もをって成功。

つづいて78kgに挑戦します。

結果はギリギリ成功。

その後、80kgに挑戦しますがこれはまだ実力不足でした。

ここまででスナッチは終了。

 

そこから今度はクリーン&ジャークに移ります。

ジャークは90kgまでできましたが95kg(自己ベストタイ)はクリーンまで。

95kgは2度ほどトライしましたがジャークが差し切れませんでした。

先週の練習で左肩を軽く痛めていたので痛みなく90kgまで取れたのは

むしろ収穫だったかもしれません。

しかし、クリーンはいい感触だったので戯れに100kgに挑戦してみました。

先月挑戦したときはキャッチまでで立つことができなかったのですが

クリーンまでは無事成功することができました。

クリーンベスト5kg更新です。

当然ジャークもやる気満々でしたが、

くらんで(脳貧血を起こして、の意)しまい刺せずじまいでした。

 

話はそれますが、クリーンで生じる「くらみ」はどういうわけか

上部僧帽筋の過緊張との関連があるようです。

くらみやすい時、上部僧帽筋のストレッチを十二分にしてからリトライすると

「くらみ」を抑えることができます。

当然この日も僧帽筋をガシガシ伸ばしてリトライしましたが、

もう脚が残っておらず(疲労で力が出ないの意)ジャークに移るどころか

立つことができず、ジャーク100kgはまたの機会に見送ることになりました。

本来ならばここからスクワットやデッドリフトなどの補強に移るのですが、

この日は二つもベストを更新しており、神経系への負荷が大きかったことを

考えて軽くプレス(ショルダープレス)をして練習を終えました。

今までの経験上、体調が悪いのに高い出力が出たときは〆のトレーニングで

怪我を負うことが多いためです。

怪我というアクシデントは昨年9月で懲り懲りです。

結果的に5か月も遠回りしてしまいましたので、今年こそはそうしたロスなく

夏の大会を迎えたいものです。

そうして自重した翌日(これを書いている今)、

思った通り体中が軋んでいます。

昨日の練習に手ごたえがあったせいか充実した痛みではありますが、

『あそこで切り上げておいてよかった~(;´∀`)』

とホッと胸をなでおろしたのでした。


おすすめ動画