動画:産後のママにおすすめ!お腹引きしめ骨盤体操!!

2015年05月23日 | セルフケア

お家で簡単にできる骨盤体操はないのか?と問われれば♪

こんなのいかが?と答えます。♫

ということで、「お家で簡単にできる骨盤体操」をご紹介します。

と、その前に…

産後のママのお腹の筋肉の状態と骨盤のゆがみの関係をさらっと説明しましょうね。

ご存知の通り、赤ちゃんはお母さんの子宮の中で育ってゆきます。

そして、臨月に入るころ、

赤ちゃんの成長に合わせてお母さんのお腹もぐんぐんと大きくなり、

お腹の筋肉はその長さを増してゆくんです。

それはもう!

細胞レベルで!!

構造的に!!!

長くなっちゃうんですよ~~~!!!!

 

はい、いったん落ち着きます。

赤ちゃんが生まれた後は、ですね。

お腹の筋肉は緩みます。

赤ちゃんがいてイーブンだった長さですから、

赤ちゃんが表に出たら、オーバーしちゃうんですね。

お腹の筋肉は骨盤を前から支える筋肉ですからね、

緩んでしまうと正しい位置に骨盤を留めることができなくなってしまうんです。

そうなると骨盤自体の形も崩れますし、働きもくるってしまいます。

そうなると今度は、腰痛や鼡径部痛に発展してしまったりと

中々難儀な問題を起こしやすくなってしまいます。

 

ここで紹介する方法は、そうした緩んだ腹筋を引き締めるのに効果を発揮します。

ただし、出産直後は恥骨結合に傷を負っていたり(つまりは捻挫)と、

決して運動に適した状態とは言えません。

出産を終えて直ぐのママさんに、まず初めに取り組んでいただきたいのは

しっかりと腹帯をして、そうした骨盤の傷が落ち着くまで3週間程度、待つことです。

組織が傷ついたときは自然治癒を待つことってとっても大事

 

これは私の臨床を通じた印象なのですが、

産後しばらくして「骨盤のゆがみが…(;´・ω・)」とか「腰や股関節が痛い(;_;)」

と相談にいらっしゃるママさんの多くが産後に腹帯をしていなかったっておっしゃるんです。

そして、結構しっかりとした変位(歪み)を見つけたりするのも、腹帯しない派のママだと感じます。

ともかく、このエクササイズを取り入れるなら、出産後3週間を過ぎたあたりからがいいでしょう。

実施にあたり、痛みがあるようでしたら無理をせず、

治療が必要な故障がないかどうか専門家の判断を仰いでくださいね。

これはママさんだけでなく、腰痛の患者さんも同じくです。

あら…(-_-;)

サラッとのはずが、前置きが長くなりましたね(^^;)

では、どうぞ!


ハムストリングスのストレッチ=セルフスイッチバックの紹介=

2015年05月22日 | セルフケア

この動画、2009年にアップしたものなのですが…

若いぞ自分!!!

いやーびっくりです。

ハムストリングのスイッチバックテクニックによるストレッチを

お辞儀をすると痛むタイプの腰痛のセルフケアとして伝えています。

とはいえ、エクササイズ中にも痛むようなら無理はしないことです。

ご自身の腰がこのエクササイズの適応かどうか迷ったら、ぜひご相談ください。

それから、成長期の子供たちは骨の成長が筋膜の成長を追い抜くために

相対的なハムストリングスの短縮を起こしやすく、

そうした状態での運動は腰椎ヘルニアのリスクが高いのでご注意ください。

そう言った世代の子供たちには積極的に取り入れてほしいなと思います。

では、どうぞ!


夏みかんのジャムを頂きました(*´ω`*)

2015年05月22日 | よもやま話

患者さんから「夏みかん」のマーマレードを頂きました。

マーマレードを使ったお料理のレシピも一緒に。(*^^*)

スペアリブのマーマレード煮や、棒棒鶏のマーマレード醤油ソースなど

どれもド・ストライクなラインナップです(^^;)

次のお休みに挑戦してみようと思います!


動画で紹介!外反母趾・足底筋膜炎・モートン病・偏平足・ハイアーチのセルフケア

2015年05月21日 | セルフケア

前回のモートン病記事でちらっと出てきた『足底のアーチを正常化するテニスボールを使ったエクササイズ』の動画を紹介します。

足(足首から先の部分)の働きを正す効果を持ったエクササイズなので、外反母趾にも足底筋膜炎やモートン病にもお役立ていただけます。

何度も書きますが、足の働きを正す効果を持ったエクササイズなのでハイアーチの方も偏平足の方も大丈夫!

足には姿勢を反射的にコントロールするためのセンサーが豊富に配置されていますので、

身体全体の可動性にも好影響が現れます。

ということで、日々の健康維持やスポーツ前のウォームアップにぜひご利用ください。


モートン病!?のようでいてモートン病ではない、足部骨間筋による「つま先の痛み」

2015年05月20日 | 治療の話

【モートン病:モートン神経種】

主な症状は、足の裏の指の付け根(ちょうどつま先立ちした時に床に着くところ)あたりの痛みやしびれです。

足の指の付け根を通り抜ける足底神経という神経が、隣接する深横中足靭帯という靭帯と地面に締め付けられて発症します。

締め付けを受けた足底神経が傷つき、瘤を作ることから「モートン神経腫」とも言います。

こうした状況は足の横アーチが潰れることで起こりやすいので、

横アーチの天井のトップを作っている中指と薬指の間に起こることが多い故障なのですが、

条件さえそろえばどの指の間にも起こります。

ハイヒールを履く習慣がある方や、つま先立ちになることが多い方に起こりやすく注意が必要です。

治療としては神経腫への消炎剤の注射やインソールによる補正が一般的ですが、

治るまでに数か月を要するとされています。

図版引用:出典不明※WEB上から拝借しました。

 

ただし、モートン神経腫のような痛み方なのに、モートン神経腫ではない…

といったケースも実際には多いもので…

今日は、「モートン病」みたいだけど「モートン病」ではないケースのお話です。

では、始まり始まり。 

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 つま先立ちになると足の指の付け根が痛むとご来院のAさん。

痛む場所は、右足の人差し指と中指の付け根の間。

Aさんのお仕事は社交ダンスの先生です。

お仕事中に(つまりダンスのレッスン中に)つま先立ちになることも多々あるだろうと思います。

実際、ソシアルダンスをされる女性のモートン病の相談は結構多く

「明日試合なの!泣」

なんて話もちらほら。

そんな時には薬指の付け根に絆創膏を貼ります。

これ、痛いところを保護しているのではなく、横アーチを補正してあげてるんですね。

なので、どの指の付け根が痛いのかは関係なく薬指の付け根に貼るんです。(ケースバイケースですが…)

すると直後から踊れるようになるケースはけっこう多いんです。

その後は足底のアーチを正常化するテニスボールを使ったエクササイズを指導すれば

だいたいの足の相談は落ち着いてしまいます。

足底筋膜炎然り、外反母趾然り。

って、話が逸れましたね(;^ω^)

 

Aさんの症状や、痛みの出るシチュエーション(つま先立ちになる)から内心、『モートン病かしら?』

と思いつつ調べてみるも、神経腫らしきものもなく、横アーチはむしろしっかりしています。

とはいえオーバーユース症候群の初期と考えればそれらの所見がなくとも痛みがあって不思議はありません。

さらにAさんの足を注意深く調べてみると、

人差し指と中指の付け根の骨、ちょうど足の甲の前半部分の骨、

中足骨といいますが、それらの動きが小さく、幅も狭くなっていることが判りました。

試しにAさんの人差し指と中指の中足骨の間をグイッと押してみると「イタタタッ!!」と悲鳴を上げるAさん。

どうやらAさんの足は「骨間筋」のトラブルを起こしているようです。

この骨間筋、故障を起こすとモートン病のような痛みをおこすので、

「病院でモートン神経腫だって言われた!」と間違われるケースもしばしば。

Aさんの骨間筋をしっかりと緩めた後、つま先立ちをしていただくと痛みは1/3にまで減ったとのこと。

通常の治療では1/3にまで痛みが減れば経過観察にするのは定石なのですが、

腫れてもいない、炎症をにおわす所見も乏しい、そんなAさんの足に起きる変化としては

ちょっと物足りなく感じます。

ここで何か見落としてはいまいか!?と考えました。

そこで、もう一度Aさんの立ち姿を観察することにしました。

すると、Aさんの体重は右足へと乗りやすく、

右の腰方形筋という筋肉の下半分が固く引き締まり、

右の寛骨が窮屈に引き上げられていることに気が付きました。

↑極端に言うとこんな感じ

ソシアルダンスでは男女の右半身が重なる様に構えますから、

右への重心が習慣となるのかもしれません。

体重を右へ乗せると、身体の自然な連動性として右足のアーチは高くなります。

すると前出の骨間筋の緊張も高くなる。

これをみて私は、Aさんの足の痛みがスカッと取れないのは

骨盤部に残る癖から、足の骨間筋は力を緩めることができないシチュエーションに追い込まれているため!

なのではないか!?

といった推論を立てたわけです。

いや~楽しくなってきた!

再度、Aさんの仙腸関節の動きを調べてみたところ、やはり寛骨は下へと降りてこない。

よっしゃ!

ということで、Aさんの右寛骨へ手を入れてみることに。

結果やいかに!?

 

 

 

 

消えてくれました(*´ω`*)

ようやくAさんも私も満足です。

めでたしめでたし!


腿の外側がピリピリと痛む:外側大腿皮神経痛

2015年05月17日 | 治療の話

右のももの外側がピリピリと痛むと相談にいらっしゃったAさん。

痛みだしてから半月。

はじめは『触った感覚が鈍いな』と感じられ、次第に触れるとビリビリと痛むようになってきたといいます。

この手の「シビレ」の相談は筋膜性の障害による「偽の神経痛」であったりすることが多いのですが、

Aさんのケースでは「知覚」という神経の働きが障害されていることから本物の神経障害だということが判ります。

場所から考えると、外側大腿皮神経という末梢神経の障害が疑われます。

この神経は腰椎の2・3番から始まって、

股関節の全面を鼠径靭帯という靭帯のトンネルの下をくぐり、

腿の外側の皮膚へ伸びる神経です。

ですので、腰椎や鼠径靭帯のトンネルの辺りで神経が締め付けられて症状が出ることが多い。

また、きつくベルトを締めることでも現れるのもこの故障ではよく聞く話です。

さて、Aさんのシビレの原因はどこにあるのでしょう?

Aさんの場合、脊柱をどんなに動かしても症状は出ないことから、どうも背骨の問題ではないようです。

鼡径部(上前腸骨棘という骨盤のでっぱりの内側あたり)を調べても問題なし。

しからば、ということでうつ伏せで膝を曲げるFNSテスト(これは大腿神経のテストとして有名)や

そこから股関節の伸展を入れた種々の神経伸張検査(ナーブテンションサインともいいます)にも反応なし。

腰椎部もノーマル

鼡径部での締め付けもなし

Aさんの身体を調べてみてこの故障でよく見られる所見が見られない。

Aさんのケースは、「外側大腿皮神経痛」のスタンダードから外れているようです。

はて、困った…

とはならないのが徒手医学の面白いところ。

困ったときは基本に返れと申します。

徒手医学では何が基本か?と申しますれば、

『触診』と答えようじゃありませんか。

外堀を埋める諸々の検査にかからないとなれば、当然『患部自体に何かあるだろう』となるわけです。

再び、Aさんの左右の腿の外側の皮膚を注意深く触察してみると、

ありました!

患部の皮膚の動きがやけに悪く、皮膚の温度も低い。

さらにAさんには糖尿病の既往があります。

糖尿病では動脈硬化も生じやすく、それが末梢神経へ向かう動脈に起こると神経へ向かう血流が減ることで

知覚の異常や筋力低下といった神経機能の障害を生じるケースがあるんです。

こういった状態を「虚血性神経障害(神経への血行不足で痺れてしまうということ)」と呼びます。

あと、補足情報といたしまして、

動脈の血が届かない状態を「虚血」といいまして、虚血に陥った患部は冷たくなるんです。

ひょっとしたらAさんの外側大腿皮神経は糖尿病の影響から「虚血性ニューロパチー」を起こしているのかもしれません。

確認としてAさんに「血糖値は落ち着いていますか?」と聞いてみると、

「…高いです。」

とのこと。

グレーではありますが、可能性は高そうです。

ともあれ、ようやくこの摩訶不思議な状況を判断する条件がそろってきました。

ここからは推理が当たっているのか答え合わせです。

何をするのかといえば、そう、治療です。

硬化して目詰まりを起こした血管を元に戻すことはできませんが、

皮膚の滑りの悪さから、皮神経を取り巻く脈管(動静脈とリンパ管)への圧迫は間違いなくある。

それならば、血管の周辺の組織を緩め、皮下組織に本来持っていた「遊び」を取り戻してあげることで

血管周囲の圧力を除いてあげることはできます。

上手くすれば神経組織への血流を改善できるかもしれません。

ということで、治療開始です。

治療手技として、ここでは筋膜リリースという手法をチョイスしました。

結果は上々!

腿のシビレは無事消えてくれました。

これにて一件落着!

といいたいところですが、

私たちの身体には形状記憶性というものがあり、良くも悪くも慣れ親しんだ状態へ戻ろうとします。

つまり、よい状態が定着するには時間がかかるんですね。

そこでAさんにはセルフケアとしてテニスボールを使ったマッサージを

自宅でも続けていただくことをお伝えしてこの日の治療を終えました。

後は血糖値のコントロールに気を付けていただきたいところですが、

今後の経過に期待ですね。

Aさん、三日坊主でいいですから、頑張ってセルフケアを実施してくださいね。(*´ω`*)


母の日

2015年05月12日 | よもやま話

先日の日曜日は「母の日」だったそうで…

GWボケですっかり忘れていたわけですが、
「いやぁ~今日は母の日だね!明日の夜は、僕が作るよ♪」
なんつって、

いかにも「忘れてないよ!」的なアピールで誤魔化しつつ、
作った料理の数々です(^_^;)

オムレツの中にはカボチャとソーセージ、チェダーチーズにゴーダチーズが入ってます。

すべて晩酌のおつまみの残りです(^^;)

こちらは大根と鶏肉の塩だれ炒め。

塩だれ(焼肉のたれ)で炒めるだけの簡単料理です。

ま、これも晩酌のおあてですね…(^^;)

はい、チゲ鍋。

もうどの辺が「母の日」なのか分からなくなってます(;^ω^)


で、お好み焼き…

って、どういうラインナップ!?

 

蓋を開ければ冷蔵庫のありもので思いつくまま作った手抜き料理の数々。

いつ『どこが母の日やっちゅーねん‼』

と突っ込みが入るかと内心ヒヤヒヤでしたが、妻も息子も喜んでくれたようです。

それにしても、いきなり「母の日」だなんて言われたって…
いやービックリした(;´д`)


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