今年最後の徒手医療協会セミナーを終えました!

2011年11月29日 | セミナー/講習会
11/27(日)大阪医療技術学園専門学校にて行われた

「歩行機能の回復:下肢骨盤の評価と介入」

今年の徒手医療協会最後の講義でした。

当日は50名以上のご参加をいただきました。



気合を入れて望んだ最終回。

なんせ,骨盤は難解な部分ですからね

触る部位がちょっと違っただけで,身体からのリアクションは大きく変わってしまうのです。

日頃から『1に触診2に評価』ってぐらいに『診て取る技術』に重きを置いていますが,

この日は特に,触診と機能解剖に時間をじっくりと取らせていただきました。

また,

『実感してナンボ』

との考えから,一組一組「この感覚ですよ!ほらこっちに動いたでしょう!?」などと

『触診での異常所見の感触』を伝えることにも注力し,

身の厚い講義が展開できたと思います。





ただ…






気合入れすぎたのか,


終了時刻をオーバーしてしまいまして…(しかも結構長く)


内心,時間超過にクレームの一つもつくものと覚悟しておりました。


ところが,アンケートを見ると,思いのほか高い評価を頂いていたのです。


これはきっと,補助講師を務めてくれた先生方が十二分に参加者の疑問に答え,

フォローに回ってくれていたことによるものだと思います。


補助講師を務めてくれた大上先生,遠山先生,村椿先生に感謝です。


ホッと胸をなでおろしつつも,

『実用性を重視した内容を,より楽しく,より伝わりやすく提供してゆく』

ため,このテーマのテコ入れを心に決めることになりました。


(だって,心残りがあると帰りの新幹線で美味しく飲めないんですもの)


目指すは仮に初心者であっても「結果を出せる」技法の提案です。

すでに構想はできています。

後は煮詰めるのみ。


こうして更なるブラッシュアップを続け,

これからも,たとえ同じテーマであっても

「いつでも新しい」提案をし続けたいと思います。


今後とも,徒手医療協会をよろしくお願いいたします!



さて,来月4日は手技研の臨床実習(空手の大会へコンディショニングのボランティアとしていってきます)

そして11日は手技研セミナーの最終回。

これが本とのオオトリです。

今年一年の講義を通じて紹介してきた技法の中から

疾患への効果の特に高いものをまとめてご紹介する回です。

徒手医学をこれから始めたい方や,

臨床で困っている疾患のある方にはオススメの内容となっています。

この回は自由度が高いので,今からウキウキしています。


講義の進みがよければスイッチバックや

最近作ったスペシャルもお披露目したいところです。


もういくつ寝れば師走です。

さあ!

走るぞ!

Runnerの秋

2011年11月24日 | 治療の話
例年この時期になると,

ランナーの方からのご相談を多くいただきます。

しかし,今年は特に多いようです。



ランニングブームのせいでしょうか?

それとも,良い仕事ができているから!?

え?

都合よく考えすぎ?


ま,でもですね,

そう考えてしまう根拠?

エビデンス?

ってのも,ないわけでもないんです。




痛みのために走ることができなかった患者さんからは

「痛まずに走れる距離が戻ってきた!」

との声をいただきますし,

故障から回復され,競技力向上のためにいらしている患者さんからは

「自己ベスト更新した!」

との声をいただいていますし…


(こういった声って,僕らにとってすごく励みになるんです。


いや,ほんと,ありがたいことです。


どれくらい嬉しいかって言うと「天にも昇る」ってくらいです。

(おだてられれば空だって飛んじゃう僕ですからね。)


この場をお借りして,感謝です!



たとえば先日も,

頚椎症性神経根症(首の故障で腕が痺れている状態です)の相談を頂いているAさんから

「主人から,『自己ベスト更新できた!先生ありがと!』って言付かりました!」

とのご報告をいただきました。

Aさんのご主人はマラソンにゾッコンなんです。

去年,腸脛靭帯炎の治療にいらしてからのお付き合いで,

治ってからも試合の前には調整にいらしていただいています。

しかも,いつもならレース後はあちこちひどい筋肉痛で大変そうだったそうですが

今回はレース後もたいした筋肉痛も出ずにすんだとのことで,奥様も一安心されたご様子。

これも一重に僕の…

もとい

これは,ご主人の走り方自体のレベルが上がったことによる結果だと思われます。

お伝えしたエクササイズの数々も喜んでいることでしょう。(そして僕も喜んでいます)



同じくランナーのBさんは,本日最終調整でした。

今週末にはフルマラソンに出場されます。


内容は,

スムースな重心移動を実現する股関節と骨盤の連動性,

片脚立位での安定性,

そして効率的な呼吸運動のための胸郭の柔軟性,

下肢の運動を加速するためのしなやかな腕の振り,

ざっとそんなところをチェック・調整し,

いい状態に仕上げることができました。

目指すは3h○○minとのこと。


さて,結果は如何に!?


わくわくです。うふふ。



こんな感じで,

とよたま手技治療院では,故障からの回復だけでなく競技復帰(スポーツリハ)や

競技力向上(主に神経系のトレーニングによる身体操作の効率化)へのサポートをご提供しています。


折りしも12月下旬までは「副院長キャンペーン」(一時間3980円・初見料サービス)を実施中です。

しかも副院長はマラソン経験者。

フルマラソンを3時間チョッとで走ったその経験に,治療の知識と技術を加え

手前味噌ながら「かなり良い仕事」をいたします。

この機会に是非,「とよたま手技治療院」をご利用ください

好奇心を持つ

2011年11月15日 | よもやま話
講義をしていると、色んな質問を受けます。

質問の内容は、基本的なことから穿ったものまで様々です。

時に、『…?』な質問もありますが、

おおむね、講義の流れで沸々と湧き上がる「好奇心」からの質問です。

こうした強い興味に裏付けられた「好奇心」を持つことって大切だと思います。

経験上、それらは技術者としての成長の糧となってくれるからです。


ちなみに、ふっと思いついただけの「質問」と「好奇心」から発せられる「質問」には

大きな隔たりがあるように思います。

「興味」と「好奇心」が重なっている場合、

「ひょっとして」「もしかしたら」と

質問した時にはすでに、自分なりの答えを模索しているからです。

その模索する過程を、

私は個人的に大事だと思っているのです。



うちの子も、3~5才の頃には

「あれなーにぃー?」「これなーにー?」「どーしてー?」「なんでー?」

のオンパレードでした。

しかも、投げかけられる疑問があまりに素朴な疑問すぎて、

なんか、ある意味哲学的だったことを思い出します。

でも、一つ一つ丹念に言葉を選んで答えてきました。(たぶん…)

当たり前の物事を、もう一度まっさらな眼で見直す機会になったような気がして

子供に感謝したりしなかったり。


いまでは息子も8歳、

いつまでも「なんで?」「どうして?」ではないのです。

「ねーおとーさん、これなんでこうなるの?」

「ん~、何でだろ? 何でだと思う?」

「ん~、きっとこういうことだと思う。」

なんて、自分で考えることができるようになってきました。

そうこうしている内に、辞書を引くことや本で調べることまで始めだし

好奇心をバネにグングン自分の世界を広げているようです。


頼もしいですね。(はい、親馬鹿です。)


好奇心って、新しい可能性の扉をひらく

「鍵」のようなものなのかもしれませんね。

私も好奇心を忘れずに、日々新たな扉を開き続けたいと、

そう思います。

NHK杯を見て

2011年11月14日 | よもやま話
録画のニュースで、フィギュアスケート「NHK杯」を見ました。

高橋選手、凄味のある演技に否応なく引き込まれますね。

ともかく、凄い。



ただ、個人的に好きな選手は誰かというと、

これは小塚選手なんですね。


もうね結構前から、

『この選手は来るよ!』

と、周囲に漏らしていたんです。

で、やっぱ来たなと。(へへへ)



今大会も、小塚選手の果敢に攻める姿勢にビビッときましたよ。

やっぱり、挑戦する姿ってかっこいいですよね~!

近い将来、トップに立ってくれることを願って止みません。



ただね、高橋選手に比べて胸郭の可動性に難がありますね。

前よりも大きく動いているんですが、

よく見ると、右腕は体幹からしなやかに、伸びやかに動いているのに対して

左手は肩から「とってつけたように」動いています。

左の第二肋骨と胸骨の間

肋軟骨関節部に制限があるのだろうと思います。

(胸骨角あたりにも硬さがうかがえるので、

『気管でも弱いのかな?』

なんて、勝手に想像してしまいます。)


第二肋骨(というか、胸郭の第二胸椎レベル)は

その動きが障害されることで「肩の痛み」を生じることもあり、

上肢の運動の支点になると考えられているんです。


小塚選手、この問題がなければもっと表現力は上がるでしょうね。

そして何よりジャンプの精度も飛躍的に向上すると思います。


ああぁ~、手を入れたいなぁ…


だからTV見たくないんですよ。

問題に気づいても、どうせ手を入れることなんてできないし…



ところで、高橋選手もちょっと気になるところがありました。

特にFSで際立っていたのですが、

右の股関節の内側の緊張が気にかかります。

場所的には…

腸骨筋かと…

ともかく、この状態での四回転のジャンプはリスキーですね。

右脚で踏切れば、空中での回転中心を垂直に保つことが難しいでしょうし、

着氷で右を着けば内に折れやすいでしょうし…


もし4回転は鼻からしてなかったとしたら、

そこは、「さすが王者」となりましょうかね。


※私の考える「常勝する強い選手」の条件は、

「自分の現状をリアルに把握する」ことができることです。

ようは博打ではなく、勝つために「今の状況でのベストを尽くす」ということです。

そのためには今の戦力(能力?)を冷静に分析し把握していなくてはなりませんからね。

どんなジリ貧でも、勝つための戦略を立てるという姿勢を持つことが「常勝」を支える



信じています。(照)



とまぁ、今回もまた

いつも機能障害を探してしまう

悪い癖が出てしまいました。


単純にスポーツ鑑賞を楽しめない。


これはもう、職業病ですね。



だから見たくないんだよ(泣)

TVの画面の向こうじゃ、

何もできないもん!

癒されました

2011年11月12日 | よもやま話
今日のお昼は近所のファミレス

家内とハンバーグをかじっていると、

はす向かいのテーブルに、3歳ぐらいの男の子と

赤ちゃんを連れたお母さんがいらっしゃる。


なんとなしに、見るとなく眺めるやいなや

脳内を襲うビッグウェイブ!



『うわっ!


チョー可愛いーーーーー!!!!!














いや、子供たちがね。


いやいや、純粋に子供たちの可愛さが僕の眼に飛び込んできたっていう

いやいやいや、たしかにお母さんもお綺麗でしたよ!(顔見えなかったけど)

いやいやいやいや、お母さんがどうとかでなく!

そういうことが言いたいんでなくて!

って、そうでなしに!


そーゆーことで

NA・KU・TE!!!




いや、仮にそうだったとしたらですよ。

かみさんと昼飯食べに行って、隣の奥さん「カワイーーーー」って



確実にぶっ飛ばされますよ、ほんと。

いやー怖いわぁ。




で、子供の話

赤ちゃんもかわいかったんですが、

その男の子の仕草が、またかわいいの何の!

僕の席からは後姿しか見えないんですが、もうウッキウキなんですよ。

ハンバーグ食べちゃぁ、おっかさんに「おいし~♪」とか

ジュース飲んじゃぁ、犬のシッポみたいに足をフリフリとか


ま、文章じゃ伝わらないですよね。


ふふ、見たもん勝ちです。


とにかくもう、癒されるんですよ!



うちの子は、現在小学二年生。

親馬鹿ですが、そらもう可愛いッすよ。

『ウザイ』とか『キモイ』とかいいますけど

そらもう…

可愛いもんです。




ファミレスに居た僕は

『3歳の頃って、こんなだったなぁ~(ウットリ)』

なんて考えながら、もう子供に釘付け。

癒されたぁ~!



こんな37歳(パパ)って、変でしょうか!?

あと12時間欲しい

2011年11月11日 | よもやま話
27才で開業してから、一日が終わるのがとても早い。


その昔、マッサージの訪問診療していた頃

90歳のお父さんは

「この間18になったと思ったら、もう90才だ。

 人生ってのはあっという間だぞ。

 ボーっとしててゃいかんぞ。」

と仰っていた。

『そりゃ言い過ぎってもんじゃないですかい?』

と思っていましたが、


が…





ホントにそうかも。


なんか考えると怖いですよね…





とにもかくにも、「やりたいこと」はいくらでもあるのに、

気がつくと寝る時間…

時間が圧倒的に足りないです。



正直、いくつやりたいことがあるのすらも分からない位、

やりたいことだらけ(やり掛けだらけという話もあるが…)


あ、

ほんとにいくつあるのか分からない。


まずいな。

とりあえず、思いつくままに「やりたいこと(やらなきゃいけないことかも…)」を挙げてみます。


○ランニング障害予防のセルフチェックをまとめて情報発信したい!

○今ある故障予防・コーディネーション能力向上のためのプログラムが、

どれだけの効果があるのかデータを集め、根拠をもたせた上で公開したい!(現在、前向きに準備進行中)

○日々の臨床で得た発見を動画にまとめて配信したい!(山ほどたまってます)

○たまった本を、どっぷりと読みふけりたい!(これも山になっとります…)

○介護施設か老人ホームで、もう一度機能訓練員をしたい!(週1ぐらいで、なんとか…)

○セミナーでお話していることと、臨床での発見と、頭の中にある仮説を本にまとめたい!(で、目指せ印税生活!←ないない)

○東京・大阪以外でも講義をしたい!(特に沖縄。)

○宮古島に帰りたい!(埼玉出身ですが…)

などなど


一つ一つ、

多くのものは、少しずつ進めていますが、

如何せん時間が足りない。


ああ、一日があと12時間長かったらなぁ~

もしくは「コピーロボット」があればなぁ~

そしたら一気に一日が二倍ですよ!


いいな~


でもね。

一歩一歩ですよね。

急いでも中身がスカスカになってしまっちゃ意味ないですから。

分かってるんです。



さ、もうひと頑張りしよ。

【手技療法セミナーご案内】12月11日「~臨床に即役立つ!知っててよかったこの一手~」

2011年11月10日 | セミナー/講習会
日頃より当ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございます。

事務局より、とよたま手技治療院/徒手医学臨床技術研究会主催講習会につきまして

12月開催の好評シリーズ総集編のみどころを関連動画とともにご案内申し上げます。

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【タイトル/テーマ】

≪総集編~臨床に即役立つ!知っててよかったこの一手~≫
マニュアルメディシンを知ろう!徒手医学的評価と介入シリーズ第12回


【講習紹介】

「臨床にすぐに役に立つ」手技療法テクニックの実技と、そのメカニズムを理解します。

1年を通じて開催した「マニュアルメディシンを知ろう!徒手医学的評価と介入全12回」の総集編として、臨床への応用技法の中から「簡単」でありながら「効果の大きい」技法をピックアップして紹介します。


【おもなプログラム】

「テニス肘にはこの一手!」
「肩峰下インピンジメント症候群にはこの一手!」
「変形性膝関節症にはこの一手!」
「腰痛症にはこの一手!〔筋膜性・変形性〕」

【開催日時】2011年12月11日(日)9:30~16:30

【お申込み】お申込みフォーム

【関連動画記事】

変形性膝関節症・足関節捻挫のセルフケア

CM関節症・ドケルバン病への対処法

 <後編>親指側の手首の付け根がいたい!ドケルバン病とCM関節症~痛みとその治療~

 <前編>親指側の手首の付け根がいたい!ドケルバン病とCM関節症~痛みとその治療~

【開催概要&お申込み】

 こちらのページよりご覧ください

年間を通じて取り上げた各テーマの回にご参加いただいた方にも、また総集編として初めての方にも、翌日からすぐに使って変化を実感できるテクニックをお届けします。
奮ってのご参加をお待ち申し上げます。

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本案内をお読みいただきたいへんありがとうございました。


とよたま手技治療院
徒手医学臨床技術研究会 事務局




ランナーズコンディショニング

2011年11月09日 | コンディショニングの話
スポーツの秋だからでしょうか、

このところ、

ありがたいことに、

ランナーの皆様からのご相談を

コンスタントに頂いております。


治療の相談といたしましては、

・腸径靭帯炎

・四頭筋腱炎(ジャンパー膝)

などが多く、

・反復性足関節捻挫

・膝蓋腱炎

・シンスプリント

・足底腱膜炎

・モートン神経腫

などが続きます。


治療内容は、

故障につながる崩れたフォームを修正することを目標に

手技治療で関節の強張りを取り去り、

運動療法で正しい関節の運動を脳に再学習させます。


故障の相談が落ち着いたあとは、

日々のトレーニングの質的向上のためのコンディショニングや

定期的なメンテナンスに移行する方が多いです。


「記録更新した!」

というお声も多く頂いております



現在「副院長キャンペーン」として、

60分の治療を3,980円にてご提供中です。


この機会に当院の治療とコンディショニングを、

どうぞお試しください。

立教大学舞踏研究会での指導を終えて

2011年11月02日 | コンディショニングの話
一昨日は、

立教大学の舞踏研究会さんへ訪問指導に行ってまいりました。




当日は40名ほどの参加があり、

みなさん私の説明にとっても熱心に耳を傾け、

そして真剣に、

セルフコンディショニング法やコーディネーショントレーニングに取り組んでくれました。




本当に、ありがたいことです。

指導していてあんなに楽しかったのって…



楽しかったのって…









あ!

いつもメッチャ楽しんでるか!


てへ!(照)



でも、本当に皆さん熱心。

あれだけ盛り上がってくれるとやりがいがあるってもんです。

おかげで昨日今日とメッサ筋肉痛です。


もうね、

大阪人ではありませんが

「メッサ」

が頭に付くぐらいの痛みです。



ここまで来ると「筋肉痛」ってくくりを外してあげたい。


しか~し!


ここまで痛いのに、



むしろ歩きやすい!?








それはなぜか!?


ズバリ!

筋バランスが整っているからです!(ふふふ…)

なので、しゃがむ等の大きな運動でなければ痛みは気になりません。


舞踏研究会さんとは、今後もお付き合いが続きそうな雰囲気です。


さて、次は何を伝えよう。



今からワクワクです。




さて、明日は変形性膝関節症の講義です。


ありがたいことに満員御礼。


期待に応えられるよう頑張ります!

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