新店舗への新装移転OPENについてご案内

2014年11月28日 | 事務局よりご案内

平素より当ブログをご愛読いただきましてありがとうございます。
当院は12月より新店舗にて新装移転開業を致します。
すでに患者様には移転ハガキにて新店舗の所在地等をご案内させていただきましたが
新しい治療院はビルがオートロックとなっておりますため、改めまして
下記の通り、地図・建物外観・エレベータのオートロック解除方法をご案内申し上げます。

なお、電話番号は 03-3994-5048 です。これまでと変更ございません。

[地図]

 

[外観/エレベータのオートロック解除方法]

[所在地]
東京都練馬区豊玉北5-18-10プリマヴェーラ701

今後とも変わらぬご愛顧を賜れますよう、お願い申し上げます。

とよたま手技治療院


冷え性と風邪

2014年11月21日 | 治療の話

いや~、日ごと寒さが増してきましたね。

寒くなったついでにインフルエンザもぼちぼち勢いづいてきたように聞き及んでおります。

みなさん、「手洗い・うがい」に励みましょう。

それから、足元を冷やさないように!

これ重要です!

ご存じの通り、風邪は喉からウイルスや細菌が感染して起ります。

これに対して身体は、のどの粘膜に粘液のバリアをはって守っているんですね。

しかし、足が冷えると喉の粘液の分泌が反射的に低くなってしまうんです。

つまり、ウイルスや細菌の侵入を止めにくくなるので風邪をひきやすくなる。

そうならないよう、うがい手洗いに加えて、足元を冷やさないようお気を付けいただきたいな、

と思うんです。

 

「喉の粘液分泌」と「足の冷え」の関連の話は以前勤めていた整形外科のDrから伺った話です。

論文が出ていて、事実としてそうした現象があるということは分ったけれど

なぜ足が冷えるとのどの粘膜に影響があるのか皆目見当がつかなかったんです。

当時は「なんでだろ~ねぇ~」って話だったんですが、

それから12年が経過した今、個人的な見解としてですが、ぼんやり背景が見えて参りました。

下の図を見て頂きたいのですが、

ふくらはぎ後面の筋肉と頚部深層の筋には構造的連続性と機能的協働関係があるんです。

図版引用:アナトミートレインセカンドエディション「ディープフロントライン」

おそらくはこれが足と喉の関連の背景となっている。

私はそう睨んでいます。

 

では、どう気を付けましょうか!?

単純に足の保温に努めるというのも一つです。

でも、私としては「ふくらはぎ・足の裏」のテニスボールマッサージをお勧めしたいのです。

 

■動画はコチラ

ふくらはぎのテニスボールマッサージ

足の裏のテニスボールマッサージ

 

冷えの原因はハッキリしていませんが、

治療を通じて実感するのは、ふくらはぎの奥にある深層筋(つまり下腿後面深層のコンパートメントの筋群)の故障による

周囲の動脈(腓骨動脈や後脛骨動脈)への影響(攣縮)の結果「冷え」という症状に繋がっているようだ、ということです。

なので、温めるのも悪くはないのですが、筋肉の故障を解消するための一手を積極的に打っていただきたいと思うのです。

 

以上、「風邪予防に脚をほぐしましょう!」というご提案でした!

 

=追伸=

「膝の奥が痛い」の記事、ジリジリ書き上げつつありますので、

今しばらくお待ちくださいね


向き合うことができたら…

2014年11月09日 | よもやま話

算数がどうにも嫌いで、勉強しない息子。

でも、今のところの将来の夢は理数系必須の業界…

仕方なしの塾通い。

それでもなお、算数を前にすると思考が停止してしまう様子。

私「何のために勉強するの?」

息子「義務だから…」

私「それって、ずーっと机に向かって座っていたらいいの?」

息子「…。」

そりゃ解ってるんだよね(^_^;)

できていない今。

周りとのギャップ。

一気に差を縮めようったってそうはイカの○球ですよ(笑)

 

タイミングを見て、言ってやりたいですね。

 

勉強ってのはね、解らないところを解るようになるための挑戦なんだよ。

『あ、これ解らないな』ってのが見つかったら、今の自分を越えるチャンスなんだよ。

例えば、成績で周りの人を越えるなんてのも、

自分を越えるための挑戦の積み重ねが結果として相手を上回ったかどうかなわけで、

そのゴール(?)が果てしなく遠くにみえたとしても、やることはやっぱり一緒。

自分と向き合って、今の自分を越える挑戦をコツコツ積み重ねるだけ。

 

しんどい時には、足元を見て一歩一歩。

 

そういうお父ちゃんも、心底そう思えて、そうしだすまでだいぶかかったなぁ…

いっぱい後悔して、ようやっとだったしなぁ…

 

そっか、やっぱしオイラの子ってことかな…

 

でも、息子には同じ後悔はしてもらいたくないな…

 

それすらも、親のエゴなんでしょうね(-_-;)

 

技術の向上は、今の自分と向き合うことから始まります。

そういえば障害からの復帰も同じ。

 

たどり着きたいゴールがあって、

今の自分の立っている場所を知って、

でも、今の自分の歩幅で一歩一歩進むしか無くて…

 

最初は遠いなぁ~(>_<)って思っても、

それでも一歩一歩進んでれば近付くことはできる。

そしてその過程で確実に成長することができる。

上手くすればゴールすることもできる!

 

でも、スタート地点で呆然とゴールを眺めているだけじゃ、近づくことすらできないですからね。

 

できていない自分と向き合うのって怖いし辛いけど、

向き合ってからようやっと始まるからなぁ(^_^;)

 

向き合えると強いんだけどなぁ(>_<) 

 

そんな息子が「一歩」を踏み重ねられるよう、応援しようと心に誓った40歳の秋でした。


777!!

2014年11月05日 | よもやま話

気がつけば、私のYOUTUBEページのチャンネル登録者数が「777」に…

スリーセブンですね!

 

スリーセブン…

なんだろう!?

この「いいことありそう♡」的な期待感は(笑)

最近新しい動画を乗せてないので、

これを機に動画のアップを頑張ろうかと密かに闘志を燃やす39歳でした!


膝の奥が痛い~膝蓋軟骨軟化症~その2

2014年11月02日 | 治療の話

前回は、「お腹の筋肉の働きの弱さ」が背景となって様々な故障に繋がって行くシナリオについてお話しました。

当然、今回のAさんの膝の故障もその延長だと言いたいわけです。

ということで、前回たどり着けなかったAさんの膝の話。

 

Aさんの膝を調べてみると、痛みの出どころは「膝蓋大腿関節」にあるようです。

名前を付ければ「膝蓋軟骨軟化症」となるでしょう。

この障害は、腿の骨(大腿骨)に対する脛の骨(脛骨)の向きが悪いことで

「膝蓋大腿関節」に摩擦が生じて傷が出来た状態をいいます。

 

上の絵の「膝蓋骨」と「大腿骨」の間が膝蓋大腿関節です。

この関節には膝蓋骨側(つまりお皿の裏)にクサビ状の出っ張りがあり、

大腿骨側にはそれを受けとめる溝があるんです。

←膝のお皿の裏側です。山になっているのがお解りいただけるでしょうか!?

←大腿骨側は谷になっているでしょう!?

 

また、四頭筋は骨盤と腿(大腿骨)から伸びて脛につながっている筋肉です。

 

ですので、腿に対して脛が外や内を向いてしまったままで曲げ伸ばしが繰り返されるようなことがあると

大腿骨の溝の片側への摩擦が高まってしまうために傷がついてしまう。

と、考えられています。

勿論私もそうだと考えていますが、プラスアルファの原因に大腿四頭筋の過緊張があると思うんです。

 

ちょっと寄り道をしますが、お聞きいただきたい。

 

私たちの筋肉は急に引き延ばされると反射的に縮みます。

これを伸張反射といい、そのトリガーが筋紡錘というセンサーです。

その筋紡錘は筋肉を「たわませた状態」で置いておくと感度が高くなり過ぎて、

ちょっとした刺激でも痙攣してしまったりと、過剰な反応をしてしまいやすくなります。

そうなると、本来であれば適宜力を抜いて引き伸ばされなきゃいけないようなシチュエーションでも

上手に力が抜くことができずに抵抗するように緊張を高めたりすることがあるんです。

 

それを踏まえて、「お腹」について考えてみましょう。

 

いい図が無いのですが、前回の体幹の図をみると

 ←左が異常・右が正常

左の腹部の緊張が低い側では骨盤がお辞儀をしているのが解ると思います。

四頭筋の中でも大腿直筋という筋は骨盤と脛をつないでいますので、

骨盤がお辞儀した状態では、通常よりも短い状態でバランスすることになります。

そう!

大腿直筋の筋紡錘の感度は高くなっているわけです。

 

また、この骨盤の位置から膝はグイッと伸ばされて

膝が逆に反ってしまう反張膝になってしまいがちなのですね。(女の子に多いですね。)

このとき四頭筋のなかでも大腿骨についている外側広筋・内側広筋・中間側広筋にも

通常よりも短い状態でバランスする状況が生じます。

そう!

外側広筋・内側広筋・中間側広筋の筋紡錘の感度も高くなっているわけです。

 

つまり、お腹が弱いことがめぐりめぐって四頭筋に「引き伸ばされることを拒む」お膳立てをしてしまっているわけです。

 

さらに、この姿勢では通常股関節後面の支えに使われるべき大臀筋が十分に働くことができません。

すると、俄然ハムストリングスが頑張りだします。

お気付き頂けるとおもいますが、ハムストリングスは脛に付き膝を曲げる働き(屈曲)を持っている筋肉です。

そう!

四頭筋とは働きが逆なんです。

膝を曲げるのを拒まんとする四頭筋に対して、より力強く膝を曲げようとハムは頑張るわけです。

つまり、双方の筋による綱引きが始まってしまうわけです。

そうなると膝のお皿の大腿骨への圧力が普段以上に高くなるでしょう!?

そこへきて脛の向きが外や内へと向き過ぎているとどうなるでしょう!?

膝蓋骨の裏側は楔のように山があり、対する大腿骨側にはそれを受ける谷があるわけで

綺麗に関節の山と谷が合わさっていたら、そうは問題とならないものの、

脛の向きが内や外を向き、山と谷ががずれてしまっていたりすると、

関節の一部にだけ強い摩擦が繰り返されるようになるわけです。

 

そうこうしている内に軟骨がすり減って「膝蓋軟骨軟化症」のでき上がり!

というわけです。

 

Aさんの場合高いヒールの靴で踊るので、膝へかかるテコは大きくなります。

そうした競技独特の環境も膝の怪我の要因の一つと考えられます。

 

ふうっ(-_-;)

疲れたな…

 

 

 

ということで、続きはまた後日!

 

お腹を鍛えることでAさんの膝はどうなるのか!?

私はAさんに何をどうしたのか!?

ねじれた脛の問題と反り込んだ膝の行方やいかに!

 

=つづく=

 


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