なんだかドラマティック

2009年02月26日 | Weblog
先ほど「月刊トレーニングジャーナル」(ブックハウスHD)の校正をFAXしました。

ありがたいことで、私の拙い文章を載せていただけることになりました。




しかし、なんだか年明けからハイペースな毎日が続きます。

こう忙しいとなんだか「生きている」感じがします。 ←はい、強がりです。。。


さっき気がついたのですが、

この「月刊トレーニングジャーナル」という雑誌

10年ほど前に見た同誌の記事が

今の治療院とコンディショニングを両翼としたスタイルを

目指したきっかけとなったのでした。

気づいた瞬間、

その当時の「こんな感じの治療院を作りたい!!!!!!!」という、なんというか

衝動のような感情を鮮明に思い出してしまいました。

その時すでに「コンディショニング塾」的なアイデアも浮かんでおりました。





これも「縁」なのでしょうか…

それとも執念かな!?


人生って、なんだかドラマティックです。

メカには弱いのです

2009年02月25日 | Weblog
先ほどまで画像編集ソフトと格闘しておりました。


結果は1RKO負け


歯が立ちませんでした。。。


某アスリートに頼まれているコンディショニングメニューの画像

5部構成になっているのを1つのDVDにまとめたかったのですが

このソフト、実に難攻不落。(どのソフトだろうが結果は同じですが…)

作業は遅々として進まず。。。

編集とか、そういうのあきらめて

五枚のDVDが出来上がりつつあります。


きっと渡された某アスリートさん

「こ、こんなにいっぱい!?」

ってびっくりするでしょうね…

中身見たら、まとめても4~50分なんですけどね…


ちなみにお題は

「関節機能の修正」

「下肢機能向上」

「コアの反応性向上」

「上肢-胸郭-骨盤-下肢の連動性向上」

「競技力向上(ダッシュ⇒ターンの切り返しスムースかつ素早くできるようにする)」

中身は、

関節可動域の制限要素の除去から、ダイナミックスタビリティの獲得

骨から骨へ、関節面から関節面へ力を伝えるための身体操作を

カラダに勉強させるフルカワ体操(←たった今思いつきで命名。←この名前、センス悪いので、たぶん二度とは使われないであろうことはいうまでもありません。)

道具は

「ソフトジム」

「ストレッチポール-ハーフカット」

「ストレッチポール-ショートポール」

です。

渡米しても怪我無く活躍してくれるといいですね

来るときはいっぺんに来るものですね…

2009年02月22日 | Weblog
某雑誌への寄稿文の締め切りが23日

フルコンタクト空手の連載記事「上段蹴り倶楽部」が3月の第1週以内

某スポーツの選手(プロ)に頼まれている「パーソナルプログラム」の作成が24日

某スポーツチームの広報部への連絡に

某空手道場への「空手と子供の神経系の発育への好影響」についての作文

あとあと…







来るときはいっぺんに来るものですね…

へこたれないで頑張ります。


あ、十条SCさんのコンディショニングセミナーの内容もまとめなきゃ…


ああっ!明日は院内セミナーだ!


うう~む

いっぺんにき過ぎ…

とりあえず明日の会場設営して帰ります。


明日はスタッフ不在なもんで…








何で明日に限ってこないかなぁ…







あ、へこたれませんよ。

頑張りますよ。










何でこないかなぁ…

ヘルニアなんです

2009年02月19日 | Weblog
「ヘルニアがあるって言われてるんですけど、治りますか?」

今日、互いの都合が合わずお受けできなかった患者さんからの一言です。

おそらく椎間板ヘルニアのことをおっしゃっていたのだと思います。

(脱腸もヘルニア。ヘルニア=「飛び出した」の意)



実は画像診断上ヘルニアがそこにあるってだけでは、痛みの原因がヘルニアだとはまだ決められないのです。

そのヘルニアが原因だと決めるには、本当にその痛みとヘルニアに関連性があるのかを確かめないといけません。

『それには機能を見極めることだ』と、恩師より教わりました。

神経の機能が傷害されているかを見るための「手による検査」を施行して、

本当に「椎間板ヘルニア」のせいで神経痛が出ているのかがわかるのだと教わりました。

ちなみに恩師は整形外科の医師です。





そういえば私もヘルニアでした。(椎間板の…)

この業界に入ったきっかけ(の一つ)も頚椎と腰椎の椎間板ヘルニアによる神経痛です。


で、今はといいますと、「無問題」です。



そうそう

昔やってたんですよね…

格闘技…


なっつかし~





その昔、ちょっとだけ格闘技なるものをかじっていた頃のこと。

ある時ジムの憧れの先輩方に進められ(そそのかされ)アマチュアの試合に出場することになりました。


試合2週間前、

事件は起こりました。

世界王者で確か2~3こベルトを持っていた某選手とのスパーリング中の出来事です。

試合前になると自信をつけさせるためだと思うのですが、

プロの選手とのスパーリングが行われます。

(…らしいです。後付でトレーナーさんから聞きました。って、ほんとか!?)


気持ちよく攻めさせて頂いていたことに気がつかず、

血相変えて手足を振り回す私に「イラッ!」としたのでしょうか。


右アッパーから左フック


だったと思います

自分のヘッドギアが放物線を描いて飛んでゆくのが見えました…


翌朝起きると左の腕がビリビリチクチク痛み、首を動かすと電気が走りました。


その頃はまったく医療的な勉強をしていませんでしたが

「やっちゃった」

のは明白でした。

試合後に受けたMRI検査でも

Dr 「あ、ありますね~♪」

目の前が真っ暗になりました。


だって、ヘルニアっていっしょう痛いままだと信じていたのですから。






でも、そんなことないんです。

「何でか?」ってところのお話はそのうち書きますね。

今日はもう遅いので、これにて失礼いいたします



出張・上段蹴り倶楽部

2009年02月17日 | Weblog
昨日は極真館大井町道場にて

「月刊・フルコンタクト空手」で連載させていただいている

「上段蹴り倶楽部」の体験会が開催されました。







現場の模様は同誌にて近日中にご紹介させていただきます。


とはいえ、さわりをちょっと聞いてやっておくんなまし


最近「上段蹴り」がスランプ気味だったという大井町道場のエース。

エクササイズ後の変化を見ようとミットを構える私。

結果やいかに!









エースの上段蹴りを受けた左手が、今日はブラブラです(泣)

下肢-股関節-骨盤-胸郭の連動性をあげた直後、

チャンプの上段蹴りの質が巻きつくような蹴りに変化しておりました。

そのためか、

まっすぐに受けたつもりが、巻き込まれて挫いてしまったようです。



嬉しいような、哀しいような…

ブログ書くのも一苦労です(笑)    ←やっぱ嬉しいらしいです

←向かって右の「彼」が僕の手をブラブラにした「犯人」です♪


ポジショナルリリーステクニックセミナー開催します

2009年02月15日 | Weblog
3/15(日)朝10時より

楽な姿勢で90秒!圧痛解除の強い味方 「ポジショナルリリーステクニック」

を開催いたします。




はい。

またまたセミナー案内です。

一般の読者の方、申し訳ございません。。。




だって、事務長の命令なんですもの…

先日の「シンスプリント」の記事

「書き上げるのが遅すぎ」って叱られたばかりですので

今回は早め早めにと…


一般の方、ほんとにすみません。




はいっ!

気を取り直して「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」

筋肉のスパズム(筋痙攣の一種。筋紡錘の感受性が過度に高まった状態が解除できない状態。)

による疼痛に非常に効果の高いテクニックです。

この筋スパズムがあると「伸ばそう」が「押そう」がかえって筋肉は「縮もう縮もう」としてしまいます。

刺激に対しても敏感になるので、マッサージやASTR、モビリゼーションやすラストなどのダイレクトテクニックを施すと強く痛みを生じます。

こういった場合にごり押しすると、かえって緊張を強めてしまうことすらあるのですから困りものです。

そこで役に立つのがこの「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」!!!



「あ、ここが短縮しているな!

ややや!?

スパズムがガードしてなかなかリリースできないぞ!




ここで「ごり押し」すると患者さんはえらく痛がるし

指が痛くなるほどがんばっても大して効果が引き出せません。


そこでこの「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」の出番となるわけです。


これだけで問題が解決してしまうこともありますし、

組織の短縮が残っていても、余計なスパズムを解除した後であれば

マッサージや指圧の刺激は心地よく受け入れられるようになります。



このテクニックの面白いところは、急性期の障害でも安全に利用することができるところです。

外傷があった場合も、傷の刺激による過度の緊張は組織の回復を阻害します。

このテクニックにより過度の緊張を取り除くことで、正常な治癒反応を引き出すことが期待されるのです。





やり方はいたってシンプルです。

1、圧痛点を探す。

2、圧痛のある筋肉をたるませ、圧痛の消える姿勢を作る。

3、90秒待つ。(時に十数秒で解除できることもあるし、数分間かかることもある)

4、そぉ~っと静かに戻す。

再度圧痛を確認し、痛みが1/3以下になっていれば成功です。


ね、簡単でしょう!?



私個人の使用頻度の多い疾患は

1位 急性腰痛

2位 胸郭出口症候群(頚部痛・上肢痛)

3位 テニス肘

といったところです。


たとえば急性腰痛

痛みの原因が大腰筋のスパズムであるケースが非常に多く

この「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」によって

這うようにして来院された方が普通に歩いて帰られるようになることも多々あります。



またテニス肘のように、繰り返される組織の微小断裂の結果瘢痕形成し慢性化した痛みの訴えの際に

患部のスパズムがバリアとして働いてしまい、マッサージやストレッチ、ASTRの効果を受け付けてくれないことが多々あります。


「先生、痛い!」

「これっ!ここが悪いんだから我慢しなさい!」

ムギュゥ~~~~~☆

「ぎゃ~~~~~


こんなことばかりしていたら患者さんに嫌われちゃいます。

さてどうしましょう!?



そんなときには…

「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)!」

と、なるわけです。



この「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」

筋紡錘の感度を正常化し、スパズムを解除することで

他の技法の効果をより高いレベルに引き上げてくれたりします。



実はこの「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」

であったのは鍼灸学校のの1年生の時でした。

当時鍼灸実技の先生で「オステオパシー」に精通された先生がいらっしゃいまして

その先生に「触診の練習の一部」として教えていただいたのが

このテクニックとの出会いでした。

ビギナーズラックだったのでしょうが、

授業中にうまいこと圧通を解除することに成功し、もうびっくり。

この魔法のようなテクニックに、たちまちとりこになってしまいました。




授業の一環として「老人ホーム」での「あんま実習」の際にも

頑なに「ポジショナルリリーステクニック(ストレインカウンターストレイン)」を使う私。


私「どうですか!?肩の凝り、取れてますか!?」

↑この頃はまだきちんと評価ができない頃でしたので、
患者さんに圧痛があるか、そして術後に圧痛が消えたかを口答で確認することしかできませんでした。


おじいさん「楽な気もするが、わしゃ揉んでもらいたいんじゃがのぉ…

私「これはストレインカウンターストレインと申しまして、西洋のですね…

おじいさん「

練習台になってくれたおじいちゃんもさぞ迷惑されたことでしょう。

隣のクラスメイトも笑ってたっけ…

でも、おかげさまで今では使いこなすことができるようになりました!

おじいちゃん、ありがとう!!




3/15(日)朝10時より

楽な姿勢で90秒!圧痛解除の強い味方 「ポジショナルリリーステクニック」

皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

フランスからの便り

2009年02月15日 | Weblog
今朝メールを確認していると、期間限定で日本に滞在される

フランス在住の一家からお便りが届いていました。

水泳をされているお嬢さん、どうやら肩のインピンジメントになってしまった様子。。。


以前、「子供たちがスポーツをしてゆく上で気をつけることはないか?」

との問いに

「お嬢さんは肩の位置が低いので、肩を痛めやすい。

腕の骨を肩甲骨に押しつけている

腱板というスジを傷つけてしまいやすいので注意が必要です。

痛くなってから更に無理をしすぎると腱板に穴があいてしまうこともあるので

もしもの時は初期のうちに適切な処置をうけることをお勧めします。



予防策としては、

・脇の下から脇腹までしっかりストレッチすること

・肩裏の『ローテータカフ』といわれる筋肉と三角筋をよーくストレッチすること」

と伝えていたのですが…


やはりやってしまったようですね…


距離が近ければ何とかしてあげられるのに…


このての予想があたってしまうのは、非常に残念でなりません。

呼んで頂ければすぐにでも駆けつけるのですが…(って、そりゃ無理か)


<Lさんへ>

仮に炎症がるような状態あってもできるであろう、肩周りのテニスボールマッサージを貼り付けました。

お嬢さまの1日も早い回復をお祈りしています。


CIMG4322


2/28 スポーツ障害セミナー「シンスプリント」

2009年02月14日 | Weblog
2/28にとよたま手技治療院にて「シンスプリント」のリコンディショニングの講義を行います。

事務長命令により、「さわり」をご紹介させていただきます。

【シンスプリント】

この障害は、過度のランニングやジャンプのくり返しによって発症し、

脛の内側や前外側面に起こります。

後脛骨筋やヒラメ筋、前脛骨筋がオーバーユースによって障害された状態です。

臨床では、長足屈・伸筋や腓骨筋などの故障のケースも多々診られます。

障害誘因として下肢のアライメント異常が挙げられており

骨盤や股関節や足関節、脛腓関節の可動域の低下からアライメントに異常(KITO、偏平足など)をきたし、

動作中に下肢に生じる負荷の分散が上手くできないことから

過剰な負荷にさらされた部分に障害が生じているように見受けられます。
(このことは多くの故障で共通した背景です。)

私個人の意見としては、治療・リコンディショニングとして

単に負傷部位のケアや強化では不十分であると考えています。


局所的な過負荷がかからない、効率的な運動が行えるように

隣接した関節の可動性を取り戻し(股関節と骨盤、脛骨大腿関節、脛腓関節、距腿関節、足部の動き)

静的な支持組織(靭帯・関節包)への局所的かつ過度な負担をかけない関節運動を

動的支持組織(筋肉)に学習させるためのエクササイズを行うことで

ようやく症状の沈静化(再発の予防)を見る事ができると考えております。



リコンディショニングのキーポイントは「脛腓関節」と「股関節」の滑り運動と「骨盤」の捻転運動です。

本講義では

これらの可動性の正常化と連動性の正常化のための、

簡単な徒手的介入と選手自身が行える機能訓練

をお伝えします。



医療従事者、運動指導者、スポーツ愛好家の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。











事務長、ブログかけましたぁ~!

えっ!?

遅すぎる!?

もう定員近く集まってる!?






じゃあ、これまでの苦労っていったい…









残席はあと数名あるようです…


疾患別アスターセミナー・下肢編

2009年02月11日 | Weblog
今日は今年度最後のアスターセミナーでした。


私の担当のあとも講義は続いていたのですが、一足先に子供とデニーズで一服。


いえね、実は祝日で預ける先が確保できなくて

仕方なく子連れでスポット参加だったんです(涙)



わたしの講義時間は3〇分

お題は「セルフケア」
さて、なにを話したものかと悩んだ挙げ句

下肢の可動性を取り戻す簡単なエクササイズと、ややスキルを要するものをチョイス


今回は「あら簡単」な目先の派手な方法はやめにして

地味だけど使い回しの効くものを紹介したいと考えました。


リアクションがよければ更に二つほどネタは用意していまいましたが、

二つ目はちょっと難しかったようです…

一つ目は九割方の先生が変化を自覚できましたが、

二つ目はほんの数名…
ま、時間があれば出来るまでお付き合いするのですが

時間ないですからね…

考え方を伝えたところで「タイムオーバー」

残念でしたが、今まで数多くの患者さんを救ってくれたエクササイズですので

別の機会に、じっくり紹介したいとおもいます。

下肢は臨床的にも非常に重要性の高い部位ですからね。

個人的には下肢の障害は時に患者さんの人生をも左右すると考えていますので。。。

来年度は変形性膝関節症をテーマに

方々回りたいな…

コンディショニング-知的障害をもつアスリートへ-

2009年02月08日 | Weblog
まだ正式な話ではありませんが、

3月に知的障害をもつアスリートの方々を対象とした

コンディショニングの団体指導のお話をいただきました。

もちろん即OK

「あのぅ、じつはカクカクシカジカのお話が…」

「あ、やりますよ♪」

って感じでお値段の話の前に即OK



だって、こういう話はお金じゃないですもん。

健康に携わるものとしての心意気!?

もうね、むしろ「心意気」でなく「心粋」と書きたいぐらいですよ!

こちとら(自称)粋でいなせな埼玉県人

(栃木と新潟のハーフ:カナダでは日本人観光客に韓国人と勘違いされた経歴を持つ、自称「韓流埼玉人」)ですよ!

ここで「で、御代はいかほど頂けるんで!?」

なんていったら

親父と彩の国・埼玉県知事に合わせる顔がないってもんです!




って、「じゃあ毎日お願いね♪」って言われたら

「ごめ~んね♪」ってなりますけど…





たまにでしたら…

ね。 

肩こりと不整脈

2009年02月07日 | Weblog
「頚と肩のこり」の相談でいらっしゃったHさん

20代の頃、マラソンをしていたら、動悸やふらつきが止まらなくなり病院へ

そして、「強い不整脈」が見つかりそのまま即入院…

なんてことがあったそうです。

ちなみに検査の結果は

「問題なし」

だったそうですが、以来数十年ものあいだ、強い不整脈はそのままだといいます。

『どれどれ…』

と脈を診てたまげる私。

ドッ ドッ ドドッ … ドッ …  ドッ

脈拍が非常に触れにくい上に、ひどく乱れています。


これは、医者でなくとも検査を進めたくなりますよ。



血圧を測ってみると

130台/80台

脈拍は44

姿勢を見ると、脊柱全体が真ッ平。

頚から体幹の動きも非常に狭く

特に頚と胴体の境目(頚胸移行部)の動きが窮屈になっています。


カラダを調べてゆくうちに

『この不整脈は治せるかもしれない』

と感じていました。

というのも、この頚と胴体の境目(頚胸移行部)の脊柱からは

心臓へ向けて交感神経の束が伸びているんです。

ここへ無理な刺激がかかり続けると、不整脈が起こることがあるそうなんです。

病院の検査では問題が見つからないという事実と、

この方のカラダから得られる所見を照らし合わせて、

「ひょっとするかも」

と先のケース(交感神経への物理的刺激による不整脈)を考えたわけです。


こういったケースって、そう珍しい物ではないようです。

むしろ個人的にはけっこうあるように感じています。


と申しますのも

今の治療院を構える3年ほど前、

じつは寝たきりの患者さんの「訪問マッサージ」をしていました。

ご高齢で体も不自由な上、心臓に問題を抱える患者さんも多くいらっしゃいました。

高血圧や不整脈なんてざらでした。

そんな患者さんのなかに、頚と肩の緊張と脊柱の動きを回復すると

不整脈が出なくなる方がままいらっしゃったんです。


そんな経験から、「ひょっとするかも」となったわけなんです。


この方の場合も治療後は

血圧も120台/80台に落ち着き、脈拍は70台、不整脈は見られなくなりました。

頚と肩の凝りも取れたそうで、

治療前より表情も明るくなりました。

自宅でもこの状態を維持するために、

セルフケアとしてテニスボールを利用したマッサージをお伝えして治療を終えました。

0.03秒の差

2009年02月04日 | Weblog
先ほどまで、連載記事:上段蹴り倶楽部の執筆活動に没頭しておりました。

嗚呼、お腹すいたなぁ…

現在の連載のテーマは「蹴る速度を早くする」こと。

簡単なファシリテートエクササイズの紹介をしています。


最近「モーションビューワー」なるソフトでいろいろと遊んでいます。

このソフト、2画面同時に動画を再生できるんです。

下の写真は「モーションビューワー」を使って、

エクササイズ前後の変化を見たものです。

蹴りはじめから足先が一番高く上がったところまでのタイムを比べたところ

エクササイズ前よりも0.03秒ほど早くなっておりました。

ちなみに初動からトップまでのタイムは0.12秒でした。


このタイム、一発勝負ではなくテイク2までの平均値です。


本当はもう何テイクかしたほうが良かったんでしょうが、

撮影時、そこまで頭が回りませんでした(残念)



「0.03秒」速くなった


といってもピンとこないので、アフターの蹴りと比べてビフォーが

どれだけ遅いかを映像で見ていただくことにしたのがこの↓写真です。

(←左:ビフォー 右:アフター 我ながらひどいフォームですね…

ヤラセはなしです!

エクササイズ前の自分と「いっせーのーせっ!」で同時に蹴ったら

確実にエクササイズ後のわたしの勝ちですね、ふふふ

腰椎の操作 〔L-3 屈曲 左側屈 右回旋の制限〕

2009年02月01日 | Weblog
こんばんわ

最近ユーチューブに動画を投稿する方法を覚え、

そこから更に、自身のブログにその動画を貼り付ける方法を覚え、

自己のPC世界感を大きく変えた34歳です


今日は

2月の22日の自主開催セミナーマニュアルメディシンによる「評価」と「介入」:腰椎の操作の内容を

「ちょっとだけお見せしたいな」

と、早速動画貼り付けさせていただきました。


今回のモデルはアルバイトのYくんにご協力いただきました。





第3腰椎に屈曲 左側屈 右回旋の制限を見つけたので、

マッスルエナジーテクニック→モビリゼーション→スラスト

(スラストは講義の内容から外れてますね…汗)

と、臨床でよく使う順序で介入してみました。

彼の場合、腰椎の制限を解除しただけでは胸椎の伸展制限と右上肢帯の変位が残るので

前回の事務長をモデルに立てたときほどの感動はありませんが、

それでも、こんな感じで変化が見られました。

←ビフォー
←アフター

体幹の左回旋は右肩の下がり方と関連があります。

平坦な腰部はハムとヒコツ筋の短縮と起立筋が拮抗して働いている様子をうかがわせます。

肩の変位は「腱板損傷」、腰部の変位は「多裂筋のトリガーポイント」による腰痛や

椎間関節障害による腰痛などが生じやすい状態です。

彼には故障する前に右肩の外旋筋と両ハムのストレッチに励んでもらいたいですね…

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