テレワーク腰痛、椎間板ヘルニアのケース増加中

2021年01月30日 | 治療の話

昨年末から現在、テレワークが続いている方からの急性腰痛の相談がコンスタントに多い状況。

でも、その中身が晩夏から秋ごろに見たケースとはちょっと変わってきています。

以前は筋由来の腰痛が多かったのですが、最近は関節由来の腰痛が増えています。※

※と書きましたが、患者さんから10月あたりにも椎間板由来の腰痛について「増えている」と言っていた(書いていた)と聞きました。

たしかに書いてる…となると年末からの波は第2波ということになるのかもしれません。(2/3加筆)

タイトルに書いた通り「椎間板」を痛めているケースがいつもよりやけに多いんです。

その中には「椎間板ヘルニア※1」のケースもあるし、前段階の「椎間板症※2」のケースもありますが、総じて椎間板が傷ついてしまっての腰痛が多い。

※1椎間板の中にある髄核が椎間板の外壁を破って脊髄が収まる脊柱管にはみ出た状態。はみ出た髄核が「異物」として認識され、周囲に非常に強い炎症を起こしてしまう

※2髄核を覆う繊維輪という椎間板の外壁事態がひび割れた状態。ひび割れとして露出した繊維輪の断面が「異物」として認識され、周囲に非常に強い炎症を起こしてしまう

 

原因はハムストリングスの短縮です。

これ、明らかにテレワークの影響なんです。

座っているとハムはめいっぱい縮んだ位置で働かされます。

これが長くなるとよろしくない。

筋肉って縮んだ位置で働かせると緊張が強くなってしまうんです。

緊張したまま縮んだ状態が定着すると、今度は徐々に筋肉自体の長さも短くリセットされてゆきます。

そうなると元の長さを取り戻すのも一苦労。

失ったハムの長さを取り戻すために数週間から数か月かけてストレッチを習慣化する必要が出てきます。

話がそれましたね。

話を椎間板由来の腰痛のメカニズムに戻しましょう。

縮んだハムは座った姿勢では骨盤を後ろに引き倒し、腰椎を丸めます。

椎間板の繊維輪って後ろ側が薄くなっていて弱いんです。

そのか弱い部分が腰椎を丸めた姿勢では絶えず引き延ばされつづけるわけです。

長い時間引き延ばされ続けた繊維輪は徐々に傷つきもろくなってゆき、不意な動作でパキッと裂けたりします。

裂け目から髄核が飛び出せば「椎間板ヘルニア」、髄核が出るほどでないか年齢的に髄核が枯れていれば「椎間板症」となるわけです。

こうなると椎間板の傷が治るまでは腰椎部を中立位(曲げもそらせもしていない関節がリラックスできる位置)でなるべく安静にしなくてはなりませんが

ハムの短縮があると腰椎が動くたびに不安定に振り回されますから、安静が保てなくなり回復が大幅に遅れてしまいます。

でるので、予防のためにも回復促進にもハムストリングスの長さを取り戻さなくてはなりません。

さてどうやって?

その手法については後日動画にまとめようと思います。

こうご期待!


またまたTXPユーチューブに出演させていただきました!!

2021年01月29日 | セルフケア

前回ベンチプレスをテーマにマッサージガンを使ったセルフケアのご提案で出演させていただいたTXPyoutube。

今回のテーマはスクワット!

膝の痛み、股関節の詰まりへの対処として「足」と「下腿」のお手入れを2回に分けてご紹介する予定です。

本日「足」の調整が公開されましたので、ブログでもご紹介させていただきますね。

あ、そうそう

ゴットハンド…というのはネタとしてサラッと流してくださいませ(;^ω^)

動画に紹介したケアは私の院では普通のテニスボールでご紹介しているものなのですが、

振動を加えることで大幅な作用時間の短縮と効果の倍増が確認できました。

提案したのは私自身なのですが、その切れの良さにもうびっくり!

その場でコンディショニングボールの購入を決めました。

お手元にコンディショニングボールがない!という方はテニスボールでやってみてください。

その場合は2クールほどエクササイズを繰り返してみてください。

ちゃんと効いてくれるはずです。

では、本編をどうぞご覧ください!!

【ゴッドハンド古川先生のスクワットに役立つセルフケア!】


コロナ関連の補助申請のやり取りで心身ともに削れていました

2021年01月28日 | よもやま話

久方ぶりの更新となりました。

ほんとうなら、専門家向けやセルフケアの動画制作をすすめたいのだけれど、

コロナ特別対応型の助成事業のやり取りが大幅に遅れたしわ寄せで1月がとんでもないことになってまして

ブログすら書くゆとりがもてませんでした…

為政者が安易な提案をして現場のキャパを超えて施策がスタックするというのは昨年から方々で起こっていることですが、

コロナ関連の助成金もまた然り。

今年の3月末まで有効の助成事業、6月に申請して決定されたのが12月…

前払い制度(助成金の1/2前払いの制度)を活用したため何度も修正を迫られて寝る間が削がれてゆく日々に心身ともにグロッキー。

しかもこの修正申請、普通にミスしてというところもあるにはあるのですが先方の指示ミスがあったり…

でも、一番質が悪いのが、そもそも不正受給者の疑いを前提とした対応がされていること…

今の助成金事業は日本商工会が主幹の制度なのですが、

コロナ禍の影響で全国から申請が殺到した影響で業務がパンク。

こちらからの電話はまずつながらないしメールも返ってこない。

だから手引き所に「わからないところや事例にない品目については日本商工会と相談の上すすめること」といわれても相談そのものができない。

それは日本商工会もパンクしてるんだから仕方ない。

しかし、おかしなことに日本商工会からは電話もメールもくるんです。

でも、返事はしないぞ!とおっしゃる。

しかも、ですよ。

電話がびっくりするぐらい失礼な言葉選びのオンパレードなんです…

鼻で笑いながら「14番の2とぉ4とぉ5とぉ、7と9もたぁ~いしょ~がいなんですよぉ~(笑)」

正当な理由があれば事務局と相談の上採用してゆくはずだけれど、と地元の商工会で受けた説明通りに掛け合うんですが

「ん、ん、ん、でぇ~もぉ~ 対・象・外!?(笑)」

しつこく食い下がると

「用例にないんでぇ、ないものはぜぇーんぶ(一拍間をおいて)たぁ~いしょ~がいなんですよぉ~(笑)

この辺りで、自分がどうも不正受給者として扱われているらしいことに気が付くわけです。

で、今週中に申請書を書き直せとおっしゃる。

で、PDFで送れとおっしゃる。

で、届いた旨の報告は一切しないとおっしゃる。

文句があるなら上の者から電話する(いやぜひそうして欲しいし、今すぐ変わってほしいと思っている)が、その電話はこちらの都合は聞きはするが基本、日本商工会の都合で電話するぞとおっしゃる。

いや、あの…

この電話うけてるのたまたま休院日に治療院に用事があったから取れただけで、

診療日だったら「いま治療中でむりです!」っつってすぐ切るしかないんです。

お電話いただいたWさんにはこちらが対面で仕事をしているという想定がないのか、

それとも『税金から金くれてやるんだからこっちのいうとおりにせえっ!!』ってことなのか。

あるお花見大好きな御仁が「雇用を守る!!」とかなんとかいってた気がするんですが、

申請上のやり取りで日々の業務が圧迫され、心身ともに害されるこの状況…

電話の直後は日本商工会の職員だというWさんの態度に憤っていたのですが、

あとで見返してみるとなんだか滑稽でコントのようなやり取りに気が付き、

今現在は笑いの種として消化することができました。

似たようなやり取りが千鳥のコントにあったんですよね。

となると、僕はノブ?

日本商工会のWさんは大悟ということか。

あのやり取り、YOUTUBEで再現したらウケルかなぁ?

セルフケアの動画よりもバズったらそれはそれでダメージ受けそうですが、

かなり面白くできる自信があるな。

だって、地元の商工会の方に相談(明らかに通るはずのものも対象外とされたため確認と相談をさせていただきました)した時

大悟(Wさん)の真似して

「ん、ん、ん、でぇ~もぉ~ 対・象・外!?(笑)」

「用例にないんでぇ、ないものはぜぇーんぶ…たぁ~いしょ~がいなんですよぉ~(笑)

って、「千鳥のコントかと思った」とご報告したら地元商工会の職員さん、不覚にも笑ってましたからね。

「いやそれちょっと盛ってるでしょ~!?笑」っていわれましたけど、「なんならもっとエグかったですからねぇ。」

といったらなぜか職員さん「申し訳ありません…」と謝られて…

関係者として謝罪がほしかったわけではなかったのですが、それでもなぜかホッとした自分がいました。

苦悩を共感してもらえたことが救いになったのかもしれません。

やっぱり人情、ひとのなさけですね。

長引くコロナ禍で、いろんなところに綻びが出ている昨今。

公助が機能を果たせず、

生きるか死ぬかの方も、自死を選ぶ方もいらっしゃる。

なのに「わが国には生活保護があるから給付金は出さない!」と言い放つ日本のリーダー。

生活保護は、家も手放し、貯金も底をつかなければ受けられません。

いったんそうなったら這い上がるのはとても難しい。

事業再開しようにも資金を貸してくれるところなんてないですもん。

子育て世代がそこに陥れば、子供の進学も難しくなると聞きます。

つまり、子供の世代が貧困を脱却するための「力」、「教育」が受けられなくなる。

その施策のリアルな現状が見えていたら、簡単に「わが国には生活保護があるから」とは言えないと思うんだけど…

また、切羽詰まって「反則」に手を染める輩も出てきている。

私はそんな輩として扱われたことに気分を害されたわけですが…

何が言いたいかというと、

とてもシビアな局面にいる方が沢山おられるからこう書くと誤解を生むかもしれないのだけれど、

こんな時こそ「わらい」に救いがあるのかもしれないなってこと。

生活に困らることの無い立場の方からしたら、時に罵詈雑言を浴びせられつつ進めなくてはならない補助事業は辛い業務となるでしょう。

ヘドロのようにたまった鬱憤を受給者にぶつけるのはどうかと思うけど、そうなってしまうのもまた人情かもしれません。

だからといって、陰にとらわれて手を止めている暇なんかありません。

でも、こうしたネガティブな感情はとても強い。

とりつかれて凹んでる間にどんどん時間は過ぎてゆく。

そんな時は

「笑いとばす」

これ、すごく便利です。

立ち位置が違えば見える景色も変わりますから、理解しあえないことも普通にある。

歯車がかみ合わない、不毛な時間を過ごしたのはお互い様。

無駄足を踏まされることに互いにキーキー怒ってる様は滑稽でしかありません。

何も価値が見いだせないそんな時間も笑いに変換すると誰かが「クスッ」と笑ってくれる。

小さいけど、ようやく意味のある時間に変えられたと感じたら

その瞬間から目の前の解決しなきゃいけないことに向き合えるようになるから不思議です。

どんな時も笑いを忘れないでいこう。

そう感じる休院日の午後なのでした。

練馬は雪ですね。

これをお読みいただいているみなさんも、時節柄くれぐれもお身体ご自愛ください。

では。


前始末

2021年01月04日 | つぶやき
いま、スマホのニュースをみて
総理が緊急事態宣言の発令を検討していることを知りました。
なんでも保障と罰則を盛り込んだ法整備もすすめるとか。
保障、前回のレベルでもかなり厳しいですから、果たしてまともな保障となるのか心配です。
学校や学生の大会もどうなるのかな?
前始末が悪かった分、後始末が大変ですね…

撮影用にGYMを作ってます

2021年01月04日 | よもやま話

新年おめでとうございます!

あ、二度目の挨拶になってるかも?

それはさておき、

今回の正月休み、ありがたいことに1mmも休むことがないまま最終日を迎えてしまいました(;^ω^)

何をしていたのかと申しますと、

・年越しそばからお雑煮、正月中の料理全般

・腰椎ヘルニアから難治性の神経障害「カウザルギー」を発症した息子の治療とリハビリ

これらを挟みつつ、

メインタスクはこれ↓

トレーニーのあこがれホームジム制作!!(あくまで動画商材撮影用)

 

これ、道楽ではなく仕事に使います。

専門家向けにアスリートリハビリの動画商材や治療家向けの動画商材を制作予定です。

なので、ちょっと見栄えをきにしてのDIYとなりました。

まだ完成していないのですが、いま現在で一先ず練習ができる程度には整った状況です。

フローリングを守るため、カーペットと板をしきつめ

その上にゴムタイルを敷き詰めます。

まだごちゃごちゃしていますが、動画撮影もここでする予定です。

 

コロナの影響で海外からの器具の輸入が大幅に遅れているそうですが、3月にはハーフラックも届きます。

ベンチも選択中(できれば競技用ベンチと同じ高さのが欲しい)。

全部整えばBIG3とクイックリフト、補強のチンニングやディップスなども幅広くできる予定。

流石にドロップ(重りを落とす)はマットの上でしかできませんが、それでもおおむねトレーニングが完結できる。

あ、あくまで仕事のためのジム設置です、これ重要!

 

さて、あす1/5は治療院の始業日です。

コロナの勢いが増す最中ではありますが、消毒・換気(ウイルス対応の空気清浄機を2台稼働)

そして私自身の体調管理に十二分な配慮をしてお待ちしております。

明日よりまた、とよたま手技治療院をどうぞよろしくお願いいたします。


2021年もとよたま手技治療院をよろしくお願いいたします

2021年01月01日 | 事務局よりご案内
新年、おめでとうございます!
コロナ的に大変な状況ではありますが、
引き続き皆様の健やかな日常をお守りすべく努めてまいります。
本年も何卒とよたま手技治療院をよろしくお願いいたしますm(_ _)m

※新年は1/5より再開いたします。

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