久方ぶりの更新となりました。
ほんとうなら、専門家向けやセルフケアの動画制作をすすめたいのだけれど、
コロナ特別対応型の助成事業のやり取りが大幅に遅れたしわ寄せで1月がとんでもないことになってまして
ブログすら書くゆとりがもてませんでした…
為政者が安易な提案をして現場のキャパを超えて施策がスタックするというのは昨年から方々で起こっていることですが、
コロナ関連の助成金もまた然り。
今年の3月末まで有効の助成事業、6月に申請して決定されたのが12月…
前払い制度(助成金の1/2前払いの制度)を活用したため何度も修正を迫られて寝る間が削がれてゆく日々に心身ともにグロッキー。
しかもこの修正申請、普通にミスしてというところもあるにはあるのですが先方の指示ミスがあったり…
でも、一番質が悪いのが、そもそも不正受給者の疑いを前提とした対応がされていること…
今の助成金事業は日本商工会が主幹の制度なのですが、
コロナ禍の影響で全国から申請が殺到した影響で業務がパンク。
こちらからの電話はまずつながらないしメールも返ってこない。
だから手引き所に「わからないところや事例にない品目については日本商工会と相談の上すすめること」といわれても相談そのものができない。
それは日本商工会もパンクしてるんだから仕方ない。
しかし、おかしなことに日本商工会からは電話もメールもくるんです。
でも、返事はしないぞ!とおっしゃる。
しかも、ですよ。
電話がびっくりするぐらい失礼な言葉選びのオンパレードなんです…
鼻で笑いながら「14番の2とぉ4とぉ5とぉ、7と9もたぁ~いしょ~がいなんですよぉ~(笑)」
正当な理由があれば事務局と相談の上採用してゆくはずだけれど、と地元の商工会で受けた説明通りに掛け合うんですが
「ん、ん、ん、でぇ~もぉ~ 対・象・外!?(笑)」
しつこく食い下がると
「用例にないんでぇ、ないものはぜぇーんぶ(一拍間をおいて)たぁ~いしょ~がいなんですよぉ~(笑)」
この辺りで、自分がどうも不正受給者として扱われているらしいことに気が付くわけです。
で、今週中に申請書を書き直せとおっしゃる。
で、PDFで送れとおっしゃる。
で、届いた旨の報告は一切しないとおっしゃる。
文句があるなら上の者から電話する(いやぜひそうして欲しいし、今すぐ変わってほしいと思っている)が、その電話はこちらの都合は聞きはするが基本、日本商工会の都合で電話するぞとおっしゃる。
いや、あの…
この電話うけてるのたまたま休院日に治療院に用事があったから取れただけで、
診療日だったら「いま治療中でむりです!」っつってすぐ切るしかないんです。
お電話いただいたWさんにはこちらが対面で仕事をしているという想定がないのか、
それとも『税金から金くれてやるんだからこっちのいうとおりにせえっ!!』ってことなのか。
あるお花見大好きな御仁が「雇用を守る!!」とかなんとかいってた気がするんですが、
申請上のやり取りで日々の業務が圧迫され、心身ともに害されるこの状況…
電話の直後は日本商工会の職員だというWさんの態度に憤っていたのですが、
あとで見返してみるとなんだか滑稽でコントのようなやり取りに気が付き、
今現在は笑いの種として消化することができました。
似たようなやり取りが千鳥のコントにあったんですよね。
となると、僕はノブ?
日本商工会のWさんは大悟ということか。
あのやり取り、YOUTUBEで再現したらウケルかなぁ?
セルフケアの動画よりもバズったらそれはそれでダメージ受けそうですが、
かなり面白くできる自信があるな。
だって、地元の商工会の方に相談(明らかに通るはずのものも対象外とされたため確認と相談をさせていただきました)した時
大悟(Wさん)の真似して
「ん、ん、ん、でぇ~もぉ~ 対・象・外!?(笑)」
「用例にないんでぇ、ないものはぜぇーんぶ…たぁ~いしょ~がいなんですよぉ~(笑)」
って、「千鳥のコントかと思った」とご報告したら地元商工会の職員さん、不覚にも笑ってましたからね。
「いやそれちょっと盛ってるでしょ~!?笑」っていわれましたけど、「なんならもっとエグかったですからねぇ。」
といったらなぜか職員さん「申し訳ありません…」と謝られて…
関係者として謝罪がほしかったわけではなかったのですが、それでもなぜかホッとした自分がいました。
苦悩を共感してもらえたことが救いになったのかもしれません。
やっぱり人情、ひとのなさけですね。
長引くコロナ禍で、いろんなところに綻びが出ている昨今。
公助が機能を果たせず、
生きるか死ぬかの方も、自死を選ぶ方もいらっしゃる。
なのに「わが国には生活保護があるから給付金は出さない!」と言い放つ日本のリーダー。
生活保護は、家も手放し、貯金も底をつかなければ受けられません。
いったんそうなったら這い上がるのはとても難しい。
事業再開しようにも資金を貸してくれるところなんてないですもん。
子育て世代がそこに陥れば、子供の進学も難しくなると聞きます。
つまり、子供の世代が貧困を脱却するための「力」、「教育」が受けられなくなる。
その施策のリアルな現状が見えていたら、簡単に「わが国には生活保護があるから」とは言えないと思うんだけど…
また、切羽詰まって「反則」に手を染める輩も出てきている。
私はそんな輩として扱われたことに気分を害されたわけですが…
何が言いたいかというと、
とてもシビアな局面にいる方が沢山おられるからこう書くと誤解を生むかもしれないのだけれど、
こんな時こそ「わらい」に救いがあるのかもしれないなってこと。
生活に困らることの無い立場の方からしたら、時に罵詈雑言を浴びせられつつ進めなくてはならない補助事業は辛い業務となるでしょう。
ヘドロのようにたまった鬱憤を受給者にぶつけるのはどうかと思うけど、そうなってしまうのもまた人情かもしれません。
だからといって、陰にとらわれて手を止めている暇なんかありません。
でも、こうしたネガティブな感情はとても強い。
とりつかれて凹んでる間にどんどん時間は過ぎてゆく。
そんな時は
「笑いとばす」
これ、すごく便利です。
立ち位置が違えば見える景色も変わりますから、理解しあえないことも普通にある。
歯車がかみ合わない、不毛な時間を過ごしたのはお互い様。
無駄足を踏まされることに互いにキーキー怒ってる様は滑稽でしかありません。
何も価値が見いだせないそんな時間も笑いに変換すると誰かが「クスッ」と笑ってくれる。
小さいけど、ようやく意味のある時間に変えられたと感じたら
その瞬間から目の前の解決しなきゃいけないことに向き合えるようになるから不思議です。
どんな時も笑いを忘れないでいこう。
そう感じる休院日の午後なのでした。
練馬は雪ですね。
これをお読みいただいているみなさんも、時節柄くれぐれもお身体ご自愛ください。
では。