今年も一年、ありがとうございました!

2018年12月30日 | お知らせ

ただいま12/30の午前0時。

2018年の診療を終え、大掃除を終えてホッと一息ついたところ。

今年もあっという間の一年でした。

この一年、いろいろありました。

治療では今まで通り技の切れを追求しつつも、やっぱり運動療法もカラダを機能させるには外せないピースだと再確認できた一年でした。

トレーナー活動も昨年よりもより深く選手の成長をサポートさせていただけるようになり、

講師活動も企画段階ではありますが他団体様や専門学校様、スポーツ関連団体様からお声がけ頂いたりと、

様々な出来事が矢継ぎ早に押し寄せた一年でした。

自身のウエイトリフティングでも日々新たな発見や気付きがあり、飽きることの無い日々であったことに深く感謝です。

来年は何とか世界大会の標準記録をクリアしたいところです。

頑張ろうっと。

 

さて、ただいまからお正月休みを頂戴し、新年は1/5より診療再開させていただきます。

しっかりと充電してまたバリバリ治療させていただきますので、来年もとよたま手技治療院をどうぞよろしくお願いいたします。

今年一年、ありがとうございました。

皆様、どうぞよいお年をお迎えください。

 

追伸

現在1/5(土)17:00と1/6(日)12:00に空きがございます。

年明け3日にメールチェックに治療院に立ち寄る予定でおりますので、お困りの方がいらっしゃいましたらメールか留守番電話へメッセージをいただけましたら幸いです。


全日本インカレ終了

2018年12月21日 | チューニング・トレーナー活動

ちょっと日が空いてしまいましたが、全日本インカレについてご報告。

去る12/16(日)、全日本インカレでのケアサポートを終えました。

守秘義務の関係であまり仔細は話せませんが、私がお手伝いしている競技は階級制の個人競技です。

順位ごとに割り当てられた点数がありまして、八人の選抜メンバーの獲得した得点の総合点で大学間の優劣を争います。

勝って胸をなでおろす者、敗れて涙する者、悲喜こもごもの3日間を学生選手とともに駆け抜けました。

結果は昨年よりも下がってしまいましたが、優勝を勝ち取りに行った結果の順位。

試合内容もみな力を出し切っての名勝負が続き、今後に期待ができる戦いぶりでした。

さらには試合を見る中で気が付いたこともありました。

来年の話をすると鬼にわらわれてしまいそうですが、この気付きを活かせれば来年はもっと強くなることでしょう。

そうなるように、私も頑張らないと(^_^;)

以上、インカレ帯同記でした!


インカレ帯同

2018年12月14日 | チューニング・トレーナー活動
今日から三日間、大学対抗戦への帯同のため、治療業務はおやすみさせて頂いております。

患者様にはご迷惑をおかけしますが、どうかご容赦くださいm(__)m

学生たちはみな勝利に向かって全力で闘います。

それをサポートする私にとってもこの三日間は真剣勝負です。

初日の選手たち、よく頑張りました。

果敢に攻める姿勢と勇気に感動しました。

あと二日、彼らにも、私にも悔いの残らぬよう、全力でサポートしてきます!


動画で紹介~ドケルバン病(親指の腱鞘炎)のセルフケア~

2018年12月09日 | 治療の話

数か月前から左の親指が痛くて動かせなくなったとご来院のAさん。

病院に行くと、左の親指をそらせる働きを持った筋肉の腱鞘炎といわれたそうです。

Aさんの故障は「ドケルバン病」という短母指伸筋と長母指外転筋の腱鞘炎です。

この故障では二つの筋を支えている伸筋支帯という靭帯が炎症の影響で縮み、

縮んだ靭帯が腱鞘ごと腱を圧迫してしまうことで指を動かせなくなり、動かそうとすると痛みも伴うようになります。

痛みは上の図の赤く描かれたあたり。

Aさんの手首もご多分に漏れず、腱鞘と伸筋支帯の交差部に圧痛と癒着が見つかりました。

 

そうした状態では、こんな動作をすると強く痛みを訴えます。

この動作、フィンケルシュタインテストといいまして、ドケルバン病の鑑別検査として有名な手法です。

Aさんのケースでは親指がほとんど曲げられず、親指をにぎろうとしただけで痛みを訴えていました。

ドケルバン病の徒手医学による一般的な治療では、締め付けられている長母指外転筋や短母指伸筋の緊張を和らげ、

腱鞘を締め付けている支帯を引き伸ばすために支帯部へ筋膜リリースやDTMを選択することが多いように思います。

当然それも大切なんですが、経験上そうした介入だけに終始すると治療の成果はひじょうに渋くなります。

Aさんの治療では上記の筋・筋膜への対処を済ませた段階で50%ほどの痛みの改善(自覚的な疼痛強度)がみられました。

ですが、親指は先ほどより辛うじて曲がりが深くなったかな?といった程度。

Aさんの手首(の筋や腱)は慢性的に過度に使われることで傷ついたものと推測されます。

そこには過度に使わざるを得ない理由となる、なにがしかの背景となる要因がるわけです。

正常な回復の道筋をたどるには、その「なにがしかの背景要因」も解消しなくてはなりません。

その「背景要因」とはなんでしょうか?

それは手根関節の拘縮です。

とりわけ親指側の手根関節の拘縮がこの障害の核となります。

↑赤丸のあたりです。

 

手根関節(主に大・小菱形骨-舟状骨間)に動きを付けたところAさんの親指は大きく曲がるようになりました。

一度患うと治りにくいといわれる「ドケルバン病」ですが、

こうした変化を目の当たりにすると原因が解消されればその限りではないのだなとしみじみ思うのです。

とはいえ、まだまだ道なまば。

まだ可動性は正常範囲の50%といったところですので引き続き計画的な介入が必要です。

つまり、今後も計画的に治療をお受けになられることが望ましいということ。

でも、関節の拘縮に対する治療はコンスタントに行う必要があるのが頭の痛むところなのです。

なんで頭が痛むって、Aさんのようなケースでは週に2~3回ほど手を入れる必要が出てきます。

かりにAさんに週2~3かいご来院いただくとすると、一か月で48000円~72000円をご負担いただくことになります。

そんな治療は現実的ではありません。

これが自由診療の難しいところ…

こうした問題を私自身はセルフケアをお伝えすることで解消しています。

幸運なことにこの手根関節の拘縮へのセルフケアはとてもよく効く効果の高い技法が見つかっています。

Aさんのケースでもその手法を紹介し、自宅での治療の継続をお願いして初回の治療を終えました。

 

その手法、じつは動画で公開しているんです。

ですので「ドケルバン病だけど練馬に通えない」そんな方もご安心くださいね。

ウエイトリフティング関連の手首の痛みのセルフケアとしてまとめた動画ですが、

ドケルバン病を含め手首の故障全般に非常に効果が高いので、手首の相談ではまっ先にお伝えする手法ですのでどうぞお役立てください。

その動画がこちらです(1分あたりからご覧になってみてください)。

【手首の痛みのセルフケア/手根関節リリース編】

※ドケルバン病とCM関節症へのケアにはこちらの動画もございます。ちょっと難しいのですが、こちらの手法もご参照ください。

【ドケルバン病・CM関節症セルフケア動画 // とよたま手技治療院】

 

さらに丁寧なセルフケアを目指すのであれば、周囲の筋への対処を展開されることをお勧めします。

さきに大きな問題として指摘した手根関節の拘縮。

その背景として、長母指外転筋と短母指伸筋と拮抗した作用を持つ母指内転筋の短縮があります。

動画の手法は手根関節の拘縮への対処法ですが、

この母指内転筋(母指球筋全般にも)の緊張を解く効果も高いので、この点においてもドケルバン病との相性がいい。

問題はその先です。

関節の拘縮は関節を動かさずに固定し続けることで生じます。

つまり、手根関節の拘縮があるということは手根関節の動きを阻害する筋緊張が長く続いてきたということなんです。

では、その筋とはどの筋なんでしょう?

それは、母指球筋と協働関係を持つ尺側手根屈筋と橈側手根屈筋です。

これらはモノをつまむピンチ動作や把握動作で共に働き、手根関節を構成する骨の位置を「つまんだ・にぎった」位置に固定してしまいます。

こうした背景要因に対してはキネシオテープでの対処がおススメです。

そちらの動画はこちら↓

【手首の痛みに効くキネシオテーピングの貼り方】

さらに、

手根骨の動きをただすことで腱への負担を解消する手法がこちら↓となります。

こちらもリフティング関連の手首の痛みに対してまとめていますので、

前半は飛ばしていただいて、1分半あたりからご覧になってみてください。

【手首の痛みのテーピング】


手首の腱鞘炎全般にも使う手法ですので、

授乳期のお母さんの腱鞘炎にもぜひお役立ていただきたい手法です。

む、Aさんの話から大きく脱線してしまいましたね(^_^;)

ともあれ、手首の故障にお困りの方のお役に立てれば幸いです。

=おわり=


全日本インカレ、カウントダウン

2018年12月07日 | よもやま話

いろいろと書きかけの記事や今書いておきたい記事があるんですが、

大一番の目白押しで時間がさけず…

ちょっと時季外れになるかもしれませんが、手が空き次第ちゃんと結末まで書きますのでしばしお待ちください。m(__)m

さて、来週の今日からサポートにつかせていただいている某大学某運動部が全日本インカレに突入します。

治療も木曜日からお休みさせていただきますが、裏方の私ですが学生とともにすべてを絞り出してきます!

患者様にはご迷惑をおかけしてしまい恐縮ですが、ご理解賜れましたら幸いです。

 


尼崎ウエイトリフティング道場へ

2018年12月04日 | トレーニング日記

12/2は大阪で久々のセミナー活動。

タイトルは前回も紹介した通り「腰痛症のロジカルマネジメント」。

参加対象は中級者となる若干難易度の高い設定の講義になる予定。

遠隔地での講義では前日入りとさせていただいているため診療時間は余裕を持たせて頂いて午後休診。

え?

ちょっと早すぎないかって!?

はい、じつはちょいと野暮用と申しますか…

せっかく大阪に行くのでいつもと違った環境でウエイトリフティングの練習がしたいなと…

え?

そんな暇あったら治療しろ?

ごもっとも…(^_^;)

いろいろとよこしまな動機が絡んでおりますが、

そんなこんなで午前の診療を終え次第、マッハで電車に飛び乗った44歳なのでした。

向かう先は以前から一度は行ってみたいと思っていた「尼崎ウエイトリフティング道場」

この尼崎ウエイトリフティング道場、とてもユニークな練習場なんです。

なんと阪急線の高架下、屋外にあるんです。

きっと台風の時などは練習が中止になることもあるでしょう。

ですが、このロケーションには大きな利点があるんです。

ウエイトリフティングの練習ではバーベルを床に落とす関係上、おおきな音と振動が生じます。

これが都市部でウエイトリフティング場を設けるうえで最大のネックとなっているんです。

電車の高架下はそうした都市部特有の問題をクリアできる好立地。

まさに逆転の発想です。

でもそんな発想の根底に、

「純粋にリフティングを愉しもう、技術の高みを目指そう」

というシンプルかつ実直なコンセプトを感じずにはいられません。

実に心に響く素敵な練習場、それが尼崎ウエイトリフティング道場なのです。

(↑「なのです」なんて断定しちゃってますが、あくまで私個人の印象?妄想?の話)

 

さて、話を移動の時点に戻します。

食事もとらずに飛び乗った新幹線。

気が付けば、朝も缶コーヒーしか口にしていなかったのでふらふら。

ふと、出がけに患者さんからいただいたお饅頭をカバンに忍ばせていたことを思い出します。

ありがたい!

新幹線の車内でお茶を購入し、遅めのブランチに舌鼓です。

M先生!ごちそうさまでした!

窓を見るとそこには大きな富士山。

日の高いうちに移動したからこそのご褒美でした。

でも、いつまでも見惚れてはいられません。

明日は大事な講義がありますから、ひと時も無駄にはできないのです。(; ・`д・´)

車中では翌日の資料にじっくり目を通します。

そうしてあっという間に時は過ぎ、新大阪に到着。

尼崎ウエイトリフティング道場は阪急園田駅徒歩3分のところにあります。

新大阪から大阪駅へ移動し、そこから梅田駅へと徒歩で移動します。

と、その時です。

 

 

グゥ~…

グググゥ~~~…

 

腹の虫が大合唱。

お饅頭でゲットしたカロリーは車内で使い果たしてしまったようです。

さて困った。

とはならないのが食い倒れの町大阪です。

ふわりと鼻腔をくすぐる御出汁の薫り。

練習まで40分…

まだ時間はある!?

時代を感じさせる「立ち食いうどん」の暖簾に吸い込まれるようにピットイン。

大阪といえば!

ということで、キツネうどんを一杯いただきました。

ここのお饂飩、素晴らしくうまかった! 

サクッと食べたらすぐに移動です。

阪急梅田駅から4駅先の園田駅につくと線路沿いに歩くこと3分(もない感じ)

尼崎ウエイトリフティング道場に到着です。

まずは監督の井本 勝先生にご挨拶。

井本先生は試合会場などでお見掛けするものの、お話しするのは今回が初めて。

風貌は優しそうなラオウ(by北斗の拳)といった感じ。

話し方も柔らかで朗らか。

ネットで調べたところ、ご年齢は私より3つ上。

悔しいかな、二枚目です。

 

練習所に隣接する集会場のお部屋をお借りして着替えを済ませ、いざ練習開始です。

経験者というには頼りない私ですが、初心者というわけでもないので

「好きに練習していいよ」

となるのかと心配していましたが、基礎からご教授いただけることになりました。 

テーマはスナッチ。

リフティング歴5ヶ月という女性会員さんとペアで練習させていただきました。

まずはキャッチ(跳ねあげたバーベルを頭上で支えるフェーズ)の安定性を高めるための練習から。

キャッチの動作を分解して15kgの女子用のシャフトでじっくりと練ってゆきます。

バーベルを乗せる位置を身体に教え込み、

位置が定まったら落下するバーベルに負けない受けを身体に教え込みます。

次に、ウエイトリフティングで一番重要かつ習得の難しいセカンドプル(バーベルを腰の高さから上へ跳ね上げるフェーズ)の練習です。

一番の要となるエクスプロージョン(爆発)ポイントからのセカンドプルを繰り返し、

次にパワーポジションからエクスプロージョンポイントを通過してのセカンドプルを繰り返し、

さらに膝上からトランジションを経てセカンドプルにつなぐ練習を繰り返し、

最期にスナッチにたどり着く。

ずっと女子用のシャフトでの練習だけでしたので、

途中

「ずっとシャフトだけですが、とても大事なところでもありますのでもう少し続けていいですか?(;´∀`)」

と心配される井本先生。

とんでもない!

一つ一つが興味深過ぎて、飽きる暇なんて皆無でした。

「ずっとシャフトのままでもいいぐらいです(*´Д`)タノシ~デスゥ」

と私。

一つの動作を要素ごとに分割して習得の効率化を図る「分割法」という練習法なのですが、

井本先生のそれは実にポイントが明瞭で分かりやすく、非常に戦略的に練られた構成になっています。

この指導を通じて、私の場合、エクスプロージョンポイントとトランジションに難があることも分かりました。

ここまでに4~50分を費やしましたが実り多き時間を過ごすことができて大満足!

シャフトだけでここまで愉しませるなんて尼崎ウエイトリフティング道場恐るべしです!

 

その後、30kg、35kgと挙げた後、

「あとは好きに挙げていいですよ!」

と先生。

実は11月は十分な練習時間を割くことができずにおりまして、この日の練習はほんの様子見にするつもりでした。

でも、挙げ始めてみるとどうにもいい感じなんです。

先の練習の数々が効いているようでしたので、思い切って重量に挑戦することに。

結果としては自己ベストの3KGアンダーの70kg止まりでしたが、

75kgに挑戦し、潜り切れずに失敗したものの感覚的には軽かったので

粘ればとれるかな…とも思ったぐらい。

ですが翌日の講義も控えていましたので、そこまでとしました。

ともあれ、井本先生の指導が確実な手ごたえとして感じられた瞬間でした。

練習を終えると井本先生はパーソナルでの運動指導があるとのことでここでお別れ。

クライアントさんは三重からわざわざ指導を仰ぎにいらっしゃったとか。

驚きはしましたが、それも納得です。

その後、ホテルに移動し一人遅めの夕食に舌鼓。

↑もつ煮丼とハイボール

↑鳥そぼろラーメンとパクチー水餃子

どれも美味しく大満足!

こんな感じで大阪初日は実に有意義な時間を過ごすことができました。

皆さんも大阪に立ち寄られた際はぜひ「尼崎ウエイトリフティング道場」へお立ち寄りください。

初心者(まちがいなく)大歓迎です!

ビジター参加1500円。

指導内容から見ても破格のお値段です。

お勧めですよ!!

=終わり=


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