4/30~5/5の間、お休みさせていただきます

2016年04月29日 | お知らせ

本日より、いよいよGWに突入しました。

とよたま手技治療院は、4/30~5/5の間、治療院をお休みさせていただきます。

診療再開は5/6となります。

お休み中のご依頼はHPの予約フォームをご活用ください。

留守番電話ですと、5/6以降のご返信となりますのでご注意ください。

それでは、皆さんも良い休日を!

 

 


イヤープルがマイブームに…

2016年04月28日 | 治療の話

職業柄、より効果の高いセルフケアをいつも探しているんですが、最近両耳を軽く引く「イヤープル」という手法に注目しています。

それはなぜか?

 

脊柱管狭窄症のAさんは左の側屈で左仙腸関節から下肢に向けて放散痛が現れます。

膝の手術を受けてから1年たち、現在協議復帰に向けリハビリ中のBさんは片脚でのスクワットをすると、まだ膝が痛みます。

どちらも仙骨側に機能障害を認め、その仙骨は硬膜管を伝って頭蓋に引き込まれているという側面がありました。

それも若干。

若干…

ここがミソなんですが、前出のイヤープルをしてもらうと、なんとAさんの放散痛もBさんの膝の痛みも消えてしまうんです。

巡り巡って患部に作用するだろうな…と思ってやってみたわけですが、思いの外切れがいい。

ちょっとビックリしています。

しばらくはセルフケアの定番になりそうな予感です。

以上、臨床上の発見からのつぶやきでした。


車中に避難されている方の「エコノミー症候群」について

2016年04月19日 | よもやま話

「エコノミークラス症候群」は飛行機のエコノミークラスの窮屈な座席で長時間過ごした後、飛行機を降りたとたんに呼吸困難やショック状態を引き起こし、ときには亡くなることもある病期として知られる病期ですが、避難され車中泊をされている方に増えていると聞きます。

脚の静脈内にできた血栓が歩き出した時に剥がれて肺に飛び、肺の動脈に詰まることで発症するのですが、

血栓ができやすい条件として、長時間の窮屈な姿勢の他に「極度の緊張(不安・恐怖)」「脱水」があります。

この中で私が気になっているのは「脱水」です。

飲み水が手元にないということもあるかも知れないのですが、心配なのはトイレを我慢するために水をあまり飲まないようにしているのではないか?ということです。

被災すると水が流れなくなり、すぐにトイレが汚物であふれると聞いています。

そんな時、男性は外でもなんとかなるかもしれませんが、女性はそうもいかないのではないかと…

極度の緊張で血栓ができやすいうえに、窮屈な車中泊。

その上で、水も摂らないとなると発症するリスクが上がることが容易に想像できます。

飲み水だけではなく、トイレを流す水の手配や、マンホールに設置できる簡易トイレの設置といった対策が取られることを望みます。

避難中の方々には、せめてこまめに立って歩いたり、下肢の屈伸をしたりと脚を動かすことで血流が長時間滞らないよう過ごしていただき、

そして、水分をしっかり摂るように気を付けていただきたい。

などと、安全なところで何を言っても説得力も何もないのですが…


熊本の地震について

2016年04月15日 | Weblog

今朝のニュースから、昨日の大地震で多くの被害が出ている様子を知りました。

ご存知の通り、重症を負ったり命を落とされた方も、残念ながらいらっしゃいます。

地震関連の記事を見ても、悲惨な現状がみえてきます。

今は少しでも被害が少なく済むことを祈ることしかできません。

熊本で地震があったころ、私はウエイトリフティング世界大会の会場におりました。

こちらでも震度は低いものの突然の地震がありました。

「ゴゴゴゴ…」と地鳴りのような音を伴う縦方向の振動を感じた直後に緊急地震速報の警報音が鳴り響き、

瞬間、自宅にいるはずの家族の顔が脳裏をよぎりました。

世田谷を震源とした地震でした。

震度は3でしたので、少しほっとしたところ、息子から電話があり熊本の地震のことを知りました。

まさか熊本でこのような大地震が起こるとは。

いまはただ現地の方々の無事を祈るばかりです。


ある休院日の一幕:2016春のお誕生日会

2016年04月13日 | 料理の話

さて、先日のお誕生日会の話。

翌日の準備にまずは食材を買いにゆかねばなりません。

が…

業務を終えて、治療院を出たのが20:30。

あまり選べる環境にない感じのスーパーを三軒まわってなんとか食材GET。

しかし、菜の花が手に入らず、悔しい結果に(ノД`)・゜・。

代わりに筍と桜エビ(ボイル)をゲットしました。

さて、献立です。

・カナッペ:

 ディップ1「アボカドと半熟卵マヨネーズ和え」

 ディップ2「しめ鯖、トマト、キュウリ、パプリカ、パセリ(全部みじん切り)の甘酢和え」

・ローストビーフ/ポーク

・アスパラとサニーレタスのグリーンサラダ

・カブ/筍/オクラ/桜エビの煮びたし

・お刺身:炙りしめ鯖/マグロ

・鍋物:鯛と豚のしゃぶしゃぶ(本当は鯛と鰤のしゃぶしゃぶだったんですが、鰤の鮮度が持たなかった…(+o+))

・鍋の締めにお饂飩

 

 

無事にお役目を務め終えたところで、そっと出張治療へ。

そして、長い一日を終え、走り切った自分へのご褒美に…

赤いタコチャンウインナーで晩酌。(≧◇≦)ウマーイ!!

最高の一時です!(*´з`)

いやぁ~具沢山で充実した一日だった。

 

以上、ある休院日の一幕でした。(*´Д`)チャンチャン♪

 


膝蓋軟骨軟化症に伴う雑音~ランナーズニーの臨床より~

2016年04月08日 | 治療の話

つくづく思うのは、

『私たち治療家は患者さんの身体を通じて学ばせていただいているのだなぁ』

ということ。

 

 

 

いきなりどうした!?

と言われそうですが、ま、そんな感じな出来事があったんです。

 

数か月に一度、本当に困ったときか気合のこもったレースの前にいらっしゃるAさん。

今回は膝のお皿の上の痛みのご相談でした。

なんでも、10㎞ほど走った翌々日から膝が痛みだしたとのこと。

調べてみると、膝のお皿と腿の骨(膝蓋大腿関節といいます)の間に問題があるようです。

お皿を圧して上下にずらすとゴリゴリというかザラザラといった雑音がきかれます。

このことから膝蓋骨の裏面か大腿骨側の関節面に傷跡ができていることが判ります。

私「これ、痛みますか?」

と伺うと、Aさんは痛み方はさほど激しくはないものの、痛みが感じられるといいます。

軟骨のように血流が極端に少ない部分に傷ができると、腫れて痛みだすまでにタイムラグができたりするんです。

このことは痛みを誘発するエピソードから実際に痛むまでの経過とも合致します。

どうやらAさんの痛みの正体は「膝蓋軟骨軟化症」という関節症のようです。

でも、テストでの痛みが小さいことから幸いなことに治りかけの状態でもあることが判りました。

四頭筋の緊張を落とし、脛骨の変位を正す通常の処置をした後、Aさんの膝は痛まず滑らかに動かせるようになりました。

あとは実際に走ってみて、痛みなく走れる距離を伸ばしてゆくことになりますが、

Aさん、まだ浮かない顔をしています。

私「どうされました?」

Aさん「膝の奥がゴリゴリいうのは治らないのでしょうか?」

なるほど…

残念ながら、雑音の出所が膝蓋骨の軟骨面が傷つきできた傷跡の凹凸から生じるものなので、「音を消す」のはなかなか難しい相談なんですですが、「できる限りのことを」と探した一手で面白い結果が待っていたんです。

 

場所は膝蓋骨の上縁、内外側広筋の切れ間の大腿直筋の下層。

恐らくは中間広筋遠位だと思われますが、痛みをさほど伴わない硬結が見つかりました。

この硬結にポジショナルリリースを施したところ、膝蓋大腿関節の雑音が大幅に減少したのです。

当然これだけでは『この硬結が雑音の犯人だ!』とも『これで雑音が減らせる!』とも言えません。

私自身この時点では『偶然か!?』とも考えました。

さて、そうとなったら検証しない手はありません。

痛みのない側の膝を調べてみると、症状こそないもののこちらもゴリゴリザラザラ雑音が聞かれます。

渡りに船とはこのことです。

こちらの側にも同様の処置をしたところ、やはり雑音が小さくなる。

中間広筋は膝のお皿を関節に安定させる作用を持つ筋ですから、ここが円滑にコントロールでるようになることで関節の摩擦も低減させることができるのでしょう。

いままで雑音は構造的な問題なので仕方のないものと考えていた節があったので、考えを改めさせられた出来事でした。


斜視の治療03

2016年04月06日 | 治療の話

さて、斜視の男性に提案したセルフケアの話。

治療に対する反応の経過から推察できることは、

『男性の斜視の改善には頭蓋の変位および可動性の正常化と、仙骨の変位および可動性の変化を同時にもたらすものが望ましい』

ということでした。

であれば、エクササイズは立位で行うもので、頭蓋をハンドルとして仙骨側の動きも解放できる方法が望ましいということになります。

そこで浮かんだのが「蝶形後頭関節のFRAT」でした。

このFRATという手法は私のオリジナルの手法でYOUTUBEのページにもよく乗せている手法です。

この手法を試行し、全身の運動を見ると側屈・回旋の運動範囲をほぼ左右均等にまで揃えることができました。

眼球運動のチェックをしてみると動きもよく、

本人に感想を聞くと、身体の動きも視線のコントロールもストレスなく容易になったと言ってくれました。

この男性には前出の手法を自宅で行うセルフケアとして提案し、初回の治療を終えました。

「蝶形後頭関節のFRAT」の動画はこちらです。

ご興味があればどうぞご覧ください。


斜視の治療02

2016年04月05日 | 治療の話

さて、前回の続きです。

頭蓋骨への対処で仰臥位では滑らかな動きを取り戻した男性の右目。

身体を起こし立ち上がってみると、左の肩こりもなくなったといいます。

ですが、再び右目が内によります。

身体全体の動きも右への側屈回旋の易可動性(「動きすぎ」の意)も4割減といったところです。

このことから、『恐らくは腰から下の荷重関節に問題が残るんだろう』と考えました。

調べてみると、仙骨の可動性に問題が見つかりました。(左下外側角の後方変位・右腰仙関節が閉じたまま開かない=仙骨の右側屈右回旋制限)

仙骨の可動性を取り戻すと、体幹の動きもさらに改善されるとともに男性の右目は再び正面に向き、眼球運動の改善も現れました。

頭蓋と仙骨は硬膜を介して互いに連動して動きますので、こうした現象も珍しくはありません。

初期評価では頭蓋に主要な制限を感じたわけで、仙骨は頭蓋の変位の影響を受けた二次的な障害だと踏んだんですが、結果からいえば、仙骨側にも器質的な制限(拘縮)があったわけです。

このことから、長い月日の間、歪んだ位置関係で使われたために、仙骨に生じた機能障害が器質的な変化(一部の寡動による線維化)にまで発展していたという推論が成り立ちます。

私は講義で「二次的な障害も長期にわたると一時的な制限因子として振る舞う」と話してきましたが、正にそうした例でした。

こうしたケースでは、頭蓋・仙骨双方へアプローチしなくてはなりません。

どちらか一辺倒では、起こった側がまた元の状態へと導いてしまうからです。

さて、ここまで来て、次の課題は「セルフケア」です。

一般な患者さんにやれることの中で、治療効果の高いものを見つけなくてはなりません。

そこで、まだ若干残る全身の右回旋右側屈の易可動性の変化を判断基準に、ある手法を試行していただきました。

つづく


斜視の治療01

2016年04月04日 | 治療の話
先日、久しぶりに斜視の相談を受けました。
患者さんは二十代の男性です。
緊張すると右の目が内に寄ってしまったり、左の肩がやけに凝ると言います。
立位で身体全体の動きを調べると、右への側屈と回旋が大きく、
眼球運動を調べると、右の眼球の外転・外転位での上下動が左に比べて遅れます。
身体の癖のわりに脊柱の機能障害は軽く、頭蓋の機能障害が際立ちます。
特に前頭骨の右半分はほとんど動きを失っていました。
斜視が始まった時(18年前)なにか特徴的な出来事はなかったか伺うと、
右の眉の上をぶつけて切ったと言います。
試しに前頭骨の機能障害に手を入れると、眼球運動もスムーズになります。
さらに蝶形骨の傾きを正すと頭蓋全体の動きも大分きれいに出てきました。
寝た姿勢ではもう充分改善が得られましたので、
「これでいいか⁉」と思いましたが、念のため再び立って眼球運動を診ると…

つづく

誕生日会

2016年04月03日 | 料理の話

明日は我が家に親戚一同集まって「お誕生日会」があるとです。

この日は私がメインシェフ。

さて、何を造ろうか…

息子と従兄弟がこの春新中学生になるお祝いもあるので、

彼らの胃袋にガツンと響く料理が良いな…

でも、義父母はさっぱりレシピがいいか…

春だけに、春を感じる食材も出さねば…

Aさん(患者さん)おすすめの「菜の花と桜エビの煮びたし」は個人的に食べたい…

でも、明日も出張治療があるからなぁ…

サクッと手間なく、でもって美味しく…

何がいいかな(*´з`)

ちなみに、昨年のクリスマス会だったかで息子のクラスメイト&ママ友が集まった時に作ったのはこんな感じ。

・トマトの常夜鍋

・ローストビーフ

・チキン南蛮

・カナッペ:燻りガッコのクリームチーズ和え/タコスに入ってそうな何か

・グリーンサラダ

・マグロのユッケ

・ナポリタン

 

いや~萌える!(*´ω`*)

さて、買い出しに行ってきます!


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