身体は一つのユニットだという実感~後面深層のアウターユニットとディープフロントアームラインのリンク~

2016年12月19日 | マニュアルメディシンの話

図版引用:Anatomy trains second edition Churchill Livingstone

 

お話しの前に、下の図を見てみてください。

アウターユニット に対する画像結果

 

図版引用:Karageanes Principles of Manual Sports Medicine LWW

上の図は「後面深層のアウターユニット」の資料としてあげました。

右の大腿二頭筋→仙結節靭帯→右起立筋・対側の胸腰筋膜深層(と言いつつ左の腸肋筋と下部僧帽筋、そして三角筋後部へと緊張が伝播しているケースもしばしば…)といった「仙腸関節」の”支え”を補強する軟部組織群です。

仙結節靭帯から先を、背骨をまたいで「Y字型」に繋がっているとご想像ください!

図版引用:Anatomy trains second edition Churchill Livingstone

左上肢に描かれている筋群が「ディープフロントアームライン」です。

一番上の図にもあるように、二頭筋は上部僧帽筋への繋がりも持っています。

 

さあ本題。

 

動画は2011年7月のものです。

主に起立筋の緊張からくる骨盤の捻転機能障害への対処法として使う技です。

そして、その起立筋の緊張は二頭筋や腕橈骨筋といった上肢の屈筋の緊張の影響を受けているという前提を証明している技法でもあるんです。

YOUTUBEの動画の整理をしていたら見つけたんですが、今ではもう使わなくなっていた”手”。

でも、改めて見てみて『中々いい手だな』とちょっと関心してしまいました。

…自画自賛ってやつですね(;´∀`)

何が「いい」って腰が固いのに「腕」の関与を「逃さず」「いっぺんに」解除できるのがいい!

ものぐさな私ならではの発明だなって、5年前の自分を褒め褒めしちゃいました。

この技法が成り立つ背景について、ちょっと説明足せてください。

これは私の臨床経験からの発見なのですが、

「ディープフロントアームライン」(byトーマス)という腕の筋膜群に生じた緊張は

肘関節を屈曲位に保持(肘が曲がるってこと)してしまいますので、

上肢の重心が前腕の中心にある関係上、肩甲骨には前傾が生じます。

つまり、肘が伸びずらくなると肩が前に出っ張るってことです。

すると同側の胸郭には前方へのトルクが生じます。

つまり、腕の重心が前に出て、肩も前に出る分、それにつられて背が丸まるってことです。

ほっといたら腕の重さに負けてどんどん”お辞儀”してしまいますから、

身体は反射的に”真直ぐに立とう!”と「後面深層のアウターユニット」でカウンターバランスをとるんです。

平たく言えば、バランスをとるために背中の筋肉で引き返すってことです。

そうして互いに緊張を高めあって何とか重心を安定させるんですね。

こうした働きが反射的に、つまりオートマティックに出てくるってんですから、身体ってすごいですよね。

ちなみに、こうした背景で起こりがちなのは「肩こり」「腰痛(この場合屈曲型腰痛)」です。

腰痛は解りそうなもんですが、「肩こり」は意外でしょう⁉

でも上位肋骨に腕を伸ばした腸肋筋の過労は肩甲骨の内側(肩甲骨内縁)に強いコリを作ります。

「病膏肓に入る」

なんていう肩甲骨の内縁の痛みがそれです。

もっと表層の筋の仕業と言われがちですが、私の見立てではその多くは腸肋筋の付着部の故障です。

他にもこの状況では肩甲骨を支える筋の過労による「肩こり」それに「頭痛」なんかも出てきます。

面白いと思いませんか?

腕の緊張が故障の切っ掛けになっているのに腕には大して問題が出てこないんですものね。

むしろ割を食わされて帳尻を合わせるために一肌脱いだ方に症状が出ている。

でもって、このように相互が緊張しあってバランスしている場合、

どちらか一方のグループに緊張や短縮を残すと、もう片方もすぐに緊張を取り戻してしまうから

解除するのにけっこう難儀するんです。

気になるところだけほぐそうとしても関連のある患部から離れた筋」残った緊張がすぐに患部の緊張を呼び起こして振出しに戻してしまうんです。

徒手医学では「身体は全体が一つのユニット(機能単位)として働く」と考えていますが、

上記の臨床経験からも『ほんと、そうなんだなぁ』と感心しちゃいます。

何はともあれ、そうした背景がある以上、痛いところだけ見ていては治せるものも治せないのです。

これは私の持論でもありますね。

で、動画の方法は関連した腕の筋膜群も下肢から体幹の筋膜群もまとめて介入できるのが偉い!

久しぶりに、ちょいと自分にかけてみたところ思った以上に切れもいい!

なんで使わなくなったのかが不思議なくらいです。

こりゃ明日の治療でリバイバルしてしまうでしょうね。

してしまうな。(*´ω`)


筋膜の連なりから考える、姿勢と動作の解析法=回旋機能=より

2016年11月13日 | マニュアルメディシンの話

今年の10月23日に行われた講義の抜粋です。

解りやすい変化がみられたので二画面比較映像に編集してみました。

頑張ったのでここでもお披露目させていただきます(*´з`)

 

ちょっと真面目な話。

 

私は

『私にでききることは、皆にもできる』

を前提に講義をします。

できるようにリードして、出来ると気付くまで伴奏する。

そんな姿勢で講義をしています。

「特別な人間にしかできないテクニック」なんて存在しません。

そう思われてしまうのは講師の力量不足が原因かもしれません。

 

何のための講義活動なのか?

それは、効率的な手法を同業者間でシェアすること。

 

目線はどこに向けているのか?

参加者の先生方の先にある患者さん方への還元。

 

仮に「特別な人間にしかできないテクニック」があったとします。

であれば、セミナーを開く意味自体がないと思うのです。

だって、「君たちにはできないことを私はできる=私はみなより優れている!」といった主張で終わってしまいますもの。

参加者にとって具体的な学びにつながらない勉強会なんて本末転倒でしょう⁉

私は講師の自己承認欲求を満たすためではなく、有機的で機能的な「意義」を持った活動をしたい。

だから仕組みの理解と感触の共有に力を注ぎます。

根っこの理屈を理解して、目指すべき感触を知れば、

あとは突き進むための情熱があれば大概の事はできるようになるからです。

な・の・で、

これからも気付いた先から吐き出してゆこうと思います。


徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ ~在宅療養マッサージの臨床から~

2016年10月18日 | マニュアルメディシンの話

少し前のことになりますが、

静岡県で「寝たきりの患者さん」を対象とした「在宅療養マッサージ」という分野でご活躍されている

大畑健太郎先生に、「徒手医学」の「在宅療養」という現場への活用をテーマにお話を伺いました。

温和なお人柄の先生の口から語られるお話は、在宅療養という臨床テーマに対する深い想いに裏打ちされる、

同じ臨床家として実に聴き応えのあるお話しでした。

●インタビュー記事はこちら↓

徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ~在宅療養マッサージの臨床から~

そのインタビューの中でご紹介いただいた現場での工夫を、このたび動画で紹介させていただけることになりました!

 ●技法紹介動画ページはこちら↓

動画|ベッドサイドで行える徒手医学的運動療法~歩行困難者へのアプローチから~

全ての動画はこちらからご覧いただけます。

 

 

これってなかなか無いことなんですよ。

一般的に職人さん(技術畑の人間)はその「手の内」を明かすことを嫌う傾向にあると言われます。

治療業界も然り。

でも、大畑先生は「自分の発見や経験が同じ現場で活かされるならば喜んで」と、

自身の技術の中身を丁寧な解説とともに公開してくださいました。

有り難い話です。

これは持論なのですが、

前出の「職人(技術畑の人間)はその「手の内」を明かすことを嫌う」という話、

これは本当に地力のある職人には当てはまらないなって思うんです。

芯の通った職人はむしろ、手の内をさらすことを恐れない方が多い。

それはきっと、自分の技の今より先を常に見据え、常に今を超える挑戦の最中に身を置いているからできることなんだと思います。

大畑先生のお話からは、

要介護者、寝たきりの患者さんに対する「日常への回帰」の試み、

そこには工夫の余地がまだまだ沢山あるということがつよく伝わってきました。

折角公開させていただいた動画の手法を、在宅の現場で活躍される職人に一人でも多く届けられればと思い、

この場でも紹介をさせていただきました。

できたらなにがしかの形で拡散していただけたらありがたいです。

 

医療としての態度を守る治療家という人種はどんな仕事をするものなのか

知っていただく良い機会にもなるのではないかと思います。

ぜひ、ご覧になってみてください。

 

●インタビュー記事「徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ~在宅療養マッサージの臨床から~」
●臨床応用動画「ベッドサイドで行える徒手医学的運動療法~歩行困難者へのアプローチから~」

 

 


講義の休み時間も、講義は続きます…

2016年08月30日 | マニュアルメディシンの話

8/28に「頚肩部の痛みをもたらすトリガーポイントへの評価と治療」と題しまして、一日がかりの講義をしてきました。

この日の講義の休み時間のやり取りから、

私の臨床(治療)の様子が見えるシーンが撮れたのでblogでも披露目させていただきます。

今週末はトータルライフケアさんで「変形性膝関節症」の講義をいたします。

久しぶりの外部団体での講義となりますので、ちょっと新鮮。

とはいえ、やることは変わらず、いつも通り全力投球です。

このところ、面白い現場やお話をいただく機会が増えていて、ありがたいなと思います。

その一つ一つに悔いなくあたろうと気持ちを引き締める今日この頃でした。


徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ ~在宅療養マッサージの臨床から~

2016年07月25日 | マニュアルメディシンの話

今日は同業の先生向けのお話です。

私事で恐縮ですが、

身体の健康に従事する専門家たちへ徒手医学の知識や技法、私の臨床からの発見をシェアするべく

講師活動を開始して9年の月日が経ちました(一般社団法人 徒手医療協会)。

いま、10年の節目を前にして、活動の芽が各地で芽吹いています。

講義を通じて私自身の知識や経験を受け取っていただいて、

それをご自身の臨床に還元し、また新たな発展につなげ

「最近こんな工夫をしているんです」

とか

「こんなことをしてみたらこんな発見が!」

なんて、非常に興味深い報告をいただくことも増えてきました。

『そうした発見は私たち治療者の業界全体でシェアしてより多くの患者様に還元していただきたいな』

と思いまして、

「これは!」と思う活動をされている先生にインタビューをさせていただき、

記事として徒手医療協会WEBにて公開させていただくことにしました。

第1弾はおおはた治療院 院長 大畑健太郎 先生です(写真右)。

 

大畑先生は静岡県は三島に鍼灸マッサージ院をご開業され、

外来での治療に加えて寝たきりの患者様への往診もされている先生です。

インタビューでは訪問施術での運動療法に重点を置いてお話しいただきました。

とても興味深く、面白いお話をいただくことができました。

治療家の先生方にはぜひご一読いただきたい。

現在、インタビューで登場した技法について映像にて紹介する準備を進めています。

どの技法も大変見応えのある手法です。

準備ができ次第また告知いたします。

乞うご期待!!

↓インタビュー記事はこちら↓

徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ
~在宅療養マッサージの臨床から~

 

 


骨盤の操作~最近の会員制勉強会より~

2016年06月23日 | マニュアルメディシンの話

今日は一般の患者さん向けというより、同業の先生方に向けた内容なんですが

最近「骨盤矯正」!?に関する問い合わせがちょいちょいありましたので、

「とよたま手技治療院ではどんな骨盤の治療をするのかな?」

とご興味をお持ちの方は、

下のほうには骨盤の操作について動画を用意しましたので参考になさっていただけたらと思います。

 

さて、本題。

 

私事ですが、気が付けば勉強会での講師活動もはや10年の歳月が過ぎました。

今年で42歳か…(+_+)

 

…気を取り直して。

 

「臨床での結果につながる情報の共有」にこだわって10年でした。

どうすれば現場に還元できる形で情報を受け取ってもらえるのか、

いろんな取り組みを繰り返してきました。

ほんと、いろいろやりました…(遠い目)

そうした試行錯誤の中から、今は二つの段階に分けて情報提供をしています。

オープンセミナーでは効果が高く習得も比較的容易、そして安全性の高い技法をまとめて伝えています。

クローズドセミナー(会員制勉強会)ではより専門性の高い技術の習得に重点を置いています。

ここ最近の傾向として、オープンでもクローズドでも参加者のモチベーションが高い方が増えているなって思います。

増えている、というよりほとんどやる気のある人ばっかり。

ありがたいなと、思います。

会員の先生方をみても技量・モチベーションともにぐんと高まっている感じ。

会員の先生の中にはかなり微細な変化を追えるようになっている先生方も出てきました。

この路線

これをもっと加速させようと、目下思案中。

ま、浮き沈みは覚悟のうえで、これからもいろいろやってみます。

そんな風に書くと会員制勉強会の敷居が高く感じるかもしれませんね。(^^;

でも、そんなことは全然ないんです。

今の自分を、一歩でも1mmでも超えたいという意思があれば大丈夫。

むしろそれがないと…

入り口でもじもじしている先生方もいらっしゃるそうでしたので、

先日、ちょいと会員制勉強会での様子をYOUTUBEで公開させていただきました。

「骨盤の操作」に関する技法を練習した時の模様です。

そんな中から比較的簡単な技法をまとめたものが下の動画です。

一歩を踏みだす助けになれば幸いです。

 

○恥骨結合の解放:産後のしつこい腰痛の対処の際にカギとなることの多い故障です。

○仙腸関節の解放:繰り返される腰・下肢の故障の対処の際には下肢と体幹の接点となる仙腸関節の機能が保たれることは正常な回復にとって重要な要素となります。


グローバルスタンダードだって聞いてるんですが…

2016年06月07日 | マニュアルメディシンの話

私の治療のベースは「マニュアルメディシン:徒手医学」にあります。

これは神経筋骨格系に生じた障害(整形外科的な疾患の中で慢性期に入ったものが主たる対象です)を

徒手で行う科学的根拠をもとになされる医学的な介入を指し、

カイロプラクティックやオステオパシー、あんまマッサージ指圧といった

「手」で行われる医行為全般を包括する概念なんです。

この「包括的な」ってのがいいですよね。

変に「流派」毎の垣根を作らない感じ⁉

様々な先人たちの知恵を平らかな眼で見つめ、

良いものは良いものとして受け入れる姿勢というか…

それがいいなって思うんです。

 

私がこれに出会った時には師匠から

「日本ではマイナーだけど、これがグローバルスタンダードなんだよ!」

と聞かされました。

こん時きゃもう、びっくりしましたね(*´Д`)

幕末の侍が初めて黒船を観た時ぐらいの衝撃でした。

 

でも、海外の方の治療をしていると

どうもそうでもないのかもしれないな…

と思うんですよね。

 

今回に始まったことではないのですが、

海外の方の治療をするときまって

「これは気功か⁉(筋膜リリースやポジショナルリリースを掛けた時)」

「これが日本の整体か⁉(スラストテクニックやスイッチバック、FRATを掛けた時)」

と驚かれるんですよ。

 

今回の香港では

「これはブードゥーマジックか⁉」

なんて言われる始末(^^;)

これには私も大笑いでした。

 

しかし、「ブードゥー」って「ゾンビ」とかのあれでしょう!?

いろいろ言われてきましたが、呪術の類といわれたのは初めてでしたね。

ちょうどポジショナルリリースとスイッチバックを掛けていた時だったんですが、

きっと怪しげに見えたんでしょうね(^^;)

それでも皆さん、介入直後の変化に驚いてくれるんです。

外人さんってリアクション大きいですから、嬉しいですよね(^^)

こうした時に

「これは君たちの国から学んだ技術だよ。(スイッチバックやFRATは違いますが、そこに行き着くベースはやはり徒手医学です)」

というと決まって

「こんなの見たことないよ!?」

と反ってくるんです。

私たち専門家の中ではグローバルスタンダードなのかもしれませんが

全世界的には、仮に本場でも少数派なのかもしれませんね。

 

そう言えば、格闘技界でも似たようなことがありましたね。

日本発祥の「柔術」がブラジルに渡って「JYUJITU」になって日本に帰ってきて広まったのは

ご存知の方も多いと思います。

 

むぅ…( ̄ー ̄)

徒手医学もそうなったら面白いかもしれませんね。

がんばろう。

 

○マッサージ・鍼灸・整体治療の専門院|とよたま手技治療院|東京・練馬区
http://toyotama.net 


福岡セミナー、無事終了

2015年12月16日 | マニュアルメディシンの話

12日の大阪に続き、13日の福岡も非常にハートフルな一日となりました。

大阪は研究発表初挑戦という意味で全力を出しましたし、

福岡は2年ぶりということもあり、かつ、会場の先生方の熱気に充てられた感じでこれまた全力疾走。

下の写真は福岡での講義の模様です。

講義のタイトルは「臨床に役立つ10の手技」だったんですが、

皆さんとても呑み込みがよくお上手でしたので、追加の手技も加わって11の手技になってしまいました。(^^;)

おかげさまで、今年も何だかんだありましたが、年の最後を非っ常~~~に良い形で締めくくることができました!

ほんと、脚を運んでくださった皆さんに感謝です。

中には横浜から入らした方もあったとか…

ありがたい話です。

また来年からも、気持ちを込めて頑張ろうと思います。


動画:頭蓋の関節機能障害が仙骨から胸椎、そして頸椎へと…

2015年10月21日 | マニュアルメディシンの話

先日の大阪セミナーにて、

頭蓋骨への介入で、仙骨の動きが変わり、その仙骨の影響を受けていた胸椎の動きが変わり、

結果、頸椎の機能が正される…

なんてシーンがありました。

 

 

ややこしい書き方ですみません(-_-;)

要は、首の付け根の引っ掛かりが骨盤由来かなぁ~って思いきや頭蓋骨の歪みに由来していましたよっ!!( ̄▽ ̄)♪

っというお話です。

「頭」発→(「骨盤」→「胸椎」)経由→「頚」着

こんな感じです。

上手いタイミングで「繋がりあい影響しあう身体」の動画が取れましたので、

よかったら見てみてくださいm(__)m


頚が左に倒れないってだけでも全身診るもんなんです。という動画の紹介、です。

2015年09月24日 | マニュアルメディシンの話

医学はヒトの身体を細かく細かく分析して理解を深めてきたんだなって思います。

あんまり細かく分析し続けて、今じゃDNAレベルで治療を考えるまでになってますもんね(◎_◎;)

凄いことです。

で、私は?というと

実にアナログと申しましょうか、手仕事感あふれる治療体系…(^^;)

でも、古くて新しいと申しましょうか、

なかなかどうして、今の進んだメカニカルな診断技術では見つからない問題を診通すことには長けてます。

それは何かと問われればベンベン!

徒手医学と答えます♪ベンベン!!

 

まったくもってお菓子なテンション。

もう誤変換もほったらかしダ!(*'▽')

 

 

いやぁ~、せっかくの休日をベットリと仕事色に染めてしまった自分恨めしい…( ̄д ̄)

はぁ~、明日は朝から筋トレの手伝いでしょう…

それが終わったら自分の筋トレでしょう…

で、夕飯の準備…

 

あ、日が変わった!

 

なんにせよ、無駄がないな…(。-∀-)エライ!

 

そんなこんなで(どんな?)

昨日から今日、という日を頑張った証の一端をご覧ください!

題して「頚の治療でも全身診なきゃあかんのよ!」

張り切ってどうぞ~!

01

02

03

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05


頚の治療でも全身が関係するんです…

2015年09月19日 | マニュアルメディシンの話

目いっぱい治療して、その合間を縫って動画を編集して…

我ながら何をそんなに生き急いでるのか(*_*;

決して「空回り」でないことを祈りつつ、

一先ず今は、頑張った自分を褒めてあげたい(;´Д`)

 いやぁ~頑張ったのなんの!

なんせウインドウズ10になってから固まるはぶっ飛ぶは…

動画の編集なんていつ飛ぶかハラハラドキドキ(; ̄д ̄)

まるでアドベンチャー!笑 

で、調子の悪いウインドウズ10に足を引っ張られつつ作った作品がこちら!

2015年「筋膜性頭痛の徒手的臨床セミナー」より

 

 

さ、帰りに公園で懸垂して帰ろ♪


胸鎖乳突筋由来の頭痛=筋膜性頭痛の徒手的臨床セミナーより=

2015年09月13日 | マニュアルメディシンの話

先日、医療従事者・運動指導者向けに「頭痛」について講義をさせていただきました。

講義では、

・怖い頭痛(生死にかかわるタイプの頭痛)と恐くない頭痛(治療対象となる頭痛)の鑑別

・筋膜由来の頭痛の治療:問題部位の検出法・解消法

といった内容を紹介してきました。

そんな一日の本の一コマ。

デモンストレーションの模様から、ちょっとした笑いを引き出したシーンがありまして、

個人的には講義中のこういった一幕が好きなので、ちょっとご紹介しようかな、と。(*´ω`*)

1分ほどの動画です。

動画の最後の〆のところが見どころです。

では、どうぞ!


動画で紹介:起立筋のスイッチバックテクニック

2015年06月09日 | マニュアルメディシンの話

私事ですが、徒手医学というカテゴリーの中で技法の指導をするようになって早、8~9年ほどが経ちました。

日々の臨床(患者様への治療)を通じて得た発見は、治療業界の発展を願い余すところなく公開しています。

そうした活動の一端をYOUTUBEを使って紹介すると、

北や南の最果ての地からも「助かるよ!」なんて反響をいただくことがあり、

そうしたちょっとした一言が嬉しかったりしています。

ただ、日曜に勉強会をすることが多いせいか

「治療院閉めてなに遊んでんのさ!!

的なプレッシャーを患者様より感じることもありまして、

本当に心苦しく思っております…(-_-;)

ほんと、すんません

 

ということで、「(実は)遊んでるわけじゃないんです!」という意思表示もかねまして、

ここ数日頑張って編集した講義風景の動画を、この場でもご紹介させていただきたいと思います。

起立筋という背中の筋肉の治療法について紹介しています。

僕の院にいらしている皆さんにはおなじみの方法ですね(^^;)

各1分程度の動画となります。

どうぞご覧ください。


動画で紹介:「手あて」という治療=筋・筋膜リリース

2015年04月28日 | マニュアルメディシンの話

「てあて」なんて言うと、怪しげな宗教がらみと勘違いされてしまいそうですね(;^ω^)

そういったスピリチュアルな話ではなく、

私たちの身体には、緊張した組織に軽いタッチで触れることで

その緊張が解けてゆく、そんな現象があるんです。

皆さんも子供のころ痛む場所にお母さんが手を添えてくれているだけで痛みが和らいだ、

そんな経験があるでしょう!?

これはおそらく、皮膚筋反射という反応が関与した現象ではないかと推測されます。

お会いしたことはございませんが、

彼のイエスキリストは病んだ人々の苦痛を手を触れることで癒すことができたとか。

そんなことを鍼灸の専門学校在学当時に、風貌がキリストそっくりな先生から伺いました。

それもこの反応を知っていれば、あながち無かったことでもないと思われるのではないでしょうか。(; ・`д・´)

この反応、きちんと使えば治療の道具にもなるんです。

現に徒手医学:マニュアルメディシンの技法にもそうした技法がございます。

「筋・筋膜リリース」という技法のなかで間接法という技法がそれに当たります。

緊張の強い場所をやさしく触れ、緊張が解けるのをただただ待つというユニークは方法です。

もちろん専門家としては手を当てる部位にしっかりとした治療上の根拠を持ち、

待っている間の変化もリアルタイムで感じ取ることのできる触診レベルが求められるものですが、

ご自宅で、ご家族の間で行うのならそこまでの修練は積まなくても大丈夫。

動画の方法は、寝たきりになられてしまった方や開腹手術を受けられた方へのご家族によるホームケアとしてまとめたものです。

もう何年も前に作った動画です。

内容といたしましては、

寝たきりの方には、あばらの動き(胸郭の「ふいご運動」)がよくなることで呼吸が安定し排痰もしやすくなるように、

開腹手術後の方には、手術の後がひきつれたまま回復が遅れたり、二次的な故障が生じてしまわないように、

患者さんのご家族にお伝えしたものを簡単にまとめています。

無理な力を掛ける方法ではありませんので、体力の落ちた方や小さなお子様にも安心して使える方法です。

 ご家族に何かしてあげられることがないか?とお困りの方にはお役立ていただけると思います。

※残念ながら治療ができるという意味ではありません。

 この技法が治療として機能するためにはしっかりとした治療上の根拠が必要となります。

 


動画:手技を複合的に組み合わせることで、相乗効果を引き出そう

2015年03月13日 | マニュアルメディシンの話

 もう2年ほどたちますでしょうか…

当時、マニュアルメディシンの各技法や

それらの効果的組み合わせ方、

そしてオリジナル技法のそれまた複合技法化、

などなど、個人的に「これは使えるよね(*´ω`*)」な手法を

動画で紹介しようという企画を考えておりました。

一般社団法人 徒手医療協会(私、一応代表です(^^;))のイケメンな会員さんにモデルを頼んで撮影したんです。

でも、何やかやと忙しくなってしまい、そのままお蔵入りに…(;´∀`)オダクンゴメンネ

youtubeのページで限定公開にしていたのですが、

私のページの登録もありがたいことに1040を数え、

さらに日ごと増え続けておりまして、

折角なので、「公開」にさせていただきました。

どうぞご覧ください。


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