そろそろ治療関連の記事も載せなくては…
と若干の焦りも感じつつ、GWみそぎの旅完結編です。
さて、サクッとラーメンを手繰った鉄+1の一行は青い森鉄道に乗り、「浅虫温泉駅」へ。
そして棟方志功ゆかりの湯「椿旅館」へ
ゆっくり温泉を堪能して旅の疲れを癒しつつ…
と淡い期待を抱く39歳ではありますが、なんとこの地での滞在時間1H…
なんでもメモリアルシップ八甲田丸がことのほか素晴らしく、結果として温泉の時間が押してしまったとのこと…
←これです
もうね、驚きませんよ(-。-)y-゜゜゜
マッハで湯を堪能し、駅へ向かう道中足湯を発見!!(@_@;)
しかも!その脇には「温泉卵」を自由に作れるという「温泉卵用温泉」!!\(゜ロ\)
息子「うわっ!凄い!温泉卵作ってみたい!食べてみたい!」
私「まったくだ!」
妻「時間です!」
息子・私「なんて日だ!!」
大丈夫!
もう慣れてるから!d(-_-)
激しく後ろ髪をひかれつつ浅虫温泉をあとにし、
青森駅に戻り、あとはメインイベントの「ブルートレインあけぼの」を待つばかり。
ここで若干の時間のゆとりがあったので、夕食を摂ろうということに。
私としては市場の食堂で食べたかったんですが、
その佇まいに家族が若干引いてしまいあえなく却下。
駅ビルでお寿司を堪能。
流石は青森!たとえ駅の一皿いくらのお寿司屋さんと言えどもクヲリティーが半端ない!
しかも、驚いたことに、お酒のメニューに「田酒」を発見(@_@;)
流石は青森!!!
きっと僕はこの瞬間のために今日ここ青森の地に立っている!
と根拠の薄い確信を胸に、
そして妻の眼からお値段をそっと手で隠しつつ、
「あと、田酒…一合ください。」
とのたまったわけです。
ホンマグロの赤身をほおばり、
田酒を一口…
感想と致しましては…
うまい!!!!!!!!!!
もうね、この瞬間に全てが報われました。
ほんと…
お酒も入りテンションもあがって来た私。
柄にもなく板さんにフリートークを挑みます。
私「田酒ってホントおいしいですねぇ~」
板さん「…(ニッコリ)」
私「マグロもホントおいしい~ですぅ~。
やっぱりこれ大間で仕入れたマグロなんですか?」
板さん「あ、築地です(ニッコリ)」
私『嘘でも大間って言ってくれ…orz』
と口には出さず「…(ニッコリ)」と微笑み返した辺り、
39年の人生経験も無駄ではなかったようです。
さあ、そしてこの旅のメインイベント「あけぼのです」
出発は17時過ぎだったと思います。
写真を見るとまだ明るいですね。
個室は4名一室。
GWだけのリバイバル運行のためか、人気があり、私一人別の部屋になりました。
上段が私の席
正直なところどんな方々と一緒になるのか不安も少々…
ゴリゴリの鉄の方に三方を固めれれてしまったらどうしよう。
ひたすら電車の説明を始められてしまったらどうしよう。
と、不安な気持ちが沸々と沸き上がってきます。
すると隣の席から視線を感じます。
この瞬間から田酒の酔いは一気に覚め、想定される危機が頭を駆け巡ります。
目の端で確認すると、視線の主は細身の青年です。
しかも、悔しいぐらいのイケメンです。
一瞬警戒が緩みそうになった次の瞬間、
彼の胸に一眼レフのカメラが光っているのを確認…
『まぎれもなく、彼はTETTCHANだ…(@_@;)』
そんなことにはお構いなしに、端正な顔立ちで人懐こそうな視線を送ってくるIKETETU青年…
いやいやいや、油断は禁物。
僕の中のシャー大佐が
「ニュータイプか!?」
と、囁いていたかは定かではありませんが、用心せねばなりません。
この先どんな展開が待っているか分ったもんじゃありませんし…
そんなこんなで、申し訳なく思いつつも、背中で『私は一人になりたいです』オーラを発する39歳。
しかし…
青年「あの、どちらまで行かれますか?」
私『アッチャ~(>_<;)』
簡単にバリア崩壊(笑)
私「あ、上野までです。君は?(^^ゞ」
などと打ち解ける私。
最初の心配をよそに、
うちの息子のように、頼んでもいないのに全く興味の範囲外の専門的な知識をグイグイ…
そりゃもうグイッグイと押しつけて来る披露してくれるようなこともなく、
とっても好印象かつイケメン好青年であることを確認し
ほっと胸をなでおろす39歳なのでした。
浴衣に着替えて社内探検する私
そして、いよいよ出発です。
皆さん廊下に出て、駅のホームを撮影しています。
そして駅のホームからもたくさんのカメラがこちらを撮影しています。
一瞬、『ものごっつい笑顔でピースとかかましてやろうか』などと
よこしまな考えもよぎりましたが、
やっと激写したブルートレインの車窓に浴衣のおっさんが
メッチャ笑顔でピースしてたらがっかりするに違いないと
大人しく、そしてすなおに寝床に戻ります。
部屋には誰もいません。
さっきのイケメン君もきっと撮影に大忙しなのでしょう。
ま、ゆっくりさせていただきますよ。
とほくそ笑み、早速晩酌開始です。
いや~、夢だったんですよ。
ブルートレインで一杯飲みつつの小説(ウットリ)
さてと、どんな感動が待っているのかい?
と、小説のページを開いて数分後、ものの見事に寝落ち。
気が付いたら夜になっていました。(^-^;)
時刻は8時前。
まだ廊下の明かりはついています。
寝ぼけ眼で隣の席を見るとそこにはイケメン君ではなく、
なんと石ちゃんそっくりなお父さんが寝てるじゃありませんか!!!!!!
ホントびっくりして2階席から落ちそうになりました。
しばらくして気が付いたんですが、どうやら下段の席の方がご家族のようです。
たぶん私と同じくお父さんだけ別の部屋だったのをイケメン君に変わってもらったんじゃないでしょうか?
真相は解りませんが、このお父さん、イビキがすごい(T_T)
まるで獅子の咆哮です。
しかも時折えらい長い時間止まるもんですから、職業柄気になって気になって…(@_@;)
しかし、ご家族の皆さんはすやすやとお休みになっていらっしゃる。
『馴れってすごい…』
と感心したのも束の間。
その後、いびきのために一睡もできず、
お陰さまで無事に小説を最後まで読み終えることができました。
ま、これはこれでよかったかな(^-^;)
そうこうしている内に、列車は上野駅構内へと滑り込みます。
慌ただしく荷物をまとめ列車を降りると、
ふとブルートレインが愛らしく感じられました。
長い間、御苦労さま。
そう声をかけたくなるような、そんな気分にさせられたのは、
あけぼのと言う列車にとって、きっとこれが本当に最後の仕事だったからだろうと思います。
僕にもそんな日が来るんだろうな。
去ってゆく「あけぼの」の後ろ姿に、そんなことを考えずにはいられませんでした。
と、まあ、今回の旅もなんだかんだとしんどかったけど愉しい旅でした。
しかし、ここで終われないのが辛いところ。
この日の午後はとある陸上競技場でトレーナーのお仕事です。
家族を家に送り、シャワーを浴びたら出発進行!
ひと仕事を終えようやく居間でビールのプルトップを引いたのが22時。
いや~頑張った。
そんなこんなで、GW後半は、なんとも濃密な3日間を過ごさせていただきました。
また次の旅に向けて身体を鍛えようと思います。
=終わり=