ウエイトリフティング全国中学生選手権大会at福島県いわき市

2016年07月30日 | トレーニング日記
ウエイトリフティング全国中学生選手権大会に出場する息子のサポートに
福島県いわき市へ。

息子にとって始めての全国規模の試合です。
しかと見届けて来たいと思います!


今日は女子の試合です。
息子は盤付け(バーベルの重りを付け替える係)にて奮闘中


上野駅の立ち食いそば屋さん
懐かしいお味で大満足‼

徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ ~在宅療養マッサージの臨床から~

2016年07月25日 | マニュアルメディシンの話

今日は同業の先生向けのお話です。

私事で恐縮ですが、

身体の健康に従事する専門家たちへ徒手医学の知識や技法、私の臨床からの発見をシェアするべく

講師活動を開始して9年の月日が経ちました(一般社団法人 徒手医療協会)。

いま、10年の節目を前にして、活動の芽が各地で芽吹いています。

講義を通じて私自身の知識や経験を受け取っていただいて、

それをご自身の臨床に還元し、また新たな発展につなげ

「最近こんな工夫をしているんです」

とか

「こんなことをしてみたらこんな発見が!」

なんて、非常に興味深い報告をいただくことも増えてきました。

『そうした発見は私たち治療者の業界全体でシェアしてより多くの患者様に還元していただきたいな』

と思いまして、

「これは!」と思う活動をされている先生にインタビューをさせていただき、

記事として徒手医療協会WEBにて公開させていただくことにしました。

第1弾はおおはた治療院 院長 大畑健太郎 先生です(写真右)。

 

大畑先生は静岡県は三島に鍼灸マッサージ院をご開業され、

外来での治療に加えて寝たきりの患者様への往診もされている先生です。

インタビューでは訪問施術での運動療法に重点を置いてお話しいただきました。

とても興味深く、面白いお話をいただくことができました。

治療家の先生方にはぜひご一読いただきたい。

現在、インタビューで登場した技法について映像にて紹介する準備を進めています。

どの技法も大変見応えのある手法です。

準備ができ次第また告知いたします。

乞うご期待!!

↓インタビュー記事はこちら↓

徒手医学的思考に基づく身体の機能化へのアプローチ
~在宅療養マッサージの臨床から~

 

 


息子

2016年07月21日 | つぶやき

ついこの間、生まれて、

ついこの間、言葉を発し、

ついこの間、保育園に入園した息子。

休みの日に、お手てつないで公園に行ったのはつい先月のことだったろうか?

私の手を握り切れずに薬指と小指を握って、膝の高さから見上げる瞳は黒目がち。

抱き上げるとミルクの香りがしていたのは、やっぱり先月当たりの事だったような気が…

するってぇーと、小学校の入学式は先々週ぐらいの事だったかな?

0点のテストをベッドの下にため込んで、

それをお母さんに見つかって、

鬼の形相で叱りつけられていたのは四年生だったっけ⁉

ヒートアップしているところに私が帰宅して、

「ちょっと!これ見てよ!ベッドの下に隠してたのよ!」

と憤る嫁さんをしり目に

正座して小さくなっている『リアルのびたくん』をみて噴き出しちゃったのは先週?

そんな漫画みたいな息子を可愛く思ったっけなぁ。

あれ?

じゃあ、卒業式は?

中学校の入学式は?

おかしい。

記憶と現実の時間の流れが合わない。

生まれたばかりだった息子が気が付いたら中学1年生になってる。

いま、目の前にはウエイトリフティングに没頭する息子がいる。

日に日に力をつけてゆく息子がいる。

毎回のように自己ベストが塗り替えられていく。

プラットホームの上には漢の顔をした息子が立っている。

来年には私のスコアを超えるんだろうな。

見た目は冴えないボラみたいになっちゃったけど…中学生の息子も、やっぱり可愛い。

…どうやら目もおかしくなってしまったみたいだ。

きょうも自己ベスト更新、おめでとう。


運動療法としての「ウエイトトレーニング」=ストリクトムーブメントによる関節の動的安定性の獲得=

2016年07月19日 | 治療の話

今回は7/16の記事の補足として動画を作ってみました。

と、その前に前回の記事のおさらいをしましょう。

「ストリクト」な運動の治療的な意義~シェアリングという異常運動への対処~では

・関節機能障害が退行変性(関節の変形)に進展する背景に関節のシェアリング(ズレ運動)がある。
・関節に生じた疼痛への対処として、即時的効果ではなく長期的な効果を見据えた場合、障害関節の骨運動に際して生じてしまうシェアリングを抑止し関節回転中心を動的に安定させるための方策が必須である。

・具体的な手法として「ストリクト」に行われるリフティング動作があげられる。

といったことをお話ししました。

記事では「パワーリフティング」の競技種目:デッドリフト/バックスクワット/ベンチプレスを例に挙げました。

でも、「関節のシェアリングを起こさないようにコントロールする」というルールにのっとっていればどんな動作でも大丈夫です。

ただし、その良し悪しの判断が一般的には難しいので、「その道のプロの手を借りるようにね!」といった落ちを付けたわけです。

動画では肩関節の故障の回復期を想定した方法として、

ウエイトリフティングのスナッチを利用した方法を紹介してみました。

どの運動も「シェアリング」を止める目的で行うには、一連の動作を通じて関節のシェアリングが生じずにコントロールしきれる程度の軽い負荷(手ごたえを感じないほどの軽い負荷はNG)を選ぶことが条件です。

なんでデッドリフト/バックスクワット/ベンチプレスにしなかったのかというと、

私の持っている動画の中でストリクトにやっているケースととクイックな動作で行っているケースの対比ができるものが無かったというのもあるのですが、

肩関節から首の故障までをカバーするには紹介した動画が最適だったというところもあったからなんです。

例えば紹介した動画の動作による効果には「肩関節の動的安定性の向上」に加え「胸郭の伸展性の向上」が見込めます。
頚椎症などは胸(背中)が丸まって首だけにテコがかかり続けることで起こりますから、胸が開くという効果からは頚椎症のような首の故障の運動療法としても有効なんです。

こんな感じでウエイトリフティングやパワーリフティングといったウエイトを利用したトレーニングには治療に使えるエクササイズがいっぱいあります。

キチンとしたフォームを目指して積んでゆけば!の但し書きが付きますが、ウエイトトレーニングは

より故障から遠い生活を実現することができる素敵なメソッドなんだということを多くの方に知っていただきたいなと…

それには「きちんとした動き」と「間違った動き」を見極めてくれるコーチがいる環境であることが条件なので、

さぁ!いまから市営のトレーニング場へGO!!とは言えないのが歯痒いところではあります…(*_*;

ま、ともかく「ストリクト」のイメージが付いたらいいなと思い、動画を上げさせていただきました!(^◇^)

もしよろしければご覧になってみてください。


「ストリクト」な運動の治療的な意義~シェアリングという異常運動への対処~

2016年07月16日 | 治療の話

いやぁ~ありがたい!

今日はどういうわけだか貰い物が多い1日でした。

CASE1

「先生~、焼酎お好き⁉」

「ハイスキデス!」

「道で試供品の『そば焼酎&ソーダ』配ってたから持ってきたよ!」

「イヤァ~マイッタナ。チリョウオワルマデマテルカナァ⁉」

CASE2

「先生~、アタリメってお好き⁉」

=以下同文=

なんて感じでただいまいい気分でblog更新酎(中)

 

えっと、今日はですね「ストリクト」な動作の治療的な意義について書こうかと思います。

ストリクトというのは「厳格に」という意味で、トレーニングでは「ゆっくり丁寧に動く」といった意味で使われます。

で、そのストリクトな運動はリハビリにいいですよ!と声を大にして言いたいのですよ、僕は!!!

 

関節の故障の中でも徒手医学的な治療対象は機能障害と言われるもので、

その機能障害をいう状態は長引くと関節の変形へとつながってゆくんです。

で、関節の変形のような病態を「器質的疾患」なんて言って機能障害とは対極の障害と位置付けるわけですが、

関節の変形にみられる「形態的変化」こそは「器質的疾患」と言えますが、

変形した関節から発せられる痛みは変形した関節がもたらしたものではないものも多いのです!

ん?!マークつける割に歯切れの悪いい言い回しだって⁉

ま、その点について深堀したい方は「そば焼酎雲海」を飲みながらじっくりと語り明かしましょうね。

はい!

大まかにいえば変形した関節からの痛みの多くは「変形するような異常運動によって生じた痛み」なんです!

だから、変形するような異常運動を止めたら落ち着くんです。

え?

酔ってるか⁉

酔ってないってば!(って言ってる時点で怪しい)

で、その異常運動を止めるキーワードが「ストリクト」!

あ、いかん。

酔ってきた。。。

今日はご飯食べる暇がなかったからなぁ…

朝昼抜いて、もう21:44分。

夕飯時。

アタリメをかじりつつそば焼酎のソーダ割…

染みるな…(*´з`)

 

えっと、ストリクト!

そうそう!

その前に関節が変形してしまう原因となる異常運動について長々説明しましょうかね。

覚悟はいいでしょうか⁉

はい、始めます!

故障を負った関節を調べてみると、一定の方向へのグラ付き(不安定性)が見つかります。

この異常運動を「せん断運動」とか「シェアリング」なんて表現するのですが、

困ったことにいったん定着すると普通に身体を動かしただけで意図せずに繰り返されてしまうようになっちゃうんです。

なぜに困っちゃうのかというと、こうした関節のグラ付きは関節を支える組織に対していろんな悪さをするんです。

ガタガタとズレ動くたびに骨から関節包や靭帯組織を引きはがし、関節面を削り、筋肉の負担も増やし…

あの手この手で関節周囲の組織を傷つけてゆきます。

なんでこんなおかしな動きが出てしまうのかというと、

関節の運動に参加する拮抗筋の内でも多関節にわたって(中にはレバーアームの長い一関節筋も含まれますが…それは置いといて)付着する筋同士の張り具合(張力バランス)の狂いが原因しているんです。

多関節にまたがって付着している筋肉は強く収縮すると間に位置する関節にズレを生じさせる力を発します。

通常であれば関節の安定性に寄与するスタビライザー(いわゆるインナーマッスルですね)の働きによって関節がズレ動くような異常運動は止められるんですが、

不良姿勢や単一作業の過剰な反復のどによってスタビライザー(インナーマッスル・安定化筋)が十分に働けない状態に追い込まれていたりすると、多関節筋の張力による関節のズレ運動が止められず、上記のような悪さをしだすんです。

とはいえ、姿勢の悪さやら単一作業の過度な反復があったからと言って、初期にはシェアリングなんて異常な動きは現れません。

でも、異常運動が現れてなくたって関節自体やその周囲の組織に無茶な力はかかってはいます。

慢性的に無茶をし続ければヘタッてしまうのは人の常。

筋による支えがヘタれば今度は靭帯や関節包に寄りかかってでも関節を安定させようとします。

でもそれらにも限界があるわけで、無茶に対抗しきれなくなると靭帯や関節包もヘタッてしまい、異常な運動を止めるものがなくなるために「シェアリング=ズレ運動」が認識できるようになっちゃうわけです。

 

ここでちょっと「靭帯や関節包」について補足します。

 

靭帯や関節包はコラーゲンという非常に張力に強い繊維で作られています。

このコラーゲン、瞬間的な張力にはめっぽう強いんです。

なので、筋による支えが十分に効かなくてもしばらくは問題なくうごけます。

でもね、コラーゲンの繊維は持続的な張力には弱いんです。

どうなるかっていうと、ズルンッって伸びちゃうんです。

そんな性質を持っているので、習慣的に靭帯や関節包に寄りかかるような、

いわゆる不良姿勢をとっていると緩んでいってしまうんですね。

 

と、いうわけで 

こうなるともう運動時のグラ付きを止めるものがありませんから、動くたんびに関節が傷ついて行ってしまうわけです。

そうした傷も、自然回復する速度が傷つく速度に勝っているうちは問題にはなりません。

でも、往々にして関節の異常運動によるダメージを負う組織は靭帯や関節包、関節軟骨といった再生の遅い組織なので、損傷が回復速度を凌駕してしまいます。

ダメージが蓄積してくると我々の身体は「違和感」や「痛み」を覚えるようになり、その時点で正しい対処がなされなければ徐々に大きなケガに発展してゆきます。

そうこうして私のような治療院に依頼が来るというわけです。

 

さて、こうした問題への治療ではまず関節のグラ付きを生み出している動力を黙らせなくてはなりません。

シェアリングの原因となっている多関節筋(あるいは長いテコを持つ一関節筋)の緊張(もしくは短縮)を見つけ出して取り除きます。

それがすんだら今度は関節の安定性を高めるために

・安定化筋の関節運動への参加

・相同性筋(前出の多関節筋だと考えてください。要は手足を大きく動かすための筋肉たちです。)と安定化筋の協調性の再建

を見据えた処置を行うわけですが、これが中々なされないケースが多いんです。

なぜならこうした反応を引き出すには患者さん自ら運動をしてもらう必要があるからなんです。

私自身は治療手技自体にそうした効果が含まれるものを使うことでフォーローしますが、

それでも強い日常動作※に耐えうる状態にまで引きあがるかどうかは個々の患者さんの身体が持つ条件次第となってしまうんです。

※例

・スポーツをする

・お子さんやお孫さんを高い高いする

・思春期の子供が暴れた際に制圧する

ちゃぶ台をひっくり返す

など

 

一般的な治療現場では自動運動(「お辞儀すると腰が痛いんだよねぇ…」とか「バンザイすると肩が痛いんだよねぇ…」とか)での痛みがなくなったら世間一般の認識では治療終了!となりますが、

ところがどっこい、痛みの消失だけでは一件落着とはいかないもんなんです。

 

どういうことか?

例えば、

「やれやれようやく痛みが引いた!」

となっても、それは自分の身体を普通に動かす程度の軽い負荷の運動で痛みが感じられなくなっただけという可能性もあるわけです。

そうした軽い負荷ていどではグラ付かない強さが関節周囲に戻ってきたとしても

ちょっと強い運動をしたら実はまだグラついてしまう!って程度の機能しか取り戻せていなければ

ちょっとアグレッシブに動いただけですぐに治療が必要な状態に逆戻りする…

なんて憂き目にあってしまうんですな。

 

「また痛くなっちゃった!」って戻ってきた患者さんを診て、良識ある治療家は「まいどあり!」といかないわけです。

こういった時には『なんで治らなかったんだろうか?』って悔しがるほうが良識ある治療家でしょう⁉

でもってすぐに『さて原因は何だろうか?』ってさらなる改善を狙って情報収集のアンテナを立てるのが真っ当な治療家だとおもいますよ。うん。

 

 

 

そうでない先生は…

僕はいないと思うなぁ…ってかいないといいなぁ(;´∀`)


 

じゃあどうするか?ってなると、もう少し強い負荷をかけてもシェアリングを起こさない強さを手に入れてもらうための手を打てばいいってことになりますね。

で、その際に肝になるのが「ストリクト」な運動です。

ストリクトっていうのは、一つ一つの運動を勢いを使わずに正しいフォームで行うということです。

では何をもって正しいと言えるのか⁉

一つの答えは関節にシェアリングを起こさない運動ということになるでしょう。

え?

禅問答みたい⁉

 

そうですね。(*´ω`)

でも、実際にはそんなに難しくはないんです。

重力に負けずに、関節の構造に則った運動の集積としての全身運動を行えばいいんです。

 

え?

もっと難しい⁉

 

そうですか…(*´Д`)

 

じゃ、具体的に書いてみましょう!

痛みは引いたけど…ってなったらまずは単純な動作から動きの良し悪しを体感することから始めるといいんです。

それにはスクワット/デッドリフト/ベンチプレスなんて種目がいいですよ。

ただし、これらはパワーリフティングの競技者として実力を持った先生に教えていただいた方がいいと思います。

実践なくんば証明されず

証明なくんば信用できず

ですからね。

高強度の鍛錬から導き出された答えほど強い答えはないでしょう⁉

頭でっかちな先生の考えた実践も照明もされてない運動処方ほど頼りないものはありませんよ。

ん?

なんか爆弾発言かな…

ま、事実ですな。

持論ですが、実践から得た結果に学問はついてゆくものです。

ま、尻切れトンボですが、そういうことで!


ボックスからのロースナッチを練習しました

2016年07月13日 | トレーニング日記

【はじめに】

リフティングを知らない方にはわかりにくいところがありますが、ご勘弁ください。

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先日バックスクワットのPR(自己ベスト)更新を失敗し、首を痛めてしまうというお釣りをまでもらってしまう残念なわたし…

久方ぶりに前腕部まで広がる神経痛と再会してしまいました。

ケガは崩れたフォームから!

と頭と身体で何度も理解しているのに、本能が負けを拒んでしまうんですよ…

重さに負けてフォームが崩れ、それでも諦められずに無理くり挙げようとして…

首がメリメリ言ってました。(∀`*ゞ)テヘッ

いい加減、学ぼうね!フルカワくん!(;´∀`)/(/_;)

 

ということで、先週1週間は治療とリハビリ(^^;

やったことはといえば日々の治療(鍼・セルフスイッチバック・テニスボールを使った筋膜リリース)と

ウエイトトレーニング。

ウエイトトレーニングもやりようでは治療になるから面白い。

治療目的でのウエイトトレーニングの内容は

・スナッチバランス:

 これは頸椎の負担を減らすために胸郭の伸展性を広げる目的で行います。直後効果も大きい方法なんですよ(^^♪

・オーバーヘッドスクワット:

 これも上に同じく

・フロントスクワット:

 これは首に負担のない状態で脚を鍛えるために行いました。

 リハビリ中も今より強くなることはあきらめません。

・フロントスクワットでのスロートレーニング:

 これは最後の締めで行います。

 成長ホルモンの分泌を促すことで損傷部位の早期回復を狙います。

 これ、マジで効きます!

 ガクガクするまで追い込むと翌日の患部の状態はすこぶる良好になります。

 

そんなことを繰り返し、

ようやく昨日、スナッチの練習再開です。

『試運転。あくまで試運転。欲張らない。欲張らないよ、俺!』

と言い聞かせつつ、30キロからスタートです。(自己ベストは62Kg)

この日は平岡コーチのアドバイスのもとボックスからのロースナッチを練習しました。

コーチ曰く、私のスナッチは「バーごとジャンプしちゃってる」とのこと。

バーごとジャンプしてしまうと潜り込む動作が遅れてしまうのでローでは取れません。

引きから潜りへの切り返しを素早く切れよく行うために、

地面を蹴る動作は足が地面から離れるギリギリのところまでにして、

即しゃがむことに集中するようアドバイスをいただきました。

「その為に今は蹴り切れていなくてもいい!」

という一言には驚きましたが、平岡コーチがそうおっしゃるならばそこに得るものがあると信じるのみ!

なんて思いつつ

『切り返しを素早くするには腹壁から腸腰筋の予備収縮が肝になるな…』

なんて想像が頭をよぎる(^^;

「先生、それって蹴る前から腸腰筋締めてたりします⁉」

と、つい頭で考える悪い癖が出てしまう。

これだから治療家ってやつは…(-""-)

聞く前にやれ!身体でぶつかって身体で答えをもぎ取れ!

アホ!

この頭でっかちが!!!(#゚皿゚)ノ

と自分をののしること0.1秒。

「そうです。結構締めます!」

とコーチ。

コーチの同意も得られ、あとは身体でつかむのみ!

結果やいかに⁉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つかんじゃった(*´∀`*)アハハ

↑45kg

 

首に黄色信号が出たら側終了!と考えていたんですが、

蓋を開けてみたら60KGまでトライ。

失敗でしたが今までになく軽かった!

↑これは57KG

面白いもので、今までにないスピードも手に入れることができました。

地面を踏む力がバーに伝わったところで腸腰筋で伸びあがる動きに急ブレーキをかけることでバーが更に加速しているような感覚がありました。

ビリヤードの球を突くときにキューを手の内で絞るのに似ています。

この感覚でコンスタントにあげられるように!

というのが当分の間の練習目標になりそうです。

年内スナッチ70kgにむけて頑張るぞ!


7/10は福岡で「変形性膝関節症」の治療について指導してきます。

2016年07月08日 | セミナー/講習会

明後日の7/10は福岡で「機能回復のための変形性膝関節症の徒手的臨床」と銘打ったセミナーを行います。

何度も何度もやっているタイトルですので、参加者が集まらないのではないかと思っていましたが、

ありがたいもので多くの九州地方の先生方から応募をいただきました。

今回、熊本・大分からの参加が多いそうです。

熊本では今なお大変な状況が続いていると伺っています。

ゆえに今回の福岡セミナーではいつも以上に意識の高い先生が集まっていると思われます。

しっかりと想いに応えてきたいと思います。

出発は明日の午後。

なので、午後の診療はお休みとさせていただきます。

一般の患者様にはご迷惑をおかけしますがご容赦ください。

○2012年に行ったセミナーの模様


錦織選手、左の脇腹っていうけれど…

2016年07月05日 | スポーツ障害

錦織選手のマリン・チリッチとの試合、残念でしたね…

でも、リタイアするのはもう少し早くてよかった気がします。

ケガで棄権っていうのはそうとう悔しかったんでしょうね。

 

しかし、錦織選手はケガが続いていますね。

左わき腹の痛みが…とか言っていましたが、

左脇はおそらく二次的な故障だと思います。

左脇だけ見ていては治らないでしょう。

いったん落ち着いてもすぐにぶり返してしまう可能性は高いでしょうね。(´・ω・`)

錦織選手の場合、しっかり診なくてはいけないのは右の股関節です。

なぜそう思ったか、

思い出せる範囲で書いてみます。

映像から、彼の右の股関節は内転と屈曲方向の易可動性(そちらへと動きやすくなっているということ)が顕著です。

右足首にも固定が施しているあたり、足首の内反動揺も気になるレベルなのでしょうね。

股関節の伸展制限の出どころは足首かもしれません。

足首が反らないと膝をそらして腰が引けた姿勢になるんです。

そうした姿勢では四頭筋の過緊張も出やすい。

四頭筋の中でも大腿直筋は骨盤に足を延ばすので、固くなると股関節を後ろに伸ばしづらくなるんです。

見た感じでも、足首の伸展制限からは大腿直筋への緊張亢進が起こっていそうです。

でも、踏み込んだ際にさほど膝折れ(膝がカクッと抜けること)がみられないところを見ると直筋の問題はまだよさそう。

気を付けてほしいのは右の足趾屈筋から内転筋の緊張亢進です。

これらは股関節の外転運動を邪魔してしまうし、それらの緊張が左の腹斜筋へとつながります。

映像からも左の季肋部へ向けてオーバーフローしているように見えます。

こうなるとカウンターバランスとして左の起立筋群、とりわけ回旋作用の強い腸肋筋への負荷が強まります。

腸肋筋の胸腰移行部レベルのトリガーポイントは脇腹にも痛みが広がります。

そういえば、昨年は腰を痛めていましたね。

その当時の腰痛が左だったら要注意です。

なんでか?

定着してしまった体癖(体の癖・歪み)のために、同じメカニズムで故障を繰り返している可能性を考えるからです。

おっと、脱線。

戻って左脇の痛み。

脇腹の痛みの直接的な原因は「腹斜筋」「腸肋筋」を疑っていますが、

これらはおそらく二次的な故障でしょう。

「腹斜筋」「腸肋筋」の故障が問題の本質ではないということです。

「痛み」ではなく「痛みの出る道筋」を見出す、ここが繰り返し生じてしまう故障への対処の勘所です。

なんで「腹斜筋」「腸肋筋」の故障が問題の本質ではないといえるのでしょうか?

それは、以下の条件が見て取れたからなんです。

映像を見る限り左半身の胸腹部いおける回旋運動の範囲は保たれているようです。

ま、痛みでか動きが遅れたり急に伸ばせなかったりはしていましたが、

フルレンジで左半身は回旋に沿って動いていました。

つまり、左の腹斜筋と腸肋筋(起立筋の一部)の長さは保たれてるということです。

しかし、腹斜筋と連結を持っている内転筋たちは右股関節の動き妨げています。

こういった場合、痛めた部位(左脇)は右股関節の動けない分を代償して大きく動いていることで傷ついたと考えます。

であるならば、股関節の機能を正常化しなければ(この場合は足趾屈筋と足関節含め右下肢と考えますが)痛めた部位は無茶な代償動作から解放されません。

すなわち、右股関節への介入なくして左脇腹の故障は治せないということになります。

もちろん安静にすれば炎症も時期に落ち着き痛みは癒えるでしょうが、

右股関節から左半身と取り巻く筋膜群と関節が正常な連動性を取り戻せなければ、

つまり同じ条件で動きつづければじきに同じ故障をしてしまうでしょう。

…。

って、そんなこと言っても何も手が出せないんですよね(*_*;

もどかしいです。

ともかく、

錦織選手が次回までに万全なコンディションを取り戻してくれることを祈りたいと思います。


昨日の朝練

2016年07月04日 | トレーニング日記

「昨日の朝練」=前回の記事の翌朝です。

この日(日曜日)は待ちに待った10:00からのウエイトリフティングクラス!

さあ、あげるぞ!

と息子と二人でクロスフィット代々木へ。

前日味の素スタジアムでこってりと練習してきた息子はスナッチの自己ベストを2KG軽々と更新。

「昨日の練習、手ぇ抜いたんじゃないのぉ!?」

なんて悪態をつきながらも息子の成長が素直にうれしいお父ちゃん。

我も続けとばかりに勢い勇んでバーベルに挑みかかる私。

あれ、重い…

 

 

いや、ま、細かく刻んでいけば挙がるっしょ!?

 

あ、れ?

 

 

あがら~~~~~ん!!

 

気が付けば先週は週5の練習。

そうか…

もうそういうお年頃か…

 

自身の回復力の低さを思い知らされました。

それに比べて中1の息子の回復の速さ…

いや、これを成長というのだな…

 

そんな日はそんな日の鍛え方あがある!

ということで、重量は下げ、フォームに集中した練習に切り替え。

 

今週はちょっと休養に充てよう。

でも、ただ休むなんてことは致しませんよ!

積極的休養というものがありますからね。

やることはやって、次こそはもっと濃厚な練習にしよう。

 

目指せ年内スナッチ70kgクリーン&ジャーク90kg!


昨日の夜の練習

2016年07月03日 | トレーニング日記
昨日の夜はパワーリフティングのTXPさんでスクワットの1Max(自己新記録)に挑戦。

ガツンと挙げるぞ‼‼

と意気込んでみたものの、

この日はいつに増して忙しく、朝にバナナを食べてからコーヒー以外何も口にできず仕舞い…(^_^;)

しかも、帰宅後に嫁さんの治療を頼まれていたため時間もないと来た…

つまり、軽く食べてからトレーニング、という選択肢もなし…(-""-;)

目を閉じればそこに「bad condition」の文字が浮かびます。


いやいや、腹ペコのクタクタ位がスイッチ入って丁度良いかもよ⁉

この間セブンイレブンで立ち読みした格闘漫画に

野生動物にとって、飢餓状態こそがベストコンディションだ!

って書いてあったしな(*´Д`)

気合×2

などと自分に言い聞かせ、いざ挑戦。

目標は107kg。

まずはアップに軽い重量を挙げていきます。

80kg…

軽い!

90kg

軽い!!

95kg

軽い!!!

100kg

軽い!!!!

105kg

う~ん、まだ挙がる!

さあ、準備ok

best更新に挑戦です!

107kgにいざ…

と思ったらいちばん小さい重りが1.25kgからしかなく、
107.5kgに挑戦することに。

今のbestは106kg

目標は年内に120kg

こんな重量で足踏みしてる暇はない!( `д´)

気合充分で挑んだ107.5kg

結果は失敗(^_^;)

残念!

どうやら私の中に野生は残っていなかったようです。(^_^)

また次回頑張ろう。

サクッと切り上げ、ハニーの待つ我が家に急いで帰りましたとさ。

めでたしめでたし!

今日も朝からリフティング

2016年07月01日 | トレーニング日記
さて、今日も朝練です。
一昨日はバックスクワットでbest更新。
さて、今日は何が起こるでしょうか⁉
楽しみです。(^_^)

ところで、最近ウエイトリフティングが流行って来ているように思います。

姿勢の崩れから来る故障群=マルアライメントシンドローム
そして、姿勢の崩れから来るプロポーションの悪化への解決法として
非常に明快かつ簡潔、そして効果的な答えとなることを考えると
ごくごく自然な流れなのかも知れません。

気軽にウエイトリフティングができる世の中になるといいなぁ(*´▽`)

おすすめ動画