事務局、ではなく私、古川よりご報告。
かねてより、新規講習会の開催状況などが、若干見にくかった徒手医療協会のHPですが
この度、見やすく、そして関連動画を随所に掲示してリニューアル致しました!!
関連動画は「過去の講習会」ページにございます。
こちら⇒ http://wwwa.dcns.ne.jp/~mma/seminarkako.html
是非一度ご覧になってみてください。
事務局、ではなく私、古川よりご報告。
かねてより、新規講習会の開催状況などが、若干見にくかった徒手医療協会のHPですが
この度、見やすく、そして関連動画を随所に掲示してリニューアル致しました!!
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こちら⇒ http://wwwa.dcns.ne.jp/~mma/seminarkako.html
是非一度ご覧になってみてください。
下の動画は四年半前の私が打つスラストの映像です。
今見ると「…。」な出来ですが、「スラスト」のイメージが伝わればと、貼り付けました。
「スラストってなに?」といった方もいらっしゃると思います。
ほんの1分の動画ですので、もしよろしければご覧いただいた上で今日の記事をお読みください。
<スラストテクニック>
ここから始まります↓
=======================================
その昔、スラスト(アジャストメントとも言います)が全くできなかったとき、
「スラストは特に必要ないんじゃないでしょうか?」
と、出来ない自分を棚に上げた一言を放った私に先輩は
「出来てから言って下さい。」
と、ぴしゃりと仰られました。
なるほど、確かに。
その後、下手糞なスラストの「まぐれあたり」を切っ掛けに、
スラストテクニックを追いかけるようになりました。
今でも試行錯誤の毎日ですが、
スラストテクニックは私の臨床では欠かせない技法のひとつとなりました。
しかし、思うように使えるまでには大変な時間がかかりました。
あまりにできない時期が長かったので、
『私には才能がないのではないか』
といった迷いも脳裏をかすめましたが、
「彼も人なり、我も人なり」
できる人間がいる以上、自分にできないわけがない。
と、ネチネチと練習を繰り返す日々。
で、今は臨床で使える程度にはなれた、という訳です。
ときおり(スラストに限らず)「自分にこの技は出来ない」と仰る方もおりますが、
大丈夫!
きっと出来るようになります。
徒手医学の技術は時に習得の難しいものもありますが、
出来るまで、コツコツと練習すれば、きっと使えるようになります。
そうそう、
出来るようになるのに、ちょっとしたコツがあるんです。
出来ないんじゃないか?
と考える前に、
どうやったらできるようになるか?
を考えること。
それだけです。
ゴールが遠く感じられた時には、足元を見て、一歩一歩を重ねてみてください。
大丈夫。
きっと出来るようになります。
5月はじめにハーフのレースに出場しふくらはぎを傷めたランナーのAさん。
だましだまし走り続けていたそうですが、どうにもならず
当院へご来院されたのは7月頭でした。
この当時は、5キロも走ると痛みのために走れなくなるとのこと。
診るとふくらはぎには小さなあざがあります。
しかしこれは比較的新しいもののようです。
すくなくとも5月の怪我がそのまま残ったのではないのでしょう。
おそらくは、
だましだまし、なんとかかんとか走り続けることで、
患部に繰り返し新たな怪我を作りつづけてしまったのだろうと推察します。
この時点で患部の怪我はまだ塞がりきっていないようでしたので、
その日は患部をグイグイ伸ばすようなことはせず、
周囲の筋バランスを整える目的で治療を組み立てました。
そして、膝関節周囲の筋を中心に下肢のコントロールを正常化する事の出来るエクササイズを
「くすり」代わりにお伝えし、この日の治療を終えました。
それから2週間後、2度目に来院された時にも
Aさんは「まだ5キロで違和感が出てしまうんです」と浮かぬ顔。
患部の張りが強く、動きがぎこちなくなってしまうとのこと。
これは肉離れによく見られる症状ですね。
これに対しても急性期の炎症が落ち着いたところであれば対策が立てられようというものなので、
さっそく患部の状態をチェックします。
診てみると、この日は痣もなく、患部の様子は落ち着いてきているようでした。
しかも、前回から今日までも週に数回は5キロのランニングは行っていたと言いますから、
走ることで怪我を深める「負の連鎖」も断てたようです。
これなら何とか次のステップに進めそうです。
「強張り」や走ることで続く「鈍痛」は恐らく患部の傷跡の循環障害が原因でしょう。
傷が開いているわけではないので、この日は患部をしっかりと手当てさせていただきました。
さらに、傷めている間に崩れた神経-筋のコントロールにたいして
ちょっとしたバランストレーニングをしたところ、介入後は強張りも痛みもなくなり、
下肢全体の動きも滑らかに協調するまでに回復してくれました。
「いたみ」も「強張り」も取れたとはいえ、患部に元の強度を取りもどすのにリハビリが必要です。
治療後には患部を強化するエクササイズをお伝えし、さらに、リハビリ期間中のトレーニングのルールをおさらいし
2回目の治療を終えました。
ルールに則ってくれていれば次回はもう一つ先のステップに進めると思います。
痛みがなくなるとガンガン走りたくなるでしょうが、今はグッとこらえ所です。
あくまでルールに則って走ってくれることを祈っています。
Aさん、祈っていますよ~!
====ご参考までに====
<リハビリ期のトレーニングのルール>
1、アップに伝えたエクササイズを実施し、症状が消えているかチェック
2、走っている最中に患部に違和感を感じたら、エクササイズを実施
3、違和感が消えるなら練習継続。消えなければその時点で練習終了。
その他、
違和感が出始めた距離と総走行距離を記録して、各距離が徐々にでものびていれば練習間隔はそのまま。
各距離が縮んでいるときには練習頻度を見直す(間隔をあけるということです)。
昔、合気道を習っていました。
合気道は「型稽古」がメインです。
先達が残した型を繰り返す中で「型」が何を伝えたいのかを見出してゆくのが
「型稽古」の醍醐味ではないかと、個人的にそう思います。
真似して真似して、模倣を重ねて、
先達が伝えたいことが分かった時に、初めて応用が利くようになる(戦えるという意味とは別なのですが…)
ように思いました。
そういえば、「学ぶ」の語源は「まねる」なんだそうですね。
真似て、肌で理解して、自分なりにカスタマイズして行き、オリジナルテクニックに到達する。
なんだか手技療法の勉強に似ているなぁ、
そうか、僕はあの頃と同じ路線なんだなぁ、
と思う今日この頃でした。
20日の夕方に京都で、
21日は朝から大阪で講義をさせていただきました。
毎度の感想ですが今回の旅も、濃密で楽しかった!
20日の京都のクローズドでは五十肩や投球肩の治療でカギとなる筋に対する
ポジショナルリリース・ストリッピング・ASTRを練習しました。
21日は朝10:00から夕方17:00までの講義で、お題は「頸椎の評価と介入」
頸部椎間関節のモーションパルペーション・関節モビリゼーション・FRAT他を伝えました。
講義全般を通じた個人的なテーマは、制限の「感触」を伝えることです。
私自身、この感触を手に入れるのに苦労しました。
『なるほどこれだ!!』と「感触」をつかむまでずいぶん悩みもしました。
なにせ、どんなに本を読んでも映像を見ても、
「感触」だけは伝わってこないものですから、「感触」は自分で探すよりほかになかったんです。
経験上、この「制限の感触」をつかむことができると一気に治療の精度が上がります。
なので、どうにかして「感触」を手に入れてもらいたい。
この「感触」、自分で気付くのは大変ですが、
制限というものの「感触」をつかんだ今はそれを伝えることができる。
でも、どうやって?
答えは簡単!
技術は手から手へ渡るもの!
二人羽織の要領で術者の手の上から手を添えて制限を見つけるんです。
制限を見つけて「この感触だよ!」とやるわけです。
ベタですけど、これが一番手っ取り早い。
といっても、始めのうちは『確かになんとなく固いかな!?』といった表情です。
なので、さらに手を取ったまま制限を解除してみせます。
しっかりと制限を取った後にもう一度「さっきと比べてみよう!」と手を取ると
「あ、さっきと違う!」と気づいてくれるんです。
「さっきのが機能障害の感触だよ。あの感触を追ってゆけばいいんですよ!」
と、そんなことを一人ひとり手を取って参加者全員にするんです。
この手法、非常に効果的な方法なのですが、一つだけ難点が…
かなり無茶なポジションで手を入れてゆくことになるので、
翌日は全身筋肉痛になってしまうのです
というわけで、ただ今全身ガチガチです
でもね、効果的な方法ですのでね、やらずにはいられない。
ま、これからもやるでしょうね。
頸部はデリケートな個所でもあり、その介入には注意を要する個所でもあります。
ですが専門家としては、そうした「難所」も安全に操作できていてほしいところですし、
それができるとまた仕事が面白くなるんです。
技術をぐっと掘り下げていって初めて手にできる「面白味」を
これからも伝えてゆこうと思います。
この回、一般の方には全く関係のない話で恐縮なのですが、
私事ではありますが、徒手医学の啓蒙活動をライフワークとして、東京、大阪、京都、福岡と方々でお話しさせていただいております。
ある時は疾患をテーマに、またあるときは技法をテーマに講義をしています。
下の動画は、技法をテーマに「姿勢評価・筋膜(トリガーポイント)の機能障害・関節(脊柱骨盤)の機能障害」と三本柱で
各項目ごとに4回に分けて構成した「テクニカルシリーズ」と銘打ったプログラムの紹介動画なのですが、
各動画のURLを諸先生方へ告知したところ、「うまく開けない」との声が多々ありましたので、
このブログ経由で見ていただければと、貼り付けさせていただいた次第です。
ちょっと面白い変化も見られますので、もしよろしければ一般の方もご覧になってみてください。
<!-- テクニカルセミナー告知動画 -->
<!-- フロントファンクショナルラインと肩関節外転制限 -->
今日もご機嫌の北村君。
なんと400mで日本新記録を出したそうです!(@_@;)
聞くところによると、先日の猛暑をはねのけ自己ベストを3秒も縮めたとか。
そりゃぁ嬉しいよね!
嬉しくないわけがない!
僕も嬉しい(^-^)
これからも応援し続けます。
がんばれ~!!!
- ご同業の先生方へ -
以前、骨盤の機能の中で寛骨の動きと筋の作用について私心を述べさせて頂いた事があるのですが、
その中で仙骨の動きに対して納得のいかないところが出てきました。
記事としてよく見られてたようなのですが、
オリジナルの新技法、FRATを仙骨の機能障害へ展開する中で気が付くことがあり、
先の記事の内容が今の自分の主張と異なるため一端下げさせていただきました。
今まで通りの解釈で治療自体は上手く入っているのですが…
いまグルグルと頭の中でとぐろを巻いているのは、左の下位耳状面の低可動性について。
いくつかの文献に見られる不整合ともとれる点がひょっとして理解できるのではないかと
諸々期待しつつも悩み考え混んでしまう点があり、といったところなのです。
一般の方にとっては「いなもんどうでもいいじゃん!?」な話で恐縮なのですが、
そこを読み解くとグッと臨床での視界が開けそうな予感がして…
なので、もうしばらく悩んでみたいと思うのです。
勝手言ってすみませんm(__)m
先日紹介したテニスボールマッサージが、
OBCの「from 奉行EXPRESS 」という機関誌の健康コラム「ウェルネス情報 健康でいこう!」←記事をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
にて「オフィスでできるセルフケア」として紹介されました。
記事はプロのライターさんが書かれたもので、私の文章より読みやすい…(^_^;)
私は「監修」として参加させていただきました。
勘定奉行なだけに
あお試しあれぃ!!