関節と筋出力の話

2007年06月21日 | Weblog
関節を動かす「エンジン」の役割をになっているのが「筋肉」です。

あ、「そんなの知ってるYO!!

って怒らないで。

チャンネルはそのまま


でも、関節の角度によって力の「出具合」が変わるって知ってますか?

例えば「力こぶ」を作る上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)

肘を曲げる働きをしています。

あ、知ってますよね…

もう少し我慢して…

チャンネルはそのまま


この筋肉の場合、肘を90度曲げた位置が

一番大きな力を出すことができます。


ちょっと肘を90度に曲げたところを中心に

すばやく曲げ伸ばししてみてください。

全可動域、めいっぱい動かしたケースと

全可動域の1/3ほどで動かしたケースと

2通り試してみましょう。


さあスタート!


もっと早く!



いや、もっと!


もっともっと!!





ってやってみると

大きな動きより、90度の角度を中心として1/3の範囲で行ったほうが

単純に「角度が狭まった=運動距離が小さくなった」という以上に

すばやく動けるのが解ると思います。


このように、関節って上手に機能する範囲ってものがあるんです。


スポーツ動作を考えると、あらゆる関節の複合運動になりますね。

なので運動に参加する関節の中に1つでも「動かしにくい」範囲で動かしている

関節があると、「動き」の連動が途切れて上手に力が伝わらないばかりか

窮屈な範囲で動いている関節に無理な力がかかってしまい、

故障に繋がる危険性があるんです


なので、「正しい身体の使い方」を考える時

どの関節も「動かしやすい範囲」で使うことが重要になってきます。

こういった「動き」が出来た時はカラダがきしむ様な感覚はありません。

反面「パワー全開」な手ごたえも希薄かもしれません。

でも、一番「力の出る」動作。


同じところばかり故障してしまう方は

自身のフォームの中で窮屈なところが無いか

「カラダ」に聞き耳を立ててみる事をおススメします。

意外な発見があるかも知れませんよ

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