こんにちわ。副院長 村椿です。
「ランナーのためのテーピング」も第3弾となりました。
このテーピングは、もともと「猫背」が原因となって生じる
「肩の痛み」のある方向けに考案されたテーピングです。
※そのメカニズムはこちらのブログをご参照ください。
2012年2月14日のブログでも言及していますが、
猫背と肩関節の不良姿勢は連動して生じています。
このテーピングでは肩関節の位置関係を是正することで
胸の張りやすい状態をつくり、猫背を是正しようと考えています。
猫背の影響は肩には前述したような状況を引き起こしますが、
一方で背骨や筋膜を介して骨盤、さらには下肢にも影響を及ぼします。
デスクワークや日常生活で染み付いた猫背などの上半身の歪みが
ランニングフォームにも時として非効率な体癖となって現れ、
膝関節に無理を強いたり、
膝周りの筋肉に必要以上の負担をかけることがあります。
そのため、当院では膝の故障でも全身へ介入しています。
話そうと思えばどこまでも脱線してしまいそうなので、
さっそく貼り方をご説明します。
このテーピングは、ちょっと一人で貼るのは難しいかもしれません。
一度トライしてみて、難しいようならご来院、ご相談ください。
それではまず、貼り終わった完成形をご覧ください。
肩の前に2枚のテーピングで「×」を作るように貼ります。
猫背により前に突き出る肩を、前方から抑えるイメージです。
それでは、1枚目のテーピング(5cm幅を15cm)を貼ります。
※右肩に貼ることを前提に説明します
下の写真のような体勢=右手で左側の肩を持ち、肘を少し持ち上げます。
まず鎖骨の外端の後縁に引っ掛けるように貼り、
肩の前を通過させて肘の方向に(引っ張らずに通常の長さで)貼ります。
※肩の三角筋前部線維に沿うように。
次は2枚目(体格によりますが、5cm幅を10cm)。
1枚目の時は肘を少し持ち上げた体勢でしたが、
今度は肘はおろします(※右手では左肩を持っています)。
1枚目と「×」を作るように貼って下さい。
解剖学的には、「上腕骨の大結節」と「肩甲骨の烏口突起」を結ぶように貼るのですが、
この骨の指標を見つけるのは一般の方(特に筋肉質の方)には難しいので、
写真を参考にしながら1枚目と2枚目で肩の前に「×」を作る、と覚えて下さい。
以上、終了です。
貼り終えたら、両手を頭上にバンザイしてみてください。
貼ったほうの腕が挙げやすくなっているようでしたら上手く貼れています。
注意点としては、膝や足首のテーピングの時と同様、
キネシオテーピングを引っ張らず通常の長さで貼ること。
それと、かぶれやすい部位なので
皮膚の弱い方など長時間貼っておくことはお勧めしません。
一人で貼る場合、片手で貼らなければならないのと
目安となる骨の指標を見つけることが難しいので苦戦されるかもしれませんが、
是非試してみてください。
難しいようでしたら、猫背や肩こりのケアも兼ねて是非一度ご来院ください。
これからの季節はトレイルランなどには最高の季節ですよね。
是非、怪我なく快適なランナーズ・ライフをお過ごしください
「ランナーのためのテーピング」も第3弾となりました。
このテーピングは、もともと「猫背」が原因となって生じる
「肩の痛み」のある方向けに考案されたテーピングです。
※そのメカニズムはこちらのブログをご参照ください。
2012年2月14日のブログでも言及していますが、
猫背と肩関節の不良姿勢は連動して生じています。
このテーピングでは肩関節の位置関係を是正することで
胸の張りやすい状態をつくり、猫背を是正しようと考えています。
猫背の影響は肩には前述したような状況を引き起こしますが、
一方で背骨や筋膜を介して骨盤、さらには下肢にも影響を及ぼします。
デスクワークや日常生活で染み付いた猫背などの上半身の歪みが
ランニングフォームにも時として非効率な体癖となって現れ、
膝関節に無理を強いたり、
膝周りの筋肉に必要以上の負担をかけることがあります。
そのため、当院では膝の故障でも全身へ介入しています。
話そうと思えばどこまでも脱線してしまいそうなので、
さっそく貼り方をご説明します。
このテーピングは、ちょっと一人で貼るのは難しいかもしれません。
一度トライしてみて、難しいようならご来院、ご相談ください。
それではまず、貼り終わった完成形をご覧ください。
肩の前に2枚のテーピングで「×」を作るように貼ります。
猫背により前に突き出る肩を、前方から抑えるイメージです。
それでは、1枚目のテーピング(5cm幅を15cm)を貼ります。
※右肩に貼ることを前提に説明します
下の写真のような体勢=右手で左側の肩を持ち、肘を少し持ち上げます。
まず鎖骨の外端の後縁に引っ掛けるように貼り、
肩の前を通過させて肘の方向に(引っ張らずに通常の長さで)貼ります。
※肩の三角筋前部線維に沿うように。
次は2枚目(体格によりますが、5cm幅を10cm)。
1枚目の時は肘を少し持ち上げた体勢でしたが、
今度は肘はおろします(※右手では左肩を持っています)。
1枚目と「×」を作るように貼って下さい。
解剖学的には、「上腕骨の大結節」と「肩甲骨の烏口突起」を結ぶように貼るのですが、
この骨の指標を見つけるのは一般の方(特に筋肉質の方)には難しいので、
写真を参考にしながら1枚目と2枚目で肩の前に「×」を作る、と覚えて下さい。
以上、終了です。
貼り終えたら、両手を頭上にバンザイしてみてください。
貼ったほうの腕が挙げやすくなっているようでしたら上手く貼れています。
注意点としては、膝や足首のテーピングの時と同様、
キネシオテーピングを引っ張らず通常の長さで貼ること。
それと、かぶれやすい部位なので
皮膚の弱い方など長時間貼っておくことはお勧めしません。
一人で貼る場合、片手で貼らなければならないのと
目安となる骨の指標を見つけることが難しいので苦戦されるかもしれませんが、
是非試してみてください。
難しいようでしたら、猫背や肩こりのケアも兼ねて是非一度ご来院ください。
これからの季節はトレイルランなどには最高の季節ですよね。
是非、怪我なく快適なランナーズ・ライフをお過ごしください