昨日は終日、新高輪プリンスホテルの飛天の間にて行われた
第13回 統一全日本選手権大会(ソシアルダンスの大会)
に行って参りました。
日本のソシアルダンスの団体が一堂に会して「真の日本一」を決する大会です。
この日はトレーナーとしてコンディショニングをさせていただきました。
たまにダンスやってると思われる時がありますが、
ダンス、踊れませんので…
いや、たとえ踊れてもこの舞台にはプロ以外あがれません(笑)
当日の任務は武田ダンススクールの諸先生方のサポートです。
『まったく治療院ほったらかして!ホントは遊んでんじゃないの!?』
とお叱りの声が聞こえてきそうですが、
会場到着6:45分
活動開始7:00分
活動終了17:00分(決勝に進めば21:00)
といった時間の中で、
作業工程としては下記のごとしで結構忙しい一日なのです。
<仕事の流れ>
- 徒手による介入 -
1、全方向の可動性確保(前屈・後屈・回旋・側屈・スクワット・バンザイ)
2、競技動作に対するエラーを生じている箇所のチェックと修正
- 試合へ送りだす。 -
3、試合の観察から強い筋力発揮を求められる瞬間に
A.エラー(本人のイメージ通り動けていない箇所)が生じていないか?
B.疲労によるパーフォーマンス低下と考えられる問題点はないか?
それからちょっと枠が外れますが
C.2人が愉しく、気持ちよく踊れているか?
等のチェックをします。
ダンスという競技では「気持ち」が表現として現れる競技のようです。
その表現を競うものですから、「C」は重要な因子だと考えています。
- 再び徒手による介入 -
4、それらを踏まえて再調整
以後、繰り返し。
他にも試合間隔が空いた場合の介入のタイミングにも注意を配ります。
時間が大きく開くなら、基本的に2人の時間を邪魔しない。(←つまり「例外もあります」ってこと)
2人でやる競技ですからね。
2人の時間も重要な時間です。
そこも可能な限り配慮しつつ、介入を進めます。
で、
これを3組の選手にやろうとなると、休む間などはありません。
あ、途中30分休憩ができたとき昼寝してるところをN選手に見つかってしまいましたが、
これはご愛敬。
いや~、横になった瞬間にくるんだもんなぁ~
まいったなぁ~
子供のころ、テスト勉強なんぞをしてて
『さ、休憩。マンガでも読むか。』
なんてマンガを開いた瞬間におふくろさん登場!的な感じです。
この日も悲喜こもごも、様々なドラマが展開されました。
みんな人生を掛けて試合に挑んでますからね、
喜びも悲しみも、その分大きい。
そうしたドラマをハッピーエンドに繋げるべく、
「できること」
を単発ではなく、次につなげる形で紡いでゆくのが私のコンディショニングのスタイルです。
今回、意外な発見がありまして、
そうした部分をいつも、クライアントと共有させていただいております。
たとえるならば
「遠足はお家に着くまでが遠足だ!」
といったところです。
今回のキーワードは「コントラスト」と「チェンジアップ」
これをお話してどういった声が返ってくるか、
怖いような楽しみなような。
なにはともあれ、こうして各人が主人公のドラマは続いてゆくのです。
私もADとして頑張ります。