夏季休暇2日目の8/20
新潟県津南で開催された全日本ウエイトリフティングマスターズ選手権大会に出場してきました。
結果は3位…
昨年同様、残念な感じになってしまいました(;^ω^)
敗因はウォーミングアップ。
神経系の活性化(ファシリテート)は得意分野なのですが、
ウエイトリフティングでは試合直前の2~3分にアップをタイミングよく終えて、
神経系の活性が高まっているうちに試合に入ることがとても重要な要素となります。
でも、それをするには試合の流れを読みながらアップを進めなければならないんです。
私の場合それがうまくできず、自己ベストよりも低いスコアで終わってしまいました。
昨年に引き続き、試合の流れを読みながらアップをするスキルでつまずく…
これはどうにか越えねばならないハードルですね。
頑張ろう。
で、
優勝は昨年の覇者、熊本の雄 新田さん。
思えば新田さんを超えることを夢見て積んだ1年間でした。
でも、全く歯が立たなかったかというとそうでもなかったんです。
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【リザルト】(敬称略)
スナッチ クリーン&ジャーク
新田 63○66○68○ 80○83○86×
古川 60○66×68× 80○85○92×
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この日、優勝のチャンスは2度ありました。
ウエイトリフティングという競技ではスナッチという種目とクリーン&ジャークという二つの種目を各3回挙げ、
各種目の最高重量の合計を競います。
私のチャンス(というか失敗)の一度目はスナッチの3本目でした。
68kgを挙げたものの時間内に挙げることができず失格。
スナッチは60kgで終了。
これは痛かった。。
新田さんは68kgを成功し、この時点で差が8kgまで開いてしまいます。
しかし、ジャークは私の方に分があったようで、新田さんは83kgで終了。
私は二回目で85kg。
もう一回挑戦の機会を残して新田さんとの差を2kg縮めました。
ここで、新田さんを超えるには92kg以上を挙げればいいということになります。
ここが二度目のチャンスでした。
でも、失敗すれば3位という微妙な立ち位置におりまして、
着実に2位を取りに行くか、一年越しの悲願の「新田越え」を狙うかという悩ましい局面となりました。
92kgを挙げれば逆転優勝です。
でも、練習でのクリーンのベストが91kg、ジャークは90kg。
ついでにこの日は絶不調(特にメンタルがボロボロでした)
『ここは順当に2位をとりにゆくべきなんだろうなぁ…』
という心の声が聞こえてきます。
その声に
『ん~、別に選手でもないし、そもそも純粋に楽しみに来てるんだから「面白い方」を選んだ方が楽しいでしょ⁉』
と答える自分。
2位を取りに行って『「新田越え」を諦めた自分』と「新田越え」を果たした自分、
そして「新田越え」できずに3位に転落した自分を想像すると、
・「新田越え」を果たした自分←カッコよくて良し!
・3位転落の自分←コミカルで良し!新田さんへの「どっきり」にもなりそれもまた面白い!!
一番ないのが「挑戦を諦める自分」でした。
これ、一番面白くないでしょう⁉
そんなこんなで『「新田越え」に挑戦したほうが諸々面白い!』という結論に至ったわけです。
安パイを切りに行って早々に新田さんを安心させるより、
逆転を狙いに行って冷や冷やさせるほうが試合が盛り上がるだろうとほくそ笑む私。
ちなみに過去の経験上、追い詰められた時ほどいい数字を出す傾向がある私。
そう心に決め新田さんへ92kg挑戦を伝えました。
私「92いきます!最後までかみつきますからね(笑)」
新「え~!?やるの!?じゃ、正面から見とくね!」
とかなんとか会話を交わし、
『いっちょやったるか!!!』
と、鼻息荒くプラットホームに挙がったわけですが…
クリーンすることもできずあっさり終了(;´Д`)ナンテコッタ~
負けたままでは悔しすぎるので、また一年練り直すことになりました。
私の挑戦はまだまだ続くようです。