妊娠2ヶ月

2007年06月05日 | Weblog
4歳になる息子と昨日、近所の公園で遊んでいた時の事。

息子「あのね。僕ね赤ちゃんが居るの。

私「?」

息子「お尻にね。ここ。ここに居るの!

   2ヶ月なの!!」


我が息子は、右のお尻に2ヶ月の赤ん坊を身篭ったそうです。

性別→無視

年齢→無視

身体構造→無視

発生学的手順→無視


むぅ~




息子よ、さすがオレの子だ!

アタマ軟らかすぎ!!!

既成の概念に囚われ無い発想の柔軟性…

スケールがでかいぞ!ウキャーーー!!!


  ↑
「親馬鹿」も過ぎれば只の「馬鹿な親」


信じてくれれば、空だって飛べる

2007年06月03日 | Weblog
「ルパン3世 カリオストロの城」

子供の頃から大好きなアニメーション。

初めてみたのはいつだったろう?

まだ小学生低学年だったように思います。


城に囚われ幽閉されたクラリスという少女を助けにきたルパン。

片手を差し出して、「むぅ~~~」といきむ。

すると「ポンッ」と手から花が一輪飛び出す。

「今はこれしか出来ないけれど、

 貴女が泥棒を信じるならば、泥棒は空だって飛べるのに…
  
 クラリス、おじちゃんがきっと助け出してあげるからね。

 いい子で待っているんだよ。」

なんて感じの台詞がありまして、(9割アドリブ)

子供心に「ルパン、あんたカッコよすぎるぜ…

背筋に電気が走りましたね。



さて、昨日に引き続き小林拳法少女。

9時には試合が始まるとの事で、あさ6:30から治療開始。

状態がよければコンディショニングまでつなぎたいところ。


まずは問診。

腕の痛みは見事に解消

腰も昨日の痛みの4割程度に

動きもいい

治療開始。

30分ほどの治療で身体の問題はクリア。

後は「ウゴキ」の問題。

ぃよっし!!

これでコンディショニングにいける!

ストレッチポールを利用した体幹筋の

コーディネーション(調整)トレーニングから始め

ソフトジムというボムボールを使った股関節の内外回旋の協調性を高め

足関節から股関節の協調性のエクササイズにつなぎ…


私「蹴ってみて」

Aさん「うん。大丈夫です。」

私「じゃあ、動きながら実際の演武と同じように動いてみて」

Aさん「…」


Aさん、モジモジしてばかりで

なかなか動いてくれない。

少林寺拳法を知らない私に見せても、

良し悪しが判るはずもないと思ったのかも知れません。

ふと、僕の中の「ルパン」がつぶやく。

『クラリス、おじちゃんを信じてごらん。』

と。

更にアイコンタクトで演武を促す。

意を決したように演武を始めるAさん。

終わってみて、明るい表情が返ってきたのを見ると

手ごたえを感じた様子です。

しかし、技と技の動作のつなぎで

右の股関節がブレている。

私「右の蹴りの途中で止まって。」

左の片足立ちのまま、Aさんの腰をつかんで揺らす。

揺らされまいと耐えるAさん。

私「もう1度いいですか」

リトライ。

院内のエクササイズスペースを所狭しと飛び回るAさん。

さっきまでと動きが別物。

ここまで化けるとは…

我ながら、ちょっと驚きましたね。


彼女の場合、昨日の状態から考えると

痛みを取るところから、ベストコンディションにまで

つなぐ事ができたのは非常にラッキーでした。


この状態を維持するためのエクササイズを指導して、

今日は終了。

人事は尽くしました。

後は本人が全力を尽くすのみ。



いやぁ~、ホント。

今日は「いい仕事」したなぁ。

もう気分的にはビール飲んで「お疲れ~!!

って感じです。

って、これから始まるんですよね。

ビールは今晩までお預けです

M・I

2007年06月02日 | Weblog
腰痛・肘・手首の痛みの相談に来院した女子高生少林寺拳法家Aさん

ひどい痛みが続く状態で、明日は試合だそうで。。。


付き添いの女性から

「何とかなりませんか?勝たせてあげたいんです

との声。

聞くと去年は春・夏と優勝

今回の試合は高校生活最後の試合。


う~~~む

それは、勝たせてあげたい。


しかし、一見して状況はかなりシビア。

「不可能(インポッシブル)」

の文字が脳裏をかすめる…



いかん。



燃えてきた


こういう無理目の、ギリギリの相談ってなぁ~んか燃えちゃうんですよね

気分はもう「ミッション・インポッシブル」のイーサン・ハント (トム・クルーズ)



見たことないですけどね、この映画


Aさんの身体を詳しく調べてみると、痛みの大本は筋肉の痙攣。

怪我ではないようです。

これなら何とか間に合うかも。


さあ、ミッション開始


筋肉の痙攣を抑え、体幹の筋群に

正常な運動パターンを教え込み…

「じゃあ、蹴ってみて

と私。

スパッ!!!

さすがチャンピオン。

少林寺特有の「飛燕」の蹴りを目の当たりに

ちょっと興奮気味の32歳

すかさず

私「痛みますか?」

Aさん「いえ!

と、嬉しそうな笑顔。

私「


肘と手首の治療も上手くいき、

セルフケアを指導して

無事ミッション終了


あぁ、いまここにトムがいた。

白衣を着たトムがいた。

って思ったら僕だった。

いや、トム超えちゃったかもな。

世界のトムを、練馬中央通り商店街のおっちゃんが。

いやぁ~、まいったね、どうも




Aさんへ

明日の試合、健闘を祈ります。

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