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Pretenderの備忘録

マーラー5番 東京シティ・フィル 飯守指揮

2005-03-18 22:09:54 | 音楽 Classic
当日売りで行く。一応電話で確認して、今日の会場がオペラシティであると知る。普段は上野の文化会館。この時期は、小澤征爾のオペラで使用しているのだ。
コンサート前の指揮者のプレトークは最後の方だけ聴くことができた。指揮者自らがピアノで旋律を奏でながら解説していた。
第一楽章。金管もすんなりと出て、順調な滑り出しだ。第二楽章も含めて、打楽器が入ると弦の音がよく聞こえないようなカオスの状況になる。ホールのせいもあるのだろうか、非常に打楽器や低音が響く。第三楽章、すっきりと安心感のある金管とは言えないがそつなく。第四楽章はそれなりにキレイに。透明感というイメージではない。最終章は木管が少し不安定であったが、やはりカオスの状況を表現していた。
このオケで飯守さんのベートーベンチクルスに5年くらい前に通った。さらっと聴けるベートーベンだった。やはり同じ頃、井上一義の新日本フィルのマーラーチクルスにも通った。メリハリをつけた、つけすぎもあるような、ダイナミックなマーラーを目指しているのが良くわかった。今日のマーラーは、やはり、カオスもあったが、基本的にはさらっと聴けるマーラーだったような気がする。

コメント
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