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Pretenderの備忘録

コジ・ファン・トゥッテ 新国立劇場

2005-03-25 23:26:21 | 音楽 Opera
笑えるけど、実は重いテーマを持っているモーツァルトのオペラ。結構好きで、METで何度か観ている。
今回は、舞台は非常にシンプル。装飾もほとんどなくすっきりしたもの。主要配役以外は現代劇を思わせる黒のスタイリッシュな衣装という斬新さ。オペラの森のエレクトラといい、野田マクベスといい、オペラの演出の今のトレンドはこういうのなんだろうか。モーツァルトとかだと、もう少し、賑々しい演出でもいいのではないかと思ってしまうが。
ジョン・健・ヌッツォは病気休演。プログラムに刷り込まれていたからかなり前からわかっていたってこと。ソプラノのヴェロニク・ジャンスという人は初めて聴いたがオーソドックスな歌声の美女。メゾ・ソプラノのナンシー・フォビオラ・エッレラというのは、結構癖があり、カルメンをやったことがあるというのが良くわかる。テノールのグレゴリー・トゥレイという人は、伸びやかでまだ相当若そうで今後に期待できそう。バリトンのルドルフ・ローゼンという人はややパンチに欠けるか。デスピーナという喜劇的な役を中嶋彰子が演じている。僕が彼女を初めて観たのは5年くらい前に、デュトワN響で、フォーレか何かをやったとき。非常に伸びやかに、かつ陰翳の表現もいいなと思っていたが、フォルクスオーパーだったということだろうか、フィガロではスザンナもやったらしいし、そういう方向で行くのかなあ。でもシリアスなのも出来ると思うんだけど。声質が結構ソフトだし。
ふと思ったが、若い恋人役の男女各2名は、ルックスもそこそこでそもそも太っていない。これは凄いことだ。オペラもそういう時代になっていくのかもしれない。数年前ブロードウェーでボエームをやったとき、要するにオペラそのままを、見栄えのいいオペラ歌手がもう少しシンプルなセットでやったことがあり、そんなことを思い出した。
賑々しい装飾に、ルックス的には話の筋とあわない太った歌手が声量で圧倒するオペラというのは過去のものになりつつあるのだろうか?

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ハナクリーン

2005-03-25 00:02:46 | 健康
花粉症が酷いので、鼻洗浄器を購入する。
ネットで7000円のハナクリーンEXというやつ。
電気でお湯を沸かすのかと思っていたら、お湯を入れる。温度表示機能があるだけだった。水は300mlなので意外と小型。ポンプも電動かと思いきや、手動。洗面台に置くと、鼻まで届かない。かがむか、機械の下に台を置くかしかない。
体液と同じ浸透圧にする薬が入っている。
ありていに言ってしまうと、科学と学習のオマケみたいなものだ。
でもこれはアイディアなのかなあ。
とりあえず、鼻うがいがしやすいとは思う。鼻から入れて喉から出せると確かに、花粉症だけでなく、風邪にもよさそう。僕はまだ右の鼻から入れると左から出てしまうが。

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