Running On Empty

Pretenderの備忘録

solo acoustic vol.1 Jackson Browne

2005-10-30 22:29:17 | 音楽 Rock/Pop/Jazz
JacksonBrowneを聴き始めて30年になる。マーラーを聴き始めたのが、ボストンに住んでいた90年だから15年。ちょうど倍ということになる。そのボストンでも、ツアーで来てくれて、Homelessに一緒に食事を出したのは懐かしい思い出だ。

このCD、amazonでは今月上旬くらいから輸入盤が発売されていて、なんとなく手にとって買いたくて、タワーに通っていたのだけど、発売が2週間延期されたりで、ようやく26日に日本盤が出た。日本盤はソニーだが、原盤は彼のインディーレーベルから。

昨年春にオーチャードホールでも行われたacousticのコンサートツアーのライブ。ギターとピアノのみ。2003年の夏のツアーをアメリカで見ているが、その時は通常のバンドによるツアーで、2003年秋から始めたのだと思う。実は2003年の夏にDanFogelbergがこのスタイルで、ツアーをしていて、見る機会があり、最高だったのを思い出した。

オーチャードホールのライブは、髪の毛が薄かったり白かったりする人が、ロビーに列をなして、Tシャツを買っている姿が非常に印象に残っている。ジャクソンは60を前にして大して見た目ふけていないのになと思った。僕なんか全然若い方だった。

Barricades of Heavenから始まり、全13曲(日本盤のボーナス1曲含む)。These Days(昔のファンクラブの会報のタイトルがそうでした!)、Fountain of Sorrow, Your Bright Baby Blues, For a Dancer, For Everyman, The Pretender, Take it Easyと70年代の名曲が並ぶ。難しい歌詞を一生懸命辞書を引いて理解しようとした中学時代。不思議とそういう記憶って残っていて歌えるんだなあとコンサートで実感した(Eaglesもそうでした、笑)。コンサートの雰囲気を伝えるためか、間のおしゃべりがちゃんと収録されているのも嬉しい。これらの歌のもつメッセージ性は色あせないし、彼の純粋さが心を打つ。

70年代後半から80年にかけて人気はピークで、原発反対のNoNukesのコンサートあたりを境に、競演したSpringsteenと人気が逆転した。その後は非常に政治性の強い歌が多く、正直、ついていけないなと思うこともあった。LookingEastとは東海岸に対する批判であり、WestCoastRockが大好きな僕は、東海岸を留学先に選び、WallStreetで仕事をすることを選んだ。ジャクソンとの距離が開いていくようなさびしい気持ちを感じた時代もあったなあと。それでも来日公演はほとんど足を運んだし、フィラデルフィアに住んでいるときもTomPettyの前座のショーも行ったし、野外のコンサートも出かけた。30年たった今でも自分にとっては、最高のRock Heroだと思う。

Vol.1ということだから2も出るだろう。Running on Emptyからの曲は1には入ってないし、The Late Show, Here comes those tears again, Late for the skyなんかも入って欲しいな。

コメント
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