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Pretenderの備忘録

五月花形歌舞伎 夜の部

2012-05-03 23:15:42 | 歌舞伎
2階右列26番

通し狂言 椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)

  上の巻 伊豆国大嶋の場
  中の巻 讃岐国白峯の場
      肥後国木原山中の場
      同じく山塞の場
      薩南海上の場
  下の巻 琉球国北谷斎場の場
      北谷夫婦宿の場
      運天海浜宵宮の場

                        源為朝  染五郎
            白縫姫/寧王女(ねいわんにょ)  七之助
                       高間太郎  愛之助
               陶松寿(とうしょうじゅ)  獅 童
                          鶴  松 江
                          亀  松 也
                     左府頼長の霊  廣太郎
  舜天丸(すてまる)冠者後に舜天王(しゅんてんおう)  鷹之資
                     為朝の子為頼  玉太郎
                        武藤太  薪 車
                       大臣利勇  由次郎
                       為義の霊  友右衛門
      阿公(くまぎみ)/崇徳(しゅとく)上皇の霊  翫 雀
                      高間妻磯萩  福 助
                為朝妻簓江(ささらえ)  芝 雀
                      紀平治太夫  歌 六

三島の最後の歌舞伎。自決の前年に上演。高麗屋が三代にわたり、取り上げ、間で一度猿之助。
私自身は初めて見る。以前、これの三島自身の音声を聞いたことがある。義太夫節に違和感を感じたことがある。

確かに歌舞伎らしい作りとなっており、義太夫を多用したりと苦心の跡が見えるが、あまり面白いとは思わなかった。馬琴の原作がどうなのかはよく分からないが、ちょっと話がわかりにくかったりもする。また、見せ場が、なんだろうなあと考えてしまうところもある。

上。始まりは、忠臣蔵の大序を思わせるスタート。染五郎の声はいつもの声に戻っており、先月の四段目の大星の声ではなかった。イヤホンガイドがやたらと三島の自決との関連についての解説が多く、ちょっとうるさい。

中。これが私には人形浄瑠璃を感じさせるものだった。大道具は立派だ。トリスタンとイゾルデを思わせる。サドマゾっぽいシーンもあり、微妙。

下。話が一気に変わるのでちょっと面食らう。

染五郎、うーん、貫禄が今一つ。
七之助、さほど見せ場もなく。
歌六、これは重要な老け役だ。まあまあか。

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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2012

2012-05-03 23:00:39 | 音楽 Classic
東京国際フォーラム ホールB7
2列31番

ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 op.40
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

チェロ 堤剛
ピアノ クレール・デゼール


ショスタコーヴィチ、非常にのびのびと、気持ち良さそうに明るい演奏だった。
そのことにはちょっと、違和感がないでもない。

プロコフィエフ、しっかりした演奏だった。

偉くなられても、こういうコンサートにもちゃんと出てこられる堤先生は流石だと思う。


最初の年から行っているが、昨年は行かなかった。
その間、新潟、金沢にも足を運んだ。

曲目というよりも、誰が出ているかで行くことが多い。
堤先生、北村君、工藤先生、樫本君等々が中心だ。
しかしながら、今年は、抽選と先着を含めて、北村君と工藤先生のコンサートは取れなかった。
今年はこれだけだ。
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