るつぼ

新国立劇場　小劇場　1階Ｂ３列７番

作　アーサーミラー
演出　宮田慶子

池内博之
鈴木杏
磯辺勉
佐々木愛

時間は長い。正味3時間半。
マッカーシズムへの批判としてのせーラムの魔女裁判であるが、十分現代にも通じるテーマだ。
嘘つき、保身、ただ乗り等々、出てくる人物の醜さは見ていて苛立たしい。実際に、こういう奴はいると思いが浮かぶ。
なんと、そうした人々の夢を見てしまった、苦笑。

池内は深い感情表現と、存在感。この人のイヤーゴを見てみたい。
鈴木はいらっとするほど、憎々しく演じる。
磯辺も、すぐそこにいるような、保身の弱い腐った人間を上手く演じている。

ただ、やはり長い。もう少し工夫があっても良かったかもしれない。

渋谷 和食 ランチ 吉成

久しぶりの吉成の本店へ。
ランチは初めて。

いまどき1100円のランチというのは高級だが、これは素晴らしい。

丼　・・・新鮮なお刺身を乗せた丼は日替わりで５～６種類
　　　　　一つのどんぶりに新鮮なお刺身が６ネタ乗っています。
　　　　　お味噌汁とお豆腐、小鉢付で1100円


定食・・・新鮮なお刺身や肉料理、焼魚や煮魚などの
　　　　　毎日変わる日替り料理30～35品目から２品を選択！
　　　　　組合わせ次第で日毎に４６５～６３０通りの
　　　　　あなただけのオリジナルランチが作れます

本当に悩んでしまうのだ。
刺身は中トロと炙り鯖を組み合わせた。
もう一品は、海鮮サラダとした。
充実のランチだ。銀座なら2000円くらいかもしれない。
おおにぎわいである。

上海ローズ

池袋サンシャイン劇場　2階2列11番

劇団スーパー・エキセントリック・シアター　第50回記念本公演
三宅裕司、小倉久寛

一度、三宅裕司の舞台を観たいと思っていた。
特に、昨年体調を壊しての復帰公演ということもある。
想像以上に、歌のレベルが高い、踊りも上手い、アクションもそれなりだ。
そんじょそこらのミュージカルよりもよほどレベルが高いと思う。

ストーリーもあり、世相に対する批判、ブラックユーモアも散りばめられている。
上質なエンターテイメントを目指しているんだろうという意気込みは伝わってくる。
でももう少し笑いを期待しちゃうんだなあ。