今日は、デザインの勉強会でした。 松山市の染色教室に通う者の中で、美術展に出品している者が月1回集まって、基礎のデッサンから勉強しています。 メンバーは、布染色のSさん。 料理上手のAさん。 一番若いIさん。 そしてわたし。
Aさんが、今年最後だから押し寿司を作ってきてくれるとのこと。 楽しみに行きました。
さて、約束の10時に教室に行くと、Sさんがおもむろにかっぽう着を着始めました。
え、え? 何が始まるの? デッサンするんじゃないの?
つぎにSさんが取り出したのは、直径50センチはあろうかと思われる大きな鍋。 それから、シール容器を次々と・・・・・。 容器の中には、ゆでた里芋、手作りだというこんにゃく、きざんだねぎ、とりにく。 買い物袋の中からは、かまぼこ、ちくわ、じゃこてんなどなど。
畑で里芋がたくさんとれたので芋炊きをするんだと言います。 デッサンしている間煮込んだらお昼には食べられるそうなんです。
全部の材料を入れたら、鍋いっぱいになりました。 30人前ぐらいあるんじゃないかしら。 Sさんちでは、これを2日で食べてしまうんだそうです。 3人家族なのに。
それから、Aさんの押し寿司も予想以上に巨大なもの。 わたしの住む東予地方ではお祭りなどの特別な日には、10センチ四方ぐらいの小さな押し寿司を作ります。 上に、魚、えび、錦糸卵、サヤエンドウなどを彩りよくのせた、見た目にも美しいお寿司です。 わたしはてっきりその押し寿司かと思っていたらー30センチ四角ぐらいの型にお寿司がぎっしり。 わたしはこんな型を始めて見ました。 米を1升炊いたんだそうです。
しかも、ケーキのように2段構え。 間には干しシイタケの煮たのがぎっしり詰まっていました。
Aさんのおうちでは、祭りの日には4,50人の来客があるそうで、 よくこの押し寿司を作るそうです。 確かに、一人ずつ作るのと違って一度にたくさんできます。 テーブルの真ん中にどーんとおけばとても豪華。
お昼に切り分けていただきました。 付け合わせに、わたしが煮豆を、お店のT子さんが高菜のお漬け物、Iさんがヨーグルトのフルーツサラダを持ち寄って、まるで忘年会のようになりました。 どれもとてもおいしくて、芋炊きのお代わりもしておなかいっぱいになりました。
ごちそうさまでした