あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

幸せの味「はれひめ」

2007-12-17 23:14:01 | くらし

 前に注文していた「はれひめ」がとどきました。 箱を開けると・・・・・



 まるで綿帽子をかぶった花嫁が並んでいるよう。


 一つひとつはこんなのです。



 箱の中に生産者の書いた説明が入っていました。 


  「はれひめ」は、(清美×オセオラ)×宮川わせみかんを掛け合わせた柑橘の新しい品種です。
 ★ 温室はれひめの特徴
    ・酸抜けがよく、さわやかな甘さとオレンジのような香り
    ・みかんのように手でむくことができます ・・・・・・         


 たしかに見かけの硬さと違って簡単に手でむけます。 中身はみかんとあまり変わりませんが、皮をむいだ途端に、ぱあーっとオレンジの香りが広がります。 とても甘く、でも酸味もきいて濃厚な味です。


 


 こちらも新しい柑橘の「紅マドンナ」。 先日新聞で紹介されていました。



 みかけは「はれひめ」より硬そうですが、これも手で皮をむけます。 生産者らしいおじさんが、「これはうまいよ。ぜりーみたいな」と言っているのを聞いて、1個だけ買ってみました。 420円もするんです。


 食べてみると、ほんとうに、果肉入りゼリーのような柔らかい果肉で、ゼリーのようでした。


 年が明けると、「せとか」が市場に出回ります。 今農家は、価格の低迷するみかんや伊予柑に代わる新しい柑橘の生産に励んでいるのです。 おいしく育てるには、温度管理、水分管理などきめ細かな世話が必要だということを聞きました。 
 


 全国的には知名度はどうなんでしょう? 
 昨年、5年生が総合的な学習で「せとか」を調べ、関西の小学校数校にアンケートをお願いしました。 その結果、詳しくは聞いてないのですが、まだまだ知名度は低そうです。ただ、今年一緒にオランダに行ったツアーのメンバーに関西の方がいらっしゃって、「せとか」を大変気に入ってほうぼうへプレゼントをしたということを聞きました。
 「はれひめ」や「紅マドンナ」も「せとか」と同じようにたくさんの人に気に入ってもらいたいなあ、意欲的な農家の皆さんの努力がむくわれますように、と思います。


 ところで、「はれひめ」は、昨年初めて、学校生協を通じて買いました。 「はれひめ」を届けてくれた生協のお兄さんが、「ぼくも今朝食べてきたんですけど、おいしかったです。 なんだか今日一日が幸せになるような気がする味ですね。」と、言いました。 ぶじこと同い年の若者です。 若い男性がこんなことをさらりと言えるなんて、いいなあ。 もっとも彼は当時新婚ほやほやで、「はれひめ」を食べなくても幸せだったと思うけど。


 

コメント (2)
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「ピアノリレーコンサート」と「千の風になって競演フェスティバル」

2007-12-17 01:39:17 | 少年少女合唱団

 昨日今日と、合唱団の子どもたちは続けざまにステージ発表をしました。
 15日土曜日は「ピアノリレーコンサート」
 これは、1000円の参加費を払えばだれでも文化会館のピアノを弾けるというもので、ピアノ演奏に限らず、合唱でも吹奏楽でもなんでもピアノを弾くことが入っていればOKです。 市内二つの文化会館で開かれます。 もともと文化会館の立派なピアノをコンサートの時だけ使うのはもったいない、広く一般の人によい音を楽しんでもらおうと言う趣旨で始まったものです。 とってもいい行事です。 その一つの文化会館の今年の出演者は二日間で210人、3歳の幼児から一般まで多くの人が参加しました。



 舞台写真をとらせてもらいました。 かわいらしいツリーとプレゼントの箱がクリスマスらしい雰囲気。 出演者には、プレゼントもあります。 真ん中のピアノは、はじめもっと高いピアノを買う予定だったのですが、学校のピアノがボロボロなのにーという議員さんの意見で、まず小中学校の古いピアノを買い換えたため、当初予算の半分の値段のピアノになってしまったといういわくつき。 それでも1千万円以上だったと思います。十分きれいな音です。 
 あいにくわたしはいそがしくて子どもたちの演奏は聴かずじまいでした。


 16日日曜日は「千の風になって競演フェスティバル」です。 今年初めて開かれる催しで、当初出演の計画はなかったのですが、秋川先生(秋川雅史さんのお父さん)から直接お電話をいただいたので出演することにしました。 2日連続は、子どもたちにとっても、先生たちにとってもきついスケジュールなのですが、何しろ秋川先生はわたしたちの合唱団を結成するときに色々アドバイスをいただいたり、発表会にも来ていただいたりしてますので。


 


 でも、「千の風になって競演フェスティバル」っていったい何なのでしょう。 町おこしの一つらしいのですが。 


 会場はもう一つの文化会館。 町おこしというだけあって、コンサートだけでなく、女性起業家まごころ市なるものが開かれておりました。 小ホールいっぱいに、手作り作品や商品が並べられて、大勢の人が買い物をしていました。



 コンサートは、秋川さんの出身校・小松高校生徒の琴による「千の風になって」の演奏から始まりました。 ほんとうは写真を撮ってはいけないのですが、フラッシュ無しでちょっとだけ撮らせてもらいました。 すみません  



 二つの少年少女合唱団による「千の風になって」の合唱。



 あまり期待してなかったと言うのが本音ですが、始まってみるとどうしてどうして、なかなか楽しいものでした。


 司会のらくさぶろうさんのインタビューに子どもたちが答えます。


 司 「千の風に乗ってはどんな感じがしますか?」
 子 「う~ん・・・・・・・・・・・・・・・(しばらくして) 本当は死んでるのに、生きてるみたいでうれしい。」 聞いている大人たち、拍手。


 司 「この曲は、どこが難しかったですか?」
 子 「死んだ人の気持ちになって歌うのが難しいです。」 思わずのけぞる。 
 司 「そうだねえ、まだ死んだことないもんねえ。」 


 コンサートはかならずしも「千の風になって」を演奏しなくてもよいようなのですが、いろいろな「千の風になって」を聞かせてもらいました。


 英語でゴスペル
 大正琴の合奏
 混声合唱
 ブラスバンド
 マンドリン合奏ーこれはすばらしく、曲が終わるやいなや大変な拍手でした。
 吹奏楽の伴奏で秋川先生の独唱「千の風になって」ーもうかなりのお年ですが、柔らかなテノールで味わい深い歌でした。 秋川先生は、「プライドもあるので」「息子より自分の歌の方がうまい」と言っています。 じっさい、本当にお上手。
 最後は、出演者、観客全員で「千の風になって」の大合唱


 観客の中には、広島県や九州から来られた方がいらっしゃるとか。 こうしてみると、「千の風になって」をそれぞれの表現のしかたで演奏し合うのもいいかもーと思えてきました。 遠く県外からも一つの曲を演奏するために集まるようになったらすてきだな、と思います。一つの歌が人々を結ぶ力になるならすばらしいことです。 


 コンサートの途中で、秋川雅史さんからのビデオメッセージが映しだされました。


 まず、祭りの日にだんじりをかつぐ秋川さんの姿。 ことしも祭りは帰ってこられたそうです。 40年間皆勤だと言っていました。 相当のお祭り男です。 それからわたしたちに向かってお話を。 今年も紅白に出られそうだとかいろいろ。 もう出場はきまってます。 お父さんは、NHKホールで聞くための整理券を手に入れるため、400枚の葉書を出したそうです。 あたったのはたった1枚。 きびしいですねえ。


 最後にもういちどお祭りの場面が写りました。 神社の御旅所でしょうか、広場に男どもがあつまっています。 真ん中に祭り衣装の秋川さん。 みんなすっかり出来上がっているみたいで、手拍子をたたきながら大合唱。


 ここからは、声に出してお読み下さい。 手拍子もいっしょに。


せんのか~ぜ~に ヨイトセー
せんのか~ぜになぁ~~って ヨイヤサー
あの~ おおきなそ~らを ア、ヨイショ 
ふきわたぁっています 
ハイハイ


 伊勢音頭バージョンでした。

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