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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

そら豆のさやのてんぷら

2008-05-14 07:51:15 | くらし

 これはなんでしょう。


 


 ヒント1  4月中旬、こんな花が咲いていました。


 


 ヒント2  実はこんなの。


 


 そう、そら豆です。 まだ、小さく柔らかいのもあって、ちょっと採るのが早すぎたかもしれません。 最初の写真は、そら豆をとりだしたさやです。 そら豆の皮は、内側が白い綿のようなものに包まれています。 


 今、産直市場には「一寸蚕豆(さんとう)」という品種の、大粒のそら豆がたくさん並んでいます。 愛媛産のは関西地方で人気だとか。 
 でも、わたしはあまりそら豆は好きではないんですね。 理由はありません。 しいていえばあの匂いかな。 食べないことはありません。 ただ、塩ゆでに限ります。 普通にだしとしょうゆや砂糖で煮たのはあまり・・・・。 それも爪の部分が黒くなった、よく熟したのはいやで、若い、皮ごと食べられる柔らかいのがいいです。


 子どもの頃、よく豆を取り出す手伝いをさせられました。 豆の実の真ん中あたりを半分に割って両方のての親指と人差し指に力を入れ、豆を押し出すのですが、そのとき、ポンと音がして豆が飛び出します。子どものわたしはどうしてもそれができなくて、縦に割って取り出していました。 大人になったらできるのかなあ、と思っていましたが、大人になってもできません。 


 ところで、そら豆のさやですが、 母が、これをてんぷらにしたらおいしいんだというのです。 ええ~、子どもの頃そんなもの食べさせてもらった記憶がありません。 母はいつそれを知ったのかしら。 半信半疑でやってみることにしました。 


 天ぷらができました。



  へへ・・・ 最初から天ぷらにするつもりで、ていねいにむいたらよかったですね。適当に割って出したので見かけが悪いです。 ピーマンの天ぷらに似ています。 ちょっとつまみ食いしたら、繊維が口に残るようでしたので、からっとなるまで少し長く揚げてみました。


 お味は?
 なんだか、そら豆の豆菓子(皮ごと揚げて塩をまぶしたの)のような匂いがしました。 焦げる寸前まで揚げているのでかりかりとしてなかなかおいしかったです。 でも、無理に食べるほどのものでも・・・・ 食べるのは、ごく若い実のさやに限ります。


 本来食べる部分とちがう部分を食べるものは他にもあります。 このあいだ産直市場のレジで、「ふきじゃないけどいいですか? これはごぼうなんですけど。」とお客さんに念を押す場面を見ました。 お客さんはふきと思って買ったらしく、ごぼうだったら要りません、と返していました。 ふつうごぼうは根っこを食べますが、若いうちは茎も食べられるのです。それから、里芋の茎。 とても大きくて長い茎で、中がスポンジみたいになっています。 戦時中はさつまいもの茎も食べてたんですよね。 


 娘と話したんですが、食糧難になったら、そら豆のさやでも芋の茎でも食べられる物は何でも食べなくちゃ。 でも、油も不足して、天ぷらなんておいしい食べ方はできないかも。 それなら菜種も植えて、石臼かなんかで引いて油もしぼって。 ・・・・・ そんな世の中になりませんように。 豆のさやまで食べよとは言いませんが、食べ物を大事にしなくてはね。
 

コメント (2)
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