産直市場でにんじんの葉が売られていたので買ってきました。 混み合ったのを間引いた葉っぱです。
なんとていねいに洗って揃えていること。 その几帳面さに、 洗いながら感心してしまいました。
抜いたばかりのにんじんは、もちろん泥もついているし、枯れた黄色い葉っぱも、時には雑草も混じっています。 それらを徹底的に取り除いて、下をきれいに揃えてあります。 ずいぶん手間がかかったにちがいありません。 出荷者は女性でした。 農家の女性にはこういう律儀で几帳面な人が多いようです。 わたしにはとてもまねできません。
下の方は、小さいけれどしっかりとにんじんの形になっています。
こんな小さなにんじんは、そのままグラッセにしたらいいかもしれない。 以前ある学校で、地域の栄養推進協議会の方から、子どもにもつくれるにんじんグラッセを教えてもらったのです。 それは、にんじんを一口大に切ってバターを乗せ、ラップをしてレンジでチンするだけというもの。 後で塩をふって食べます。にんじんの風味がそのまま生きている簡単料理です。 大きいにんじんを小さいにんじんの形に切ってグラッセを作り、パセリの葉を挿すとミニにんじんの出来上がり。 かわいいので遠足のお弁当などにも入れてました。
皮をむくと中身がなくなってしまいますから洗っただけのにんじんに茎の部分を少し残して作ってみました。 かわいいでしょう。 パセリだともっと色鮮やかですよ。
小さなにんじんは、味も幼い感じーつまりまだ水っぽくて柔らかくて、香りだけ一人前ににんじんでした。
葉っぱの部分は、炒め煮にしてたまごとじとにんじん菜めしに。 60円のわき菜で3種類の味が楽しめました。