娘のぶじこが言いました。
「ねえ、母の日のプレゼント、何がいい?」
おお。プレゼントをくれるつもりか。
「物をあげたってねえ、物が増えてますます整理がつかんだろ?」
そのとおり。 正直言ってわたしはかなり物持ち、つまり捨てられないのです。 その結果家の中は・・・・ご想像に任せます。
「かといって、食べる物もねえ。 脂肪が増えるのは、物が増える以上にいやだろ?」
ごもっとも、ごもっとも。
「それじゃ花がいいかというと、実家が花だらけなのに、これもねえ。」
花はいくらあってもいいけど。
「植えるばかりで、世話せんのに。」
わたしは放任主義なんです。
「お義母さんのプレゼントもなにがいいかなあ。 花が好きだから、ひとつは花の苗がいいと思うんだけど、何か品物も一緒に贈りたい・・・・・・。」
あぼんりーのネットショップで母の日用の寄せかごなどを見ていましたが、迷ったのか、
「いいや、花のほうはおばちゃん(花屋の副社長です)に見つくろってもらおう。」
こらこら。
母の日って、お嫁さんにとっては、欠かすことのできない義理の日か、最強のアピール時か・・・・・
母の日のプレゼントの原点は、カーネーションの花でしょう。 だから、やっぱり花を贈る人が多いので、花屋にとって母の日は、最大のイベントなのです。 ただ、花は日持ちしない。 アレンジなど早くから用意するわけに行きませんから、短期決戦で、今、本店の方は商品作りと配送とで戦場のような忙しさです。
ハウスの中も花だらけ。
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かごも最近はかわいいのがありますね。
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支店では母の日セール中。
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特別コーナーを設けているところもあります。 左の隅っこにカタログをおいて、全国発送の予約を受け付けています。 このカタログ、下の娘が作ったんですよ。
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見渡してみるとピンクが目立ちます。 女の子のお母さんなら一度は着せたことのあるピンク。 男の子のお母さんなら一度は着せてみたかったピンク。 やっぱり一般的にはこんなやさしい、明るい花が喜ばれるようです。
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あるところで聞いたのですが、もう80を過ぎたしっかり者の一人暮らしのご婦人、お嫁さんが贈ってきた帽子を、気に入らないからと送り返したんだそうです。 その話をご本人から聞いた周りの人たち、一瞬固まったとか。
また、何年か前、母の日に娘さんだかお嫁さんだかが、濃い暗紫色のすてきなカーネーションを贈ったら、もらったお母さんの方から、「枯れたような色のカーネーションが届いた。」と言われたそうです。
せっかく贈り物をするなら、相手のことを考えて、贈り上手に、そしてもらう方も贈られ上手になりましょう。
では、贈られた花を楽しむためのアドバイスをいくつかー
アレンジは・・・・
★ 全体を覆っているセロハンのラッピングははずしましょう。 かわいくリボンなどでしばっていますが、輸送時に花が痛まないように覆っているので、かざりではありません。
★ できるだけ涼しい場所において、毎日少しずつお水を足しましょう。 一週間ぐらいはもつはずです。
★ 痛んできたからと、一気に捨ててしまわないで、まだきれいなのは花瓶やコップに移して最後の一輪まで楽しんでください。 グリーンは比較的長持ちしますから、お庭の花を足してやってもいいですね。
鉢物や寄せかごは・・・・
★ セロハンで覆われていたら、はずしましょう。 蒸れて弱ってしまいます。
★ きれいだからといつまでも室内に置かず、日にあててやりましょう。
★ 鉢物は、一回り大きな鉢かプランターに植え替えると大きく元気になります。
★ 寄せかごもしばらく楽しんだら、プランターに植え替えましょう。 かごより少し大きめのプランターに、かごに入っていたように植えるときれいですよ。
★ でも、寄せかごの中に、日陰の植物、寒さに弱い植物などがごっちゃに入っているのを見たことがあります。 こんな時はそれぞれの性質に合った植え方をする方がいいですね。
花は命ある物です。 そして、送り主の心を表すものです。 できるだけ永く生かしてやってくださいね。