あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

好き勝手に慶州ー慶州国立博物館

2008-07-28 21:59:26 | 旅行

 韓国旅行1日目の続きです。

 わたしたちが決心したこととは・・・・・・

 「ガイドを当てにせず自分たちの行きたいところへ勝手に行く


 そうと決まればできるだけ早く慶州に行きたい。 わたしたちは食事のあとすぐ慶州に向けて出発してもらうことにしました。 本当は食事ー免税店、民芸展でお買い物ー慶州 のはず。 でもなぜか午前中に全部終わったんですよね。 なんで? やっぱり国際市場で時間をはしょったとしか思えませんが、もう細かいことは言いません。


 慶州へは高速道路を走って2時間足らず。


 慶州の料金所はこんな建物で、古都に来た!という感じがします。 



 慶州(キョンジュ)は紀元前から1000年ものあいだ都として栄えた都市。 百済、高句麗を征して新羅王朝となった時代の歴史や文化が息づく町です。(もっと歴史を勉強してから来れば良かった ) 世界遺産が3つもあり、明日はこのうちの2つを訪れる予定。 奈良と姉妹都市だそうで、たしかに京都よりも古い歴史をもつ奈良のほうがぴったりという町でした。
 歴史の町の慶州は工場を建てないそうで、のどかな田園風景が続きます。 そして延々と10キロ以上もつづく桜並木。 花の季節はさぞかし美しいでしょう。 道路も整備され、雑草やゴミも見あたらない清潔な町でした。


 車は、中心部を抜け晋門湖のほとりにあるホテルに着きました。 時刻は2時過ぎ。 6時に食事に案内してくれるまで自由です。 


  4時間近くある


 部屋を確認したらさっそく行動開始。 フロントでタクシーを呼んでもらいました。 娘たちが英語で話したのでホテル側が配慮してくれたのでしょうか、英語の話せる運転手さんが来てくれました。
 愉快な運転手さんで、夫を実年齢より15歳も年寄りに見ていたようで、本当の年齢を教えたら大汗かいていました。 道々、いろいろな説明もしてくれました。
 行き先は慶州国立博物館。 ホテルに行くまでに近くを通った所です。 タクシー代にして8000ウォンちょっと(日本円で800円くらいかな?)の距離でした。


 博物館が近づいたところで目に飛び込んできたのは



 広大なハス畑です。 その後ろは桜並木です。 運転手さんによれば、博物館の向こう、5分ほど歩いていくともっと広いハス畑があると言います。 よし、博物館のあとはそれを見に行こう。


 博物館の入り口です。 夏休みのせいか親子連れや子どもの集団が目につきました。 女の人が立っているところがチケット売り場だと思います。 さあ、チケット、チケット・・・・



 突然、女の人に呼び止められました。 日本語で
「お客様、今日は建国記念(たしかそんなことを言ったと思う)なので無料です。 これで1グループ入れます。」
そういってチケットを1枚くれたのです。

 ラッキー!!


 門を入ってまっすぐ向こうに見えるのは聖徳大王神鐘。 あまりの大きさに何度も鋳造に失敗し、最後に人柱として女の子を煮えたぎる銅の中に投げ込んで完成したのだとか。 そして完成した鐘をついたところ「エミレ(おかあさん)と音がしたので、「エミレの鐘」と言われるようになったそうです。 ただし、これは史実かどうかはわかりません。でも、どこの国でもこういう話がたくさんありますね。 魂を込めて作ったということでしょう。



 メインになる考古館。 ここには古い時代の古墳の埋蔵物などが展示されています。 



 土師器など、歴史で出てきたような・・・・・ 日本は百済から技師を招いて国造りをしたんだっけ。 やっぱり歴史をおさらいしてくるんだった。


 考古館の隣にある建物では特別展示が行われていました。 やっぱりラッキー。 金冠の本物を見られるのです。



 金冠は、鹿の角のように枝分かれした金の板に、翡翠の曲玉をたくさん取り付けて、とても豪華でした。 左の方に写真が飾られています。 でも、重そう。


 仏教美術をまとめた美術館。 屋根の形がきれいですね。 ここには仏像などが展示されていました。 外の石の塔なども貴重な展示物です。 



 雁鴨池(アナプチ)で出土した遺物を展示している雁鴨池館。 アナプチというのは新羅時代に建てられた宮殿の庭だそうです。



 大急ぎですべての建物を見て回りました。 朝鮮半島と日本とはこんなに古くからつながりがあったのだと感慨深いものがありました。   ーつづくー


日記@BlogRanking

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ちょっとそこまで○○

2008-07-28 01:18:28 | 旅行

 一夜明けて見えたのは、 海際まで立ち並ぶ高層ビル群。 ここはどこでしょう。



 船の舳先にまわると、おもしろい形の岩が4つ



 竜頭山公園にそびえる高い塔。



 塔の展望台から下を眺めると・・・・・



 大都会ですね。 


 反対側にまわると港が見えました。 わたしたちが乗ってきた船が停泊しています。 建物に書かれた文字はハングル文字。


 そう、ここは韓国の港町「釜山」です。



 わたしたち家族4人は、下関から出るフェリー「はまゆう」に乗って韓国に来たのでした。
 なぜ、船でなのか。 それは・・・・


 夫が飛行機が嫌いだからです。 そのため今まで海外旅行をしたことがなかったのですが船ならばと、出かける気になりました。 ちょっと興奮してる?


 わたしにとっても船での海外旅行は初めて。 でも豪華客船の旅とはいきません。 なにしろお安い。 船室は2等の雑魚寝。 わたしたちの部屋には、外に2人の日本人がいるだけでした。 80歳を越えた男性は剣道の先生で1ヶ月に2回、韓国に剣道を教えに行っているのだそうです。 つれの女性はわたしくらいの年齢で、通訳でついていくのだそうです。 


 船の中は修学旅行帰りの中学生くらいの子どもたちが大勢乗っていました。 また、別の部屋は韓国人乗客で満員です。 船の便を利用する人は予想以上に多いようでした。


 夕方6時乗船、7時出発。 手続きも、まずすべての荷物をまとめて検査して、出国審査をすればすぐ乗船です。 飛行機にくらべてなんと簡単なこと。 「ちょっとそこまで」というキャッチフレーズがなるほどと思えます。


 愛媛県の東予ー神戸・大阪を結ぶオレンジフェリーよりも大きな船は、波の荒い玄界灘をさして揺れることもなく乗り切りって朝になりました。 本当は午前3時には釜山沖に着いて停泊してたんだそうです。 韓国は思ったよりもずっと近い国でした。


 夕べのキムチの匂いがただよう船内を、頭全体におおきなカーラーを巻いたおばちゃんが行き来します。 なんだか韓国の庶民の街の雰囲気が・・・・・(韓国の庶民てどんなのかまだ知らないけど) 


 船を下りるときも、荷物全部をまとめて検査し、税関を通るだけ。 簡単。


 韓国人ガイドが出迎えてくれました。 そして竜頭山公園へ行った後、国際市場へやってきました。 ここはないものがないと言われるほど何でも揃う場所なんだそうです。 


 看板も商品も色があふれています。



 店で見かけたくつした。 これは日本のおばさまたち目当てに作ったんでしょうかね。 ん? 男物か? ぶじこは韓国の人気DJの似顔絵を描いた靴下を気に入って大量に買っていました。



 靴下の横には韓国のお札10000ウォンをプリントしたパンツも。 お札にはえらい人の顔が印刷していますね。 なんだかおそれおおいような・・・・・



 鍋専門店です。 2階までぎっしりとならんだ鍋、鍋、鍋ー。 鍋だけでこの品揃え。 すごい。



 狭い路地は小さなお店がひしめいています。 左の路地も、右の路地も行ってみたい・・・・・でも、迷ってしまいそうです。 とっても興味があったのですが、10分ほど歩いただけで車に戻ってしまいました。 
 なんだかあっけない。


 さて、つぎは食事です。 昼はビビンバの予定。 昼間っから恐縮ですが、韓国ビールをいただきました。 さっぱりして飲みやすい感じがしました。



 追加のお料理を勧められましたが、ビビンバだけで十分おなかがいっぱいになりました。


 旅行コースにはいっていた釜山での観光はこれでおしまい。 ガイドさんが時間があるからエステでもと、すすめてきましたがわたしたち全く興味なし、「チャガルチ市場に行きたい。」と言ってみましたが、「コースに組まれてないから」とやんわりことわられてしまいました。 
 ああ、そう。
 エステだってコースに入ってないのに、それはいいのか?
 


 超格安ツアーの悲しさ、 車にはわたしたち家族だけなのでかなり自由になりそうなものを、どうやら規定通りにしか動くつもりがないらしいです。 それならばと、わたしたちは密かにある決心をしました。 ーつづくー


日記@BlogRanking

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