お隣の柿畑のMさんからいただいたつぐねいもです。 Mさんは柿(いろいろな種類)のほかにつぐねいもやブルーベリーも作っているらしいです。
とてもねばりがあって、お玉ですくうと全部持ち上がってしまうくらいです。
いつもは、すり下ろしたものを海苔で巻いて天ぷらにするのですが、きょうは、海老や野菜をまぜて蒸してみました。
すりおろしたつぐねいもに、えび、きくらげ、にんじん、しらすぼしなどを入れ、片栗粉、たまご、だし汁を少々入れてまぜます(これがなかなか時間がかかる。ねばすぎてまざらないのです)。で、あとは器に入れて蒸すだけです。 薄味のだし汁をかけてゆずの皮を刻んだのを入れてできあがり。 海老は地元産の良いのが手に入らなかったのでやむなくむきえびを使いました。 細かく刻むかたたくかするとよかったですね。 えいやっと1パックそのまま全部入れてしまったら海老が多すぎたみたい。 なめらかなつぐねいもののなかでは、ぷりぷりとした歯ざわりは違和感があって
全体的にはとてもおいしかったです。 自己流料理、久々のヒット。
つぎにいただいたのは、例の巨大な豆、なたまめです。 秋になったらくれるという約束をおばさんはちゃんと覚えていてくれました。
皮が茶色くなったのは来年春に植える種として。 まだみどりのは、中身を食べるためです。 大きさは約30センチメートル。 小ぶりのまな板いっぱいあります。
気になる中身は・・・・
とてもかわいいピンク色。 これは赤花種のほうです。 白花種のほうはできが悪かったんだそうです。大きさはわたしの親指よりちょっと小さいくらい。 ちなみにわたしの手は、女にしては大きいです。
一晩水につけてから煮るとよい、と教えてくれました。 水を吸ったなたまめはますます大きくなりました。
ところで、
ネットで調べたところ、普通なたまめは若いうちにさやごと漬け物にしたり(福神漬けに入っているんですって。 知らなかった~)煎じてお茶にしたりするもので、完熟した実にはなにやら体に良くないものが含まれているそうなんです。 だから食べるには、ゆがいては水を換え、ゆがいては水を換えしてあく抜きをする必要があるんだとか。
ゆがいてみると、こんな色に。 あのきれいなピンクが、いかにも毒らしいものを含んだような、くすんだ色になってしまいました。 若いうちは薬効があって、年をとると毒になるなんて
見るからに皮が固そうなので、ちょっと剥いてみることにしました。
ね。 分厚い皮でしょう? 皮はとても食べられそうにありません。 そして中身の方は?
大きな豆だけあって粒子が大きいのか、ざらざらとした舌触りでした。 豆としての匂いや味はあまりなくて、「大変おいしい」・・・・とは言い難いです。 5回も水替えをして煮るくらいなら、他のウズラ豆などを食べるでしょうね、普通は。
でも、来年は植えてみようと思います。 なたまめの漬け物とやらを食べてみたいし、大きな豆がぶら下がっているのはなんだか楽しいですから。