そろそろキツネノカミソリの実が熟したかな? 種を採取しようと行ってみました。ところが

あたりはきれいさっぱり刈り取られて、ヒガンバナやらキツネノボタンやら分からない葉っぱがいっぱい生えていました。
がっかり~~~
仕方がないのであれはどうなったかなと見に行きました。
ああ、やっぱりノブドウか、
9月に、キツネノカミソリの実を見つけたとき、もう少し山の方で見かけて気になっていたのです。

写真で見ると普通のノブドウですが、この実が信じられないくらい大きくて、何か別のものかなと思ったほどです。実が色付いたらはっきりするだろうと。
それで、色が付いたらこんな様子でした。

どう見てもノブドウです。
それにしてもどこまで伸びているんだろう。蔓の勢いがすごいです。
下に落ちていた実を一つ二つ持って帰って、その辺のノブドウと比べてみました。
普通の実の3倍以上ありそうです。
今年はノブドウがきれいで、色とりどりの実が腐りもせず揃っています。

子どもの頃からこの実が大好きで秋になると探しに行きました。今でも大好き、でもこれがなかなかやっかいな蔓で、実がきれいからと放置しておくと、根元がこんなになります。これは春先に写したもの。他の弱々しい蔓植物と違って、木と同じです。
根元を見るとこれはもう木の幹でしょう。

近くに這い上がる木がないものだから、地面に長く伸びています。


不本意ではありますが、芽生えたばかりの小さいときにやっつけておかなければ、ほかの木を覆ってしまいますので、見つけ次第引き抜いてしまうようになりました。
それにしても、この大粒の実はどうしてこうなったんだろう。ノブドウとは別の植物なのか、それとも同じノブドウの大きい品種なのか。こんな大きな実がなるノブドウだったら絶対園芸種として広まるんじゃないか・・・・またまた疑問がわいてきました。
その疑問は、案外あっけなく解けることに。
ウマオとドングリ拾いに出かけて見つけてしまったのです。大粒の実を。



普通のノブドウに一粒二粒大型の実も一緒になっているというだけ。全然別の種類じゃなかったんです。ただ、どうしてこんなふうになるのかは謎のままです。
あっけなさすぎてがっかりしました。