あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ああ~ 夏休み

2021-08-31 23:41:17 | いろいろ

 明日から9月です。今年の夏休み、孫たちは天候不順と新型コロナ禍のせいでほとんどを家ですごしました。

 ゲーム三昧にさせないために大人たちは知恵をしぼりましたよ。晴れた日は幼児用プールと百均の水風船が大活躍。暑かったですから、いつまでも飽きずに遊んでいました。

 水遊びのできない雨の日は、

 
 ペンケースほどの入れ物の中に白黒のコマ。
 ケースを開くとオセロの盤になります。

 今や百均でオセロゲームも買える時代。

   

 わたし、生まれて初めてオセロをやったんです。それを言うと友人がびっくりしました。

 一勝負30分かかるこのゲームはなかなか時間つぶしにはよかったです。わたし、トラオには何回やっても勝てなくて、ついに彼は、4隅を全部私に明け渡すという大サービスをしてくれまして、やっと勝てました。

 恒例の科学博物館にも今年は行かず、子どもたちと出かけたのはたった2回です。

 8月初め頃はまだイベントも開催されていて、私とウマオは、生協主催の「ちりめんモンスターさがし」に行きました。わずかな時間でたくさんの生き物を見つけることができました。これは楽しかった。

 

 タツノオトシゴなんて、水族館でしか見たことがなかったのにぞろぞろ見つかるんですよ。



 

名前がわからない、小さな魚や、



ダンゴムシみたいなのや、


ヨウジウオなんて図鑑でも見たことがなかったです。



タチウオ これってずいぶん大きな魚になりますよね。

 まだまだ色々いたけれど、名前を調べるのが大変。

 ここで大活躍したのが、スマホのカメラ。わたし、マクロの撮影方法が分かったので、見つけた生き物を大きく見ることができたんです。

 



 セミエビの仲間だったかな? パソコンで見るとさらにはっきりしますね。

 このあとスーパーでちりめんを買いましたが、モンスターは全くいませんでした。こんなにきれいに選別して売られているんだぁ、とむしろ人間の営みの方に感動したりして。

 買ったちりめんで梅じゃこご飯を炊いてみました。さっぱりとして夏にぴったりのご飯です。

 



 もうひとつ、

 娘とトラオ、ウマオ、4人で出かけた科学実験教室では紫蘇ジュースとパンとをつくりました。

 紫蘇ジュースの赤い色素はアントシアニン。酸性とアルカリ性とでは色が変わります。アジサイがそうですね。

 



左から、紫蘇エキスにサイダーを入れたジュース、それに重曹を入れたの、レモン汁を入れたの。


 それから、イースト菌の働きを、パンを焼いて確かめました。イースト菌は、発酵するときガスが出て、そのおかげでふんわり柔らかいパンができます。イースト菌を入れないパンはかたくて、食べてたら私の歯の詰め物が取れました!

 

 身近な生活にも科学のタネはあるということですね。それを実感したことがあります。

 古くなった酒粕を、外に干しておいたんです。水分を減らして捨てるためです。そうしたら雨が降って乾きかけた酒粕はドボドボになってしまいました。仕方がないのでまた乾かすためにそのまま放置。そうしたら

 





 酒粕に穴が開きました。虫が食ったのではありません。酒粕の酵母が生きていたという証拠を見つけたわけです。わりと均等にあいてますので、これでもパンが焼けそう。

 こんなふうに夏休みの理科研究のヒントがいっぱい。アントシアニンの研究なんかおもしろそうーと思ったのは母とばあちゃんだけでした。

 イソップ童話にアリとキリギリスのお話がありますが、ウマオはまだ小さいので、私が付き添ってアリのように毎日こつこつと勉強させました。夏休みの終わりには余裕のよっちゃんでした。

 けれど、今年キリギリスを決め込んだトラオには理科研究などする余裕もなく・・・・ 惜しかった、いいレポートができそうだったのに。でも、もう口うるさくいう歳でもないものねぇ。 ばあちゃんは、(気をもみながら)やる気になってくれるのを待つだけでした。最後の2日間がかき入れ時。

 そのころになってぽつんと

「やっぱり、夏休みの始めにもっとやっとくんだった。」「来年はそうする。」

 はい、お願いしますよ。ばあちゃんは、追い込みに付き合うのも大変なんだからね。

 こうして夏休みが終わりました。 新型コロナの感染が子どもにまで広がって、心配な新学期ではあります。

コメント (2)
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