お盆からこっち、ずっと雨でした。新型コロナの感染者は増え続けて、市をまたぐ不要不急の外出は自粛するよう、朝晩の放送で呼びかけています。なのでどこにも出かけず、半径1キロメートル以内の自然観察。写真で言えばマクロ撮影のようなちまちましたことですが、おつきあい願います。
ようやく晴れ間が覗くようになりました。 雨の間、自由奔放に伸びた草を何とかしなくては。
草を積み上げる場所を作るために草刈りをする・・・なんのこっちゃ。
アレチノギクは、長いのは2メートル以上ありました。
草刈り機で刈っていたのですが、残った短い茎が案外固くて危ないです。
雨上がりの軟らかい土。刈るより引き抜いた方がよかったんじゃない? というわけで途中から、茎を持って引き抜く作戦に変更しました。
見かけは木のように頑丈そうですが、根っこは案外小さくて、簡単に抜けました。
やっかいなのはむしろこちらのほう。細くてなよなよとした猫じゃらし(エノコログサ)
節から長い根っこが出ていて、地面を這っています。抜きにくいです。
これも
オヒシバ? たった一株なのに、難儀してやっと抜いたらごっそり土がついてきました。地面に穴が空きました。
節ごとに根が生えて横に広がっていく植物は他にもあります。
最近急激に増えてきたマルバツユクサ
昔からあったツユクサより葉が丸く、花の色が薄い水色です。(わたしは、元々のツユクサの方が好き)
これは根っこは抜きやすいのです。ただ、
地中花といって、地面の中にも花を咲かせるんです。ということは? 種も作ります。
これがそうかな。
青い花にも種ができますから、
地面の上から、横から、地面の下から、3箇所から攻めてくるんですから、広がるのは当たり前。この図々しさが私は気に入らないの。
節ごとではなく、茎のどこからでも根っこが生えてくる植物と言えば?
センダングサですね。センダングサは花を咲かせる前にわりとこまめに抜いていましたから、あまりありませんが、でも、次から次へと生えて来ます。
このセンダングサを抜こうとして、茂っていたコスモスをかき分けてびっくりしました。
コスモスの茎から根っこが! 前々から分かってはいましたが、それは倒れた茎の、地面に近いところだけだと思っていました。しかし、これはー
空中に根っこがある。
この根っこ、どこに到達するつもりだったんでしょう。
倒れたコスモスからは、どこまでも根っこが続いていました。
あまりにも伸びすぎて邪魔になるコスモスを切ってしまいました。それらを捨てに行くのですが、集めたらこんなになりました。これ、全部、茎の途中から生えた根っこです。
どれもこれもすさまじく根っこが伸びているのは1週間以上雨が降り続いたからに違いありません。これに土をかぶせたらどうなるかな? もしかしたら活着して起き上がるかもしれません。わたしは、捨てたところにざっと土をかけておきました。これで雨でも降ったら確実ですが、しばらくは晴天が続きそうです。何とも極端な・・・