あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ほたるの里

2022-06-19 08:45:45 | お出かけ
 先週の週末の話です。1週間の過ぎるのが早いこと。
 トラオパパが、ホタルを見るならいい雰囲気の場所があるからと連れて行ってくれました。
 場所の説明がとても難しいのですが・・・・
 だって、暗い山道を1時間くらいかけて走ったあげく、多分横道にそれたのだと思います。走りながらも運転席からはちらちらとホタルの光っているのが見えたみたいです。そして車を停めたところが
 
 
 
 うわあ~

 
 でも、ホタルはどこに?
 たくさんの灯りに向かう途中の橋までくると、川の上に



 
 生まれて初めて(おおげさだね)ホタルの撮影に成功しました。わたし、カメラの長時間露光というテクニックをやったことがなくて、いや、そこまでして撮ろうと思ったことがなくて、ホタルは見るだけのものと決め込んでいたのです。今のスマホならどうかな?試しに撮ってみたら、
 あらま、写ってるじゃない。自動で撮れちゃいました。カメラが勝手に夜間モードに切り替わり、3秒露光になっていました。たった3秒ですから光の軌跡はあまりありませんでした。もちろん三脚など持って来ていません(一応家にはあります)から橋の欄干に乗せて固定しました。
 
 向こうの方に続く光は

 
 土手道の端に切った竹が並べられており、中にろうそくが入っていました。それ以上端っこを歩くと川に落ちてしまいます。安全に配慮した川縁でした。しかもその光は、ホタルのいる川にはあまり漏れないように、道は明るく照らすように、切り口を道側に向けて並べられていたのです。


 
 ものすごく手間がかかっていると思うけど、とてもいいアイデア。というのは、以前行った東温市のホタルの里では道の両側が庭用のソーラーの電気で照らされており、それも安心して歩けるのでとてもよかったのですが、川縁では少し明るすぎるなと思う場所がありました。ホタルにとっては、なるべく人工の光がない方がいいらしいです。
 
 人も少なく、昔のように家の近くの川を近所の人が見に来た、という雰囲気で、なにか懐かしい気持ちがしました。
 
 
 
 
 しばらく静かにホタルを見てから、あの賑やかな光のところに行ってみました。
 
 




 

 
 





 
 竹の切り方と並べ方でいろいろな見え方がするんですね。ハートが並んでいるように見えたのは、正面から見ると

 
 ウマオの言うには「目のかたち」
 それが横から見るとハートに見えるんです。
 内側に色を塗って違う色を出しているようでした。
 
 竹の節の部分を斜めに切ったら大きな口がー
 これもいいアイデア。
 
 
 
 
 
 
 手の込んだ長い灯籠


 
 ひとかたまりごとにお店や企業の名前が彫ってあって
 
 
  
 もしかしたらスポンサーなのかな?
 特定の企業だけを宣伝するつもりではないのですが、手持ちで撮っているためぶれている写真も多く、写り具合のいいのだけUPしています。
 
 「日浦振興協議会」これが推進母体なのかもしれません。そしてやっとここが松山市日浦地区に近いと言うことが分かったのです。
  
 
 さあ、帰ろうかというときになってどこからか煙がー
 大変大変、竹から火が出ています。


 ちょうど地元の方が控えている場所の近くだったのですぐに消し止めました。
 このろうそくが燃え尽きるまで火の番をするのでしょうか。それとも1本1本消していくのでしょうか。いずれにせよ、大変な労力です。わたしたちは十分楽しませていただきましたが、地域の活性化に少しはお役に立てたのかしら。
 駐車場もなく、路上駐車してもさほど迷惑にはならないほどの人出です。これほどの灯籠を是非いろいろな人に見てもらいたい、でも、ひしめき合うほどの人は来て欲しくない、けれど人が来なかったらこの灯籠を作った甲斐がない。地元の人の熱意だけで活性化は図れるのか、ボランティア精神だけでは、何かしら自分たちにメリットがなければ後に続く人はいない・・・最近話題になった場所に出かけるたびにそんなことを思うようになりました。
 
 来たときの橋の上に立ってなごりの1枚を

 
 さて、帰り道をどうしようということになりました。というのは、ここは松山市と今治市の堺目、我が家からは最も遠い場所に来てしまったからです。来たときと同じ道を帰るか、反対に松山まわりで帰るか、どちらにしても2時間近くはかかるはず。(香川へも高知へも行けるくらいの時間ね)
 松山まわりで帰るとヒメボタルが見られるというので、来たときと反対方向に車を走らせました。石手川ダムを過ぎ、何処で車を停めたのかわかりませんがその先の森の中にー
 


 昔の切れかけた蛍光灯が瞬くようなちかちかとした光を見つけました。さすがにこれは訳の分からない点にしか写りませんでした。
 
 新しくできた食場町の山の中の道を通れば多少近回りにはなったのですが、その道沿いには広い広い墓地があり、斎場があり、廃棄物の埋め場があり・・・その道を帰るのはわたしが断固拒否。ごめんね、トラオパパはわざわざ道後まで出て、そこから西条市へ帰るという道を選んでくれました。じつはわたし昼間道後へ出かけていたので3回も同じ道を通ったのですよ。
コメント (2)
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