牧野植物園のあと、娘の行きたかった「驚異と怪異展」会場へ
いい加減なところじゃないよね? わたしは前回の冒頭の写真を見て、かなり怪しんでいたのです。
ところがー
会場はれっきとした県立の施設。愛媛県で言えば県立歴史博物館といったところ。
場所は岡豊城趾の一角にありました。住所は南国市。あら、高速道路のいんたーからだとこちらの方が近かった? 位置関係の把握がさっぱりできていませんでした。 わたしはやっぱり1枚の紙の地図が見たい。スマホの小さいディスプレイではなかなか全容がつかめないのです。
入り口の看板
え~~と パンフレットによりますと
「本展は,令和元年に国立民俗学博物館(みんぱく)で開催され、好評を博した特別展「驚異と怪異」の一部を巡回するものです。・・・・高知展では・・・龍、怪鳥、巨人など世界各地のひとびとが創り出してきた不思議な生き物たちを紹介して、人間の想像力の面白さに迫ります。」
しごく真っ当な、そして興味深い展示でした。それにしてもチケットに印刷されていたのが、前回わたしがアップした写真で、
「なんでこれをチョイスしたのかなあ。」
わたしはちょっと納得いかないのですけど。あの写真をトップに持って来たのは間違いでした。読むのをやめてしまった人もきっといたはず。どうもすみません。
さて、入り口です。
正面の賑やかなものは
「命の木」
トルコでも命の木をモチーフにしたじゅうたんなどを見ましたが、これはすごい。混沌としています。力強いです。多様です。何が描かれているかじっくり見たらもっと楽しかったのだけど、時間の制約もありますし。
触るのはだめですが、写真を撮るのはOKでした。なので何も考えずにとりあえず撮りまくりました。こうやって記事にしようとしたらなんともまとまりがなくて四苦八苦です。とても全容は伝えられませんので、わたしの独断と偏見で展示物をピックアップしています。あしからず。
これは人魚という生き物が世界中にいることを表しています。
それから龍
人々の想像するものって意外と各国共通なんだなあって思いました。
ちらしにもあった祭りの衣装(どこの国か忘れた!)
刺繍の美しさに心奪われました。
日本で言えばカッパ。これも世界中にいるようです。
羽毛を持った生き物(鳥)
これはアンデスの天使
インドのラーマーヤナという物語に出て来る鳥の王。舞踊の衣装だったと思います。
天狗や巨人
これ、「天空の城ラピュタ」をまもっていたロボットに似ています。
角のある生き物(人)
霊獣(獅子など)
妖怪になったキツネ猿など獣や、昆虫、は虫類など
有名なミイラ
手足が鳥の足そのものでしたよ。
一見不気味なものも、人が創り出したものと思えばさほど気味悪くはなかったです。科学が進歩して、昔の人々が恐れた自然現象は謎でも恐怖でもなくなり、今や怖いのは、人間の、心の闇や底知れない欲、・・・かな?
怖がると思ったウマオも最後まで見て外へ出ました。それからスマホの経路案内を頼りに帰り道につきました。
が、
道の駅大杉(大豊町美空ひばりとゆかりがあるようです)でアイスを買って、わたしはANAのファーストクラスで提供されたという大福を買ってさあ、あとは帰るだけ。
ところがしばらく走ったところでわたしは重大なことに気づきました。わたしたち、国道32号線へ向かってる! 国道32号線は山の中を大きく右にそれて徳島へ続いていました。 わたしたちは四国のまん中辺を走る国道194号線を帰りたかったのに。
整理します。
この日の目的に合ったルート
行き 西条市より国道194号線ー寒風山トンネルー木の香温泉ーいくつかの道の駅を経てー高知市五台山牧野植物園-南国市歴史民俗資料館
帰り道 南国インターから高速道路ー西条市
これが最も無駄がなく道も迷いにくいルートでした。
実際に走ったルート
行き 西条市より高速道路ー南国インター-高知市牧野植物園ー南国市歴史民俗資料館
帰り道 194号線の予定
つまりわたしたちが走ったのは逆だったのです。もちろん、それでも時間的に大きな差はなくよかったのですが(迷いさえしなければね)歴史民俗資料館が高速道路の走っている南国市にあったため、帰りもナビは当然のように高速道路へと誘導してくれてたというわけ。高速に沿って走っている一般道を、二つもインターを過ぎてしまうほど走っていました。どうしよう、このままだと徳島へ行っちゃうよ。今更194号へ引き返すには遠くへ来すぎました。しょうがない、また高速道路で帰ろう。そこで10分ばかり(迷いながら)引き返して大豊インターから高速道路にのりました。ああ~~
けれど、いろいろ迷った割には早く帰宅できました。
そしてトラオは、
「充実した日曜日だった。」と満足げに言いました。
ここで、「朝はあんなに文句たらたらだったのにー」などとは言いませんよ。
「今まで、ばあちゃんが行こうと誘ったところはおもしろいところばかりだったろ?」
「うん。」
それで、約束のアイスが買えなかった代わりに、自分のためにストックしてあったハーゲンダッツを二つ持って行っておきました。