人にいやがられることの多いイモムシですが、華麗な変身を遂げてチョウになります。チョウはみんなに愛されるのにねえ。
散歩の途中でよく見かけるのはモンシロチョウとモンキチョウです。
「どうしてもんしろと言うん?」
「羽根に黒い丸い点があるだろ、あれを紋と言うんよ。」
「紋黒じゃないんか・・・」
ははは・・・紋の色じゃなくて羽根の色ですよね。
「ばあちゃん、モンシロチョウの幼虫とモンキチョウの幼虫の違いってわかる?」
え? え、え、?
モンキチョウの幼虫なんて、今まで考えたこともありませんでした。同じ紋がつく仲間だからきっとあおむしよねえ。
「モンシロチョウは全部緑で、モンキチョウは横に黄色い線があるんよ。図鑑で見た。」
へえ~ そうなのか(あとで図鑑を見せてくれました)
「ウマちゃん、学校で飼ってたあおむしはチョウになった?」
「ばあちゃん、今更よ。前、さなぎになった言うたろ?」
いまさら・・・て
今更聞いたって遅いと言うことか、な? とっくにチョウになって飛んで行ったんだよね。
「この間大きい黒いチョウが飛んどったんよ。羽に白いとこがあった。」
「モンキアゲハかなあ。」
「白い模様なのに、モンシロアゲハとは言わんの?」
いやいや、子どもの疑問に答えるのは大変です。
たくさん飛んでいたのに写真を撮っていませんでしたので、5月に草木染めに石鎚ふれあいの里に行ったとき写したものをはり付けます。ふれあいの里は石鎚のふもと、大保木という山間の集落にあります。
モンシロチョウ

キチョウ ?

蝶を写すつもりではなく、花壇に植えられた花が色鮮やかでしたのでそばに行ったら思いがけずいろいろな蝶が飛んできたのです。
遠くからぱっと目に飛び込んできたオレンジが気になったものですから。

アルストロメリアでした。
どこにでも植えられている花ですが、山合いではひときわ色鮮やかに見えました。

いろいろな蝶と言っても、家のまわりで見られる蝶ばかりでしたがー
多分ヒメウラナミヒカゲ。違っていたらごめんなさい。

これがちょっとおもしろかったのです。
アオスジアゲハ。

エメラルドグリーンがとてもきれいなチョウですが、これは家にもやってきます。雨上がりだとか、水をまいたときとかに。吸水行動がよく見られるチョウです。この日も、しめった地面のところに1匹
少しでもきれいな写真をーと粘っていたら
あらら、いつの間にか2匹になりました。


そのうちに3匹に

以前鞍瀬の川で10匹以上のアオスジアゲハが群れになって吸水しているのを見たことがありますが、この蝶は、山の方が多いのかもしれません。家で見るのは単独行動しているのだけです。
もう1種類、これも山の近くで見つけました。


大きく羽を広げたところを写すことができませんでしたが、イチモンジチョウ?
閉じた羽の裏もきれいでした。

最後に、チョウではありません。蛾の模様って本当におもしろい。これももとは毛虫かイモムシなんですよね。名前は分かりません。
