あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

消えたイモムシ

2022-06-05 00:05:39 | 生き物

 前回の続き。今日はイモムシです。イモムシと毛虫の違い? わたしは単純に毛深いのを毛虫と呼んでおります。そして昨日同様、特別な配慮はしないで画像をいっぱい載せますので、またまたあしからず。

 ポチの散歩を誘いに来たウマオ、突然

 あ! とさけんで何かを振り払いました。

 何? どうした?

 ばあちゃんはハチか何かが服にとまったのだと思ったのです。しかし、何も飛んでいる気配はなく、じゃあ普通の虫だったかとその辺を見回したところ、地面にあおむし(モンシロチョウの幼虫が)転がっていました。もはやあおむしの季節ではないだろうに、なぜこんなところに? 

 ウマちゃん、どこかキャベツ畑でも歩いてきた?

 いいや。

 おかしいねえ、どこにいたんだろう。いったい何を食べて大きくなったんだろう?というわけでまたまた検索してみました。そして、予想外の答えが・・・・

「モンシロチョウの幼虫はアブラナ科の植物を食べる。」

 我ながら迂闊でした。なんで、モンシロチョウ=キャベツと思い込んでいたのだろう。農家にとっての利害関係が大きいからそう思うだけであって、モンシロチョウはキャベツ以外のものも食べるんです。で、アブラナ科といえば、菜の花、ブロッコリー、カリフラワー・・・・・!大根もだ。

 実は外にもらってきたばかりの葉つきの大根が4,5本おいてありました。そこで葉をみてみると 

 

 立派に茂った葉はどこもかしこも穴だらけ。イモムシ嫌いさんがこれを見たら食欲減退することまちがいなし。

 地面のあおむしはここから来たようです。

 そこで二人で数を数えてみました。10匹までは数えましたが実際はそれ以上はいたと思われます。これ全部ちょうちょになったらかなりすてきじゃない? 急いで大根の葉を切り落とし、水を入れたバケツに突っ込みました。

 ところが

 翌日、大根の葉の大半がしおれていたのです。たいへんたいへん、あおむしの食料がなくなっちゃう。わたしはいそいで畑に残っていたキャベツを取ってきました。

 でも、あおむしはキャベツを食べなかったのです。

 アゲハチョウの幼虫などは、産み付けられた木に茂っている葉だけしか食べないと聞いたことがあります。このあおむしたちは大根の葉しかたべないのでしょうか。仕方なくわたしは大根の葉をもらいにわざわざ弟のところに出かけていきました。そして今度は出来の悪い大根を根っこごともらってきて、水につけました(つまり大根ごと)。これなら水揚げするに違いないと思ったのですが・・・・

 またしても葉っぱの大半がしおれました。 でもちゃんと生き生きとしたのもあって、どの葉が水を下げてどの葉が水を揚げるのか、さっぱり予測がつきません。そして肝心のあおむしは、葉っぱを取り替えるたびに減っていきました。

 食料難のせいか死んだのもいましたし、寄生バチにやられたのもいました。

 遠くへ出かけていったのもありました。これは多分さなぎになるためだろうと思います。

 バケツでさなぎになったのが1匹。これはいつの間にか抜け殻になっていました。

 けれどさなぎを確認できたのはこれだけです。後はどこへ? 死体も見つからないあおむしがおそらく5匹以上。すっかりいなくなって片付けたバケツの裏側に抜け殻が見つかりました。

 こんなふうに思いもかけないところでさなぎになって蝶になったのだろうと、思うことにします。

 もう一つの幼虫はカブトムシ

 コスモスの植え替え場所を耕していたところ白い虫が出てきました。小さいのはカナブンかなにか。大きいのはカブトムシだと思います。カブトムシは以前から飼っている飼育箱に入れ、カナブンは、手伝ってくれていたウマオに無理やり押しつけて草むらに捨てさせました。ウマオは幼虫探しがおもしろくて一緒に耕してくれていたのです。鍬の降り方もだいぶ上手になりました。

 おかしなことに、ウマオは、カブトムシの幼虫は触れるのにカナブンの幼虫は触れなかったのです。どうしてって聞いたら、柔らかいからなんだそうです。カブトムシは表面は固く海老みたいな感触なんですね。それに比べるとカナブンは表面まで柔らかいーあおむしと同じ感触なんだそうで・・・初めは土と一緒に手のひらに載せてやりました。最後にはイモムシだけでも持てるようになりましたけど。

 さて、飼育箱に入れたカブトムシですが

 

 

 

 30秒も立たないうちに土の中に消えていきました。 あんなに潜るのが上手だったとは。

 

コメント (6)
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