あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

黒米ご飯

2009-04-10 02:06:46 | くらし

 もう一月くらい前のことですが、夫が2,3合ほどの黒米(多分)?をもらってきました。 古代米の一種で白米にはない栄養素を含むということで、このあたりでもぼつぼつ栽培する人がいるらしいです。


 はじめはご飯を炊くときにスプーンに2杯ほどをまぜて炊いていたのですが、そのうちいちいちまぜるのが面倒になってきて、米びつの中に全部入れてしまいました。



 それが間違いだったと気づいたのはあとになってから。


 混ざり具合が良い部分は、こんなふうに炊けますが、



 黒米が多いときは、こんなふうに赤紫色。
 赤飯よりも赤いというか、もっとすごい色の日もあるんです。



 ご飯が軟らかく炊けていても黒米はぷつぷつとした食感があります。 それがなかなかおもしろくて、うちのものはみんな黒米ごはんが好きなのでいいのですが、

 手巻き寿司のご飯も


 おはぎも


 み~んな赤いご飯。 なかに点々と黒い米。 たとえは悪いですが、ネズミのフ○に見えなくもありません。醤油の色と混ざったらどんな色になるやら。 それでしばらくの間炊き込みご飯も混ぜご飯もせずにおりました。


 そして、桜餅が道明寺粉を使わずおはぎのと同じようにしても作れると知って、もち米とうるち米とをまぜて炊いてみたところー



 これってさくらもちと呼んでいいかしら?
 ほんのりと赤飯のような色がつきましたので、あえて着色料を使わずそのままさくらの葉で包んでしまいました。 なんだか枯れた花びらがまざっているような・・・・


 やはりずぼらをしてはいけません。


 その黒米まじりの米もようやく食べ終わり、白いご飯が食べられるようになりました。 いえ、黒米もいやではないのですが、毎日ではなく時々気分を変えて食べるのがいいかなと。
  娘たちは麦ご飯も好きなのですが、毎日麦ご飯を食べて育ったわたしや夫は、やはり白いご飯が好きです。 今では麦ご飯や雑穀米がごちそうなんですね。 時代が変わったものです。


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♪ さいた さいた

2009-04-08 23:50:08 | 植物

  さいた さいた~


 これ、チューリップです。



 背丈がとっても低いので、プランターから首だけでています。



 な~らんだ な~らんだ


 あか



 白がなくて

 きいろ



 どの花みても きれいだな



 秋に植えた90球のチューリップが咲きました。 赤、ピンク、黄色ですが、黄色だけが咲くのが遅く、ようやく咲きだしたところです。 90球植えてもこれくらい。 豪華に見せるなら200球は必要です。 でも、今年は雨が多かったせいか、きれいに咲いてくれました。


 ところで、今日は小学校の入学式でした。 例年より10日も早くソメイヨシノの開花宣言がでて、入学式にはさくらはないだろうと思っていましたが、意外や意外、今ようやく散り始めたところ。 ぴかぴかの1年生を祝福するような花吹雪でした。 



 


 きのう入学式場に飾る花を活けてきました。



 おめでとうの気持ちを込めて華やかに、かわいらしく。


 木イチゴの枝を芯に、ピンク系のお花をたくさん入れました。 デルフィニュームのブルーと、フリージアの黄色がアクセントです。 一晩ハウスに入れてゆりを咲かせたのですが、今日はもうちょっと咲いてくれてるかな?


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血みかん 「タロッコ」

2009-04-08 01:01:47 | くらし

 今日、新聞広告を見ていたら、4月14日はオレンジデーというのがでていました。 なんでも恋人たちがオレンジやオレンジに由来するものを贈り合い、愛を深めるんですと。 仕掛け人は愛媛県人。 う~ん、商売人の策略に乗らないようにしましょうと言いたいけれど、愛媛のみかんはたくさん買ってほしいしね~。 


 オレンジと言えば・・・・・
 4月2日に真穴の座敷雛を見に行ったとき買ってきました。



 果肉が、血がにじんだように赤いでしょう。 わたしはこれを見たとき、転んで血がにじんだひざを思い浮かべました。 その名もずばり 
血みかん 
またの名をブラッドオレンジ 
またの名をタロッコ
と言います。
 原産地はイタリアのシチリア島だそうです。赤いのはアントシアニンを含むからで、ビタミンCもみかんより多く含むそうです。 このタロッコを真穴で栽培していると知って、もしかしたら売っているかもしれないと密かに期待していたのです。 


 南予地方は、愛媛県でも有数のみかんどころ。 なかでも「真穴みかん」は愛媛でもトップクラスのブランドみかんですよ。 


 山が海近くまで迫っていて、みかん畑になっています。 海から吹いてくる暖かい風がおいしいみかんを育てるのでしょう。 



 座敷雛公開の日、自家用車の駐車場は、みかんの選果場でした。 そこは乗用車が何十台も停められるほど広いのでした。 その日、この選果場では真穴の特産品がいろいろと売られていて、ジャコ天などは製品が追いつかないほどの人気でした。



 そしてこの選果場の中でついにタロッコを見つけたのでした。 試食しましたが、とても甘くて濃厚な味。 5個入りの袋2袋も買い求めてしまいました。


 だいたいこのような場所で安く売られているのは良品を選び出した残り物 (うちのほうでは、「よりのこり」と言っております)と相場が決まっています。最もできの良いのは都会のデパートあたりへ行ってしまうのです。 より残りでこれだから、東京あたりで売られているのはどんなにおいしいんでしょう。 一度贈答用のお高いのを食べてみたいものです。
  


 こちらは先日頂いたみかんジュース。 同じく南予の西予市明浜町で作られたジュースだそうです。 さくらの名所「野福峠」の名が付けられています。



 ラベルにムテンカジュースと書いてあります。 酸味も甘さも柔らかい、温州みかんそのもののやさしい味でした。  

 最近ではいろいろな品種の柑橘が出回って、見ただけではどれがどれだかわからず、食べてみてもどれもおいしいくて、やっぱりどれがどれだか分からない状態です。 そして、みかんジュースやみかんを使ったお菓子なども種類豊富。 さすがみかん王国愛媛ですね。
 


 あ~ やっぱりオレンジデーには愛媛のみかん買ってくださ~い。


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花見のはしご

2009-04-07 10:02:04 | くらし

 西条アートフェスティバル2009の後はお花見です。 両親も連れて行きたかったので場所は中予方面にしました。


 桜三里も花盛りでした。 簡単なお弁当を買って、子どもの遠足みたいなお菓子を買って、行ったのはここ。



 先日行った緑化センター。 何人かの方がブログで書いていましたが「森の交流センター」に名前が変わったのだそうです。 そういえば入り口にそう書いてありましたね。


 道路に沿ってずらっと植えられている桜が満開でほんとにきれいでした。  そして、ここでも駐車場に入るのに待たされました。 園内に臨時に駐車スペースも設けてありました。 


 管理事務所のわきに大きなさくらの木があって、ここでお弁当を食べました。 ときおり風に花びらが舞ってとてもきれい。 花吹雪と言う言葉がぴったりです。 日本語って美しい~。



 花吹雪が舞うと言うことはー、当然散りかけています。 でもほかの桜はまだまだきれいでした。


 中でもひときわ目立っていたこのさくら



 来る人来る人みんなカメラや携帯を桜に向けているのがおもしろい。  



 ここにも家族で楽しむ人たちが大勢いました。 子どもたちは縄跳びをしたり、犬と鬼ごっこをしたり。いえ、正確には犬を連れたお父さんと。 ほほえましい光景でした。 
 


 敷地の西の端のほうで丸くなっていた大人の集団、お酒くさい。 どうやらビールをのんでいたようです。 そのうち、敷地内は禁酒禁煙の放送がありました。

 え~、ルール違反だあ 
 
 それであんなさくらもろくにない人気のないところに集まっていたのか。 ちょっと腹が立ちました。 わざわざルール違反までしてここに来なくても、田舎には堂々とお酒がのめてさくらがきれいであまり混雑してないと所はいっぱいあるのです。 花も見ず人目を避けるようにして飲んでなにがおもしろいのかしら。 
 来ている子どもたちに見せたくない光景でした。 


 ぶじこたちは一足先に帰り、わたしと両親とはゆっくりとさくらを楽しんで帰ることにしました。


 重信川の桜並木を反対側からながめました。 花見客も大勢いました。 そう、ここならお酒が飲めるんですよ。  森の交流センターからはそう遠くない所です。



 車のそばで期待に満ちた顔のからす。 お弁当のおこぼれを落としてくれるのを待っています。



 父が「さくらは古い木じゃないと威厳がない。」と言いました。 「堂々としとろう?」そうですね。 年を経たさくらは風格がでて威厳さえ感じます。 わたしもそうありたいものです。 ははは、まだまだ修行が足りません。


 去年行ったお堂のさくらも満開じゃないかな、ということで山の畑へ廻りました。



 「ここで弁当食べたろ?」と父。 お~、よく覚えてるじゃない。 今朝のことを昼には忘れてしまうくらい物忘れのひどくなった父。 1年前のことを覚えていたのはお手柄ですよ。
 「ここで教えてもろて、奥のさくらを見にいったんよなあ。」と母。
 でも、もう山奥へは行かずに帰りました。


 実家から見える塩が森。 さくらの山になっています。 母はあそこへも生きたそうだったのですが、 遠くから見るだけでがまんしてもらいましょう。



 最後にー
 東予へ帰ってきて、ぶじこと合流し、ひょうたん池と呼ばれるところに来ました。 



 今はひょうたん型ではなく長方形の池です。 
 ここは地元の婦人会が作るおでんが評判なんですよ。



 プラスチックの衣装ケースを電気の傘+看板に使っています。 夜になるとこれが光るんですね。 グッドアイデア・・・・かな?


 お鍋を持って行くと、汁も入れてくれます。 今夜はこれで済ますつもり。



 おでんの所にも行列ができていました。 そしてすごい量のおでんが作られていました。 あまりの串の多さに写真を撮りたかったけど、それは遠慮しました。 あまりにも忙しそうなのにそんなことしたらひんしゅくを買いそうで。


 おでんを買って帰る頃、大きなクーラーや敷物を抱えた人たちが続々とやってきました。 


 おまけ


 家に帰りながらぶじこが「近くのお宮もきれいだったよ」というのでまた回り道して神社のそばを通ってみました。 なるほど、5,6本のさくらの大木が満開で見事でした。


 これで今日のさくら巡りは終わりです。


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西条アートフェスティバル2009

2009-04-06 13:57:55 | お出かけ

 日曜日は、雨もやんで穏やかなお天気。 西条アートフェスティバル2009へ行ってきました。 新聞広告やチラシなども入っていて大々的に宣伝してました。 アートというよりはアートへの入り口を覗いてみるぐらいのことでしょうか。 草木染めや石の彫刻、絵画などのいろいろなて仕事や、ダンスなどのステージ発表と、盛りだくさんのことが行われるらしいのです。    
 手仕事と聞いては覗かずにはいられません。



 会場の西条市丹原文化会館は、桜がまっ盛り。 そして駐車場は満杯です。 少し待たされました。 おお~盛況だこと、よかった。 




 世の中不況だ不況だと言われ(事実不況なのはしかたないけれど) 気分までも落ち込んでくるような昨今です。 最近では、道路工事で一時車を止められても、ああ仕事があってよかったねと思い、スーパーの売り出しでかごをぶつけられても、たくさんお客が来てよかったねと思い、とにかく活気のあることを喜んでいるわたしです。 


 会場の入り口近くにあった、ピザを焼くための石窯。 
 



 マキを使っています。 既に予約がいっぱいで、できあがるのは1時間後だとか。 後の予定があるのであきらめました。


 会場にはいくつかの石のオブジェ。 でも、コーヒーカップ置き場になったり疲れた人の椅子になったりしてる。 それが目的だったのかもしれないけど。 
 そして石の彫刻の実演もありました。 会場の端っこですごい石ぼこりをあげていました。 親子でできる石彫り体験もあったようです。



 なんだろ? かわいいカードかアクセサリーを作るコーナーだったと思います。 女の子が興味津々でのぞき込んでいます。



 フラワーアレンジメントに挑戦する女の子。 これらはもちろん、大人も参加できます。 つまり、体験参加型のイベントだったんですね。



 男の子やお父さんは竹細工に夢中です。



 子どもからお年寄りまで人気だった手漉き和紙の葉書作り。
 おや、講師をしているのはM先生ではありませんか。 M先生はもと中学校の校長先生。 退職してから手漉き和紙の修行を始めてプロになられました。 この方の作る和紙のランプシェードはとてもすてきなんです。わたしも教えていただいて二つ作っています。



 こちらは野染めアート。 参加者に、手前の長い布に自由に絵を描いてもらい共同作品として仕上げるそうです。 ここでも子どもたちが興味深そうに覗いていました。 後ろの方には草木染め体験で染め上げたスカーフが翻っていました。



 ステージで発表するのかと思っていたフラダンス。 正面入り口が舞台でした。 人垣で写真が撮れませんでしたので、後ろから失礼します。



 石畳の上に素足、ノースリーブ。 さむそ~ つめたそ~。


 中では次のグループが出番待ち。 こんどはヒップホップダンスのグループみたいです。


 


 中にもいろいろなコーナーが設けられていました。 でも知らない人もいたと思います。 人はうんと少ないです。


 これは、見覚えが・・・・・  西条のまつりなどを切り絵で表現しています。 この方、多分いつも県展に出品されている方ですね。 切り絵も体験できます。



 見事な龍の彫刻をしているのは、数少ないだんじりの彫刻師。 西条まつりのだんじりは、こんな手の込んだ彫刻で飾られているらしいです。



 小ホールは、手作り小物の即売会場になっていました。 かわいい小物がたくさん。 でもわたしは財布を持ってなかったので見るだけです。



 外にはなぜかハーレーがずらっと??? 真ん中のはお値段2700000円以上でした。 1台いかが? さすがにここは男性ばかり。


 


 このほかうどんやカレーなどのバザーもあって、お昼ご飯もここでOKです。 下の方では桜を見ながら散策もできるし、どれもこれもやってみてたら1日楽しめそうでした。 
 
 なによりもたくさんの家族連れでにぎわっていたのがうれしいです。 もちろん大人も体験できるのですが、子どもたちが生き生きと制作に取り組んでいるのがよかったです。 何がその人の琴線に響くかは出会ってみないとわかりません。 大人の好みで子どもにお稽古ごとををさせるのではなく、まずは出会いの場を作ることが大切なのではないかと思います。 そういった意味でこんなイベントは良い機会だと思うし、スポーツ一辺倒ではなく文化面に目を向けるお父さんお母さんが大勢いたことはうれしいことでした。


 ちなみにわたしがやってみたいなと思ったのは、銅版を使ったちょうちょ作り。 銅版に薬品をかけ、味わい深い色にしてから切ったりたたいたりして蝶の形にしていました。 それを丸太にちょんと乗せてあるのがとてもすてきでした。でも、「そんなもんどこに置くん。」とぶじこに言われるのが関の山でしょう。 それにぶじこ夫婦とお花見の約束をしていましたので、何もしないで会場を出ました。

  何もしないで見るだけというのは案外つまらないものです。 
 


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愛媛の現代工芸作家展

2009-04-05 02:09:08 | お出かけ

 昨日は土曜日、 どこもかしこも桜が満開でした。 なのに
  
  無情の雨 


 週末のお花見を楽しみにしていた方々、さぞかしがっかりされたことでしょう。


 わたしはかねてからの予定通り、「愛媛の現代工芸作家展」を見に松山市堀江にあるミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)へ行ってきました。 もう5日で終わるのです。 


  


 行くまでの道中、桜の花のきれいだったこと。
 そういえば、三浦美術館では土曜日曜はお花見会が催されると葉書には書いてありました。 敷地内の桜を一般公開するらしいのです。 500円払ってお弁当をもらい、お花見もできて美術館へも入れます。 体育館ではだれかのコンサートも開かれたらしいです。 わたしは来るのが遅かったため、コンサートは聴けませんでした。



 美術館に着くと、警備の方がカッパを着て手持ちぶさたに。 ごくろうさまです。 駐車場の交通整理のために立っていたのでしょうが、さすがに今日は人が少なかったようです。  


 駐車場の桜は特に立派です。 何本もの支柱に支えられています。  




 わたしはお花見客ではないのでまっすぐ美術館へ。 受付で前売り券を見せると、「きょうはお花見ですから。」と言って


 ラッキー、 

 お弁当をくれました。 


 そして、もう間に合わないだろうと思っていた作品解説を少しだけ聞くことができました。


 「磁器の場合土の中の鉄分を除いて白磁にするのですが、これはわざと鉄分を残して・・・・・」
 「これは紐造りで作りました。 外側はわざと釉薬をかけないで、ペーパーでみがいて仕上げています・・・・」 などなど、断片的に知識を頭に詰め込んで、 改めて始めから見ていきました。

  今回は銅版レリーフの作家さんが加わって、焼き物、染色、ガラス工芸、人形など12人の作品が展示されていました。 一人10点近くの作品を展示しているため、焼き物など作家の特徴がよく分かりました。 やはり多いのは焼き物です。 砥部焼の産地でもあり、ふだん生活に使われる品を作っているせいかもしれませんが、奇をてらったものではなく用の美を追究した落ち着いた作品ばかりでした。


 染色はわたしの師匠とデザイン仲間のSさんが出品しています。 焼き物主体の地味な空間に華やかさを添えていました。


 ゆっくりと見終えて広場の向こうにある池の桜を見に行きました。



 ここも満開でした。 お天気だったらねえ・・・・・
 花見客はみんな帰ってしまい、わたし一人花見です。 雨を気にしながら写真を撮りました。



  池にはたくさんの鴨が泳いでいました。



 花の向こうを優雅に



 いただいたお弁当です。


 ウーロン茶と有家(松山では名高いお菓子屋さん)の醤油餅付き。



 「ただで美術館に入れるん? 儲ける気はないんじゃねえ。」
 娘が感心したように、なかばあきれたように言いました。 多分、今日は市民サービスなんだと思います。 


 三浦工業は、主としてボイラーを製造しています。「おいらはボイラー・・・・・」ってシンスケさんが煙を吐いているCMしてますね。 美術館の入り口で等身大のシンスケさんの人形が迎えてくれるんですよ。  
 お弁当もらったから宣伝しておきます。


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バス旅行 菜の花 桜 座敷雛 その2

2009-04-04 01:44:50 | 旅行

 バスはいつの間にか海辺を走っていました。 (へへ・・つい居眠りを)


 小さなどこか懐かしい漁港をいくつか過ぎ、入り組んだリアス式海岸の美しさに見とれているうちに八幡浜市真穴(正確には、真網代 小網代 穴井の3地区)に着きました。

 座敷雛は、ここで生まれた長女の初節句を祝って座敷いっぱいに風景を形作り、その中にひな人形を配して飾るというもの。 毎年4月2日、3日の二日間だけ一般公開されています。 今年公開されているのは3軒です。


 バス一台がやっと通れる狭い道を、何台もの大型バスが来ていました。


 「3時を目安にバスに帰ってきてください。」と添乗員さん。 3時までにではなく、目安で良いんです。長年見たい見たいと思っていた座敷雛についにお目にかかれます。 本場の座敷雛ですよ。

 さっそく一軒目のおうちに向かいます。 みんながぞろぞろ歩いているのでついていくと、

 まあ!


 入り口は黒山の人だかり。 
 それでものろのろと人の波が動いて家の中に入ることができました。 もう何十年も前に見た上野のパンダ舎を思い出しました。 あのとき警備の人が「立ち止まらないでください、ゆっくり進んでください。」と繰り返していましたっけ。


 薄暗い室内に目にも鮮やかな雛飾りが広がります。



 「雅」と題がつけられていました。


 遠く海の向こうから朝日が昇っています。 本当に赤い明かりをともしていました。
 左には棚田。 かやぶき屋根には翁と媼が住んでいるようです。 手前にはお供えのごちそうがずらっと並んでいました。 松の木には小鳥がとまっているという緻密さ。そして全体の雄大さ。 すばらしいおひな様でした。



 もう人が多くて思うように写真は撮れません。 


 土間の隅にはこんな小さな庭がつくられ、本物のたけのこが埋められていました。



 5分も歩かないうちに2番目のおうちに着きました。
 こちらのおひな様は、「小川の里の春」だったかな?
 中央やや右寄りにおひな様。 なんと、石垣の段の上に座っています。 お庭には小さな飛び石も。



 穴の開いた奇岩を岩山に見立て、そこから蕩々と水が流れてきています。 遥か遠くには富士山がちょこっと頭を見せてー。



 ここではしかし、お供え物に注目。



 お供えするものはどの家もほぼ同じだったと思います。 ここの鯛の大きいこと。 50センチはゆうにあるでしょう。 ちょっと見たことのない大きさでした。


 そして隣にある伊勢エビがまたすごい!美しく水引で飾られた、超巨大伊勢エビ。



 菱餅や紅白餅も何もかもがでかかったです。


 3軒目のおうちはさらに5分ほど歩いたところにありました。


 おひな様を挟んで



 西に都の三重の塔



 東に富士山、という設定かな? 題は「富士山なんとか」 人だかりでよく読めなかったのです。



 遠く富士山は輝いていました。 他のうちでもですが、お供えのお菓子や寿司がとてもカラフルでかわいかったです。


 どのおうちでも、初節句を迎えた赤ちゃんの写真がたくさん飾ってありました。 一緒に写っているお父さんやお母さん、その他の家族の皆さん、みんな笑顔がいっぱいで、この家に赤ちゃんがもたらした幸せを感じることができました。
 


 こんなにも待ち望まれて大切にされてここの子どもは大きくなっていくのです。 でもお金がかかるだろうなあ。 あのお供えだけでも・・・・・  ついつい費用の試算をしてしまう、ビンボー性のわたしでした。


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バス旅行 菜の花 桜 座敷雛

2009-04-03 02:18:11 | 旅行

 またバス旅行に行ってきました。 今回は愛媛県南予地方です。


 まずは大洲市の五郎の河川敷にある菜の花畑へ。


 見頃は3月だったということでちょっと黄緑っぽい菜の花畑。 でも十分きれいでした。 
 「菜の花を堪能したら帰ってきてください。 全員が揃ったら出発します。」という添乗員さんの言葉。 なんとまあアバウトな。 早く早くとせかされることもなくのんびりしたものです。



 ちょっと土手の上の方まで上がってみました。 足元にはチガヤの芽がたくさんでています。 ずう~っと向こうまで続く黄色いじゅうたん。 5ヘクタールくらいの広さがあるんだそうです。



 菜の花を堪能した客が全員乗り込むと、どのくらい広いか走ってみましょうと、菜の花の周囲をぐるっと走ってくれました。 舗装されてないでこぼこ道です。
 おっと、竹藪で車体がすれてるんですけど。 サービス精神旺盛というか、もう引き返せないというか・・・・・ 


 先ほどと反対側から見た景色です。 なるほど、ひろい。



 


 つづいて同じ大洲市にある富士山(とみすやま)へ行きます。 ここは山全体が公園として整備されており、300本の桜が植えてあるということです。 
 ぐるぐると山を廻るように作られた道沿いに桜が植えられており、ちょうど見頃を迎えていました。



 花に囲まれた広場でお弁当。 春休みなので子どももいたのですが、なんといっても多かったのは中高年のおばさまたち。 自分もその一人ですがー。 なぜかというと、
ここはどの旅行会社のツアーも座敷雛とセットになっていて、観光バスが次々とやって来るからです。みんなお弁当を配られて、そこかしこで広げていました。



 わたしたちはというと、なんと自由食。 しかも途中でオズメッセというショッピングセンターに寄ってくれて、ここで好きなものを買ってきてくださいと・・・・ なんともお気楽なバス旅行でありました。 
 お天気は良し、眺めは良し、しかし、風が吹いてなんともさむ~い。


 お弁当の後、展望台へ登ってみました。
 頂上付近も桜がいっぱい。



 眼下に大洲の街が見えます。 うっすらとピンクの霞のようなのは桜。 手前の緑の斜面は、ぜ~んぶツツジです。 5月頃になると、頂上付近全体がつつじのピンクの濃淡で覆われます。



 さっき行った五郎の菜の花畑も見えました。 こうしてみるとずいぶん広かったんだなあと分かります。



 ここで桜も堪能しました。 次はさらに南下して八幡浜市へ向かいます。 


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陽春桜

2009-04-02 00:49:50 | 植物

 西条市丹原町来見にある桜、「陽春」。 松山へ行く途中遠くから見ることができます。


 日曜日はこんな様子でした。 



 道ばたに車を止めて上の方でも下の方でもお花見をしていました。 


 この陽春は、土手のような所に植えられていて、お花見ができるような広場はなかったはず。 きっと道の真ん中に座り込んでいるのでしょう。 のんびりしたものです。


 今日は誰も花見をしている様子もなかったので、近くに行ってみました。



 この陽春は、ソメイヨシノの変種で、ソメイヨシノよりも病気に強く、花が大振りでピンクもやや濃いので華やかに見えるそうです。 残念! もっと近くでアップにして撮っておくべきでした。 


 解説を読むと、樹齢は平成4年の時点で80歳、今だと90歳以上です! 旧周桑郡丹原町指定の天然記念物になっていますが、合併後の西条市ではどうなってるのかしら?



  近くには、陽春の幼木が植えられていて、こちらも満開でした。 日曜日きれいだった濃いピンクの桜「陽光」はすでに散っています。



 近くでミモザの大木を見つけました。 陽春と同じくらいの背丈がありそうです。 すごい



 こちらも満開でした。


 そして、少し離れた田んぼの斜面には



 濃い紫のスミレが無数に咲いていました。



 たくさんある野のスミレの中で、この花が一番好き。


 そして、そして・・・・・
 
 昨日、珍しがってアップしたヒメオドリコソウが、フツーに生えていたのです。 なあんだ、もう既にどこにでもある花になっちゃってたんですね。


 桜を見に行って関心が横にそれてしまいました。


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ヒメオドリコソウの進出

2009-04-01 00:36:27 | 植物

  はーるの おがわは さらさらゆくよ



 今ではこんな小川も珍しくなりました。 こんな川岸が残されている所は少なくなりました。 草刈りや田んぼの水管理などが大変だからと、コンクリートで固めてしまったところがほとんどです。 以前はここに小さな魚が泳いでいたんですが、最近はあまり見かけません。 


 その草むらの中でこれを見つけたときは驚きました。



 ヒメオドリコソウ。 明治時代に発見された帰化植物だそうですが、ここ数十年の間に広がりつつあるそうです。 分布は本州に多く、四国では見かけなかったのだそうですが、 やってきましたねえ、四国にも。



 わたしが初めて見たのは去年の春です。 遠くに雲のように見える桜の花のありかを探して山へ行ったときのこと、かなりの山奥で道ばたに群生しているのを見つけました。 くすんだ紫色のグラデーションがなんとも幻想的で、これは平地では見られない山野草かと思ったものです。 



 それが帰化植物だったとは! でも、なぜあんな山奥にあったのでしょう。   


 わたしの中では珍しい植物に類するヒメオドリコソウが、実はわたしの住む地域にも生えていたということに驚いたわけです。 以前からあったのに気づかなかっただけかしら?


 繁殖力はけっこう旺盛らしいですよ。 でも、草むらにひっそりと生えているからか、セイタカアワダチソウのように目の敵にされることはなさそうです。 それがこの草の策略だったりして・・・・ そのうちこの草もふるさとの風景として定着していくのでしょうね。 


 余談ですが・・・・

 去年ヒメオドリコソウを見つけた日、もう一つおもしろいものを見ました。 それは、
  
 おじさんと犬が散歩をしていたんですね。 そこへ通りかかったわたしの車。 赤信号で止まりました。 なぜかその犬はこちらが気になるらしく、ずっと振り向いて歩いていたのです。 そして、


 が~ん    犬は信号機の下の機械ボックスに思いっきりぶつかってしまいました。

 あいたっ


 思わずわたしが言ってあげました。 ワンちゃん、相当痛かったと思いますが、わたしはおかしさがこみ上げてきて父と二人で大笑いしてしまいました。 


 「犬も歩けば棒に当たる」ではなく「犬も歩けば箱に当たる」  
 よそ見しながら歩く犬なんて初めてでした。


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