長尾寺を出て次のお楽しみは大山牧場でのバター作り体験。
大山牧場=だいせん牧場と早とちりしたわたしはてっきり鳥取県へ行くものだとばかり思ってたのに・・・近くにある「おおやま牧場」だったのです。
バスを降りると仙人のようなオーナーが迎えに来てくれていました。そこからせまい田舎道を歩くこと5分。よいお天気ののんびりした午後。先ほどのごちそうで膨らんだお腹が少しだけ緩んだかもしれません。
工房に着きました。
真っ白いミルクのような毛並みのわんちゃんがお出迎え。
ふく君といったかな。人なつっこくて写真モデルになるのがとっても上手。
しかし
はて、牧場はどこに?
どうもイメージしていた四国カルストのような牧場とはちがうみたい。
素朴な木のベンチに座ってオーナーの奥さんから大山牧場についてのお話を聞きました。
香川県には酪農家は少ない、その数少ない酪農家のなかでもジャージー種の牛を飼っているのはここだけだと。あの白黒まだらの乳牛はホルスタインというミルクの量が多い牛なんですね。ジャージー種は、茶色の牛。乳脂肪分の多い濃厚でおいしいミルクを出すのですが量がとっても少ないのでもうけにならない。だから自家製のチーズやケーキに加工して経営を工夫しているということでした。ここで作ったロールケーキや焼き菓子は東京の紀伊國屋デパートで販売しているのだとか。孫に安心して食べさせられるように不要な添加物はいっさい使ってないということでした。こういう言葉、ばあちゃんたちには弱いのよねえ。あとでいっぱいお買い物をしました。
さて、お話上手な奥さんと違ってオーナーさんは寡黙な人。白髪交じりの長髪を後ろで束ねて、ひょうひょうとした風貌でした。実はわたしの知っている人にもこんな人がいるんです。ちょうど年格好もにています。そう、若かりし頃ロングヘアがはやって、男の子みんなが肩まで髪を伸ばしていた世代の人。
バター作りは至って簡単でした。
ミルクとクリームの入った瓶をもらって
ひたすら上下に振る。
振る 振る 振る 振る 振る ただこれだけどなんだか楽しい~
「六分経過」と添乗員さんの声
まだまだ 振る振る振る
10分過ぎても変化無し。疲れてリタイアする人もでてきました。 うまくいかないときは1時間振ってもだめ、と脅迫めいたオーナーさんの言葉に、みんな必死です。
そのうち
おや?なんだか手応えが違ってきたぞ。ずっと液体がパシャパシャするだけだったのですが、ゴトゴトという音が混じり始めました。
もうちょっと、と言われてさらに振り続けます。すると
おお!かたまりはじめた!
ここからはゆっくりと瓶を回して形を整えていきます。
大きく一つにまとまるはずが・・・・ちょっと振りすぎたんですって。もうこれ以上どうにもならないそうなのであきらめました。
お楽しみ、試食タイム。小さな塊でよかったかも。二つほどふたの上に取り出して
配られたクラッカーにつけて食べてみました。
まだ水分を多く含むバターは、ホイップしたようにふわふわで脂っこくなくさっぱりしていました。これならいくらでも食べられそう。だけどみんなに食べさせたかったので、残りは持って帰りました。
このあとソフトクリームをもらって食べ、東京でしか売ってないというロールケーキやチーズを買って帰りました。
ふく君。お見送りせずにお昼寝タイム。
このバター、帰ってあけてみるとたくさんあった玉が固まって一つに。しかも締まって普通のバターのように固くなっていました。バスの揺れがバター作りに適していたのかも。残った液体は牛乳なのでそのまま飲みました。低脂肪牛乳? いや脱脂ミルク? これを乾燥させたら脱脂粉乳か?
最後にいったのは讃岐ワイナリー
いやあ、香川県でワインの生産をしていたとは。
ここの目玉商品は「さぬきレッド」という赤ワイン。お値段もなかなかのものでしたが、試飲してみるとなかなかおいしかったです。(すみません、赤ワインの味、よくわからないもんで。わたしはくせのない白が好みなの)いろいろ迷いましたが、讃岐レッドのノンアルコールというのをかってみました。
飲んだ感じは? う~~ん? ワインというよりブドウジュースに近いかな? ジュースとなるともう少し酸味があったほうが・・・・そして沈殿物がすごい。ポリフェノールたっぷり、と思わせる飲み物でした。
この讃岐レッド、何とかというブドウとヤマブドウとを掛け合わせたブドウが材料になっています。
デラウェアより小さくてヤマブドウより大きい、とってもかわいいブドウです。まだ色づいていません。以前旅行でヤマブドウの干しぶどうを買ったのですが、そのとき普通のブドウよりポリフェノールやミネラルがうんと多いと言われました。野ブドウのDNAの混じったこのぶどうもそうなんですって。健康のためにも良さそうですね。
ワイナリーのうらからはこんな景色が見えました。
向こうに見えるのは小豆島。いつのまにかこんなに海に近いところまで来ていたのです。
菜懐石の「静」バター作りの「動」ゆったりと、しかし楽しく充実したバス旅行でした。
大山牧場=だいせん牧場と早とちりしたわたしはてっきり鳥取県へ行くものだとばかり思ってたのに・・・近くにある「おおやま牧場」だったのです。
バスを降りると仙人のようなオーナーが迎えに来てくれていました。そこからせまい田舎道を歩くこと5分。よいお天気ののんびりした午後。先ほどのごちそうで膨らんだお腹が少しだけ緩んだかもしれません。
工房に着きました。
真っ白いミルクのような毛並みのわんちゃんがお出迎え。
ふく君といったかな。人なつっこくて写真モデルになるのがとっても上手。
しかし
はて、牧場はどこに?
どうもイメージしていた四国カルストのような牧場とはちがうみたい。
素朴な木のベンチに座ってオーナーの奥さんから大山牧場についてのお話を聞きました。
香川県には酪農家は少ない、その数少ない酪農家のなかでもジャージー種の牛を飼っているのはここだけだと。あの白黒まだらの乳牛はホルスタインというミルクの量が多い牛なんですね。ジャージー種は、茶色の牛。乳脂肪分の多い濃厚でおいしいミルクを出すのですが量がとっても少ないのでもうけにならない。だから自家製のチーズやケーキに加工して経営を工夫しているということでした。ここで作ったロールケーキや焼き菓子は東京の紀伊國屋デパートで販売しているのだとか。孫に安心して食べさせられるように不要な添加物はいっさい使ってないということでした。こういう言葉、ばあちゃんたちには弱いのよねえ。あとでいっぱいお買い物をしました。
さて、お話上手な奥さんと違ってオーナーさんは寡黙な人。白髪交じりの長髪を後ろで束ねて、ひょうひょうとした風貌でした。実はわたしの知っている人にもこんな人がいるんです。ちょうど年格好もにています。そう、若かりし頃ロングヘアがはやって、男の子みんなが肩まで髪を伸ばしていた世代の人。
バター作りは至って簡単でした。
ミルクとクリームの入った瓶をもらって
ひたすら上下に振る。
振る 振る 振る 振る 振る ただこれだけどなんだか楽しい~
「六分経過」と添乗員さんの声
まだまだ 振る振る振る
10分過ぎても変化無し。疲れてリタイアする人もでてきました。 うまくいかないときは1時間振ってもだめ、と脅迫めいたオーナーさんの言葉に、みんな必死です。
そのうち
おや?なんだか手応えが違ってきたぞ。ずっと液体がパシャパシャするだけだったのですが、ゴトゴトという音が混じり始めました。
もうちょっと、と言われてさらに振り続けます。すると
おお!かたまりはじめた!
ここからはゆっくりと瓶を回して形を整えていきます。
大きく一つにまとまるはずが・・・・ちょっと振りすぎたんですって。もうこれ以上どうにもならないそうなのであきらめました。
お楽しみ、試食タイム。小さな塊でよかったかも。二つほどふたの上に取り出して
配られたクラッカーにつけて食べてみました。
まだ水分を多く含むバターは、ホイップしたようにふわふわで脂っこくなくさっぱりしていました。これならいくらでも食べられそう。だけどみんなに食べさせたかったので、残りは持って帰りました。
このあとソフトクリームをもらって食べ、東京でしか売ってないというロールケーキやチーズを買って帰りました。
ふく君。お見送りせずにお昼寝タイム。
このバター、帰ってあけてみるとたくさんあった玉が固まって一つに。しかも締まって普通のバターのように固くなっていました。バスの揺れがバター作りに適していたのかも。残った液体は牛乳なのでそのまま飲みました。低脂肪牛乳? いや脱脂ミルク? これを乾燥させたら脱脂粉乳か?
最後にいったのは讃岐ワイナリー
いやあ、香川県でワインの生産をしていたとは。
ここの目玉商品は「さぬきレッド」という赤ワイン。お値段もなかなかのものでしたが、試飲してみるとなかなかおいしかったです。(すみません、赤ワインの味、よくわからないもんで。わたしはくせのない白が好みなの)いろいろ迷いましたが、讃岐レッドのノンアルコールというのをかってみました。
飲んだ感じは? う~~ん? ワインというよりブドウジュースに近いかな? ジュースとなるともう少し酸味があったほうが・・・・そして沈殿物がすごい。ポリフェノールたっぷり、と思わせる飲み物でした。
この讃岐レッド、何とかというブドウとヤマブドウとを掛け合わせたブドウが材料になっています。
デラウェアより小さくてヤマブドウより大きい、とってもかわいいブドウです。まだ色づいていません。以前旅行でヤマブドウの干しぶどうを買ったのですが、そのとき普通のブドウよりポリフェノールやミネラルがうんと多いと言われました。野ブドウのDNAの混じったこのぶどうもそうなんですって。健康のためにも良さそうですね。
ワイナリーのうらからはこんな景色が見えました。
向こうに見えるのは小豆島。いつのまにかこんなに海に近いところまで来ていたのです。
菜懐石の「静」バター作りの「動」ゆったりと、しかし楽しく充実したバス旅行でした。