ヨーロッパ漫談旅行でのマッターホルンの写真である。
正真正銘、オイラが写したもので、お気に入りの一枚である。ホテルの近くからこうやって見えたのである。
しかし、これは孤高の山である。
辛いであろうなぁと思う。なにしろ一人でぽつんとたっている。いつも拝見できるように、オイラの二台あるコンピュータのトップページを飾っている。だからいつでも見ている。見ているけど、同情しているのである。
しかし、あっと気がついた、今朝。
この山もまた裾野が広がっているのだ。そうなのだ。なだらかな山に支えられているんだ、ということにである。
昨日は疲れたので早く寝てしまったが、今朝、早く起きてコンピュータを起動したら、こんなことに気がついたのである。今更ながらである。今更。
昨日、在籍大学で社会教育講座があった。師匠の徒然草である。講談社から出ている学術文庫を使ってである。4冊ある。これは師匠の単独著書である。それを著者ご自身から直接教えていただいていて、感激してしまった。社会人が10人、プラス学生のオレがいたから余計たのしくなった。みんな勉強が好きなのだよ。中には90歳の男性もおられた。
これである、これ。
こういう姿こそ生涯学習の極地である。
連続で受講されているご婦人もいて、顔なじみである。
そのご婦人ともろもろの会話を楽しみ、最後に「オトコの人は、家にいないほうがいいわよ」と云われて大笑いをしてきた。そうだなぁ~♬。まったくそのとおり。「奥様は、なんかに夢中になっているご主人の方がいいのよ」とものたもうた。然りである。居ない方がいいとまでは云われなかったけど(^_^)
そうなのだ、今日もオイラは家にいない。
これから千葉市に行く。
郷土史の歴史探訪会である。
つまり出かける。
家にはいない。
それでいいのだ、それで。
それでも、オレは麓の山に支えられているマッターホルンのことを忘れまいぞ。
わはっははっはははっははっはは。