布施明のコンサートに行ってきた。
大都会の成田にクルマで行ってきた。田舎モンだから、成田ですらビビっていた。道路がでかいから、右左折に気を遣う。オレの居住地のような、一本道はなかなかないのである。(^0^)
そんなことより、布施明おにーさま(大兄)の声に、圧倒されてきた。そして美声に。さらにあまりのイケメンぶりに。あれで、オレより年長なんである。67歳である。マイッタね。美男はどこまでいっても美男である。在原業平みたいなもんである。能の「井筒」と一緒である。今日、千駄ヶ谷の国立能楽堂でやっていたそうだが。こっちも行きたかったが、布施明のコンサートはwifeと一緒だから成田にするしかない。
しかしである。合計で40曲以上歌ってくださったと感じているのだが(数えていなかったのでよくわからない)、テーマがよかった。実によかった。
ずばり「愛」と「前進」である。布施明大兄の歌のテーマは。
あの年で、「愛」だなんてオレが云ったら笑われる。ま、オレは酩酊するとカラオケでこれまた小椋佳大兄の「少しは私に愛をください」っていうのを十八番にしているから、歌うけど。布施明大兄の歌は、愛は愛でも受け身の愛ではない。積極的な愛である。こいつはたまげた。67歳でっせ。67歳。すげぇなぁと思ったよん。また、そういう言葉を使っても似合うというのが、許せないですな(^0^)
着ているモノもシックでなかなかのものである。
決して派手ではない。さすがに、アメリカの女優オリビア・ハッセーが布施明大兄に惚れて結婚もしただけのことはある。それに、人格がおそらくかなりの高レベルにあるのだろうと感じさせられる会話術。術であることがわからないほど、上品である。
「前進」というのも感じてきた。「もう少し」「あと一歩」前進するということを彼の歌で教えていただいたよん。仕事もそう、生き方もそう、愛もそう。死ぬまで前進することを教えていただいたよ。
最初から失敗を予想して、予防線を張って、どこにでも逃げられるようにしていたんじゃ、アカンですなぁ。じじいになっても前進ですな。だって、オレより先輩の布施明大兄がそうやって歌っているのだから。
会場は、成田国際文化会館というのだけれども、ひとつだけ笑ったことがある。
客席は、99.99%中高年ばかりであったのだ。
冗談でも、10代とか、20代、30代はいなかった。もしかしたら、40、50代もいなかったかもしれない。ファンも年を取ったのである。そういうファンに、「愛」と「前進」を説く布施明大兄は、なんという神のようなお方なのだろうかと帰ってきたのである。
明日から、またオレも精一杯頑張れるというもんじゃ。
それにしても、布施明大兄の洋楽、ジャズ系統の歌は良かったよ。もともと、オレはこっちも好きなので。(^-^)/
いい一日でした。
じゃぁ~(;_;)/~~~