人生は冗談でできている。マジにそう思う。
どんなに用意周到に、計画を立てて生きていても思うとおりにならない。結婚がそうではないか。用意周到に計画を立てて、この男なら(女なら)と結婚したではないか。たぶん大丈夫だろうと思って一気に突っ走るわけである。そして、実際に生活をしてみたら違っていたわけである。むろん、中にはシアワセ絶好調という御仁もいるだろうけど(^0^)。
およそ世の中のことを知らないで、一気に一緒になっちまうからこうなるのだ。もっとも、大人になって世間のことをよく知るようになったら一気に突っ走るということはやらないだろう。やるわけない。世間をよ~~~~く知ることになったら、危険なことはいくらでもあるからだ。損得勘定だけで生きていくのは、あまり賛成できない。しかし、危険は回避したほうが良い。結婚にはシアワセもあるかも知れないが、危険もあるからだ。そこのところだけは、用意周到に考えた方が良いと思っているからだ。
結婚前の若い男女は(再婚も含めるとそうとも言い切れないが)、幻想にだまされているのだ。シンデレラ幻想である。あるいは、幸せな家庭を持てば仕事も充実して趣味の世界にも邁進できると勘違いしてしまう。
独居老人の知人がいるが、彼は年金も親の遺産も自分だけで使っていて、まさに自由自在に生きている。海外旅行もかなり行っている。うらやましい限りである。なにしろ収入は全部自分のためだけに使えるのだ。そのことをボキにも自慢してくる。そして、ボキを哀れんでくる。ボキは全部家人に管理されているから、お前になんか自由がないと言うのである。
確かにそうだ。自由はない。でも、負け惜しみになるけど、ボキには苦労したおかげで唯一良かった点がある。子どもたちはそれぞれ独立して家を持って、なんと3人の孫までボキにはいるのだ。これだけはその独居老人には負けないのじゃよん。
さらにある。それは病気になるのも、ある意味必然性がそうしたのであろうと思っているからだ。病気になる理由というのは、確かにある。あるから病気になるわけだ。酒の飲み過ぎやたばこ。ストレス。
しかしである。病気になるのも冗談でなると思えば、けっこう気楽である。なっちまったものは仕方ないではないか。
それをである。深刻に考えて、病気になったらどうしようと心配ばかりして、予防ノイローゼになったらアカンでっせ。長寿は好ましいことであるが、まったく病気にならないで長寿を楽しんで生きている老人もいないのだから。ある程度の病気経験者が長寿になっているのだ。一病息災と言うではないか。病気の経験者だからこそ、健康に留意していくのだ。
冗談で生きて、冗談で結婚して、冗談で病気になって、冗談で就職して、冗談で出世して、たどり着いたら定年退職。
それこそ歌の台詞ではないが、「冗談じゃねぇ~~~~」である。
冗談では無いのが、唯一ある。
それは「誰でも死んじゃう」ということである。これだけは、冗談ではない。真実である。だからこそ、充実した生き方をしていきたいものである。
今日は、これから大腸カメラをケツから入れられる。自分から希望して入れてもらうのだ。冗談では無い。マジにである。
長生きしたいからである。
死ぬまでは。
わははっははっはははっははっはははっははっはははっははっははは。
BYE-BYE!