外出禁止になっているから、なにもすることがない。不要不急の用事以外は出かけちゃアカンと言われているからだ。もっとも、ボキ、存在自体が不要不急だが。
それにしても、近くにある大きなスーパーで高校生らしき若者が、研修生というネームプレートをつけてバイトをしているを見つけたのだが、違和感がなかった。生活必需品を買うのはしかたないから外出禁止とはなっていないようであるから出かけたが。むろんクルマであるけど。
なぜか。コロナをなめているのかもしれないが、家にじっとしていられないからだろう。それはそれでおおいにわかるような気がする。それに学校に来ちゃいけないとなったら、バイトでもしようかという発想自体はわかる。
新聞配達しながら高校に行っている苦労人もいるだろうからである。それにしても、コロナにはかかるなよと言いたい。じっとしていて、鬱になってもいたしかたなしだけれども。ちょいと心配であるから。
昨日Amazonから来た文庫本「病が語る日本史」(講談社学術文庫)を読んでいた。読んでいたら面白くて止められない。大学院から送られてきた基本資料を読まなくちゃアカンのだが、そっちはほったらかしてこの文庫を読んでいた。感染症の歴史である。酒井シズ先生(順天堂の教授)が書かれている。ドクターである。医学史がご専門であるとのことであった。平安時代のそうそうたる大物貴族も感染症で次々と亡くなっているから、面白かったのである。
日本史を感染症の「視点」から、もういちど見直すというのもありかも知れないと思った。インターネットで調べてみればいくらでも出てくるだろうから。だから高校生諸君に申し上げたい。バイトもいいが、やれることはたくさんあるってぇことを。学校の先生たちより詳しくなるかもしれない。なぜなら、受験のためだけの知識ではないからである。
現代でも、コロナが制御不可能な感染症になっている。こっちはもっと怖い。現実的に、死ぬかも知れないという恐怖があるからである。ジジイになっても、死ぬのは嫌だからだ。
まだまだやること、やれることはたくさんあるからだ。
BYE-BYE!