能力は枯れないのだから、人目をはばかることなく、新たなことにチャレンジせ~って教わったよん
昨日、バイト先の大学で集中講義を拝聴してきた。さすがに碩学。こういうふうに講義というモノはやるのだという手本、見本であった。日頃お世話になっている某大学教授から来ないかと言われて伺っただけであるのに、講義まで受けさせていただいたことに感謝して帰ってきた。もっとも、集中講義全部拝聴していたらこっちの身が持たないから、一コマのみであったが。昼食を挟んでいたので、教授の先生方三人と一緒に昼食もいただいた。こういうフランクな関係性がないと、なかなか胸襟を開くというわけにはいかない。されど、礼儀は守る。当たり前である。私なんぞと住んでいる世界が違いすぎる。だから、謙虚にすることである。それだけは守っている。
帰ってきて、さすがに疲れてしまったので、ちょっと仮眠した。
で、夕方、録画していたビデオを見た。NHKの「団塊スタイル」という番組である。録画したのは、再放送であった。【再放送】6月26日(金)とNHKのホームページに書いてあった。
そのホームページに以下のように番組の紹介がしてある。引用してみよう。
年をとっても脳は枯れない。生き方次第では、脳は活性化することが分ってきた。今回は、記憶力のテストなどで、老いても記憶力に優れた人の共通点を探り、耳での記憶や集中力など、テストを行い調べながら、脳を活性化するためのヒントを探る。
【出演】ささき いさお さん / 加藤 俊徳 さん(医学博士)
【再放送】6月26日(金)
内容がなかなかすばらしい。評論家の吉沢久子先生のことにはエラク感動した。97歳。まだまだ現役である。一人暮らしで、食事も全部ご自分で作る。そして原稿書きもしておられる。ちなみに、「吉沢 久子(よしざわ ひさこ、1918年1月21日 - )は日本の評論家。東京都出身。文化学院卒」とウキには書かれている。あっと思った。若いころの吉沢先生は、テレビで見知っていたからである。
さすがである。
97歳になっても脳が現役なのである。
その番組をずっと見ていた。おもしろうてならぬからである。そして、能力というのは慣れが一番怖いというような話になった。脳は、ルーティンワークばかりやっていると、慣れてしまって惚けるというのである。少なくとも私はそう解釈した。NHKの言いたいことを。
これはこれは。
戒めである。
特に男性である。50代半ばとなって管理職になると、仕事というのは、右から左へとただ流すだけで自分ではやらなくなるから、惚けるのであるということである。簡単な仕事、繰り返してやっている仕事というのは、確かに慣れがある。だから、脳の活性化につながらない。
爺婆になっても、脳は成長するのだそうだ。
大きな援護射撃であったですなぁ~。私のようなおバカキャラの爺にもである。ま、同じおバカキャラでも、私の方はミニスカートなんかはいていないけどねぇ。わはははっはははは。
しかし、ありがたいこと限りなし。
もっとこの番組からは、得るところがたくさんあった。
つまり「慣れない」ということならば、老人になってもドンドン新しいことにチャレンジしていけばいいということを学んだのである。
語学もそうだ。中国語もマスターできないだろうけれども、記憶しようとするその営みが重要だということである。これこそたとえどんなに嘲笑されようとも、私の場合、中断してはならない営みである。そう改めて思った。
それこそ生涯学習である。
そうなのである。人目をはばかることなく、新たにチャレンジせ~よ!と言われているのである。これはホンマにありがたい。
英単語の学習もそうだ。英語も毎週二回は塾で生徒と共に学んでいるから、気が抜けない。まさか、50年も前の高校時代の知識だけで勝負はできない。基礎はその時期にあるから、母校には感謝しているのだけれども。
国語は専門である。こっちの方が危ない。つまり、「慣れ」である。専門だから、勉強しなくなってしまう。これこそ惚ける原因になる。
中国語だとか、英語だとか、中世日本文学だとか、あちこちかじっていないで絞りこんでいきなさいよと言われることもある。英語だって、海外旅行に役立つからそれ一本に絞って勉強したほうがいいんじゃない?っていう論理である。古女房ドノの台詞である。
アカンですなぁ。
絞って勉強する、あるいはターゲットを明確にして、目標をきっちりしてから専念するというのは現役時代の話である。もう、そんなことは遅い。利益を生むために勉強をしているというレベルの話である。
私はそれ以下である。なんといっても「惚け防止のために学んでいる」だけだからである。だから、絞る必要がない。ターゲットもない。目標もない。利益なんか金輪際関わりたくない。メリットとか、デメリットなんていう言葉は、私の電子辞書にはないのである。まったく考えていないからだ。そんなくだらないことは。
上司のために勉強しているのではない。評価されて、今度係長にしてもらおうというスケベ心からやっているのではない。
何をいまさら基地外のようにやることがあろうか。
全部終わったのであるから。
趣味でいいのである。
惚けなければそれでいい。たとえ、惚けてもそれはそれでショウがない。
全ては盛者必衰の公式どおりであるからだ。
仕方ない時は、それを甘受するしかない。それまでは、やりたいことをやって生きて行くだけである。
さ、けふは良い天気である。
Gymに行くしか用事がない。あとは、ショッピングにつきあうか。
外は、暑そうだしなぁ~。
じゃぁねぇ~
(^_^)ノ””””