トヨタとBMWの提携
2011年12月5日(月)
トヨタとBMWが提携します。数年前にはトヨタがミニに載せるディーゼルエンジンを提供していたことがあるので、両者は良好な関係だったのかも知れません。
内容は、トヨタがBMWのディーゼルエンジンの供給を受けるということ、及びリチウムイオン電池とか次世代環境技術開発を共同で行うというものです。
正式発表の前のマスコミの予想では、トヨタがハイブリッド技術を提供するというのがありましたが、予想に反してありませんでした。BMWはハイブリッドではプジョー・シトロエングループから技術提供を受けるという提携を行っているので、それがネックになったのでしょうか。
それにしても、トヨタがBMWのディーゼルエンジンを載せるというのは、トヨタにとってメリットが大きいと思います。(もっとも値段しだいでしょうけど)
トヨタは、ディーゼルエンジンは環境規制の面から今後普及は困難とみて、開発を行っていません。
いすゞと資本提携し、開発する計画があったのですが、反故にしてしまいました。これだから、いすゞがVWに狙われるようになったのです。
それはともかくとして、ディーゼルエンジンが将来的に生き延びることが難しいとしても、今ヨーロッパではディーゼルエンジンが主流なので、どこかから調達しなければ車が売れないということでしょう。
一方、BMWのメリットは何でしょうか?
ハイブリッド技術の提供を受けるということであれば、メリットはあると思いますけど、たちまちないように思います。
ということは、次世代環境技術では、トヨタの方がBMWより先行しているということでしょう。
トヨタの内山田副社長は将来の資本提携について可能性を否定しませんでした。
ダイムラーがルノー・日産と資本提携をしましたが、トヨタとしてもこのことが大いに気になるはずです。今回のBMWとの提携は、敵の敵は味方という図式になったようです。ダイムラー・ルノー・日産連合の行方次第では大いに資本提携の可能性があるのではないでしょうか。
自動車業界の合従連衡は、ダイナミックに行われますが、これからの台風の目は現代でしょうか。現代がどこのメーカーと提携するか、非常に注目に値します。私は現代はBMWと提携すれば面白いと思っていたのですが・・。
ホンダの行方も気になります。アメリカ市場でアコード、シビックがさっぱりで、業績が大きく落ち込みそうです。相対的に存在感が小さくなっていってます。
合従連衡により、強者が弱者を駆逐します。これが資本主義の本質です。豊田章男社長の言うような、「公益資本主義」といった優しいイメージではありません。
2011年12月5日(月)
トヨタとBMWが提携します。数年前にはトヨタがミニに載せるディーゼルエンジンを提供していたことがあるので、両者は良好な関係だったのかも知れません。
内容は、トヨタがBMWのディーゼルエンジンの供給を受けるということ、及びリチウムイオン電池とか次世代環境技術開発を共同で行うというものです。
正式発表の前のマスコミの予想では、トヨタがハイブリッド技術を提供するというのがありましたが、予想に反してありませんでした。BMWはハイブリッドではプジョー・シトロエングループから技術提供を受けるという提携を行っているので、それがネックになったのでしょうか。
それにしても、トヨタがBMWのディーゼルエンジンを載せるというのは、トヨタにとってメリットが大きいと思います。(もっとも値段しだいでしょうけど)
トヨタは、ディーゼルエンジンは環境規制の面から今後普及は困難とみて、開発を行っていません。
いすゞと資本提携し、開発する計画があったのですが、反故にしてしまいました。これだから、いすゞがVWに狙われるようになったのです。
それはともかくとして、ディーゼルエンジンが将来的に生き延びることが難しいとしても、今ヨーロッパではディーゼルエンジンが主流なので、どこかから調達しなければ車が売れないということでしょう。
一方、BMWのメリットは何でしょうか?
ハイブリッド技術の提供を受けるということであれば、メリットはあると思いますけど、たちまちないように思います。
ということは、次世代環境技術では、トヨタの方がBMWより先行しているということでしょう。
トヨタの内山田副社長は将来の資本提携について可能性を否定しませんでした。
ダイムラーがルノー・日産と資本提携をしましたが、トヨタとしてもこのことが大いに気になるはずです。今回のBMWとの提携は、敵の敵は味方という図式になったようです。ダイムラー・ルノー・日産連合の行方次第では大いに資本提携の可能性があるのではないでしょうか。
自動車業界の合従連衡は、ダイナミックに行われますが、これからの台風の目は現代でしょうか。現代がどこのメーカーと提携するか、非常に注目に値します。私は現代はBMWと提携すれば面白いと思っていたのですが・・。
ホンダの行方も気になります。アメリカ市場でアコード、シビックがさっぱりで、業績が大きく落ち込みそうです。相対的に存在感が小さくなっていってます。
合従連衡により、強者が弱者を駆逐します。これが資本主義の本質です。豊田章男社長の言うような、「公益資本主義」といった優しいイメージではありません。