団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

最高賃金

2012-07-01 07:23:21 | 社会
                           最高賃金

                                                    2012年6月15日(金)

 半年前くらいでしょうか・・。職場の同僚に「最高賃金」について説明しました。一笑に付されましたけど・・。

 「最高賃金」とは「最低賃金」の百倍までにするというものです。
 いま、最低賃金は700円台ですけど分かり易く丸めて800円とします。すると年間では、800円×8時間×20日×12月=1,536,000円となります。
 したがって、その百倍ですから、最高賃金は1億5,360万円となります。


 ここで文句を言うのは、日産のカルロス・ゴーン社長でしょう。現在ゴーン氏の年俸は約10億円です。それが、1億5,360万円に切り下げられるのですから。
 ゴーン氏は声を大にして主張するでしょう。「私の働きに見合った報酬を得るために最低賃金を引き上げよ!」と。


 最低賃金を引き上げるとどういうことになるでしょうか。人件費が増加するので企業の収益が減少し、企業収益に連動する形のゴーン氏の報酬は減るということになります。

 つまり、何時かどこかでバランスがとれることになるので、私はこれぞ正しく経済原理が働くことになると、自負していたのであります。V(^-^)V



 まぁ、こんなバカな話は、誰も相手にしないでしょう、と私自身自信がありました。



 ところがどうでしょう。フランスのオランド政権がやってくれたのです。
 フランス政府が打ち出した基準は、政府出資企業のCEOの給与を正規社員の最低賃金の20倍までに抑えるというものです。

 その結果、電力公社のアンリ・プログレオCEOの年間給与159万ユーロ(約1億5900万円)は約50万ユーロへと約70%削減されることになったのです。


 政府出資企業の高額役員報酬にメスを入れるということで実施するもので、政府が株式を保有している自動車のルノーなどの名があがっていますので、ルノーからも高額報酬を得ているゴーン氏は気が気ではないでしょう。そのうち日本でも導入されはしないかと・・。
 


 ちなみに「百倍」としたのは、テストが百点満点が一般的だからです。0点の人もいますが、0と百点では倍率がでませんので、0点に1点をかさ上げしたのです。
 まぁ、こんないい加減な方式ですが、私としては理念は立派だと自負しているのであります。
 すなわち、人間の能力差なんてそんなにあるものではない、と。(^_^;)
 



 一応ゴーンさんの言い分も載せます。





(2012年7月25日、追記)

 ゴーンさん、次のようなご意見もありますよ。




コメント
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